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葬儀

2024.05.31

お葬式で必要な数珠はどこで買う?色選びのポイントも解説!

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葬式で数珠を使うことは一般的とされています。
そのため、万が一の事態に備え、数珠を常備されている方も多いのではないでしょうか。

一方、数珠が古くなって糸が切れたり、どこにしまったか分からなくなるなど、必要なときに手元に用意できないこともあります。そんなとき、「数珠をどこで買えばいいの?」「どんな色を選ぶべき?」と悩む場面も十分に想定されるでしょう。

そこで今回は、葬式用の数珠をどこで購入すればよいのか、また色についてのマナーも含めて詳しくご紹介します。

この記事を読んで、最適な数珠選びをしていただけたらと思います。
さっそく、葬式で使用する数珠の購入場所と、色選びのポイントについてみていきましょう。

葬式で使う数珠の購入場所と適切な色の選び方

葬式に参列するとき、数珠は参列者の多くが持参するアイテムですが、どこで購入できるのでしょうか?
数珠の購入場所・色の選び方・具体的な店舗などを説明します。

数珠の購入場所

数珠の購入場所は、仏具店や百貨店の仏具売り場だけではありません。ホームセンターやインターネット通販など様々な場所で購入できます。

また、急ぎで必要な場合は、最寄りの100円ショップやコンビニでも手に入れることができます。

数珠の色に関しては、基本的には黒や紫など落ち着いた色が選ばれますが、宗派によって好まれる色に違いがありますので、事前に確認することが大切です。
しかし、特に決まりがない場合は、自分や故人との関係を思い浮かべながら選ぶと良いでしょう。

さらに、数珠は自分自身の守りともされるため、心を込めて選ぶことが大切です。その理由は、数珠が持つ精神的な意味合いや歴史的背景にあります。数珠はただのアクセサリーではなく、宗教的なシンボルとしての役割も担っているのです。

数珠の店舗別の特徴と選び方

数珠を購入する際には、様々な種類の店舗が選択肢となりますが、その特徴を理解して選ぶことが大切です。

たとえば、仏具専門店では多種多様な数珠が揃っており、専門知識を持ったスタッフが購入のアドバイスをしてくれます。これは、特定の宗派に合った数珠を求めている場合や、高品質な数珠を長く使用したい場合に特におすすめです。

一方、百貨店やホームセンターでは、一般的な数珠が手軽に購入できますが、種類や専門性は仏具専門店ほどではありません。

しかし、急ぎで数珠が必要な場合や、手頃な価格で購入したい場合には適しています。また、インターネット通販は、忙しくて店舗に行く時間がない人には便利です。自宅にいながら多くの選択肢から選べ、商品が直接届けられるため、時間と労力を節約できます。

ただし、実物を見ることができないため、購入前に商品の詳細やレビューをよく確認する必要があるでしょう。

これらの情報をもとに、自分のニーズに合った購入先を選ぶことで、適切な数珠を見つけることが大切です。

数珠の選び方と、おすすめの色と素材

数珠を選ぶ際には、その素材や色、さらに宗派に適した形式を考慮することが必要です。

まず、数珠の素材には天然石、木材、金属、プラスチックなどがあり、それぞれに特徴と美しさがあります。

たとえば、木材は温もりがあり、天然石は重厚感が感じられます。また、色に関しては、黒や茶色が一般的ですが、個人の好みや宗派の伝統に合わせて選ぶのも良いでしょう。

数珠の形状は宗派によって異なるため、自分の宗派に合った数珠を選ぶことが大切です。
実際、浄土宗では「二重の数珠」が推奨され、曹洞宗では主玉が108個ある数珠で、金属が付いているのが特徴となります。

このように素材や色、形状を選ぶ際には、数珠それ自体の意味や用途、宗教的な背景を理解することが重要です。
それでは次に、数珠を使用する際のマナーについてお伝えします。

葬式での数珠の持ち方とマナー

葬式やお通夜などで数珠を使用するときには、正しい持ち方とマナーを守ることが大切となります。
故人の遺族をはじめ、葬式に参列する方々は悲しい気持ちを抱えているため、気遣いや心遣いに対する配慮が重要になるためです。

ここでは、持ち方の決まりから手入れ方法までを説明します。

持ち方のルール

数珠は、基本的に左手で持ち、右手で支える形で使用します。

数珠の持ち方には、特に宗派による厳格なルールがあり、一般的には数珠を持つ際には房部分を下にして持つことが多いです。

また、数珠は1人1つがマナーとされており、他人に貸し借りすることは避けたほうがよいでしょう。数珠が個人の厄を払うともされるため、他人と共有することは適切ではないとされています。

忘れがちなのが、離席したときに数珠も置きっぱなしにしてしまうパターンです。数珠は厄除けの意味もあり、自分自身そのものともいわれています。椅子などに置きっぱなしにせず、離席の際にはバッグの中やポケットの中にしまうことが大切です。

数珠を使用するときには、その価値や意味を理解し、故人への敬意を表しながら静かに念仏を唱えることが望ましいです。
そうすることで、数珠を通じて故人との絆を感じ、心を落ち着けることができます。

葬式で好まれる数珠の色とは?

葬式や法事で使用する数珠の色選びには、一定のマナーが存在します。

一般的には落ち着いた色である黒や紫、茶色が選ばれることが多いですが、これは故人への敬意を表し、慎ましやかな雰囲気を保つためです。

特に「黒」は、すべての宗派でもっとも無難かつ適切な色です。
しかし一方で、色に関する決まりはなく、明るい色を選んでも問題はないものとされています。ただし、地域や宗派によっては特定の色が好まれることもありますので、事前に確認することが大切です。

また、数珠の色は、故人との関係や個人の感情を反映することもあります。
深い絆や特別な思い出がある場合、それを象徴する色を選ぶことで、故人への思いを形に表すことができます。

色によって込められている意味も異なりますので、自分に合った数珠を選ぶことが、長く使用する上で重要なポイントとなります。

数珠の保管とお手入れの方法

数珠は長く使い続けるために、適切な保管とお手入れが必要です。
数珠を保管する際には、直射日光を避け、湿度の低い涼しい場所に保管することが理想的です。これにより、素材が傷んだり、色あせしたりするのを防ぎます。

また、数珠袋に入れて保管することで、ホコリや汚れから守り、持ち運びも簡単になります。

お手入れについては、使用後は柔らかい布で優しく拭き取ることが基本です。特に木製や天然石製の数珠は、汗や汚れが付着すると素材を傷める原因になるため、定期的に拭き取るのが良いでしょう。
木の実の珠の場合には、虫がつくことがありますので、防虫剤を入れておくと安心です。

数珠の修理と紛失時の対処法

数珠が破損した場合、まずは修理が可能かどうかを専門の仏具店で相談してみましょう。

多くの場合、紐が切れたり、玉が取れたりした数珠は修理が可能ですが、素材によっては新しい数珠を購入した方が良い場合もあります。

紛失した場合には、同じ種類の数珠を再購入することが一般的ですが、特に大切な人から贈られた数珠など、感情的な価値が大きい場合には、その喪失感をどう処理するかが重要になってきます。

このような状況では、新たな数珠を購入し、前の数珠と同じように大切に扱うことで、失った数珠への敬意を示すことができます。

数珠は使い続ける中で更なる意味を持つようになるため、適切に管理し、長く使い続けることが望ましいです。

次に、数珠を購入する際の予算の設定についてお伝えします。

数珠購入時の予算設定とコストパフォーマンス

数珠の購入において、予算設定は非常に重要です。
一般的に数珠の価格は数百円から数万円までと幅広く、素材や製作の精密さ、宗派の特性によって大きく異なります。

そのため、手頃な価格の略式数珠から、高価で装飾的な本式数珠まで、その用途と必要性に応じて選ぶことが大切です。
購入時には、予算内で、自分に合った形で品質が良いものを選ぶようにしましょう。

数珠は一般的に長く使用するものですから、耐久性や手触り、重さなど、実際に手に取って確認することが重要です。

また、特別な意味を持たせたい場合は、無理のない予算を設定した上で、適切な数珠を選ぶこともあるでしょう。

そんなとき、少しでも予算を節約する方法としては、セール時に購入する、シンプルなデザインのものを選ぶ、または中古の数珠を購入するといった選択肢もあります。

重要なのは、価格だけでなくその数珠が持つ意味や用途を理解し、適切に選ぶことです。

数珠を贈る際のマナーと注意点

数珠を贈ることは、故人への敬意や慰めを表す行為として適切な場合がありますが、贈る際にはいくつかのマナーと注意点が存在します。

まず、贈る相手の宗派や好みを事前に確認し、それに合わせた数珠を選ぶことが大切となります。数珠が宗教的な意味を持ち、宗派によって異なる形式があるためです。

また、数珠を贈る際は、新品を選び、美しい包装で丁寧に贈ることが望ましいといえます。このとき、使用されている素材や色、大きさにも気を配り、相手が日常的に使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

数珠を贈るタイミングとしては、忌明けや法事など、相手が新しい門出を迎える時期が適しています。

このような配慮を行うことで、数珠は「ただの贈り物」以上の、深い思いやりと敬意を表す特別なギフトになります。

数珠の長持ちさせる保管とお手入れのコツ

先ほどもお伝えしたとおり、数珠を長持ちさせるためには、日常的な保管とお手入れが重要です。

数珠を保管する際は、直射日光や高温多湿を避け、通気性の良い場所に保つことが基本です。

特に、天然石や木製の数珠は湿度に敏感なため、適切な環境での保管が必要です。
場合によっては防虫剤と共に保管するのもいいでしょう。
桐箱に入れるのも、湿度を一定に保ち、防腐成分や虫よけの成分も含むので、保管に適しています。

また、数珠を使用した後は、柔らかい布で軽く拭き、汗や皮脂が残らないようにすることが大切です。細い紐状の房が付いた数珠は、房を綺麗に整えて仕舞いましょう。
数珠の紐が緩んできた場合には、専門店での調整をお勧めします。

このような簡単な手入れと保管方法によって、数珠は長い間、その価値を維持し続けることができるのです。

次に、数珠を日常生活で使う際の意義と心得について考えてみましょう。

数珠を日常生活で使う効果

数珠を日常生活で使うことは、精神的な落ち着きや集中力を高める効果があります。

日々の忙しさから一時的に離れ、数珠を通じて心を整えることは、多くの宗教で推奨される実践です。
数珠を使って瞑想することで、ストレスを軽減し、心の平穏を得ることができます。

数珠を日常的に使うためにも、数珠を尊重し、清潔に保つことが大切です。

また、数珠を使う際は、その場の環境を尊重し、他の人に配慮した使い方を心がけることが重要です。

数珠を使うことは、単なる習慣以上に、自己と向き合い、内省する貴重な時間を提供してくれます。

そのため、数珠を使うことによって、日常生活における精神的なバランスを保ちながら、より充実した生活を送ることができるようになります。

お葬式で必要な数珠はどこで買う?色選びのポイントまとめ

今回は葬式用の数珠の色と購入場所についてお伝えしました。
以下に、本記事の内容を要約します。
  • 葬式用数珠は、仏具店、百貨店の仏具売り場、ホームセンターで購入可能
  • 急ぎで必要な場合、100円ショップやコンビニでも手に入れることができる
  • 数珠の色は宗派によって異なるが、一般的には黒や紫が選ばれる
  • 数珠は個人の厄を払うアイテムとされ、他人に貸し借りするのは避ける
  • 数珠の素材には天然石、木材、金属があり、それぞれ特性が異なる
  • 浄土宗では二重の数珠が推奨され、曹洞宗では108個の玉が特徴
  • インターネット通販では多様な選択肢があるが、商品詳細やレビューを確認することが重要
  • 数珠を使用する際は、正しい持ち方とマナーを守る
  • 長く使用するためには適切な保管と手入れが必要

この記事を参考に、適切な数珠を選び、大切な葬式に臨む準備をしていただければ幸いです。

数珠選びにおいて、色や素材、宗派の理解が重要であることを覚えておきましょう。最適な数珠が見つかることを願っています。

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