icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc
SEARCH

趣味

2024.04.30

【シニア・介護向け】おすすめのトイレ手すり 設置費用や助成金も紹介

  • facebook
  • twitter
  • LINE

日常生活の中で欠かせないトイレですが、立ち上がる時の腰や足の負担を考えて手すりを利用される方は多くいます。
今、ご自宅のトイレに手すりがついていない方でご自身の老後やご家族の為に手すりを検討されている方も多いのではないでしょうか。

トイレの手すりをご検討されている方の参考になる、トイレの手すりの必要性やおすすめのトイレの手すりをご紹介します。

高齢者には手すりが必要
高齢者の不慮の事故のトップ3に「転倒・転落」が入っています。
高齢になり足腰の老化により起こりやすくなる事故ともいえます。

事故の6割は住宅居住場所で発生している
救急搬送された高齢者の8割が転倒・転落であることがわかっています。
転倒・転落の6割は住居等居住場所で起こっています。

長い時間を過ごす自宅だからこそ、事故が起こりやすくなっています。
住宅等居住場所で起こる転倒事故で亡くなる事故も増えています。

死亡に至らないまでも、その後の生活で介護等が必要になるケースも少なくありません。
住宅等居住場所で起こる転倒・転落の事故は全体の件数も多く65歳以上になると急激に増えてきます。

トイレも事故要因となる
転倒事故の中でもトイレで転倒事故は1000件を超えています。
65歳以上の方の4人に1人は住宅等居住場所で転倒したことがあると言われています。

そのうちのほとんどが夜間に起きている転倒事故です。
日中は問題なくても、夜間の暗い中での移動やトイレでの立ち座りが転倒の原因になる可能性があります。

高齢者の転倒は骨折になりやすく、太ももを骨折することで寝たきりの生活になる事故になる場合もあります。
トイレに手すりを設置することで避けられる可能性があります。

万が一、転倒してしまっても、手すりがあることで大きな事故にならないこともあります。
事故が起こる前に、手すりを付ける事が必要です。

トイレの手すりの選び方
トイレの手すりを設置する場合、トイレの手すりには種類があるので必要に応じて選びましょう。
トイレの手すり一般的な種類は6種類です。

水平型
I字型
L字型
可動式
システムタイプ
波型タイプ
水平型
トイレの地面に対して水平に設置する手すりで、 一般的な手すりは水平型です。
短い距離の歩行・動作の補助をすることができます。

**高さが合わないと、咄嗟に掴んだ時に体が安定しにくくなり危険です。**
水平型のトイレの手すりを設置する場合は高さを考慮する必要があります。

I字型
トイレの地面に対して垂直に設置する手すりです。
アルファベットの「 I」の字の形状をしています。

立ち、座りの動作を補助することができます。
姿勢を安定させる効果があります。

L字型
水平型とI型が一緒になったトイレの手すりです。
アルファベットの「L」の字の形状をしています。

立ち、座りの動作を補助をすることができます。
大きさによってはトイレットペーパーが取りにくくなる場合がありますので設置位置は考慮が必要です。

可動式
必要な時だけ手すりを引き寄せ、出して使うタイプのトイレの手すりです。
利用しない時は省スペースになりますので、トイレのスペースや車椅子の乗降時のスペースを確保することができます。

しかし、毎回手すりを出し入れする事を手間に感じる方もいらっしゃいます。

システムタイプ
工事不要で、便器で固定することで設置することができるタイプのトイレの手すりです。

バリエーションが多く、身体の状況に合わせて調節できるものもあります。
肘掛けや背もたれもついているものもありますので、用途によって選ぶことができます。

波型タイプ
手すりの持ちやすさに特化したトイレの手すりです。
1本の手すりに垂直部と水平部があり、握りやすく滑りにくい構造になっています。

トイレに手すりを設置する際のポイント
ポイント
元々トイレに手すりがなくこれから設置したい場合は事前に確認が必要な項目があります。
手すりを購入する前に自宅のトイレに設置可能か確認しましょう。

壁の状態を確認する
壁の状態を確認する
壁に手すりを設置する場合、トイレの壁のどこにでもネジで固定できるわけではありません。
まずは手すりを設置するトイレの壁の状態を確認します。

壁の裏側には柱が配置されています。
その柱に合わせてネジで手すりを固定する必要があります。

設置したい手すりのネジの位置が柱の位置に合わない場合があります。
取り付けが難しい場合は補強板を取り付け、そこに手すりを設置する場合もあります。

また壁に穴を開けるのに抵抗がある場合や賃貸の場合は便器で固定するタイプのシステムタイプのトイレの手すりもおすすめです。

素材・サイズを確認
トイレの手すりといっても素材やサイズは様々です。

持ちやすさや、手の大きさによっても使いやすい手すりは人それぞれです。

滑りにくく握りやすい素材やサイズの手すりを選びましょう。

手すりの素材

ステンレス
プラスチック
アルミ
樹脂
ステンレスは丈夫でさびにくい為、屋外でも使われています。
また防水加工されていない木の手すりは濡れた手で触ると劣化の原因になります。

商品によっては滑り止めや防水の加工がされているものもあります。

手すりのサイズ
手すりを選ぶ際に重要なのは手すりの握りやすさです。
一般的に直径2.8cm~3.5cmのものが握りやすいと言われています。

手すりが太いととっさに体を支える時に握りにくく危険です。
円形断面の手すりは握力が弱くなっても握りやすいのが特徴です。

公共の場の手すりは、利用者が軽く触れる事が多い為少し太めに作られています。
実際に高齢者の型がとっさに体を支えるには向いていません。

手すりの太さを選ぶ時は、手すりを握った時に軽く指先が触れる程度の太さがいいといわれています。
実際に握ってみて、握りやすいサイズや素材を選ぶのがいいでしょう。

使用者の動作に合わせる
トイレの手すりはこれからも長く利用するものなので、現在の状況はもちろん、今後の環境も考えて選ぶのがいいでしょう。
手すりの使い方は利用者の身体の状況によって変わります。

自力でトイレに行けるのか
車椅子の利用はあるか
自宅での介護の必要
上記を考慮し、手すりを選ぶことをお勧めします。

立ち座りの動作へのストレスの軽減や、いざという時にケガを防いでくれる大切なトイレの手すりです。
自分で手すりを選ぶのが難しい場合はケアマネージャーや店舗に行って相談してみましょう。

トイレのスペースを確認する。
スペースによっては手すりを設置することでトイレが使いにくくなる場合があります。
介護者がいる場合や車椅子を利用している場合は、そのスペースの確保も必要になります。

トイレのスペースが心配な場合は可動式や高さ調節機能がついている手すりがおすすめです。

  どんなに使いやすいトイレの手すりでも、実際に利用するトイレのサイズに合っていないとトイレ自体が使いにくくなってしまいます。
事前にトイレのサイズを測り、トイレに合った手すりを使うことが大切です。

トイレの手すりの設置にかかる工事費用
お金 相場
自宅のトイレに手すりを設置する場合に手すりを購入して自分で取り付けることも可能です。
しかし、取り付けた壁の状態などによって強度が不十分だとかえって危険な手すりになってしまう場合があります。

手すり本体価格相場    
取り付けタイプ    ¥1,000~¥35,000
置き型手すり    ¥4,000~¥40,000
移動式手すり    ¥7,000~¥10,000
取り付け工事の料金は壁の素材や状態によって変わります。
取り付け工事の相場は¥20,000~¥75,000といわれています。

場合によっては壁を補強してから手すりを設置するので工事費用が高額になる場合があります。



トイレの手すり設置には助成金制度と介護保険を活用できる
トイレの手すりを設置する場合、一定の条件を満たした上で手続きを行う補助金を受け取ることができます。

対象
要支援1~2
要介護1~5
介護保険認定を受けている方であれば利用することができます。
介護認定度で限度額に差はなく、毎月の限度額の枠とは別で利用することができます。

助成金額
20万円までの介護リフォーム工事であれば、1割の負担で工事を行うことができます。
20万円の工事を行った場合は、負担金額は2万円となります。

助成金の支給は1人1回までとなります。
要支援、要介護の区分で金額は変わりません。

20万円以内であれば複数回に分けて分割で利用することができます。
1つの住所に要支援・要介護の方が複数いる場合には使用者ごとに支給限度額が支給されます。

手続き
介護保険認定を受ける
ケアマネージャーに相談
施工業者との契約
市区町村に申請書類を提出
施工・完成
工事費を支払い
市区町村に支給申請書類を提出
住宅改修費支給
市区町村に提出する書類
住宅改修費を受け取るには2回市区町村に書類を提出する必要があります。

施工前に提出する書類
工事の詳細が決まったら書類を揃えて申請します。
改修前の状態がわかる写真が必要になりますので、工事が始まる前に写真を撮ることを忘れないようにしましょう。

住宅改修費支給申請書
住宅改修理由書
工事見積書
工事図面
改修前の状況が確認できる写真等
支給申請をする時に提出提出する書類
工事が終わりましたら、住宅改修費の支給を受ける為の申請が必要になります。
内訳書や領収書が必要になりますので紛失しないように気を付けましょう。

改修前後の状態がわかる図面や写真
工事の領収書
工事費の内訳書
住宅の所有者の承諾書(所有者が異なる場合)
毎日使うトイレは手すりをつけて快適、安全に。
65歳を超えると転倒事故の件数が急激に増えることがわかっています。
事故が起きる前にトイレに手すりを設置しておきたいですね。

トイレの手すりにもたくさんの種類があります。
トイレのスペースや、現在や今後の身体のことを考えてご利用者に合うトイレの手すりを設置したいですね。

助成金を利用できる場合がありますので、トイレの手すりの設置を検討されている方はお問い合わせしてみましょう。
毎日必ず、利用するトイレだからこそ、安心してストレスなく利用したいですね。

RELATED