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趣味

2024.11.29

水泳は、年齢を問わず楽しむことができる運動です。特に高齢者にとって、無理なく体を動かしながら健康を維持できる点が魅力的ですね。

本記事では、高齢者が水泳を始めることによって得られる5つの効果(メリット)や練習方法、注意点について分かりやすく解説します。水泳が初めての方でも安心して楽しむための情報を丁寧にお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

高齢者が水泳を始める5つの効果・メリット

高齢者とプール
水泳は、全身運動でありながら関節や筋肉に負担が少ないため、高齢者に最適な運動です。腰や足など体の痛みがある方でも、無理なく運動を始められます。
具体的なメリットを5つ、以下にご紹介します。

メリット①健康寿命を延ばす

有酸素運動である水泳は、心肺機能を向上させ、血液循環を改善します。これにより、生活習慣病の予防や健康寿命を延ばす効果が期待できます。

メリット②関節への負担が少ない

水中では浮力で体が軽くなるため、ひざや腰への負担が軽減されます。関節痛や関節炎などがあり、地上でのウォーキングや運動が難しい方でも、水中なら無理なく運動できます。

メリット③全身の筋力アップ

水泳は全身を使う運動なので、バランスよく筋力を鍛えられます。特に体幹や脚の筋力を向上させ、転倒リスクを減らす効果があります。

メリット④認知機能の向上

運動と同時に呼吸や動作を意識する水泳は、脳を活性化させます。認知症予防にも効果が期待されています。

メリット⑤ストレス解消

水中の浮遊感やリズミカルな動きはリラックス効果をもたらします。ストレス解消や心の安定に役立ちます。

高齢者におすすめの水中運動

水泳がはじめての方は、泳ぐことにこだわらず、簡単な水中運動から始めるのもおすすめです。以下に、水泳初心者のシニアにおすすめの水中運動を2つご紹介します。

水中ウォーキング

■方法
浅いプールで足をしっかり地面につけて歩きましょう。
■効果
ひざや腰に負担をかけず、全身の血流を促進します。初心者に最適です。

水中ウォーキングは、水泳のテクニック不要で誰でも気軽に始められる水中運動です。ポイントは、足をしっかり地面につけて、一歩ずつしっかり歩くこと。使っている筋肉を意識すると、より効果を感じられますよ。

水中アクアビクス・アクアダンス

■方法
インストラクターの指示に従い、音楽に合わせて水中で体を動かします。
■効果
全身の筋力をバランスよくつけられます。

水泳教室のなかには、シニア向けの水中アクアビクス(アクアダンス)コースを設けているところがあります。地上よりも体の負担が少なく全身運動を行えるうえ、音楽に合わせて楽しく全身の筋力アップをめざせます。

高齢者におすすめの泳法と練習方法

高齢者でも無理なく取り組める水泳の練習方法として、「バタ足」「クロール」「平泳ぎ」の基本的な練習方法をご紹介します。
最初は無理をせず、ビート板などの補助器具も活用しましょう。

バタ足の練習ポイント

・体をリラックスさせましょう
・足の動きは小さく素早く、ひざを伸ばして行いましょう
・足首を柔らかく使いましょう
バタ足では体をリラックスさせ、足を小刻みに動かすことが大切です。ひざを伸ばして足首を柔らかく使うことで、水の抵抗を減らし、効率的に前進できます。焦らず、安定したリズムで動くと疲れにくくなります。

クロールの練習ポイント

・体を水平に保つことを意識しましょう
・腕をしっかり動かしてなるべく大きく水をかきます
・呼吸のタイミングを一定にしましょう
クロールでは体を水平に保つことで、下半身が沈まずスムーズに進めます。腕を大きく動かしてしっかり水をかくことで推進力を得られます。呼吸は一定のタイミングで行い、無理なくリズムを維持することが大切です。

平泳ぎの練習ポイント

・「かく・ける・伸びる」を滑らかに繋げます
・足は大きく開きすぎずコンパクトに動かしましょう
・呼吸・蹴り・伸びのリズムを整えましょう
平泳ぎでは「かく・ける・伸びる」をスムーズに繋げ、動きを一定のリズムで行います。足は大きく開きすぎず、ひざを柔らかく使いながら蹴り出しましょう。リズムが整うことで、全身の力を効率的に使えます。

高齢者が意識すべき水泳のポイント3つ

シニアで水泳を始める場合、経験がある方も初めての方も、自分の体力を過信しすぎず、体調をよく観察しながら行うことが大切です。

急な運動でケガや体調不良にならないよう、下記のポイントに注意して始めましょう。

無理をしない

体調に合わせてペースを調整しましょう。最初は短時間から始めて、徐々に慣れていくことが大切です。
体調や体の状態に不安がある方は、水泳を始める前に医師に相談し、水泳をしても問題がないかを確認しておきましょう。

水温に注意

プールの水温が低すぎると体が冷えてしまいます。高齢者には温水プールがおすすめです。
水に入る前は、筋肉をほぐすために準備運動やストレッチを行いましょう。終了後もクールダウンを心がけてください。

休憩を取りながら

疲れを感じたら無理せず休憩を挟みましょう。プール内では汗をかいていることに気づきにくいため、こまめな水分補給が大切です。
1回あたりの練習時間は、30分~1時間がおすすめです。

高齢者におすすめの水泳教室

高齢者が水泳を始める際は、シニア向けのプログラムのある水泳教室を選ぶといいでしょう。
シニア向けの水泳教室では、高齢者に配慮した体に負担の少ないプログラムとして、水中ウォーキングや初心者向けの練習などを提供しています。

シニア向け水泳教室の探し方

シニア向けの水泳教室は、以下のような場所で開催されています。
・地域のスポーツセンター
・公営の市民プール
・フィットネスクラブ
シニア向けの水泳教室を探すには、まず地域のスポーツセンターやカルチャーセンターを確認するのがおすすめです。

また、インターネットで「シニア向け水泳教室+地域名」で検索すると、近隣のシニア向け水泳教室を探すことができます。

シニア向け水泳教室の費用目安

シニア向けの水泳教室の費用は、施設や地域によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

■月額料金
週1回のレッスンで8,000円から12,000円程度が一般的です。

■入会金
多くの教室で8,000円から10,000円程度の入会金が設定されています。

これらの料金は、施設の設備や指導内容、地域の物価などによって変動します。
詳細な料金やシニア向けの特別プランについては、各施設の公式サイトや直接お問い合わせいただくことをおすすめします。

まとめ

高齢者にとって水泳は、健康寿命を延ばし、体力や筋力を維持するための効果的な運動です。無理なく楽しみながら取り組むことで、心身ともにリフレッシュできます。
ぜひ本記事を参考に、一歩踏み出して水泳を始めてみてくださいね。

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