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葬儀

2024.05.01

「ご冥福をお祈りします」の意味・例文!避けるべき宗教・宗派も解説

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「ご冥福をお祈りします」は、お亡くなりになった方本人にかける言葉です。
よくテレビで、逝去した著名人にアナウンサーが「ご冥福をお祈りします」と言っているのを見ますね。

この記事では、この言葉の意味・例文・使うのを避けるべき宗教や宗派・使う場面、ほかのお悔やみの言葉、返答などをご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。

「ご冥福をお祈りします」の意味
葬儀
「ご冥福をお祈りします」は、もともと仏教に由来しています。 「故人の魂があの世で平和かつ幸福に暮らすこと」 を意味します。
亡くなった人があの世に行っても、平穏で無事に転生することを願うのです。

あの世は 冥界 などとも言いますが、暗闇の世界といった意味合いが強いです。
亡くなった人の魂は、冥界に行くとさまようと考えられています。

つまり、 亡くなった人が冥界に行くことを前提にしている んです。

「ご冥福をお祈りします」を使う場面
葬儀 仏花
「ご冥福をお祈りします」は、 息を引き取った故人への言葉 です。
使う場面は、葬儀で故人の霊前に来たときがベストです。

なので、葬儀の席で親族に対して、「ご冥福をお祈りします」を単独で使うのは控えましょう。
代わりに、「(亡くなった人の名前)さんのご冥福をお祈りします」と言うのがおすすめです。

「ご冥福をお祈りします」を使えるのはいつまで?
葬儀全般ではTPOに応じた決まり事があり、弔電を出す時期などに配慮します。
けれど、 「ご冥福をお祈りします」は、いつまでに使うべきなどは決まっていません。

時期や期限というよりも、故人をいたむ気持ちを表明するのが大切です。
たとえ亡くなったのを知ったのが後であっても、親族への真心があれば「ご冥福をお祈りします」を使用してOKになります。

「ご冥福をお祈りします」の例文
葬儀
「ご冥福をお祈りします」はお葬式などで使うのが一般的ですが、場面によってはほかの場所でも言います。

主に使う場面は以下3つです。

対面して言う場合
メールの場合
電話の場合
対面して言う場合
なるべく 短く簡潔 に言うようにしましょう。

「このたびは、誠にご愁傷様でした。
○○(亡くなった人の名前)のご冥福をお祈りします」
「突然の訃報にとても驚いています。
私にできることがありましたら、お声がけください。
○○(亡くなった人の名前)のご冥福をお祈りします」
メールの場合
シンプルな文章 を意識して、哀悼の気持ちと親族の悲しみに寄り添うように書きましょう。件名は、相手が一目で弔電と把握できるよう、「お悔やみ申し上げます」に統一してください。

「○○(亡くなった人の名前)さまが逝去されたことを受け、お悔やみ申し上げます。
突然のことで言葉もありませんが、どうかお力落としされませんよう、心よりご冥福をお祈りします。」
電話の場合
訃報を受け取ったら、まずはつらいなか知らせてくれたことに 感謝の気持ち を示しましょう。

「おつらいにも関わらず、お電話くださりありがとうございます。○○(亡くなった人の名前)のご冥福をお祈りします。
差し支えなければ、近日(今から)ご自宅に伺ってよろしいですか」
「ご冥福をお祈りします」を避けるべき宗教・宗派
×
「ご冥福をお祈りします」は、故人が信じていた宗教や宗派によってはNGなことがあります。
それは 「亡くなってからあの世に行くこと」 について、さまざまな概念や思想があるためです。

「ご冥福をお祈りします」を避けるべき宗教・宗派
「ご冥福をお祈りします」を避けるべき宗教・宗派は、以下の3つです。

浄土真宗
キリスト教
神道
以上の宗教・宗派では、どうして「ご冥福をお祈りします」は言わないほうがいいのでしょうか。
その理由を宗教ごとに見てみましょう。

浄土真宗
この宗派は、阿弥陀如来(あみだにょらい)を主に信仰対象としています。
阿弥陀仏の教えでは、 念仏(阿弥陀仏の名)を唱えると、死後仏の清らかな世界へ行き仏になる のです。

ですので、亡くなった魂が冥界へ向かうことはありません。
「ご冥福をお祈りします」は浄土信者に言うのは控えましょう。

キリスト教
キリスト教における死とは、 神のいる天国へ旅立つこと を意味します。
神様のもとで、心穏やかに過ごすことを祈るのです。

そのため、「ご冥福をお祈りします」はキリスト教の天国の概念と相対します。

神道
神道には冥界の概念がありません。
人の命は神から「借り受けた」ものとされ、その命を返す時が、人が亡くなる時 だと考えているのです。

神に命を「返した」ら、故人は子孫を守る守護神になります。
主に自宅で葬儀を行って、故人に家を見守ってくれるよう祈ります。

故人の宗教・宗派が分からないとき
亡くなった人がどんな宗教を信仰していたかは、プライバシーになるので知っていることのほうが少ないですよね。

ですから、緊急に参列したときなどは、 「ご冥福をお祈りします」以外の言葉を使ってください 。

「ご冥福をお祈りします」以外のお悔やみの言葉
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宗教・宗派などで「ご冥福をお祈りします」がだめなら、以下のようなお悔やみの言葉で代用しましょう。

お悔やみ申し上げます
ご愁傷様でした
哀悼の意を表します
では例文とともにそれぞれ紹介します。

お悔やみ申し上げます
基本のお悔やみフレーズで、これを言っておけば間違いはありません。

「突然のことで慰めの言葉もありません。お悔やみ申し上げます」
哀悼の意を表します
この言葉は、葬儀の席では使えません。ふつうは弔電に書き表します。

「ご逝去の知らせを聞き、○○さん(亡くなった人の名前)に哀悼の意を表します」
ご愁傷様でした
非常に使いやすいです。
が、「ご愁傷様です」だと皮肉をあらわす日常表現になってしまいます。

語尾は「でした」と過去形にしましょう。

「このたびはまことにご愁傷様でした」
「このたびはまことにご愁傷様でございました」
お悔やみの言葉に関しては以下をご覧下さい。

お悔やみの言葉・挨拶の文例とマナーまとめ!状況別・間柄別に解説
第三人生編集部

知らない人に対しての「ご冥福をお祈りします」
仕事関係の葬儀
「ご冥福をお祈りします」は、故人にかける言葉です。
ワイドショーなどで一般人の死が報道されると、出演者含め赤の他人でもこの言葉を使います。

そこに宗教的な意味合いはなく、 「弔辞として使いやすい言葉」 という認識です。
しかし、批判もあります。

哀悼の気持ちをこめていても、人によっては 無関係の人が使うべきではない と言うのです。
まったくの他人に向けて「ご冥福をお祈りします」と言うのは、不適切なんでしょうか。

知らない人に対しての「ご冥福をお祈りします」は適切か不適切か
「ご冥福をお祈りします」を知らない人に言うとき、どんな基準でならいいのか、よくないのか、見ていきます。

不適切な場合
不適切とみる場合、多くは 亡くなった人の信仰宗教が原因 です。
「ご冥福をお祈りします」を言う側と言われる側は知らないもの同士なので、故人がどんな宗教を信じていたかわかりません。

亡くなった人が仮に浄土真宗信徒やキリスト教徒だった場合、「ご冥福をお祈りします」は不適切です。

適切な場合
亡くなった人が 浄土真宗以外の仏教徒だった場合 に限ります。
しかし、これも知らない人の場合は不明なことがほとんどです。

ですので、知らない人に「ご冥福をお祈りします」を言うのは避けましょう。

知らない人に対しての「ご冥福をお祈りします」の注意点
他人が知らない故人に「ご冥福をお祈りします」を使うのは、インターネットに書き込む時がほとんどでしょう。

この時注意したいのは、 Twitterなどでその故人に対して、誰かが「ご冥福をお祈りします」と言っていても影響されない ことです。

亡くなった本人や親族の立場を考え、「ご冥福をお祈りします」ではなく別のお悔やみの言葉を使いましょう。

ペットに対しての「ご冥福をお祈りします」
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あなたの身近でペットを亡くした人がいたら、どんな言葉をかけたらいいか悩みませんか。
「ご冥福をお祈りします」は、ペットにも使えるのでしょうか?

人の死と異なり、ペットの死には飼い主に共通するある考え方があります。
それを前提に、「ご冥福をお祈りします」はペットに使っていいか考えましょう。

ペットは死後「虹の橋」を渡る
飼い主は、ペットが亡くなることを 「虹の橋を渡る」もしくは「虹の橋のたもとに行く」 と表現します。
これは、作者不明の「虹の橋」という詩からきています。

あの世に完全に旅立ってしまうのではなく、「虹の橋のたもと」で飼い主を待ちながら穏やかに過ごすのです。
また「虹の橋を渡る」とは、厳密には飼い主が息を引き取ってペットと再会してからのことを言います。

このように、飼い主はペットの死を人間のように「永遠に眠るもの」と捉えません。
ですが、すべての飼い主が「虹の橋」概念を信じているかというと、そうとは言い難いです。

「ご冥福をお祈りします」は適切か不適切か
では「ご冥福をお祈りします」はどんな場合なら適切なのでしょうか。

ペットの飼い主が 仏教徒なら、「ご冥福をお祈りします」は適切 です。
それ以外の宗教・宗派では不適切になります。

「ご冥福をお祈りします」の注意点
「ご冥福をお祈りします」を使う場面は、ペットがどんなことで亡くなったかによって異なります。
ケースによっては使うべきでなく、ほかの言葉をかけるのがベターでしょう。

一般的に、ペットが事故や突然亡くなった場合に「ご冥福をお祈りします」を使います。
例としては、以下の文があります。

「(年齢)まで長生きしたんですね。病気をしても、そこまで生きられたのは、あなたの看病があったからこそだと思います」
「(ペットの名前)は最後の瞬間まで大好きなあなたのそばにいられて、しあわせだったと思います」
「あなたの家族になって、しあわせな時を過ごして、(ペットの名前)は天寿をまっとうできたんですね」
また飼い主が虹の橋を知らない場合、虹の橋の詩を教えてあげるのも、その人の心を癒やすでしょう。

「ご冥福をお祈りします」への返答
返信
これまでとは逆に、 自分が「ご冥福をお祈りします」と言われる立場 になったときのことを考えます。
「ご冥福をお祈りします」は基本的には故人に使うものなので、親族に使うのは正しいとはいえません。

一方、葬儀場で参列した人に「ご冥福をお祈りします」と言われた時、どう返答するといいのでしょう。
言っている当人は、「ご冥福をお祈りします」の使い方を知らないことが多いです。

悪気があって言っているわけではないことを理解し、いたむ気持ち を受け取りましょう。
返事としておすすめの例文としては以下です。

「痛み入ります」
「恐縮です」
「ご丁寧にありがとうございます」
「お気遣いいただきありがとうございます」
「恐れ入ります」
言葉が出ない場合、黙礼で感謝の気持ちを示すのもいいでしょう。

「ご冥福をお祈りします」は使うべきでない場面をクリアに
「ご冥福をお祈りします」は、その本当の意味を知らずに使っている人が多いです。
もちろん、根底では亡くなった人の死を悲しんでいます。

ですが、 「冥界に行ってもしあわせに過ごしてほしい」と暗闇の世界へ行くこと を前提としているのです。

日本人の葬儀はほとんどが仏教式で、「ご冥福をお祈りします」はどこでも使えるイメージがあります。
けれど、実際はむやみやたらに言っていいものではありません。宗教・宗派によっては避けたほうがいいのです。

「ご冥福をお祈りします」を使えない宗教・宗派は、浄土真宗、キリスト教、神道です。
また、宗教に限らず場面によっても控えたほうがいいことがあります。

基本、「ご冥福をお祈りします」は故人本人に向けて言います。故人の家族に言うことはあまり好まれません。
その場合は、ほかのお悔やみ(「お悔やみ申し上げます」など)の言葉を使うようにしましょう。

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