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葬儀

2024.04.24

33回忌の香典の金額相場!袋の選び方、書き方!渡し方も解説

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33回忌は、故人の没後満三十二年目に行う法要です。
弔い上げが行われることも多く、重要な法要の1つとなります。

では、33回忌に持参する香典の金額相場をあなたはご存知でしょうか?
この記事では、香典を贈るあなたと故人との間柄別に、33回忌の香典の金額相場を紹介します。

あわせて香典袋の選び方や書き方、そしてお金の入れ方や渡し方まで、香典に関するあらゆることを確認していきましょう。

この記事で解決される疑問

33回忌の香典の相場は?

33回忌の香典袋は?

33回忌の香典の渡し方は?

そもそも33回忌とは?

33回忌とは、人が亡くなった後満32年目に行う法要のことを指します。
節目の年ごとに行う年忌法要のうちの1つで、親族のみで行う傾向にあります。

一般的には33回忌で年忌法要を終了し、永代供養とすることが多いようです。
これを 弔い上げ と言います。

また、年忌法要を打ち切るということで 年忌止め という事もあります。

弔い上げとは
年忌法要の最後として行う法要を指します。
他の法要と異なる点は、弔い上げを以って個人は長年にわたって行われた供養により極楽往生されたという事で、お祝いの儀式でもあるというところです。

33回忌の香典の金額相場

他の法要の時と同様、33回忌にも香典を持参します。
では、その相場はいくらくらいなのでしょうか?

ここでは33回忌の香典の相場を故人との間柄別に紹介します。
是非香典を包む時の参考にして下さい。
故人との間柄 相場
祖父・祖母 1万円〜5万円
両親 3万円〜10万円
兄弟・姉妹 1万円〜10万円
叔父・叔母 3千円〜3万円
相場は、故人との間柄以外にも、あなたの年齢によっても変動します。
また、法要後に会食がある場合は少し多めに包む方が良いです。

ここからはより詳細に香典の相場を解説していきます。

祖父・祖母に包む香典

祖父や祖母への香典相場は以下の通りです。
あなたの年齢 相場
20代 5千円〜1万円
30代 1万円〜3万円
40代〜 3万円〜5万円
あなたが学生ならば親がまとめて包む事も多いので、その場合は特別自分で香典を包む必要はありません。
また、 孫たちでまとめて香典を包むケース も見られます。

両親・兄弟に包む香典

父や母・兄弟の33回忌の場合、あなたが施主になった場合は香典は必要ありません。
ここでは、あなたが独立していてかつ施主ではない場合の香典相場を紹介します。
あなたの年齢 相場
20代 1万円〜3万円
30代 2万円〜5万円
40代〜 3万円〜10万円
両親や兄弟に包む香典の費用は、他の親族のものと比べて高額になる傾向にあります。

叔父・叔母に包む香典

叔父・叔母やその他親族への香典相場です。
あなたの年齢 相場
20代 3千円〜1万円
30代 3千円〜2万円
40代〜 5千円〜3万円
叔父・叔母などの親族に香典を包む場合、その関係性の深さによって包む額を変えます。
遠方に住んでいてなかなか会わなかったり、逆に頻繁に会ってお世話になっているというケースもあります。

親族の場合の香典の金額はそういった関係性の深さも考慮に入れて決めましょう。

33回忌の香典袋の選び方

香典を渡すときは、現金をそのまま渡すのではなく香典袋に入れて渡します。
ここではその香典袋の選び方を説明します。

香典袋の水引は?
水引は結び方が「結び切り」のものにします。
結び切りだと引っ張っても結び目が解けず、「二度と起こらない」という意味合いがあるため、弔辞では大抵この結び方の水引を選びます。

包んだ金額が3千円〜5千円の時は水引が印刷されたもの、1万円を超える場合は、水引の束が7本〜10本のものを選びます。

33回忌では、水引が黒白の不祝儀袋を選ぶのが一般的 ですが、地域によって異なることがあります。
その中でも普通と異なる特徴的な地域を紹介します。

関西の香典袋
関西地方では弔辞の際黄色と白の不祝儀袋を使用する風習があります。
しかし、全ての法要で使われるわけではありません。

49日を過ぎて悲しみの気持ちが和らいできたことを表すため、黒から少し和らいだ色である黄色を使うようになったようです。
関西でも一部の地域では使えない事もあるようなので、使用を検討している場合は周囲の人に確認を取ったほうが良いでしょう。
沖縄の香典袋
沖縄では、33回忌の法要を「ウワイスーコー(終わり焼香)」と呼びます。
お祝いの意味が強いため、香典を包む際、不祝儀袋の代わりに紅白の祝儀袋を使用することもあります。

33回忌の香典袋の書き方

香典袋の選び方がわかったところで、お次はその表書きや中袋の書き方を解説します。

中袋の書き方
香典袋の中には中袋がないものもありますが、ある場合は 中袋の表面の中央に金額を記載し、裏面に住所と氏名を書きます。
金額の書き方は旧字体の漢数字を使うので、以下の表を参考にしてみて下さい。
漢数字 旧字体
佰 陌
仟 阡
この時、金額の前には「金」、後には「也」と書き記すのがルールになっています。
例えば1万5千円を包んだ場合は「金壱萬伍阡圓也」と書くことになります。

表書きの書き方
次は表書きの書き方です。
表書きの書き方は故人の宗教によっても異なるので、順番に見ていきましょう。

仏教
表書きは「御仏前」と書かれたものを使用します。
これは49日以後の仏教の香典の表書きで使うもので、33回忌はもちろん49日を過ぎているためこちらを使用します。

「御霊前」の表書きはお通夜以降の三五日の法要までしか使わないので、間違えないようにしましょう。
神道
神道の場合、信仰しているのは仏様ではなく神様です。
ですから、仏式で使った「御仏前」の表書きは使用できません。

神道では表書きを「玉串料」と書きます。
玉串とは、神様にお供えする榊の枝に紙を巻きつけたものを指します。
キリスト教
キリスト教の場合、表書きには「御花料」を使用します。
そもそもお香をたく文化がないので、香典とも呼びません。

この時の不祝儀袋は、キリスト教用のユリや十字架が書かれたものを使用します。
香典袋を書く時の注意
香典袋を書く時は、濃墨で書きます。
49日より前は悲しみの涙で文字が滲んだ、ということを表すために薄墨色の筆ペンで書くことが多いですが、49日を過ぎた法要では、悲しみも和らいできたということから濃墨を使う傾向にあるようです。

33回忌の香典の渡し方・マナー

新札は使用しない
弔辞において新札を使用するのは、不幸を予測して事前に準備していたように連想させてしまうためマナー違反です。

最近はATMでいつでもお金が降ろせる時代なので気にしないという方もいらっしゃいますが、止むを得ず新札しか用意できなかった場合は軽く折り目をつけてから入れると良いです。

お札の向きは揃えて入れる
香典袋のお金の入れ方にも注意を払って下さい。
お札を複数枚入れる時は、その向きを揃えます。

そして香典袋にお札を入れる時は、 肖像画が描かれている面を裏向きに入れます。
香典のお札の入れ方に関しては、こちらの記事も参考にしてください。
持参する時は袱紗に包む
香典を持参する時は、 袱紗(ふくさ) に包んでいくのが正式な方法です。
香典をビニール袋に包んだり、裸のままポケットに入れて持ち歩くのはマナー違反です。

香典を受付でお渡しする時は袱紗からまず香典を取り出して軽くたたみます。
その上に香典を表向きに、受付の人に宛名が見えるように載せて両手で差し出します。

33回忌に欠席するときの香典

ここまでは法要に出席する場合の香典について解説してきましたが、都合がつかなくて止むを得ず欠席する事もあるかと思います。
33回忌に欠席する時、香典はどうすれば良いのでしょうか?

基本的には法事を欠席しても、香典はお渡しするのがマナーです。

欠席する時の香典の金額
欠席する場合、法要後の会食の分を考慮に入れた金額を包む必要はありません。
出席する場合の香典の相場から、だいたい1人5000円程度の会食費を抜いた額を包んで渡します。

欠席する時の香典の届け方
一般的なのは、 出席する誰かに託して届けてもらう方法です。
または誰かに立て替えてもらうというのが無難でしょう。

次に考えられるのは 郵送 です。
この場合は、法事に欠席する事へのお詫びの手紙を添えると良いです。

33回忌の香典の金額相場を知って失礼のない参列を

この記事の結論は以下の通りです。    
33回忌の香典の相場は3千~5万円です。間柄によって大きく変わります。

33回忌の香典袋は結び切のものを使用します。表面には仏教であれば御仏前、神道なら玉串料、キリスト教はお花料と記載します。

お札は新札の使用を避けます。お札の向きは揃えて封筒に入れて、袱紗に包んで持参します。
33回忌は多くの場合弔い上げを伴う大事な法要です。
長年の供養で故人が往生したというお祝いの意味もあるため、地域によっては普段とは香典袋の選び方が変わってくる場合もあります。

この記事では香典袋の選び方や書き方、お金の入れ方やマナーに先立って、33回忌の香典の金額相場について詳しく説明しました。
金額はあなたの年齢や故人との関係性、そして会食に参加するのかしないのかで変動するということがわかったかと思います。

33回忌は大切な行事ですが、頻繁にあるものではありません。
いざ参列する際に香典のことで慌てたり、失礼を働くことがないよう、事前に知識を身につけておきましょう。

33回忌の香典の相場は?
香典の相場は1万円から10万円です。故人との関係や自身の年齢によって金額は変わってきます。

33回忌の香典の袋の選び方はどんなもの?
香典の袋は水引が結び切りになっているものを選ぶことが大切です。また、金額によって印刷されているものを選ぶか水引がかけられているものを選ぶかが変わります。

33回忌の香典の書き方のマナーはどんなもの?
中袋には旧字体で金額を記入し、表書きは御香典と書きます。また、宗教によって適した表書きの文字は変わります。

33回忌の香典袋の入れ方のマナーで気を付けることは?
お札の裏側が中袋の表面に来るよう入れることが大切です。また、お札の向きをそろえるのも重要なマナーです。詳しくはこちらをご覧ください。

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