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葬儀

2024.04.30

お墓用線香立て 金額相場と選び方も紹介!

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お墓参りに行くと、必ずと言っていいほど線香を手向けてご先祖様に手を合わせます。
そして私たちはお墓参りの度に、線香立てを利用しているのです。

ところが、ほとんどの人が意識せずに使っているために、線香立てのことをよく分かっていません。
ではお墓の線香立てについて、その種類や機能そして価格などを詳しく紹介していきましょう。

お墓の線香立ての種類
線香
今の日本では、お墓の 線香立てのタイプは2種類 に分かれています。
それは宗派によって線香の手向け方が違うことや、地方によっては決まりが違うことが要因です。

立てるタイプ
日常では線香を立てるタイプを、よく見かけるかもしれません。
というのも 浄土真宗以外の宗派では、全て1本から3本の線香を立ててあげる ためです。

しかし最大の宗派は浄土真宗ですので、地域によっては線香を寝かせる横置きタイプのお墓が、目立つ場合もあるでしょう。
一輪挿しのようなものから、香炉まで いろいろな線香立てがあります。

横置きタイプ
浄土真宗では、一般的に1本の線香を真ん中から折って横に し、火の付いた方を左にして線香をあげます。
線香が無かった時代に、灰に溝をこしらえそこに香を並べて点火して、長く香を焚いた名残と言われています。

実際には、横にするため線香立てというよりも、 線香皿や香炉 が広く使われています。
陶器や金属製など、デザインや素材に多くの種類があります。

お墓の線香立ての選び方①素材
線香
お墓の線香立てによく使われる素材とは、どのような物があるのでしょうか。
次の3種類の線香立てについて、それぞれ特徴をお話しします。

ステンレス製
石製
陶製
ステンレス製
雨風に強く重さも適切で、デザインも豊富 です。
金属特有の光沢が、お墓にマッチするか、好きかどうかで好みが分かれそうです。

立てるタイプも横にするタイプもあり、ローソク立てとセットになっているものもあります。
また、ステンレス製以外に、ブロンズ製の渋い線香立てもあります。

石製
石製の線香立ては、加工の自由度がそれほど高くないため、バリエーションは多くありません。
しかしながら、 お墓の墓石との相性がよい ので、その点を気に入って使われています。

花崗岩の 大島石や御影石が多く 用いられており、その形状は香炉型が多いです。
また石材は、ステンレス製などの線香立ての台座として使われることが多いです。

陶製
陶製の線香立ては、 色やデザインが豊富できれい ですが、室内向けが多く、屋外のお墓で使えるものは限られています。
サイズの割に重量が軽いため、 風で飛んだりする懸念や、割れる可能性 もあります。

陶製の線香立てには魅力的なデザインの香炉がありますが、屋外使用時の安定性を考慮すると、線香を横にして使う 線香皿が安心 です。

お墓の線香立ての選び方②性能や見た目
線香
線香立ては、お墓という特別な場所で使うことを、考慮しなくてはなりません。
頻繁に訪れることが難しく、屋外で野ざらし 、また近くに他家のお墓があることが一般的です。

以下の3点に絞って検討してみましょう。

屋外での耐久性
お墓との統一感
お墓掃除のしやすさ
屋外での耐久性
墓地にあるお墓という場所で、線香立てはローソク立てと共に、一年中野ざらしで使います。
直射日光や風雨に強く、強風に対して安定し、雨水が溜まらない構造が重要です。

材質だけなら 石材が一番でしょうが、ステンレス製の線香立ても高い耐久性 を有しています。
ステンレス製の場合は、お墓にどのように固定するのかを、よく検討する必要があります。

墓参りの時期の限られた期間だけ設置するなど、ずっと放置しないのなら、陶器製も選択肢の一つになります。

お墓との統一感
お墓との統一感では、 石材製の線香立てがお勧め です。
次点がステンレスとなりますが、陶製と比べて見慣れているからかもしれません。

ここは好みが分かれる所ですが、ステンレス製の線香立ては台座に石材を使ったり、直接お墓に固定したりしますので、一体感があるとも言えるでしょう。
また陶器製の線香皿の中には、雨風を避けるため石材をくりぬいた中に設置するものもあります。

お墓掃除のしやすさ
掃除のしやすさなら、 ステンレス製がよい でしょう。
脱着できて掃除が簡単なタイプを検討すればよいでしょう。

一方で、 形状がシンプルな石材もお墓掃除がしやすい と言えます。
但し重量が結構重いので、掃除の時に用心しなくてはなりません。

お墓の線香立ての選び方③設置方法別
線香
線香立てをお墓に設置する幾つかの方法について、具体的なお話をしましょう。
これから紹介する3点の特徴を理解して、しっかり選定していきましょう。

墓石埋め込み型
据え置き型
外付け
墓石埋め込み型
墓石埋め込み型は、 線香立てをお墓にしっかり固定できる ことが、一番の強みです。
具体的には墓石に穴をあけ、そこに台座を埋め込んで固定した上で、線香立てを台座に固定します。

台座に固定する方法としては、ネジ式、バネ足式、両面テープ式などがあります。
ステンレス製の線香立てでよく採用されますが、設置後のことを考慮すると、 掃除が容易な脱着方式 をお勧めします。

それ以外には、脱着しない接着式、アンカー式や、台座の上に置くだけの、おもし式、中入れ式などがあります。

据え置き型
お墓の上にただ単に置くだけ の据え置き型は、本当に簡便な線香立てになります。
石材のように重さが十分あれば、そのまま置いて帰れますが、ステンレス製や陶製の線香立ては、墓参りを終えたら持って帰る方が安心です。

お墓をこれ以上加工したくない、穴をあけたりしたくないなら、この方法が一番シンプルです。
ただ、親戚縁者が別の日にお墓参りに訪れた時に、線香立てが無いという事態が発生します。

外付け
お墓とは独立した線香立てを、手前に造って設置する のが外付けです。
設置スペースを考慮しながら、石で香炉を作成します。

風雨対策として屋根付きの香炉にしたり、ローソク立てなどと一緒にあつらえる場合もあります。
通販では香炉セットという名前で、外付けの香炉が安価に出回っていますが、お墓とのデザインを重視するなら石材店に頼むと安心です。

お墓の線香立ての金額相場
お金 相場
お墓の線香立ての価格については、その材料やデザイン、そして規模などに大きく依存します。
ステンレス製の線香立ては、数千円から2万円程度 で販売されており、通販では更に安く購入できます。

石材の場合は通販でも5万円以上するものがありますが、 石材店などで注文すると10万円をはるかに超える 場合もあります。
当然のことですが、予算に応じて購入を検討して下さい。

予算も大きな要素ですが、その線香立てが、 目的に合った物かどうかが大変重要 になります。
価格に左右されて、機能や性能、デザインなど見落としては、残念な結果になってしまいます。


より良いお墓の線香立てを選んで供養しましょう
ここまで紹介してきましたが、お墓にある線香立ての種類が、たくさんある事をお分かり頂けたでしょうか。
その材質やデザインで、 大きさかから価格まで全く違って しまいます。

特に、お墓という屋外で使用する線香立てですから、何より 風雨に強いもの をおすすめします。
好みでデザイン優先・軽量の線香立てにするなら、お墓参りが終わったら持ち帰るべきでしょう。

ご先祖様へ線香をあげるための、重要な線香立て ですから、しっかり目的に合った製品を選びましょう。

お線香をあげる意味に関しては、こちらを参考にしてください。

お線香をあげる意味とは?宗派別のあげ方も紹介!ポイントや注意点も

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