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2025.01.22

老後に犬を飼っても大丈夫?犬を迎える方法やメリットについても解説

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この記事では、老後に犬を飼いたいと考えている方に向けて、犬を飼う前に考慮するべきポイントや、実際に犬を迎える方法、飼うことのメリットなどを解説していきます。「実際に飼って問題ないかわからない」という方はぜひ参考にしてくださいね。

定年退職後、時間的な余裕があることから犬を飼い始める方は多いもの。

新しい家族を迎えることは生活に良い変化をもたらしますが、一方で飼うにあたって考慮しなければならないポイントは少なくありません。

この記事では、老後に犬を飼うことを検討されている方に向けて、注意点やおすすめの犬種などもご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

老後に犬を飼う前に考慮するべきポイント

散歩中の小型犬
老後に犬を飼い始めるためには様々な準備が必要です。ここでは、老後に犬を飼い始める際に考慮すべき下記のポイントをご紹介していきます。
・犬を飼える環境があるか確認する
・飼育にかかる費用を確認する
・お世話する体力的な負担を把握する
・飼い始めるなら60代がおすすめ

犬を飼える環境があるか確認する

まずは、自宅で犬を飼える環境か確認しておきましょう。

賃貸の場合はペット可の物件かどうか、持ち家であってもマンションの場合はペットの飼育が禁止されているケースもあります。

改めて自身が住んでいる物件がペット可かどうか確認しておきましょう。

また、ペットを飼い始めてからは引っ越し先もペット可である必要があります。今後のライフプランを考えたうえで、飼育を検討すると良いでしょう。

飼育にかかる費用を確認する

飼育にかかる費用の相場は年間20〜30万円ほどと言われています。

犬を飼うには、毎日のエサ代や、ケージや首輪などのお世話グッズ代のほか、動物病院での診察費など、様々な費用がかかります。

このほか、ペットショップで迎え入れる場合は別途生体価格(ペットショップで動物を購入する際にかかる費用。健康診断、血統書、生命保障、マイクロチップ装着費などが含まれる)の支払いが必要です。

老後の収支をきちんと計算し、これらの支払いに問題ないかを確認しておきましょう。

お世話する体力的な負担を把握する

犬の飼育には様々な体力的な負担もかかります。

代表的なものとして、毎日1〜2回の散歩が挙げられます。
散歩の時間は小型犬で1回20〜30分ほど、中型犬または大型犬で1回30〜60分ほど必要です。

また、散歩に行けない日は自宅で遊んであげるなど、運動不足にならないように工夫してあげる必要があります。

更に、飼育の過程で病気になってしまったり、年をとれば犬の介護が必要になったりする場合もあります。

自身が今後年齢を重ねた際に、これらのお世話を続けられるか、きちんと検討しておきましょう。

飼い始めるなら60代がおすすめ

前項でも少し触れましたが、犬も年をとれば介護が必要になるケースもあります。

一般社団法人ペットフード協会が実施した調査では、犬の平均的な寿命は14.90歳です。
参照:一般社団法人ペットフード協会 令和6年(2024年)全国犬猫飼育実態調査
きちんと最期までお世話するための体力などを考えると、犬を飼い始めるのは60代のうちがおすすめです。

もちろん、それ以降の年齢でも飼うことは可能ですが、ご自身が満足に飼育を続けられなくなった場合に、家族や友人などのサポートを得られる環境を用意しておくことが重要です。

周りに頼れる人が居ない場合は、いざという時に受託者にペットを預けられるペット信託を利用するという方法もあります。

老後初めて犬を迎える(購入する)際に抑えておきたいポイント

ゲージの中にいる子犬
こちらでは、犬を迎える(購入する)方法や老後飼い始めるのにおすすめの犬種等をご紹介していきます。
・犬を迎える(購入する)方法
・老後飼うのにおすすめの犬種

犬を迎える(購入する)方法

犬を迎えるには、単にペットショップから購入する以外にも様々な方法があります。
代表的な方法と、それぞれの特徴は以下の通りです。
 ①ペットショップなどの店舗で購入する
  ・様々な犬種を比べられる
  ・補償やアフターケアが手厚い

 ②ブリーダーから直接購入する
  ・各犬種の専門ブリーダーから購入できる
  ・各子犬の性格や親の情報等を聞ける

 ③保健所や動物愛護センターから譲り受ける
  ・生体費用が安く抑えられる
  ・事前に講習や調査票の記入が必要
特に初めて犬を飼うという方は、補償などを受けられるペットショップでの購入がおすすめです。
飼育に関する不安などもしっかり相談したうえで購入するのがいいでしょう。

老後飼うのにおすすめの犬種

老後に飼い始める場合は、パグやチワワなどの小型犬がおすすめです。

小型犬は中型犬や大型犬と比べて散歩の回数や距離が少ないほか、ペット用のキャリーケース(クレート)に入れて病院などにも連れて行きやすく、お世話にかかる負担が少なくなります。
代表的な小型犬
・チワワ
・ポメラニアン
・トイプードル
・パグ
・マルチーズ
・パピヨン
特に、愛玩犬として生まれたチワワやパピヨン、パグなどの犬種は気性もおとなしいためおすすめです。

中型犬や大型犬の場合は、体重が重く運搬が難しかったり、力が強く押し倒されてしまったりと、自身が更に年齢を重ねた際にお世話が難しくなる場合があります。

どうしても中型犬や大型犬を飼いたいという方は、いざというときにご家族やご友人のサポートを受けられるよう相談しておくのがおすすめです。

老後に犬を飼うことのメリット

犬と戯れる家族
この章では、老後に犬を飼うことのメリットをご紹介していきます。
単に家族が増えて寂しさが埋められるだけではなく、健康面や精神面で様々なメリットがあります。
・健康寿命延長に繋がる
・コミュニケーションの場が増える
それぞれ、解説していきます。

健康寿命延長に繋がる

2023年に公開された論文で、ペットと共に暮らしている高齢者は介護や志望のリスクが減るということが報告されました。
参照:地域在住の日本人高齢者におけるペット飼育に関連した医療費と長期介護費の差異

犬は毎日の散歩が必要なため、日々の運動量を増やすことができます。加えて、朝晩の散歩の習慣は、規則正しい生活リズム維持にも繋がります。

また、老後になると、予定のない日は自宅で過ごすことも多くなりがちなもの。犬を飼うことで外出のきっかけも生まれ、自身の健康維持にも役立ちます。

コミュニケーションの場が増える

犬を飼い始めると、様々なコミュニケーションの場が増えます。

例えば家族や友人間でペットの話題になったり、散歩中に同じく散歩をしている人と話したりと、様々な場所で会話のきっかけになります。
犬を飼っているという共通項から、新しい交友関係が始まる場合も。

更に、犬と共に新しい場所へ出かけたり、お世話の道具を購入するために今まで訪れたことのないお店を訪問するなど、生活に新しい刺激を取り入れることができます。

また、犬とのコミュニケーションも生活の癒しとなるでしょう。

犬や犬を介して様々な人とコミュニケーションをとることで、より豊かな老後生活を送ることにも繋がります。

まとめ

この記事では、老後犬を飼う際に考慮するべきポイントや、迎えるにあたっての注意点、飼うことのメリットをご紹介してきました。

最期までお世話することは簡単なことではありませんが、その分生活に様々な彩りを与えてくれます。

ぜひきちんと検討したうえで、犬を迎えてくださいね。

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