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お金のこと

2024.11.29

老後資金の準備は今から!投資初心者でも安心の始め方

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人生100年時代と呼ばれる昨今、老後の生活が不安だと感じている方が多いようです。

今や年金だけで豊かな生活を送ることは難しい状況と言えます。また、肉体的にも老後に新しい仕事を始めて、そこから安定した収入を得ることは難しいでしょう。

そんな中で、老後も不安なく充実した生活を送れるようにするためには、投資による資産運用を考えていく必要があります。
というわけで今回は、老後資金を準備するための方法についてわかりやすく解説します。

なぜ資産運用が必要なのか

そもそもなぜ投資などで資産運用をしなければいけないのでしょうか。年金だけで生活を送ることは難しいのでしょうか。

日本年金機構のデータによると、令和6年度の標準的な年金額(厚生年金)は月額23万円程度とされています。
参照:日本年金機構

一方で、ゆとりある老後の生活を送るためには月額38万円程度必要と言われており、その差額は約15万円。

ゆとりある老後の生活の定義は人によって異なるでしょうし、住んでいる場所によって物価は変わってくるので一概にはいえませんが、それでも夫婦二人で一カ月23万円では、余裕のある生活はできないでしょう。

このような状況からも、少しでも早く老後の資金を蓄える準備を始めて、不安のない生活を送れるように取り組んでいきましょう。

銀行にお金を預けるだけではダメ?

銀行にお金を預けていると利子が付くので、預金も立派な資産運用です。

しかし、ご存じの通り今は低金利が続いており、利子で資産を増やすことは現実的ではありません。リスクはほとんどありませんが、その分リターンもほとんどありません。

そこで投資で積極的に今ある資産を運用していくのです。

老後資産を形成するための投資制度

様々な投資
ここからは老後の資金を形成するための投資制度をいくつかご紹介します。
・株式投資
・不動産投資
・債券投資
・投資信託
・iDeCo

株式投資

株式というのは、企業などが、投資家から資金を募るために発行している財産的価値のある証券です。

株式を購入することで、その株式を発行している企業に資金を提供します。企業はその資金を元手に活動し、そこで得た利益を投資家に分配します。
・値上がりした株式を売却することでも利益が得られます。
・株式を購入している企業ならではの株主優待を受けられます。
・株式を購入することで、企業の経営へ参加する権利を持つことができます。条件を満たせば、株主総会へ出席することも可能です。
・株式を購入している企業が解散した際、企業に残っている財産の分配を受け取る権利があります。

不動産投資

不動産投資というのは、投資用の不動産を購入し、その不動産を賃貸運用することで家賃収入を得るというものです。
・少ない自己資金で始められます。
・少ない自己資金でも銀行からの融資によって、大きな投資効果を得ることも可能です。
・空室や家賃滞納のリスクがあります。
・物件選び次第でその後の結果が大きく変わります。

債券投資

債券というのは、国や企業などが、投資家から資金を借りるために発行している財産的価値のある証券です。

債券を購入することで、国や企業などの債券発行体に資金を提供します。債券の発行元はその見返りとして、満期までの間利子を支払います。そして、満期になると元本を返してくれるのです。
・最終的に、投資したお金と利子の両方を得られます。
・満期にならなくても、途中で債券を売却し換金が可能です。

投資信託

投資信託は、投資を専門家に任せて代わりに運用してもらうことができる金融商品です。
たくさんの方から集めたお金を一つの資金として専門家が運用し、その運用成果が投資したお金の額に応じて分配されます。

専門家に運用してもらうので、投資に対する知識がなくても、安心して利用できるだけでなく、個人では買うのが難しい海外の株式や特殊な金融商品へ投資することもできます。
・1万円程度の少額から始めることができます。
・分散投資できるので、リスクの軽減が可能です。
・元本は保証されていません。

iDeCo

iDeCoは「個人型確定拠出年金」の意味で、私的年金制度の一つです。
自分で掛け金を出し、運用方法を決め、その成果を60歳以降に受け取ることができるものです。ですので、老後の資産形成にはピッタリと言えます。
・条件はありますが、20歳以上65歳未満のすべての方が加入できます。
・掛け金は月々5,000円から始められます。
・掛け金は65歳まで拠出することが可能です。
・原則として60歳になるまで資産を引き出すことはできません。
・給付金は運用成績によって変動します。
・大きな節税効果があります。
 ┝掛け金を支払うことで、所得税と住民税の負担が軽減
 ┝運用中に得た利益は全て非課税
 └給付金を受け取る際に控除枠を使える


初めて投資をするのであれば、まずは少額から始められるものが良いでしょう。

ですので、5000円から始められて、専門家に任せられる投資信託などは利用してみても良いかもしれません。

また、大きなリスクで大きなリターンを得ようとはせずに、小さなリスクで小さなリターンを得るということを念頭に置いておいてください。

まとめ

資産運用
年金だけでは豊かな生活を送ることが難しい時代になりました。

今まで投資に興味がなかった方々も、危機感から投資に興味を持たざるを得ない状況なのかもしれません。

ですが、意外にも投資の仕組み自体は簡単で、やり始めると面白いと感じる方もいらっしゃいます。

経済の勉強にもなりますし、単純に増えていく資産を眺めるのは楽しいでしょう。もちろん堅実な運用が大前提ではありますが。

ですので、今この記事を読まれている方は、ぜひ資産運用に取り組んでいただきたいです。資産運用を通して、お金以外に得られるものがたくさんあります。

そして、少しでもあなたの資産を増やして、将来のあなたに豊かな生活をプレゼントしましょう。

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