高齢者向けの脳トレとは?簡単にできる頭の体操の魅力を解説!
高齢者の認知症予防に効果があるため、楽しみながら脳を活性化できる脳トレが注目を集めています。
頭を使うパズルやクイズ、指の体操、手を使う手芸など、脳トレにも様々なタイプがあります。
認知症予防になるだけでなく、日々の暮らしに張りが出て、笑顔になる機会が増える効果も期待できます。
脳トレの種類を紹介し、さらにそれぞれの特徴と魅力を解説していきましょう。
高齢者向けの脳トレなら手軽に始めやすい
簡単に手軽に、そして気軽に始められるのが高齢者向けの脳トレです。
ひとりでできるもの、みんなで楽しむもの、様々なタイプがあります。
脳トレという言葉を聞いただけで、なんとなくめんどうくさそうなイメージを持ってしまうかもしれません。
しかし、1度やってみると、その楽しさにやみつきになるケースがたくさんあります。
頭を使うだけでなく、声に出したり、手や指を使ったり、全身を使ったり。
多種多様な脳トレがあるので、自分の興味に合わせて、選ぶことができます。
高齢者向けの脳トレは特殊な技術や知識が必要なものはまずありません。
誰でもが楽しめるのが最大の特徴だからです。
耳が遠くなってしまった、目がよく見えないという方にもぴったりの脳トレもあります。
きっとそれぞれの方に合った脳トレが見つかるはずです。
高齢者向けの脳トレの効果
高齢者向けの脳トレには様々なメリットがあります。
代表的なメリットを4つあげていきます。
感情をコントロールしやすくなる
豊かな感情は人生を彩ってくれるものです。
が、年とともに怒りっぽくなってしまうことがあります。
性格が変わったわけではなく、脳の機能が衰え、感情を抑制できなくなったことに起因することが多いのです。
パズル、クイズなど、様々な脳トレで脳の機能を刺激することで、防げるケースも多々あります。
認知症の予防になる
脳トレをやることによって、記憶する、思い出す、考える、選択するといった局面が出てきます。
脳が刺激されるため、認知症の予防、軽度の認知症の能力維持にもつながります。
重要なのは毎日続けること。
脳トレを継続することが、脳の活性化をもたらしていくのです。
楽しい時間を過ごしやすくなる
脳トレのトレはトレーニングの略語です。
トレーニングというと、きつい、苦しい、つらいといったイメージがあるかもしれません。
しかし、 高齢者向けの脳トレはレクリエーションの一環であり、楽しいものです。
クイズやパズルなど、簡単に答えられるものをクリアーすることでも十分です。
簡単な足し算であっても、十分、脳の刺激になります。
人との交流の機会が増える
大勢で一緒にできる脳トレは引きこもりがちな高齢者にこそおすすめしたいものです。
人と話す、笑うだけでも、脳の活性化につながり、気分転換になるからです。
人にとって、最大の刺激とはやはり人によってもたらされるものです。
たくさんの高齢者が集って脳トレをやることは一石二鳥、いや、一石三鳥、四鳥くらいのメリットがあります。
高齢者同士で共通の話題が生まれ、会話のきっかけになります。
ちょっとした競争意識が脳トレをやる励みにもなります。
高齢者向けの脳トレの種類
高齢者向けの脳トレにも様々なものがあります。
大きく分けると、次の6つになります。
手遊び
手遊びは文字どおり、手を使って遊ぶ脳トレです。
あやとり、折り紙、おはじきなど、指先を使うので、指の刺激にもなります。
指からの信号が脳に伝達させるので、脳の活性化にもつながります。
また、手遊びは子どものころにやっていたことがあるという高齢者も多いに違いありません。
高齢者になじみのあるゲームなので、始めるにあたってのハードルも低くなります。
昔を思い出して、みんなでワイワイ楽しくやるのもいいでしょう。
ハンドメイド
お裁縫、編み物、アクセサリー作りなどのハンドメイドも、指先を動かすので、脳にも体にもいいです。
自分のペースでできるので、高齢者が簡単に始めることができます。
また、 作り始めたものを完成させると、達成感もあります。
集中力のアップにもつながります。
読み書きドリル
思いだす、記憶する、考えるなどなど、脳の様々な箇所を刺激することができる脳トレが読み書きドリルです。
100マス計算、一筆書きドリル、漢字ドリルなどなど、様々なドリルが発行されています。
高齢者それぞれの好みに合わせて、好きなものを選んでやるといいでしょう。
クイズ
テレビ番組でもクイズ番組が多いことからもわかるように、日本人はクイズ好きです。
それは高齢者も一緒です。
昭和クイズ、むかしの歌謡曲のイントロクイズなどは脳に様々な刺激を与えてくれます。
昔のことがテーマとなっていると、懐かしさがわく高齢者もたくさんいるでしょう。
同世代だからこそ、わかる時代感覚を高齢者同士が共有するのは楽しい体験となるに違いありません。
パズル
パズルはじっくり考えるものが多いので、思考力が鍛えられます。
また、ひらめきも重要になってくるので、直感力も鍛えられます。
脳の様々な部分に刺激を与えることになるので、高齢者の脳のトレーニングに適しています。
また、 根気や集中力も必要とされるので、感情の抑制にもいい効果が期待できます。
体操
ついつい運動不足になりがちな高齢者の方に、特におすすめしたいのが体操です。
動くのがおっくうだという高齢者の方も継続して運動することで、おっくうさが解消されるケースが多いからです。
体を動かすことは、脳の活性化にもつながります。
高齢者にとっても無理のない運動は気持ちいいものです。
高齢者向けの脳トレできる手遊び|おすすめ6選
手軽にできる高齢者向けの手遊びのおもなものを6つ紹介していきましょう。
あやとり
あやとりは昔から行われてきた手遊びなので、子どもの頃にやったことがあるという高齢者の方も多いのではないでしょうか?
ひとり遊びもできますが、ふたりでやると、より楽しさが増します。
必要となるのは毛糸だけなので、手軽に始められます。
親指と人差し指でもをつまむ、回す、通す、開くなどの動作を繰り返すことが、指の運動になります。
次はこの形を作ろうとイメージして実践することが脳を活性化につながります。
ふたりで呼吸を合わせてやることは、そのまま楽しいコミュニケーションにつながります。
折り紙
折り紙も子どもの頃にやったことがある高齢者の方がたくさんいるのではないでしょうか。
千羽鶴、カエル、あやめ、チューリップ、紙飛行機などなど。
折り紙の角と角を合わせる、対角線上に折る、上下の辺を合わせて、半分に折るなど、複雑な指の動きが必要です。
折り目を付けるにはしっかり指に力を入れなくてはなりません。
指の様々な動きによる指体操が脳の活性化につながります。
アルプス一万尺
アルプス一万尺は歌を歌いながら、手を前に出したり、叩いたりという動作を繰り返す手遊び歌です。
歌いながら、手を動かす動作をリズミカルに繰り返すので、脳の様々な箇所が刺激される脳トレです。
ひとりでもできますが、ふたりで向き合って、息を合わせてやると、連帯感が増して、楽しさも倍増します。
ついつい笑いながら、やりたくなります。
おせんべやけたかな
アルプス一万尺と同じように、おせんべやけたかなも手遊び歌です。
ひとりでもできますが、たくさんいたほうが楽しいでしょう。
輪になって、お・せ・ん・べ・や・け・た・か・なと歌いながら、ひとり1音ずつ、回転していきます。
最後の“な”の文字で止まった人が、あらかじめ前に出していた手を表にひっくりかえします。
全員の手が表になったところで、みんなでおせんべいを食べる仕草をします。
簡単で、動作もかわいらしいので、ほのぼのとした雰囲気のもと、楽しめる手遊び歌です。
おはじき
子どものころにおはじきをやったことがあるという高齢者はかなりいるのではないでしょうか。
手先を使う遊びなので、頭と指とが刺激されて、脳トレにぴったりです。
おはじきとテーブルさえあれば、ひとりでも、複数でも簡単にできます。
おはじきは百円ショップでも売っているので、簡単に入手できます。
一人じゃんけん
司会者が必要ですが、高齢者がたくさん参加して遊べるゲームです。
まず司会担当者がグーチョキパーの何を出すか、あらかじめ告げます。
さらに、「右手で負けてください」などと告げます。
参加している高齢者はその指示どおりに、「じゃんけんぽん」の合図とともに自分の手を出すのです。
指示は単純ですが、瞬間的な判断力が必要とされるので、脳のトレーニングになります。
手遊びについてはこちらの記事でも詳しく紹介しております。ぜひご覧ください。
高齢者向けの脳トレできるハンドメイド|おすすめ3選
高齢者向けのハンドメイドのおすすめを3つ紹介します。
お裁縫
裁縫は細かな手先の動きが必要なので、高齢者におすすめのハンドメイドのひとつです。
特に女性の高齢者の中にはこれまでもお裁縫をやってきたという方もいるでしょう。
自分で縫ったものが完成した時の喜びも味わうことができます。
ただし、 針やはさみを使うので、本人はもちろんですが、まわりが注意することも必要です。
編み物
編み物は手芸の中でもっともメジャーなハンドメイドです。
糸と針を使って、編み込んで、編み物を作っていきます。
編み物もこれまでやってきたという高齢者の方がいらっしゃると思います。
棒編み、かぎ針編み、指編み、アフガン編み、ダブルフックアフガン編み、機械編みなどなど。
複雑な手の動きをすることが必要で、指の運動になるので、脳トレにも最適なハンドメイドです。
できあった作品を親しい人にプレゼントすることもできます。
作る喜びを人と分かち合えるという意味でも、おすすめの脳トレです。
アクセサリー作り
小物が好きで、作るのが好きという高齢者の方におすすめなのが、アクセサリー作りです。
アクセサリーといっても、いろいろな種類があります。
ビーズ、紙を使った花なー、布を使ったお手玉などなど。
割り箸や楊枝など、身の回りにあるもので作るアクセサリーもあります。
ちょっとしたアクセサリーは友人や家族へのプレゼントにもなります。
手先の細かな動きが必要となるので、脳トレに最適です。
クラフトセット、手芸キットなどもたくさん販売されているので、商品を利用するのも手です。
人の役に立ちたいという高齢者の気持ちを満たしてくれるという意味でも、アクセサリー作りはおすすめです。
高齢者向けの脳トレできる読み書きドリル|おすすめ3選
100マス計算
100マス計算は縦、横、10個ずつ数字を入れて、足し算、引き算、かけ算などでマス目を埋めるドリルです。
ひと桁の数字が基本なので、さほど難しくありませんが、すばやくやるのがポイントです。
すばやく、そして繰り返しやることで脳の前頭前野を鍛えることができます。
印刷したプリントを使用すると、手軽で安上がりなので、高齢者におすすめの脳トレのひとつです。
一筆書きドリル
一筆書きドリルもプリントを使用することによって、手軽にできる高齢者向けの脳トレです。
描かれている図形をなぞっていくゲームです。
ルールは次の2つ。
1度、図形を書き始めたら、その図形を書き終えるまでは、途切れさせてはいけない。
同じ線の上を2度、通ることはできない。
ゲーム感覚で楽しめるドリルなので、高齢者の間でも人気の高い脳トレのひとつです。
判断力、記憶力、集中力が必要となるので、楽しみながら効果的な脳トレを行えます。
漢字ドリル
高齢者向けの漢字ドリルには様々な種類があります。
読み問題、書き問題、穴埋め問題などなど。
簡単なものから超難問まで、幅が広いので、それぞれに合ったレベルのドリルを選ぶことができます。
書き込むことになるので、指の運動にもなります。
記憶力や読解力が必要となるので、脳トレにもなります。
本好きの高齢者の方におすすめできる脳トレです。
スマートフォンを利用している方が多いと思いますが、スマートフォンでもこれらの脳トレが無料で楽しめます。
無料アプリについて、こちらの記事でご紹介しております。
ぜひ参考にしてください。
高齢者向けの脳トレクイズ|おすすめ3選
クイズには思い出す、推測する、考えるなど、脳の様々な機能を駆使して、回答するゲームです。
種類も多種多様です。
高齢者向けの脳トレのおすすめのクイズを3つ紹介します。
昭和クイズ
高齢者にぴったりのクイズが昭和クイズです。
令和となり、昭和は遠くなりましたが、だからこそ記憶の中の昭和が輝いてみえるのです。
昭和の時代にあって、令和にはないもの、昭和には当たり前だったものなどがクイズ形式で出題されます。
若い人にはわからなくても、高齢者の方だったら、答えられる問題がたくさんあります。
初級から上級まで、いろんなレベルがあるので、それぞれに合ったクイズを選ぶといいでしょう。
プリントでできるクイズなので、手軽に楽しめる脳トレです。
並び替えクイズ
バラバラに並んでいるひらがなを並び替えて、正しい言葉にする脳トレです。
言語能力、記憶力、集中力を使うので、脳が活性化されます。
プリントに書き込みながら、手軽にできるので、高齢者の方におすすめです。
ひらがなの数も3文字から初めて、初級、中級、上級と、それぞれのレベルにあった選択が可能です。
難しすぎると、逆にストレスとなることがあるので、まずは簡単なものからやると良いでしょう。
イントロクイズ
たくさんの人数の高齢者の方が同時に参加できる音楽による脳トレゲームです。
まず高齢者の方がよく知っている昔の歌謡曲、童謡などのCDを用意します。
曲の頭から流して、曲名がわかった人が挙手して、答えるゲームです。
集中力と記憶力が必要とされるので、脳が活性化されます。
正解した人には盛大な拍手を送ると、楽しさが増します。
音楽の楽しさも味わえるので、音楽好きな高齢者の方におすすめです。
高齢者向けの脳トレパズル|おすすめ5選
手先を動かしながら、考えるパズルは高齢者向けの脳トレにぴったりです。
おすすめのパズルを5つ紹介していきましょう。
立体パズル
天然の木でできたパズルです。
組み立てること、分解することを通じて、観察力、想像力、推理力が培われる脳トレになっています。
子どもの知育玩具としても人気ですが、手先を使うことが認知症予防にもなるため、高齢者にもおすすめです。
木の香りや質感を感じることも五感の刺激となり、脳の活性化をもたらす効果もあります。
数千円で購入でき、壊れるものではないので、長く使用することができるでしょう。
詰将棋
将棋好きの高齢者の男性の方に人気なのが詰め将棋です。
先を読んだり、過去の指し手を思い出したり、脳の様々なところが刺激されるので、脳トレに最適です。
詰め将棋のいいところはひとりでできること。
そして解けた時に大きな喜びがあることです。
将棋の実力を磨く個人練習的な要素もあります。
問題集は初級から上級まであるので、高齢者の実力に合わせたものを購入するのがいいでしょう。
ナンプレ
ナンプレとは数独とも呼ばれているプリントでできる脳トレのパズルです。
3×3のマス目が9つあって、トータルで9×9のマス目がプリントされた紙を使います。
最初にいくつかの数字が印刷されていて、残りのマスを1~9の数字で埋めていきます。
ルールはきわめてシンプルです。
3×3のマス目の中に同じ数字は入れない。
縦一列に同じ数字は入れない。
横一列に同じ数字は入れない。
時間を忘れてしまう魅力があり、集中力や思考力を使うので、高齢者の認知症予防にもぴったりです。
プリントと鉛筆があれば手軽にできるので、おすすめです。
クロスワードパズル
穴埋めパズルの中でもっとも有名なのがクロスワードパズルでしょう。
やり方は簡単で、ヒントを参考にして、あいたマス目に言葉を埋めていきます。
言葉を探したり、思い出したりすることで、脳が活性化されます。
いつでもどこでも、パズルさえあれば、できます。
ちょっとした時間でもできるので、高齢者向けの脳トレとして、おすすめです。
知恵の輪
普段、手先を使うことが少なくなった高齢者の方におすすめしたいのが知恵の輪です。
難易度が高くなるほど、柔軟な思考が必要となりますが、まず簡単なものから始めましょう。
家族や仲間たちと一緒にワイワイしゃべりながらやると、コミュニケーションも取れて、楽しさも増します。
高齢者向けの脳トレ体操|おすすめ4選
手は外のある脳と呼ばれるほど、複雑かつ繊細な動きをする人体のパーツです。
様々な動かし方をすることで脳に多くの刺激を与えることができます。
手の動きを使った高齢者向けの脳トレになる体操を4つ紹介しましょう。
グーパー運動
グーパー運動はその名前どおり、声の指示に従って、右手と左手でグーとパーを出す運動です。
右手はグー、左手はパーなど、同時にふたつの違う動作をすることで、脳に刺激を与えていきます。
右手を前に出す、左手を胸に当てるなどの動作を伴って行うと、さらに効果が高くなります。
老化が進むと、同時にふたつのことをすることが難しくなってきます。
グーパー運動はその衰えを防ぐことにつながるので、高齢者におすすめしたい体操のひとつです。
耳鼻つまみ体操
ふたつのことを同時にやる体操は高齢者の脳の活性化に効果的です。
耳鼻つまみ体操もそんな脳トレのひとつです。
両手を使って、手を交差させて、耳と鼻を同時につまみます。
合図とともに手を入れ替えます。
この動作をリズミカルに繰り返すのですが、みんなでやると、楽しくなってきます。
スリスリトントン運動
手を使って、ふたつのことを同時に行うので、グーパー運動と共通するところの多い運動です。
グーとパーをするかわりに、片手で自分のももをスリスリして、反対の手で反対のももをスリスリします。
リズミカルに行い、途中で手拍子を入れるなどして、難易度を上げていきます。
道具もいらず、座ったままできるので、体力に自信のない高齢者にもおすすめです。
指体操
指体操は先にあげた3つの体操よりもやや難易度の高い体操です。
開く、閉じるだけでなく、左右の手、それぞれの5本の指を使って、2つの動作を同時に行います。
例えば、右手を1から順に5まで数えてながら指で示し、左手は反対に5から順に1つずつ減らしていきます。
脳トレとしての難易度は高めなのですが、繰り返しやることによって、徐々にできるようになります。
高齢者向けの脳トレは地域で開催されていることもある
高齢者向けの脳トレは自宅でもできますが、高齢者同士、たくさん集まってやると、より楽しくなります。
地域サービスとして、行われているところもあるので、活用できるものは活用するのが良いでしょう。
おもな開催場所を3つ紹介します。
公民館
最近、公民館で高齢者向けの脳トレ・レクリエーションを開催するケースが増えています。
たくさんの人が一堂に会して、一緒に脳トレをやるのは楽しいものです。
地域の高齢者が集まるので、交流を深めることもできます 。
基本的には無料なので、気軽に参加できます。
地域によっては開催されない、開催されるが、回数が少ないなど、課題もあります。
が、開催される時には積極的な利用をお勧めします。
デイサービス
デイサービスは要介護支援を受けている高齢者が施設に行って、日帰りでサービスを受けることです。
レクリエーションの一環として、脳トレなども行っているので、デイサービスに参加するのもいいでしょう 。
デイサービスの利点はプロのスタッフがサポートしてくれること。
同じような介護が必要な人たちと一緒に、脳トレを受けられることです。
有料サービスなので、自分にとって合うのかどうか、しっかり検討することも必要です。
市民センター
地方の行政が主体となっているという点では公民館も市民センターも一緒です。
市民センターのほうが通常は公民館よりも会場が広くなり、参加者の数もたくさんになります。
学習療法士による学習脳トレなど、専門知識を持ったスタッフによる高齢者サポートが期待できるところがメリットです。
また、様々なプログラムが用意されることが多いです。
定員制となっていることが多いので、早めの情報収集を心がけましょう。
認知症を予防することが目的ですが、脳トレ自体が楽しみになると、人生がより豊かなものになるでしょう。
自分に合った脳トレを見つけて楽しく継続
脳科学の研究が進み、認知症の予防のための脳トレの効果が注目を集めるようになってきています。
クイズ、パズル、ドリル、体操、手芸、手遊びなど、様々な脳トレがあります。
脳トレ用の商品もたくさん発売されるようになってきました。
それぞれの種類はどんどん増えています。
高齢者が脳トレをやる上で重要なのはストレスなく、無理なく、楽しくやれることです。
そのためには高齢者それぞれの好みや能力に合った脳トレを見つけることが必要となります。
可能であれば、選んだ脳トレをやることによって、人とのコミュニケーションが増えると、さらに効果があがります。
楽しくやること、そして日々、続けていくことが大切です。
認知症を予防することが目的ですが、脳トレ自体が楽しみになると、人生がより豊かなものになるでしょう。