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葬儀

2024.04.26

線香の本数で正しいのは?時期や宗教ごとの違い、マナーも解説!

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仏壇やお墓にお線香をお供えしたことがある方は多いと思いますが、お線香の本数は実は宗派ごとに決まりがあります。
またあげ方も宗派によって異なることをご存知でしたか?

こちらでは宗派ごとのお線香のあげ方や本数をまとめたほか、仏壇やお墓への正しいお線香のあげ方、作法などもご紹介しています。

どうして線香をあげるの?
線香
自分の身を清める
故人への供物
故人と向き合う
あの世への道しるべ
自分の身を清める
お線香の香りは、 人の心を落ち着けてくれます。

まずは お参りの前に気持ちを落ち着け、自分の身を清めることが大切 です。
お線香はまずそのような心がけで焚くのです。

また、 お線香はこの世の不浄を払うもの 、という役割もあります。

お線香をあげるときにはそういった心構えを忘れないようにしましょう。

故人への供物
仏教の経典「倶舎論」には、 仏さまは「良い香りを食べる(香食)」と書かれている ようです。
つまり、 お線香の香りは故人の食べ物 なのです。

また、 あの世へ辿りつくまでの間、故人はお線香の香りを食べる 、とも言われます。

お線香をあげる際には、 故人がお好きだった香りのものを焚く と良いですね。

故人と向き合う
お線香の煙は、 この世とあの世を繋ぐ橋 、とも言われています。
ですから、お線香を焚いている時は 故人と心が繋がっている のです。

お線香をあげる、という行為には、 故人と心を繋げ、向き合って対話をする 、という意味合いもあるのです。

あの世への道しるべ
お線香には、 四十九日のあけるまで、つまり故人が極楽浄土へたどり着くまでのあいだ、迷わぬよう導く という役割もあります。

ですから 四十九日が明けるまでの間はお線香を絶やさないように し、あの世への道しるべにしてあげましょう。

線香の意味に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

線香をお供えする意味!選び方や購入場所、渡し方と宗派の違いも解説
第三人生編集部

線香の本数とあげ方【浄土真宗本願寺派・西】
浄土真宗 線香
本数
浄土真宗本願寺派では2本か3本のお線香 に一緒に火をつけます。

線香を折るか
1本のお線香を2本、または3本に折って上げる ようにしましょう。

寝かせるか、立てるか
浄土真宗本願寺派では折ったお線香を、火がついているほうを左にして 寝かせます。

この、 お線香を折るという作法は、昔まだお線香がなかった時代の慣習の残り と言われています。

まだお線香がなかったころ、 お焼香は灰の中につくった溝にお香を焚いてその香りで供養 をしていました。

その慣習を残す形で、今でも香炉の中にお線香を折って寝かせてお供えしている のです。

線香の本数とあげ方【浄土真宗大谷派・東】
線香
本数
2本、それか3本のお線香 に火をつけます。

線香を折るか
大谷派では 1本のお線香を2本、あるいは3本に折ります。

寝かせるか、立てるか
お線香は寝かせて お供えします。

線香の本数とあげ方【浄土宗】
線香
本数
浄土宗では、お線香の本数は1本~3本 、と、特に細かく 本数には決まりがありません。

線香を折るか
お線香1本を2つに折る、のもマナー違反ではありません。 お線香は同時に点火します。

寝かせるか、立てるか
お線香は香炉に立てるのがただしい です。
中心に立てるように しましょう。

線香の本数とあげ方【曹洞宗】
お線香
本数
曹洞宗では、お線香の本数は1本です。

ちなみに、1本なのは このお線香が燃えてなくなるまでの間に、お経をあげたり瞑想や修行をしていた から、という慣習ののこりです。

線香を折るか
お線香は 1本そのままで、というのが作法**です。

寝かせるか、立てるか
横にせず、立ててお供え しましょう。
このとき、 お線香は香炉の真ん中に 立てます。

線香の本数とあげ方【臨済宗】
本数
1本のお線香だけをお供えします。

線香を折るか
お線香は折らないです。

折らない作法のところが多いですね。

寝かせるか、立てるか
お線香は立てます。
折らない時は立てることが多いと覚えておくといいですね。

香炉中心に立てるように しましょう。

線香の本数とあげ方【日蓮宗】
本数
本数は1本 です。

しかし、 3本、というケースもあります。
2本、はないのでご注意です。

線香を折るか
お線香は折りません。

3本のときも同様です。

寝かせるか、立てるか
本数を1本にするときは立てます。

本数を 3本にするときは逆三角形を形づくってください。

線香の本数とあげ方【天台宗】
線香
本数
天台宗ではお線香は3本お供え します。

この3本、という数字が何を表しているか、というのは、 仏教徒が信仰するべきとされる「仏・法・僧」の三宝を表している とされています。

この3つに帰依することで正式に仏教徒と認められたことになる のです。

線香を折るか
天台宗ではお線香は折りません。

寝かせるか、立てるか
お線香は立てる のが作法です。

自分の方に1本、そして仏さまの側に2本、逆三角形をつくって ください。

線香の本数とあげ方【真言宗】
本数
本数は真言宗では3本です。

本数が1本、というのはないので間違えないようにしてください。

線香を折るか
お線香は1本で、折りません

寝かせるか、立てるか
本数を3本、 逆三角を形作ってください。
3本の場合はこのような形でお供えする作法が多いです。

線香のあげ方のマナー・注意点
マナー
宗派によって違うお線香の本数、あげ方についてみてきました。
ここからは お線香をあげる際に特に気を付けなければならないポイント についてまとめます。

火のつけ方
火の消し方
お鈴は鳴らさない
故人の宗派は事前に確認する
他の参列者の作法を見る
火のつけ方
お線香とろうそく
お線香に火をつけるときには、 必ずろうそくから火を移す ようにしましょう。
これは どの宗派でも共通のマナー です。

時折、お線香に直接ライターやチャッカマンなどで火をつける方もいますが、それはマナー違反なので注意しましょう。

ろうそくは通常真ん中に1本ですが、 左右両方に置いてある場合もあります。
その場合は 右側のろうそくから火を移しましょう。

なぜ右側なのか理由については諸説あるようですが、 左側のろうそくを使うことはありません。

火の消し方
お線香に火をつけたら、そのままあげるのではなく、 その前に火を消さなければなりません。
お線香の火は 直接息で吹き消すのではなく、かならず手で仰いで消すか、お線香を振って消す ようにしましょう。

なぜ息を吹きかけてはいけないかというと、 仏教において口は穢いものとされ、汚れていると見なされているから です。

たとえば 人間の口は悪口を言ったり煩悩を言ったりする他、殺生をしてその口から食べたり します。
その口から吐き出される息で仏さまにお供えするお線香の火を消すというのは大変失礼 にあたります。

くれぐれも、気を付けるようにしましょう。

お鈴は鳴らさない
×
お線香をあげる際にお鈴は鳴らすのかどうか、迷う方も多いかと思います。
基本的にお線香をあげる時にはお鈴は鳴らさない のがマナーです。

お鈴は本来、 僧侶がお経を読む際に鳴らして、精神統一をしたり、音の高さを確認したりするもの です。

ですからわたしたちのような 一般人が安易に鳴らすものではありません。

故人の宗派を事前に確認しておく
ここまで、宗派ごとのお線香の本数やマナー、注意点などを書いてきました。
しかしよほど近しい間柄の方以外の、 よそのお家の宗派までそうそう気が回らないことも多い ですね。

弔問などでマナー違反をしてしまっては失礼にあたる、と気になる方もいらっしゃるでしょう。
当日慌てないように前もって宗派を確認しておくのはおすすめ です。

その際、間違っても ご親族の方に伺わないように しましょう。
他に参列される予定の方に確認するか、当日係の方などに伺うなど してください。

「どのようにお線香をあげたら良いですか」と 正直に聞く、というのもありです。

他の参列者の作法をまねる
宗派によってお線香をあげる際のマナーや、本数も変わってきます。

普段、 ご家庭でのお線香のあげ方、本数と違う場合でもそれに倣う のがマナーです。
弔問などで故人の宗派が分からない場合は、上記しましたが係の方などに伺う、というのも一つの方法です。

しかし 大勢参列者がいらっしゃる場合には、その方たちの作法をまねて 、同じやり方でお線香をあげましょう。

たとえばご家庭では普段お線香を1本、立ててお供えする習慣だったとしても、弔問先では寝かせるタイプの香炉の場合、寝かせるようにしましょう。

しかし 大切なのは故人を思うその気持ちです から、あまり深く手順にこだわらず、一般的な常識とされるやり方、そして常識に収まる範囲の本数のお線香をあげてください。

線香のあげ方に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。

お線香のあげ方!火の消し方・マナー・NGは?宗派別にも解説
第三人生編集部

線香のあげ方【仏壇】
線香
それでは仏壇にお参りする時、どうお線香をあげるのか、主な流れを見てみましょう。

次の点をおさえておくと当日あたふたしなくてすみます。

仏壇の前で一礼、合掌
ろうそくに火をつけ、お線香に火をともす
お線香をお供えする
合掌、ご遺族に一礼
仏壇の前で一礼、合掌
お座敷での場合、 立ち上がることはせずに膝をついたまま両手を膝の脇について体を少し浮かせるように しながら進みます。

仏壇の前に座布団が敷いてあれば、 その手前でご遺族に向かって頭を下げます。

それから仏壇の正面、座布団に座り、仏壇に向かって合掌。
このとき、 数珠は左手にかけましょう。

ろうそくに火をつけ、お線香に火をともす
ろうそくに火が灯っている場合にはその火を使います。
もし ろうそくに火がついていない場合は自分でつけましょう。

ろうそくに火をつけたら、お線香に火を移します。
このとき、 直接お線香に火はつけないように 、気を付けましょう。

また、仏教の宗派ごとに、お線香の本数や、折る、折らない、も決まっていますので あらかじめ確認して本数など間違いのないように注意です。

お線香を寝かす、または立てる
仏壇には お線香の火は消してお供えします。
このとき、 直接息を吹きかけて消さないように 気を付けましょう。

お線香の火は必ず、 手で仰いで消すかお線香を軽く振るようにして ください。
それから、宗派に沿って、お線香を香炉にお供えします。

お線香の本数やあげ方は宗派それぞれに決まりがある ので注意を払ってください。
上で書いてきましたが、 天台宗や真言宗では本数は3本という決まり があります。

臨済宗、曹洞宗、浄土真宗などでは本数は1本 です。
また、 折って寝かせてお供えする宗派、そのまま立てておく宗派とあります 。

上記の作法を参考になさってください。

合掌、ご遺族に一礼
決められた本数のお線香をお供えしたら、 再び仏壇に向かって合掌して お参りしましょう。
仏壇に一礼をし、仏壇の方を向いたまま、正座のまま 少し下がります。

それから ご遺族にもう一度一礼 をしましょう。
お参りする人が 自分だけの場合は、下がる前にろうそくを消す ようにします。

この際、 接自分の息で吹き消さず、ろうそく消しを使って消すか、手であおいで 消しましょう。
葬儀などで 自分以外にも参列者がいる場合には消さなくて大丈夫 です。

線香のあげ方【お墓参り】
線香
お墓参りの際の、お線香のあげ方や本数 もまとめましょう。
おもに次のポイントをおさえておきましょう。

故人のお墓に一礼
墓石に打ち水、花立にお花を供える
お供えものをする
ろうそくに火をつけ、お線香に火をつける
お線香をお供えする
合掌し、一礼
故人のお墓に一礼

お墓参りは、故人のお家を訪ねるのと同じこと ですから、まずご挨拶として一礼をしましょう。

墓石に打ち水、花立にお花を供える
それから、 お墓を掃除します。
お墓に打ち水をして汚れを落とし、周辺のゴミをとったりしましょう。
その後、 花立に水を入れ、お花をお供え しましょう。

花立には雨水などで汚れた水が入っていることもありますので、お花を供える前には洗いましょう。

お供えものをする
故人が好きだった食べ物や、お彼岸であれば牡丹餅やおはぎなどをお供え しましょう。

なまもの等の場合はお参りが終わったら持ち帰る ようにしてください。

ろうそくに火をつけ、お線香に火をつける
お墓にお供えをしたら、 ろうそくに火をつけます。

ろうそく立てがある場合にはそこに立てますが、ない場合はろうそくから少しろうを垂らします。
そこにろうそくを立てる と固まって安定します。

そのろうそくからお線香に火を移します。
通常、 お線香に直接ライターなどで火をつけることはマナー違反 とされています。

しかし 屋外のお墓の場合、風が強いとろうそくになかなか火が灯らない というケースもあります。
その際には、 例外ではありますがお線香に直接火をつけるやり方 でも良いとされています。

火を消すときには直接吹き消すのではなく、あおいで消しましょう。

お線香を香炉にお供えする
次に お線香を香炉にお供えしましょう。

上記してきましたが、宗派ごとにお線香の本数、立てるか寝かせるかは違ってきます。
本数などはあらかじめ把握しておきましょう。

しかし、 古いお墓の場合は、立ててお供えする ようになっている香炉がほとんどです。
立てる香炉の場合には それにならうように、お線香を立てて ください。

合掌し、一礼
合掌 女性
規定の本数のお線香をお供えしたら、 お墓に向かって合掌し、故人をお参り しましょう。
ご冥福をお祈りしたり、こちらの近況報告など、故人と静かに向き合いましょう。

お墓にお参りする際には、 頭が墓石より高くならないよう、頭を下げるか、しゃがみましょう。
お参りが済んだらお墓に 再度、一礼しましょう。

ここまでが、お墓参りの際のお線香のあげ方の大体の流れとなります。

束でお線香をあげてもよい
お供えする線香の本数は、宗派によって違えど、 だいたい1本から3本の本数に決められています。
しかしお墓参りなどには、 お線香を束で持っていき、参列者と分け合うことが多い です。

本来はそれぞれ決まっている本数をお供えします。
お墓参りの際には束でお線香をあげてもマナー違反にはなりません。

お線香の本数が多ければ多いほど、それだけ香りも漂います。
浄化効果が高まるとも言われています。

束でお線香をあげる場合は、 とめてある帯紙は外しましょう。
紙に火が燃え移ってお墓を汚してしまったり、強風で飛ばされたりして周辺に燃え広がったりする恐れがあります。

また、 多くの本数に火をつける時にはくれぐれも気を付けてください。

お線香は毎日あげるか
お線香
四十九日までは本来は毎日あげるもの
お線香は毎日あげるものでしょうか。
実は 四十九日までは毎日お線香を絶やさずあげる 、というふうに言われています。

その理由として、故人があの世へたどり着くのに四十九日かかる、と言われています。
その間道に迷わぬようにお線香で道案内をする 、という役割があるからです。

そしてあの世にたどり着くその四十九日の間に、 お線香の香りを食べ物にする 、というのもあります。
しかし昨今ではご家庭の事情もさまざまで、常に人が家にいる、とも限らなくなってきました。

誰もいない家にお線香を焚いておくというのも防災の面で少し心配ですよね。
ですから 最近では必ず四十九日まではお線香をたやしてはいけない、と厳密に言われることもなくなりました。

家族がどなたかご在宅の時にだけ 、お線香をあげるようにするのが良いでしょう。

四十九日までは本数は1本
お線香は宗派によって本数が分かれる、ということを書いてきました。
四十九日までのお線香の本数には決まりがあります。

正確には 四十九日まではお線香の本数は1本だけ にする、と決まっています。
これは 宗派に関係なく、本数は1本 なので、ごっちゃにしないよう、間違えないようにしましょう。

理由はなぜかと言いますと、 お線香はあの世への道しるべとなるものなので、本数を2本以上あげてしまうと道に迷ってしまう 、と言われているからなのです。

四十九日の法要が終わるまでは、お線香の本数は1本だけにする 、ということを忘れないようにしたいですね。

四十九日が過ぎたらお線香の本数はそれぞれ宗派にそってお供えしてください。

【コラム】様々な線香の種類
お線香には 大きくわけて次の3つの種類 があります。

TPOによって使い分けましょう。

香り付き
煙の少ないもの
電子線香
香り付き
主に 「杉線香」、と呼ばれている もので、 杉の葉の粉末を原材料 として作られているものです。
香りが強く、また煙の量も多めで、 お墓参りのときに適しています。

これは、屋外にお供えするものなので風が強かったりするとすぐに消えてしまうことがあるからです。
屋外にお供えする際には本数も多めに するようにしましょう。

煙の少ないもの
多くは 「匂い線香」と呼ばれる もので、タブの木の樹皮、香料などをそれぞれ調合して作られたお線香です。
こちらは 煙が少なく、香りはその調合された香料によって色々違いが あります。

煙が少ないので、 多くの方がご家庭で使用しています。

電子線香
集合住宅など、周囲に配慮したい、という方のために最近では 無煙のもの、また電子線香も 作られています。
電子線香であれば 煙も出ませんし、下に落としてしまって焦がしてしまう、ということもありません。

電子線香は各宗派によって違うので合ったものを購入しましょう。
電子線香の中には お線香の香りを出せるものもある ようですので、やはり香りがないと、と思われる方はそちらを選ぶのもおすすめです。

お線香のマナー、本数は慌てないうちに学んでおきましょう
こちらでは、 お線香をあげる際のマナーや、宗派によって本数や立て方に違いがある 、ということを細かくまとめました。

また、 お墓参りや仏壇にお供えする際の本数やおおまかな流れ、作法 などもご紹介しています。

お線香の本数やあげ方は宗派ごとによって違いますが、弔事というものは大抵急に訪れるもので、 その時になって初めてどうするんだろう、と迷ってしまうことが多い です。

しかし いざというときに恥をかかぬよう、また、慌てたりすることがないよう、お線香について作法や本数について知っておくことは大切 です。

この機会にぜひ、お線香についての作法や本数について触れておきましょう。

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