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葬儀

2024.12.26

永代供養の際の遺骨、埋葬方法、費用は?

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永代供養墓は、霊園や寺院が遺骨の管理と供養を行う埋葬方法です。
後継者がいない場合や家族に負担をかけたくない場合に選ばれることが多く、樹木葬や納骨堂、合祀型などさまざまな形式があります。
この記事では、永代供養の埋葬方法や費用、参拝方法について詳しく解説しています。

永代供養は、後継者がいない場合でも安心して利用できる埋葬方法です。

寺院や霊園に永代供養料を納め、遺骨の管理と供養を任せられるため、家族に負担をかけたくない人に選ばれています。

納骨堂や樹木葬で行われることが多いですが、霊園によって遺骨の管理方法や費用は異なります。

永代供養とは?埋葬方法や納骨の方法が知りたい

永代供養は、墓地の継承者がいない場合や、お墓の管理を寺院や霊園に委託したい場合に選ばれる供養方法で、近年注目されています。

埋葬後も安心して供養が行えるため、終活の一環として検討する価値があります。

永代供養の埋葬方法

永代供養は、一般的に合祀型、個別埋葬型、樹木葬の3つに分類されます。
合祀型
遺骨を他の遺骨と一緒に埋葬する形式で、最も費用を抑えられる方法です。
管理費が不要なケースが多く、初期費用が少なく済みます。

個別埋葬型
遺骨を個別に管理し、専用区画を設ける方法です。
個別型では、遺族が特定の遺骨にお参りできるメリットがありますが、費用は高くなりやすいです。

樹木葬
樹木や花木を墓標とし、自然に還る形式の埋葬方法です。
宗派を問わず利用でき、環境に配慮した点が特徴です。

永代供養の納骨方法と遺骨の管理方法

永代供養の納骨方法にも違いがあります。
骨壺のまま埋葬
遺骨を骨壺に収め、そのまま埋葬します。
骨壺を保護容器に入れて納骨することもあります。

粉骨して埋葬
遺骨を細かく粉砕し、土に還す方法です。
自然回帰を重視する方に選ばれることが多い形式です。

ステンレス容器での埋葬
耐久性の高い容器に遺骨を納めて埋葬します。
特に環境保全が求められる霊園で採用されることがあります。

永代供養のメリットデメリットとは?

宗派を問わず埋葬できて後継者が墓じまいをしなくてよい永代供養ですが、埋葬方法によっては他の方と遺骨が一緒に供養されることを気にする方もいます。

一般的に考えられる永代供養のメリットとデメリットを比較してみましょう。

永代供養のメリット

・後継者が不要
永代供養は、寺院や霊園が遺骨の管理と供養を引き受けるため、親族や子供に負担をかける心配がありません。

おひとり様や夫婦だけの世帯にとって安心できる選択肢と言えます。

・経済的負担が軽い
一般的な墓石を立てるより費用が抑えられる場合が多く、永代使用料や維持費が不要なプランもあります。

また、合祀型を選べば、さらに費用を抑えられます。

・管理の手間がかからない
墓地の清掃や供養を霊園や寺院が行うため、遺族が現地に足を運ぶ必要がありません。

遠方に住んでいる場合や高齢で墓参りが難しい場合でも安心です。

・宗派が問われない
多くの永代供養墓は宗派を問わないため、様々な信仰の方が利用できます。
家族の宗教観が異なる場合にも適しています。

・自然回帰や環境保全ができる
樹木葬などの自然に還るスタイルを取り入れた供養方法では、環境に優しい取り組みが行われています。

永代供養のデメリット

・遺骨の個別管理ができない場合がある
合祀型の場合、遺骨が他の人と一緒に埋葬されるため、特定の場所に参拝したい場合には不向きです。

また、一度合祀された遺骨を取りだすことは基本的にできません。

・供養の内容に制限がある
従来のお墓のように、自由に供養の方法を選べない場合があります。

例えば、特定の日に限られる供養や、個別供養が難しいことがあります。

・家族の理解が必要
従来のお墓に慣れている家族や親族にとっては、永代供養が馴染みが薄く、反対意見が出る可能性があります。

・時間が経つと参拝対象が曖昧になる
個別型の場合でも、一定期間を過ぎると合祀に移される場合があります。

そのため、後々に参拝する際、遺骨の場所が特定できなくなるリスクがあります。

・地域や施設による費用差が大きい
霊園や寺院によって費用やサービス内容が異なるため、比較検討が必要です。

また、人気のある施設では利用料が高くなることがあります。

永代供養の気になる費用とその内訳とは?

供養
永代供養の費用は、供養方法や埋葬形式によって大きく異なります。

永代供養料や納骨料、刻印料などの内訳を事前に確認し、納得のいく霊園や寺院を選ぶことが重要です。

また、埋葬数や供養期間を調整することで費用を抑えることも可能ですので予算と照らし合わせて選ぶようにしましょう。

永代供養にかかる費用とその内訳

永代供養では、お墓や遺骨の管理を、遺族に代わり専門の施設や霊園が行います。
費用は供養方法や埋葬形態により異なるため、事前に相場を知っておきましょう。
1.永代供養料
合葬タイプ:1霊あたり5万~30万円
遺骨を他の遺骨とまとめて供養する形式で、費用を抑えたい場合に適しています。

セットタイプ:20万~60万円
骨壺単位で供養する形式で、合葬と比較して個別性が保たれます。

個別型:50万~150万円
個人や家族単位の区画を設け、一定期間は個別に供養される形式です。

2.納骨料
納骨時に読経を依頼する場合に必要なお布施で、3万〜10万円程度が目安です。
この費用は永代供養料に含まれている場合もあります。

3.刻印料
墓誌や記念碑に名前を彫刻する費用で、相場は3万円程度です。

永代供養にかかる費用を抑える方法とは?

永代供養料の他にかかる費用を左右するのはこのような項目です。
埋葬数:納骨数が多いほど費用が増加します。

供養期間:個別供養期間が長いほど費用は高くなります

デザインと形状:墓碑やプレートのデザイン、材質によっても価格が変動します

埋葬方法に合祀タイプや合葬タイプを選択すると比較的低コストで埋葬できます。

永代供養の費用は事前に明確にしておくことが、その後のトラブルを防ぐポイントです。

納得のいく供養先を選ぶために、事前に霊園や管理者に直接相談することをおすすめします。

永代供養の申し込みの流れや参拝方法とは?

永代供養を選ぶ際は、霊園や寺院の種類やアクセスの良さ、管理体制などを考慮することが重要です。

参拝方法や施設のルールを事前に把握することで、故人を安心して見送る準備が整いますので、計画的に進めて、納得できる選択をしてください。

また、埋葬方法によって参拝方法が異なる場合があるので、希望のスタイルに合うかどうか確認しておきましょう。

永代供養の埋葬までの流れ

情報収集と見学
インターネットやパンフレットを活用して、気になる霊園や寺院の候補をリストアップします。

口コミや評判も参考に希望する霊園や寺院を選び、現地見学を行います。

見学は無料でできるので、気になる霊園があれば訪れて話を聞いてみましょう。

見学の際は供養の具体的な内容のほかに、費用の内訳と追加料金の有無、納骨や埋葬の手続き管理体制や埋葬方法を施設の担当者に確認することが重要です。

また、家族に永代供養の内容を説明し、全員が納得したうえで決定しましょう。

契約
契約書を締結し、永代供養料を納めます。

納骨後の遺骨の取り扱いや、供養期間の明記があるか、長期的な管理体制や施設の運営体制についてもチェックしてください。

費用や供養の内容も家族と共有しておくと安心です。

納骨
契約後、遺骨を埋葬します。

納骨時には、閉眼供養や開眼供養などの宗教儀式が行われる場合があります。

永代供養の施設の種類と選び方

1. 施設の種類と供養方法
霊園や寺院によって提供される供養の方法が異なりますので、自分や家族の希望に合った形式を選びましょう。

施設の種類で一般的なものは下記の2つです。
納骨堂型: 屋内で遺骨を管理する形式。個別の参拝スペースがある場合が多いです。
樹木葬型:自然に還る供養方法で、環境保全にも配慮されています。

2. アクセスの良さ
霊園や寺院へのアクセスは、親族や自分自身が訪問しやすい場所を選ぶのが理想です。公共交通機関の有無や、駐車場の整備状況も確認しましょう。

3. 管理体制と供養内容
霊園や寺院の管理体制や供養の頻度を確認してください。
施設によっては、供養を定期的に行うところや、年に一度のみのところがあるので、以下の内容を確認しておきましょう。

・年間の供養回数
・供養の方法(読経の有無など)
・施設の維持管理状況

4. 宗派の制限
多くの永代供養墓は宗派を問わず利用可能ですが、一部の寺院では宗派が限定されている場合があります。

自分や家族の信仰に合った施設を選びましょう。

5. 費用
永代供養料は供養方法や施設の規模によって異なります。
費用には以下が含まれる場合があるため、事前に見積もりを取って確認しましょう。

・永代供養料
・納骨費用
・プレート彫刻費用
・維持管理費

永代供養墓の参拝方法

永代供養墓は施設が整備しているため掃除の必要がなく、気軽にお参りできるのが特徴です。
事前に施設のルールを確認し、故人を偲ぶ時間を大切にしてください。
1. 集合式
遺骨を複数まとめて安置する形式。
共用の香炉や供花台で参拝します。
お供え物は施設のルールを確認し、生ものや火気を避けましょう。

2. 個別式
遺骨を個別に管理し、故人の名前が刻印されたプレートなどがある形式。
参拝場所で個別に祈ることが可能ですが、供花の制限がある場合もあります。

3. 納骨堂
屋内で管理される形式で、仏壇式やロッカー式などがあります。
お線香や花を供えることができる施設が多いですが、規定を事前に確認してください。

4. 樹木葬
シンボルツリーや自然の中での参拝となり、火気厳禁やお供え物に制限がある場合があります。

永代供養は現代のライフスタイルに合った新しい選択肢

永代供養は、ライフスタイルや家族構成が多様化する現代において、柔軟で便利な供養方法と言えます。

費用を抑えられる、管理が不要などの利便性がある一方で、個別供養や従来の墓参り文化を重視する方には慎重な検討が必要です。

家族と事前に話し合い、全員が納得した上で選択することが大切です。

また、後悔しないよう施設の管理体制や費用、供養の内容をしっかり確認しましょう。

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