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2025.01.29

定年後からでも大学に通うことは可能?大学に入り直す方法やメリットを解説

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この記事では、定年後からでも大学に通う方法について詳しく解説します。大学に通うメリットも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

大学への入学は、大人になってからでも可能です。
そして人生100年時代と言われる現在では、定年後に大学へ入学し、学びを深めるシニア層が増えています。

ですが、「定年後に大学を通うにはどうしたらいいのか」と疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。

定年後に大学へ入学するためには、一般の入学試験を受験したりシニア入学制度を利用したりなど、さまざまな方法があります。

この記事では、定年後からでも大学に通う方法について詳しく解説します。大学に通うメリットも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

定年後でも大学に入学できる

冒頭でもお伝えしましたが、定年後からでも大学に入学することは可能です。

大学の入学試験は、満18歳以上の高校卒業資格保有者であれば受験でき、年齢の上限は設けられていません。

また、大学によってはシニア入学制度が設けられていたり、通信制大学があったりなど定年後でもさまざまな方法で大学に通えます。

現代では、老後の生活がこれまでよりも長くなることが想定されるため、定年を迎えたからといって夢を諦める必要はありません。

定年を迎えたからこそ、自分がやりたいことはこれまでできなかったことを見つめ直し、自分に適した方法で大学に入学して、学びを深めてみてはいかがでしょうか。

定年を迎えた方が大学に入り直す方法

講義風景
定年を迎えた方が大学に入り直す場合、方法は主に以下の4つです。
1. 一般の入学試験を受験する
2. シニア入学制度を利用する
3. 高齢者大学を利用する
4. 通信制大学を利用する
入り直す方法を把握しておくことで、自分に適した方法を見つけやすくなります。それぞれの方法について見ていきましょう。

1. 一般の入学試験を受験する

4年制の大学に通いたい場合、大学の入学試験を受験して合格する必要があります。

入学試験自体は満18歳以上の高校卒業資格保有者であれば、誰でも受験可能です。試験に合格さえすれば大学に通えるため、一般的な方法といえるでしょう。

国立大学の場合、一般的に大学入学共通テスト(旧:大学入試センター試験)と各大学が用意している二次試験を受験します。一方で私立大学の場合、共通テストの得点から合否が決まります。

ただし、定年後から入試を受けるとなると、高校までに授業で習う5教科(国語・数学・理科・社会・英語)を勉強し直さなければなりません。ブランクがあるため、色々と苦労することもあるでしょう。

とはいえ、再度勉強し直すことで学生時代とは違った楽しみ方に気づけるでしょう。合格まで勉強を継続することで、基礎的な体力も身につけられるため、メリットもあります。

2. シニア入学制度を利用する

大学の中には、シニア入学制度を設けているものもあります。シニア入学制度とは、一般の入学試験を受験せずに、シニア選抜で入学する方法のことです。

例えば、東京経済大学や立教大学、明治大学大学院など有名な大学でもシニア制度を導入しています。

シニア制度であれば、高校までに習う5教科を勉強し直す必要がないため、勉強が苦手という方にもおすすめです。

ただし、選抜は書類審査・課題レポート審査・小論文・面接などが行われます。

それぞれの審査に通るための対策は必要なので、簡単に大学に通えるというわけではありません。一般入試と比較しつつ、自分に適した方法で受験するのがよいでしょう。

3. 高齢者大学を利用する

高齢者向けのシニア大学(高齢者大学)に通うのも1つの方法です。シニア大学とは、各都道府県にて高齢者向けに講義を開講している大学のことです。

大学に通うというよりかは、大学が開催している講義に通う方法となります。講座の内容がさまざまあるため、自分に合ったものを選択しやすいのがメリットです。

また、受講者の年代が近いことから、交流しやすいのも魅力といえるでしょう。

大学に通うよりも、大学で学ぶことを講義で学習したい方におすすめです。

4. 通信制大学を利用する

現在では、通信制大学に通うことも可能です。通信制大学は、インターネット上で配信されている講義を受講して学びます。

例えば、定年を迎えた後でも県外の大学に通うのは難しいという方もいるでしょう。

通信制大学であれば、インターネット環境が整ってさえいれば講義を受講できるため、住んでいる場所から離れたくない場合でも問題ありません。

ただし、通信制大学では大学内で交流が生じないため、出会いが生まれにくいのがデメリットです。大学の環境も楽しみたい方には不向きといえるでしょう。

定年後に大学を通うメリット

大学の外観
定年後に大学に通うメリットは、主に以下の通りです。
・ 社会との関わりを作れる
・ 健康につながる
・ 定年後の仕事に活かせる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。

1. 社会との関わりを作れる

定年後に大学に通うことで社会との関わりを作れます。大学は、学問を勉強する以外にも人とコミュニケーションを取る場としても優秀であるためです。

定年で退職を迎えると、友人や家族以外で社会と関わる機会が少なくなります。コミュニケーションを取らずに生活することで、退屈や孤独感につながる可能性もあるでしょう。

また、人とコミュニケーションを取ることで新たな友人ができるだけでなく、自分が知らない流行りものなどの情報を得ることも可能です。

定年後に大学に通うメリットは大いにあるといえるでしょう。

2. 健康につながる

定年後に大学に通うことで、健康的な生活にもつながるでしょう。生活リズムが崩れにくく、実際に大学に通う場合は身体も適度に動かすためです。

また、大学では自分が興味のあることを学習するため頭も使います。

頭と体の両方を適度に動かし、生活リズムも整えることで、定年後も健康的に過ごせるでしょう。

3. 定年後の仕事に活かせる

定年後に大学へ通うことで新たなスキルや知識を身につけられます。定年後に仕事に就きたい場合、大学でまなんだ内容を活かせるでしょう。

以下の表は、内閣府が公表している高齢期の方の就業状況をまとめたものです。
年度 65~69歳 70~74歳 75~79歳
2023年 52% 34% 11.4%
2022年 50.8% 33.5% 11%
2021年 50.3% 32.6% 10.5%
2020年 49.6% 32.5% 10.4%
2019年 48.4% 32.2% 10.3%
参照:内閣府  令和6年版高齢社会白書

表を見ると、定年後に仕事を見つけている人の割合は増えていることが分かります。

定年後に仕事を探している人の割合は現在多くなっており、新たなスキルを身につけることで役に立つでしょう。

まとめ

定年後からでも大学に入ることは十分に可能です。一般の入学試験を受験したりシニア入学制度を利用したりなど、方法もさまざまなので自分に合ったものを選んでください。

定年後からでも大学に通うことで、社会とのつながりを持てたり健康につながったりします。

現在は、定年後でも仕事に就く方の割合が増えているため、大学で得た知識・スキルを仕事に役立てることもできるでしょう。

今からだともう遅いと諦めず、自分のやりたいことを見つけて定年後の生活を充実させましょう。

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