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健康

2025.03.27

高齢になると、日常のちょっとした動作が以前より難しく感じることがあります。

特に食事は、栄養を摂るだけでなく、生活の楽しみのひとつ。
だからこそ、高齢者が無理なく使える食器を選ぶことが、快適な食事の時間につながります。

この記事では、高齢の家族をサポートする方々に向けて、すくいやすく食べこぼしにくい介護用食器の選び方をご紹介します。

高齢者の食器選びが重要な理由

高齢になると握力の低下や視力の低下など、身体にさまざまな変化が起こり、食事をとることが少しずつ難しくなっていきます。

介護食器は、高齢者の自立した食事と、食事を楽しむサポートアイテムです。
また、介護する側も食事介助がしやすくなるというメリットがあります。

高齢者は普通の食器だと食べづらい

高齢になると手の力が弱くなったり、細かい動作がしにくくなったりするため、普通の食器では食べづらさを感じることがあります。

例えば、普通のお皿では重くて持ち上げるのに苦労したり、細いスプーンやフォークは握りにくさを感じたりします。

また、深さのないお皿では食べ物をすくいにくく、こぼしてしまうことも。

誤嚥(ごえん)や食べこぼしが増えると、食事の時間がストレスになって食欲が落ちてしまう可能性もあります。

そのため、高齢者には適切な食器を選んであげることが重要です。

介護食器は高齢者が食べやすい工夫がされている

介護食器には、高齢者が食べやすいさまざまな工夫が施されています。

例えば、お皿の縁が高くなっていて食べ物をすくいやすくなっていたり、底に滑り止め加工がされていて動きにくくなっていたりなどです。

軽量素材を使用して持ち上げやすくなっているものや、取っ手がついて握りやすいデザインになっているものもあります。

高齢者が使いやすい食器を選ぶことで、食事の時間が快適になり、食欲の維持にもつながります。

介護食器の選び方

介護食器を選ぶ際は、高齢者の身体状況や生活環境に合わせて選びましょう。

食べやすい形状のお皿を選ぶ

食べやすい形状のお皿とは、深さがあるお皿です。
深さのあるお皿を選ぶと、食べ物が皿から落ちにくく、スプーンやフォークで食べ物をフチに寄せやすくなります。

また、底に傾斜があるお皿もおすすめです。
傾斜があることで、自然と食べ物がフチに集まり、すくいやすくなるため、食事のストレスを軽減できます。

食べやすい形状のお皿を選ぶことで、「うまくすくえない」「こぼしてしまう」といった負担を減らし、高齢者がより食事を楽しめるようになります。

取っ手付きだと持ちやすい

取っ手付きの食器は持ちやすく、食事のしやすさをサポートしてくれます。

通常のお椀は表面が滑りやすく、握力が弱くなった手では持ち上げるのが難しいこともあります。

しかし、取っ手があれば指を引っかけてしっかりと握ることができ、安定して持ち上げられます。

特に、ハンドル付き食器は、こぼれにくく安全に使えるためおすすめです。
自分で食事をする意欲を維持するためにも、負担を軽減できる持ちやすい食器を選びましょう。

握力が弱い人はプラスチック製がおすすめ

握力が弱い人には、軽くて扱いやすいプラスチック製の食器が適しています。

陶器よりも軽いプラスチック製は、手の力が弱くても持ちやすく、食事の負担を軽減できます。
また、誤って落としても割れる心配がないので安全です。

ただし、プラスチック製の食器は軽い分、滑りやすいというデメリットもあります。安定して食事ができるように、滑り止めマットを併用するとよいでしょう。

最近では、陶器のような見た目のプラスチック製食器も販売されており、デザイン性にこだわりたい方におすすめです。

視力が低下した人にはハッキリした色を

視力が低下している人には、赤や青などのハッキリした色を選ぶのがポイントです。

視力が低下すると、白い食器に盛られた白いご飯のような、似た色の食べ物と食器を区別するのが難しくなります。

しかし、ハッキリとした色の食器を使うことで、料理を識別しやすくなり、食欲の維持にもつながります。

より快適に食事がとれるよう、内側が濃い色のお皿やお椀を選びましょう。

介護用スプーン・フォークの選び方

食器選びと同様に重要なのが、スプーンやフォークなどのカトラリーの選び方です。

高齢者が使いやすいスプーンやフォークには、握りやすさや食べやすさを考慮した工夫がされています。

ここでは、介護用スプーンとフォークの選び方を解説します。

握力が弱い人は柄が太いものを

リウマチや指の変形で握力が弱くなってしまった方には、柄が太いスプーンやフォークがおすすめです。

特に、柄の部分がスポンジ素材やシリコンでカバーされているタイプは手にフィットしやすく、滑りにくいのが特徴です。

また、手の力だけで支えるのが不安な場合は、固定ベルト付きのものを選ぶと、さらに安心して食事を楽しめます。

先が曲がると食べやすい

手の麻痺や関節の硬直がある方は、先が曲がるスプーンやフォークを選ぶと食べやすくなります。

先端の角度が調整できるタイプなら、使う人の手の動きに合わせて形を変えられ、無理なく食べ物を口に運ぶことができます。

また、先端が15〜30度ほど曲がったタイプだと、手首の動きが少なくて済みます。

スプーンやフォークの形状を工夫することで、食事のストレスを減らし、自分で食べる喜びを感じられるようになるでしょう。

おすすめの介護食器メーカー3選

ここでは、介護食器を販売している3つのメーカーをご紹介します。

ニトリ

大手インテリアショップとして知られるニトリですが、実は介護食器も充実しています。

おすすめは、取っ手がついた「持ちやすい持ち手付き汁椀」と、食材をすくいやすく、底面にはすべり止めが付いた「木目すくいやすいシリーズ」です。

曲げて使えるスプーンや、蓋付きコップなども発売されています。

全国に店舗があるため、実際に手に取って使いやすさを確認できる点も大きなメリットといえるでしょう。

東海興商

業務用の食器やメラミン食器のメーカーの東海興商からは、ユニバーサル食器の「テレサシリーズ」がおすすめです。

テレサシリーズは強化磁器でできており、落としても割れにくく食洗機・電子レンジに対応しています。

持ちやすさを追求した取っ手の形状や、すくいやすい内側のカーブなど、細部にまでこだわっています。

スケーター

スケーターはデザイン性と機能性を両立した、木目調プラスチック製の介護食器が特に人気です。

ハンドル付きの茶碗や仕切り付きのプレート、すくいやすいボウルなどシリーズで集められるのも魅力です。

価格は1,000〜2,000円程度と中間的で、電子レンジ対応や食洗機対応など実用性も考慮されています。

介護食器は100均で買える?

介護食器は、100均でも手に入れることができます。
大手の100円均では、「シニア向け」や「介護用」と明記された食器コーナーがあることもあります。

専門メーカーの製品と比べると機能性や耐久性で劣る面もありますが、試しに使ってみたい方や、予備を揃えておきたい方におすすめです。

介護向けの食器がない場合は、ベビー用食器で代用することも可能です。

ただし、100均の商品は多くがプラスチック製のため、お皿が滑らないように滑り止めマットを併用するようにしましょう。

また、耐熱温度や素材の安全性については、パッケージの表示をしっかり確認してください。

まとめ

高齢者の食器は、高齢者の身体状況や生活環境に合わせて、使いやすさや安全性を考慮することが大切です。

食べやすさに配慮された介護食器を取り入れることで、食事のストレスを軽減し、自分で食べる楽しさを感じてもらうことができます。

毎日の食事をより快適な時間にするために、適切な食器を選びましょう。

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