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葬儀

2024.05.01

骨上げで行う箸渡しとは2人で行い不揃いの箸を使う!注意点も解説

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今回は箸渡しについてご紹介します。
箸渡しは故人との本当に最後のお別れの場です。

いざ行うとなった時に困らないよう、箸渡しに関する基本的な知識から由来、注意すべき点まで理由付きで丁寧にご説明します。
意味を理解しながら行うのと、そうではないのとでは気持ちの持ち方が全く異なってきます。

きちんとしたマナーを身につけ、心安らかに故人を見送りましょう。

この記事の結論

箸渡しは火葬後、2人で箸を使い骨壺に遺骨を入れる作業を指す言葉です。箸で掴んだ骨片を他の人の箸に渡すことも指します。

箸渡しでは2人1組になり、係員の指示に従って進めます。関東では全て、関西では一部の遺骨を収めます。
箸渡しの意味
箸渡しとは
橋渡しとは、故人を火葬したあとの骨上げの際、遺骨を骨壷に納めるために 一つの骨片を二人が同時に箸で拾うこと を指します。

また、一人が箸で持った骨片を箸から箸へ次の人に順番に回す動作も指します。この動作は昔、「箸渡し」と言われたら行う動作だったそうです。

今でもその名残で、「箸渡し」と聞くとこちらの動作を思い浮かべる方もいらっしゃいます。

箸渡しの由来
箸が橋に同音で通じること が由来だとされています。

仏教によると、今私たちがいる現世(この世)と亡くなった人がいる世界(あの世)の間には三途の川という川が流れているといいます。

故人はこの三途の川を渡って極楽浄土に行くのです。

その川を故人の魂がきちんと渡れるように「橋渡し」をするため、「箸渡し」を行うのです。

また、愛し(はし)を意味しているとも言われます。

骨上げとは
骨上げというのは先ほども述べた通り、 故人を火葬したのち、遺骨を骨壷に納めること です。骨上げの他に収骨や拾骨とも言われています。

箸渡しは2人で行う
男女喪服
箸渡しの方法
箸渡しには、 箸一対を二人で一本ずつ持って行うもの や、 男女ペアになって行うもの 、 全員で行うもの 、 近親者のみで行うもの など、地域によって様々な方法があります。

また、係員に拾骨を任せて、自分たちでは行わないところもあります。

箸渡しは火葬場の係員の指示に従って行います。

基本的には、 二人一組で行い 、 最初と最後の収骨は喪主が行います 。拾骨が終わった後は喪主が位牌を持ち、近親者が遺影や骨壷を持って帰宅します。

また、東日本では 全ての遺骨 を骨壷に入れますが、西日本では 喉仏や歯などの一部の骨のみ を骨壷に納め、残りは火葬場で供養してもらうため、骨壷のサイズが異なります。

東日本では7寸程度、西日本では4寸程度の骨壷が使用されるそうです。

骨壷は、白無地のものが一般的ですが、デザインの凝ったものを使用する方もいらっしゃいます。

東海地方では全部の骨を納骨する風習と一部の骨を納骨する風習が混ざっているそうです。

2人で行う理由
二人一組で行うのには様々な理由があります。

故人の霊が1人の人にとりつくのを恐れているからという言い伝えもありますが、やはり一番は 故人の死を共に悲しむため でしょう。

故人に縁がある方と共に骨を骨壷に納めることによって故人が亡くなったことによる悲しみを分かち合うことができます。

火葬は本当に故人との最後のお別れです。

箸渡しにはこの最後の瞬間をみんなで協力し、力を合わせて故人を見送ってあげようという気持ちが表れていると思います。

箸渡しでは不揃いの箸を使う
箸渡しでは普段私たちが使うような箸とは異なる、 竹と木のお箸のセット を使用します。

種類の異なる箸を使うのは逆さ事の一つだと言われています。

日常の出来事と逆のことを行うことによって、 葬儀が特別なもの であることを表しています。

他には、「無縁慈悲集」の中の孔子の言葉も由来であると考えられています。

また、故人がなくなったことに気が動転して、箸の種類が違うことにすら気付かなかったことを表しているという説もあります。

箸渡しの注意点
注意点
箸渡しにはいくつかの注意点があります。

主な注意点は下記の4つです。

血縁関係の強い人から拾う
遺骨を落としても慌てない
足から拾う
箸渡しを行う回数は1回
血縁関係の強い人から拾う
一つ目の「血縁関係の強い人から拾う」は先ほども述べたようにまず喪主の方から順に 血縁関係の強い人 から拾っていきます。

基本的には二人一組で行います。

最後に一人残ってしまっても決して一人でやってしまわず、一度済ませた方と二人で行いましょう。

一人で行うのは橋渡しにはならないのでしてはいけません。

そしてまた最後は喪主が拾います。

男女ペアになって行う際は、男性が左側、女性が右側になって一緒に拾う、または箸渡しをします。

遺骨を落としても慌てない
二つ目は「遺骨を落としても慌てない」です。拾骨は当たり前ですが、普段行う作業ではありません。緊張して遺骨を落としてしまうことも考えられるでしょう。

そんな時は絶対に慌てて拾うことのないようにしてください。

落としてしまったからといって慌てて拾ってしまうと、拾骨台に乗っている他の遺骨を拾ってしまう可能性があります。

ですので、 落としてしまった場合は係員の指示を待ちましょう。

足から拾う
三つ目の「足から拾う」ですが、実はこの部分から拾わなければならないなどという正確なルールが存在しているわけではありません。

足から拾うのが一般的ではありますが、大きい部分から拾うこともあります。

足から拾うのが一般的なのには理由があります。

それは骨壷に遺骨を納めた際に 生前の姿と同じになるようにしてあげたい という気持ちからです。

ですが、先ほどから述べているようにこれはあくまで一般的なので、宗派や地域によっては独特の方法があります。

ですので、 拾骨の際はまず係員やご遺族の方の指示を仰ぎましょう。

また、生前の形のままで骨壷に入れるという話を聞いて、じゃあ最後に入れるのは頭の骨だと思った方もいらっしゃるでしょうが、最後に入れるのは喉仏の遺骨です。

ですが、最初に喉仏の遺骨を入れるところもあるそうで、はっきりはしていません。

喉仏は遺骨の中でも重要視されています。

その理由は、喉仏の形が 仏様がお座りになって合掌している形 に見えるからだと言われています。

ですが、火葬してしまうと、喉仏は焼けてしまうことが多く、綺麗な形で残っていることは極めて稀だそうです。

完璧な形のまま残っていると。係員が故人を褒めてくださることもあるそうです。

箸渡しを行う回数は1回
四つ目の「箸渡しを行う回数は1回」は原則です。

ですが、先ほど一つ目の「血縁関係の強い人から拾う」でもお話ししたように、もし拾骨を行う人数が少ない場合や、ペアを組んでいった時に一人人数が余ってしまった場合は、 2回目の箸渡し を行うことになる可能性があります。

【コラム】葬儀における箸文化

箸渡し以外にも箸が関係している葬儀の儀式はあります。

最後にそちらをご紹介したいと思います。

突然ですが、皆さんはご飯にお箸を突き刺して家族に怒られたことはあるでしょうか?

ご飯にお箸を立てることは 普段の食事ではマナー違反 です。

ですが、葬儀になると山盛りのご飯の上に箸が立っています。

まず、ご飯をお供えするのには、これから 旅立つ故人のためのお弁当 という意味が込められています。

また、それ以外にも、昔はお米は貴重な食料だったため、 お米をお供えすれば故人が蘇ってくれるかもしれない という願いも込められていたそうです。

ではなぜ、ご飯に箸を立てるのでしょうか。

箸を立てることで、 箸があの世とこの世を繋ぐ架け橋 になっているそうです。

箸には架け橋という意味が込められていることが多いようですね。

箸は私たちと故人とを繋ぐ架け橋
今回は、箸渡しの由来や意味、そして実際に行う際の注意すべき点についてご説明しました。

今回ご紹介したのは以下の通りです。

箸渡しとは、火葬の後、遺骨の骨片を二人一組で同時に箸で持って骨壷に入れること
箸渡しの由来は、「箸」と「橋」が同音で、あの世とこの世の「橋渡し」を「箸渡し」することによって願うため。
箸渡しは二人一組で行う
地域によっては係員に箸渡しを任せてしまう地域もある
東日本では全ての遺骨を骨壷に納めるが、西日本は喉仏などの一部分しか骨壷に入れず、他の部分は火葬場で供養してもらう
箸渡しでは普段使う箸ではなく、竹と木でできた不揃いの箸を使う
箸渡しの注意点は、「足から拾う」・「箸渡しを行う回数は1回」・「血縁関係の強い人から拾う」・「遺骨を落としても慌てない」の4つ
喉仏は遺骨の中では仏の姿に見えるとのことで重要視されている
ご飯にお箸を立てることは葬儀ではあの世とこの世を繋ぐ架け橋だが、普段はマナー違反
箸渡しに関する正しい知識を身につけて、大切な故人との最後の時間を穏やかに過ごしましょう。

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