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お金のこと

2025.01.27

「定年を迎えた後でも仕事に就くことはできる?できるならおすすめの仕事を知りたい!」と気になっている女性の方もいるのではないでしょうか。

2025年現在、定年後に仕事をする人の割合は増えています。働き方を工夫すれば、定年を迎えた後でも仕事を見つけることは十分に可能です。

定年後に仕事を探す・見つける人の割合は増加傾向にある

以下の表は、内閣府が公表している、高齢期の方の就業状況をまとめたものです。
年度 65~69歳 70~74歳 75~79歳
2023年 52% 34% 11.4%
2022年 50.8% 33.5% 11%
2021年 50.3% 32.6% 10.5%
2020年 49.6% 32.5% 10.4%
2019年 48.4% 32.2% 10.3%
内閣府が公表している情報によると、定年後に仕事を見つけている人の割合は増えているとのことです。

女性についても例外ではなく、一定数仕事を探している人はいます。

年々増加傾向にあるため、定年後にも働きたいと感じている女性は増えているといえるでしょう。

定年を迎えた女性におすすめの3つの働き方

パートタイマーの資料
定年を過ぎた女性におすすめの働き方は、主に以下の3つです。
1.パート
2.派遣社員
3.個人事業主
それぞれの働き方について詳しく解説します。

1.パート

1つ目の働き方がパートです。パートとは、短時間勤務労働者のことで、正社員よりも就労時間の短い従業員を指します。

パートで働く場合、正社員よりも条件が優しかったり、勤務時間や日数を選びやすかったりするのがメリットです。

「家事と両立させながら働きたいけど週5日フルで働くのは時間や体力的に厳しい」という方でも実現しやすい働き方です。

例えば、午前中に時間が空いている方は午前中だけ、逆に午後から空いている方は午後から夕方までというように時間を調節できます。

また、配偶者が社会保険に加入している場合は、扶養に入りながら働くことも可能です。
求人も多いため、仕事内容も選びやすいでしょう。

2.派遣社員

2つ目の働き方が派遣社員です。派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の職場で働く方法のことを指します。

派遣社員もパートと同様、勤務形態の自由度が高いのがメリットです。

また、短期の求人などもあるため、職種を選びやすいのも特徴といえます。

1日単位で働く日を調節し、仕事とプライベートの両立のさせやすさを重視したい方におすすめです。

3.個人事業主

3つ目の方法が個人事業主です。
一定の難度があるものの、自由な働き方を実現させやすい方法となります。

例えば、以下のような仕事が該当します。
・Webライターやエンジニア
・マンションの管理人
・カメラマン
・飲食店のオーナー
個人事業主であれば、仕事をする時間帯や日程などを自由に調節できます。仕事以外でやるべきことがある方でも働きやすいのがメリットです。

一方、自分で仕事を探したり確定申告をしたりなど難しい部分もあります。

パートや派遣社員を検討しつつ、自分に合った働き方で定年後の仕事をこなしてみましょう。

定年後の仕事をこなすにあたって抑えたい4つのポイント

シニア世代の働く男女
定年後の仕事をこなすにあたって抑えたいポイントは、主に以下の4つです。
1.どの程度の収入を得たいか目標を立てる
2.どんな働き方がよいか決めておく
3.無理をせずに働く
4.定期的に求人をチェックする
ポイントをおさえておくことで、失敗のリスクを最小限に抑えられます。

ここからは、それぞれのポイントをみていきましょう。

1.どの程度の収入を得たいか目標を立てる

まずは、どの程度の収入を得るために働くのか目標を立てておきましょう。目標を立てることで、仕事のモチベーションにもつながるためです。

例えば、「貯金を切り詰めて生活しているので、少しでも生活を楽にして貯金をしたい!」という場合は、下記の支出がどのくらいか把握しておくことも大切です。
・賃貸の場合は家賃
・毎月の光熱費や食費
・通院費や保険料金
もし配偶者がいる場合は配偶者の収入、年金なども踏まえ、自分でどの程度の収入を得たいのかを決めてみてください。

2.どんな働き方がよいか決めておく

定年後の仕事に就く際、どんな働き方がよいか決めておきましょう。仕事をする方によって、求める条件が異なるためです。
・収入よりも休みをしっかり確保したい
・働く時間帯や日数を調節したい
・福利厚生が整っている職場で働きたい
上記のように、どの条件を優先するのかを決めておくことで、自分に適した職場を見つけやすくなります。おすすめの仕事に関しては後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。

3.無理をせずに働く

定年後の仕事に就く際、無理をしないことも大切です。当然体力や身体機能は衰えているので、無理して仕事することで体を壊したりケガしたりする恐れがあります。

定年後でも働ける仕事は多種多様なものがあります。その中で、仕事が自分に合っているか体力的にも問題ないか踏まえて選ぶことが大切です。

必ず体調面を考慮して、無理をせずに働きましょう。

4.定期的に求人をチェックする

定年“後”という訳ではありませんが、定期的に求人をチェックすることも大切です。

もし定年を迎えた後で仕事を探し始めても、いい条件の職場を見つけられなかったり、金銭面で精神的な不安につながったりします。

また、求人に応募したからといって必ず採用されるわけではありません。パートなどであれば、人材が足りて募集がなくなることもあります。

それらを踏まえた上で、可能であれば定年前の働いている間に仕事を探し始め、定年後に備えておくとよいでしょう。

定年後におすすめの3つの仕事

パソコン作業をするシニア女性
定年を迎えた後でおすすめの仕事は以下の通りです。
1.事務・オフィス仕事
2.家事代行
3.倉庫・工場での軽作業
もちろん、上記以外の仕事で探していただいても問題ありません。ここでの情報は参考程度にとどめ、自分のやりたい仕事を見つけて定年後に備えておくとよいでしょう。

1.事務・オフィス仕事

まず、おすすめなのが事務・オフィス仕事です。事務・オフィス仕事では、書類の作成や受付業務、伝票の処理など座って行える業務に従事します。

座って行えるため腰への負担も少なく、体力的に自信がない方でも従事しやすいのが特徴です。また、事務作業には特別な資格が必要ありません。

WordやExcel、Googleドキュメントやスプレッドシートを取り扱える方であれば、問題なくこなせるでしょう。

2.家事代行

家事のスキルがある方は家事代行サービスもおすすめです。

家事に困っているご家庭の家事業務を代行する仕事なので、これまでに培った家事のスキルがそのまま役立ちます。

また、一部でこなせない家事がある場合、事前に伝えておけば調節できます。料理や掃除のスキルをお持ちの方であれば、問題なくこなせるでしょう。

コミュニケーションを取るのが好きな方で家事スキルを生かしたい方におすすめします。

3.倉庫・工場での軽作業

倉庫・工場での軽作業も体力的におすすめします。軽作業とは、簡単な作業を繰り返す仕事のことです。

例えば、以下のような業務が軽作業に該当します。
・荷物・メール便の仕分け
・商品のシール貼り
・商品の梱包・検品
軽作業は、単純作業を繰り返すため、仕事を覚えやすいのが特徴です。

また、重い荷物を持ち上げたり動き回ったりする必要もないため、体力に自信がない方・力仕事を避けたい方にも向いています。

週に働く日数や時間帯を調節できる職場の中で、自分に適したものを見つけるのがよいでしょう。

まとめ

現在、男性・女性に関係なく定年後に仕事をする人の割合は増えています。仕事をすることで貯蓄を増やせたり金銭面での不安を解消することが可能です。

定年後の働き方としては、パートや派遣社員などがあります。自由な働き方が好きでスキルもあるのであれば、個人事業主として働くのもよいでしょう。

おすすめの仕事としては、事務・オフィス仕事を始め、家事代行や軽作業などが挙げられます。体の負担も考えつつ、自分に適した仕事に就くことが大切です。

この記事でご紹介した内容を参考に、定年後の仕事を見つけてみてください。

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