この記事の結論
葬式のストッキングは、黒を選び20デニールを選びます。冬場には50デニールでも構いません。
お葬式でストッキングは必須
喪服の女性
喪服には和装と洋装がありますが、洋装の喪服で参加する場合は、黒いストッキングを履きます。
このマナーには細かい指定があり、それを知っておかないと、恥をかいてしまう場合もあります。
まずは基本のマナーを知っておきましょう。
基本は黒のストッキング
お葬式をはじめとした式は、黒のストッキングを身につけます。
柄の無い、肌が透けて見える薄さの黒ストッキングが、喪服のマナーなのです。
喪服の用意をする時は、忘れずに黒のストッキングも用意するようにしましょう。
黒以外の色物はNG
ストッキングの中には、肌色や黒以外にもあります。紺色や茶色、褐色に近い色等様々です。
しかし、お葬式の席では、黒ストッキング以外着用してはいけません。
一人だけ違うカラーのストッキングを履いていると、とても目立ってしまいます。
お葬式の規模によっては、人がたくさんいる為に目立たない場合もあるかもしれません。
お葬式やそれに関係した式に参加する時は、黒ストッキングを用意しましょう。
場合によっては、肌色のストッキングがOKの場合も
洋装の礼服は黒のストッキングを履くのがマナーです。
しかし、お葬式に参加する状況によっては、普通の物でもよいケースがあります。
会葬者の場合と故人が急死した等、喪服の準備ができなかった状態で参加した場合です。
このような場合でお葬式に参加する時は、普通のストッキングでも仕方がないとみなされる場合があるのです。
とはいえマナー上、女性が洋装の喪服を着る場合、黒のストッキングを身に付けるのが正しい装いになります。
人によっては非常識な印象を持たれてしまう事もありますので、注意して下さい。
お葬式に適したストッキング
女性の礼服
洋装の喪服に使うストッキングは、ただ色が黒ければいいという訳ではありません。
礼服に適したストッキングを適切に選ばなくてはなりません。
礼服に合った黒ストッキングの特徴をご紹介します。
色
色は黒のみです。
例外もありますが、黒のストッキングを履くのがマナーです。
お葬式用のストッキングは黒を選んで下さい。
間違っても、黒以外の色付きストッキングを着用してはいけません。
お葬式用の物を手に入れる時は、色を必ず確認するようにして下さい。
厚さ
ストッキングやタイツの厚さは、デニールという単位で表示されています。
このデニールは、色同様厳しくチェックされるポイントです。
基本的に、礼服用のストッキングは、20デニールの物になります。
これは黒ストッキングから足がうっすらと透ける位の厚さです。
この『少し透ける位の薄さ』が礼服に合わせるストッキングの基本になります。 忘れないようにして下さい。
お店でストッキングを購入する時は、この薄さになる20デニールの物を選ぶようにしましょう。
20デニールのストッキングが見つからなくて、30デニールしかない、という場合、30デニールを選んでも問題はありません。
冬は50~60デニールでも良い
また、冬場だと20~30デニールの物だと、足が寒く感じる事が多いです。
この場合は50~60デニール位の物を選ぶのがおすすめです。
50デニールのストッキングなら、肌の色も分かるので厚さがあっても不自然には見えません。
喪服の場合、60デニールまでなら違和感を与える事は無いでしょう。
寒さ対策をしっかりしたい場合は、60デニールのストッキングを使用してもいいでしょう。
柄
ストッキングにはリボン等の飾りや網タイツの様に柄付きのストッキングもあります。
こうした付属物や柄が付いている物は全て使えません。
喪服で身に付けられるのは、黒の無地ストッキングだけです。それ以外のストッキングは選ばないようにしましょう。
お葬式でタイツはNG
null
ストッキングを扱うお店では、タイツも同じ様に扱っている事があります。
しかし、喪服にタイツは使えません。
タイツは肌が透けません。
その為、礼服の決まりに反します。
そもそも、カジュアルなアイテムですから、お葬式をはじめとしたフォーマルな式には使用してはいけません。
ストッキングを購入する時は、間違えてタイツを購入しないようにしましょう。
喪服のタイツに関しては、こちらの記事を参考にしてください。
喪服はタイツ?ストッキング?女性の喪服マナーや夏・冬別の対策も
第三人生編集部
タイツでも良い場合も
お葬式で使ってはいけないタイツですが、実は例外として認められる場合もあります。
それは、東北や北海道等、雪がたくさん降るような地域の、真冬のお葬式等、寒さの厳しい中でのお葬式に参加する時です。
この様な場合は、タイツを履いていても咎められない場合があります。とはいえ、例外中の例外です。
基本的にタイツではなく、ストッキングを着用する、と覚えておくようにして下さい。
お葬式のストッキングはコンビニでも購入できる
コンビニ店
礼服用のストッキングは、お店で簡単に購入できます。
コンビニ、スーパー、ドラッグストア等の、ストッキングを取り扱っているお店では、20デニールの黒ストッキングも販売されています。
肌色のストッキングに比べると量自体は少ないですが、取り扱っていない所はほとんど無いです。
急に必要になった場合は、ストッキングを取り扱っていそうなお店が無いか、探してみるといいでしょう。
それでも予備は用意した方が安心
いざという時でも手に入れやすいストッキングですが、それでも予備のストッキングはある程度用意しておいた方が安心できます。
というのも、 20デニールのストッキングは意外と破れやすく、黒ストッキングだと伝線しているのが簡単に分かってしまう為です。
お葬式やお通夜の会場や、状態によっては、黒ストッキングを購入する場所や時間が見当たらない、といった事もよく起こります。
ストッキングの予備はいざという時すぐに取り出せるよう、準備しておきましょう。鞄の中に数枚入れておくと安心です。
夏や冬のお葬式におけるストッキングの工夫
夏場のお葬式
夏や冬の、気温の影響が厳しい季節のお葬式では、ストッキングだと辛い場面もあります。
故人とのお別れをちゃんとした形で済ませる為にも、こうした場面の対策が必要です。
夏や冬のお葬式の際にできる、ストッキングの工夫をご紹介します。
夏のお葬式で出来る工夫
夏場のストッキングで困るのが、暑さ対策や臭い対策です。これは、お葬式等の長いお式では、特に困った事になります。
気温が高い中ストッキングを履いていると、より暑さを感じる事になります。
また、ナイロンのストッキングは足の臭いが強くなる傾向があります。
お通夜等で靴を脱ぐ場合は、臭い対策もしっかりしておかないと、恥ずかしい思いをする事になります。
それぞれしっかり対策をしておきましょう。
暑さの対策方法
暑さ対策の方法としては、冷却スプレーを活用するのがおすすめです。
ドラッグストア等では、熱い時期になると体温を下げる為の冷却スプレーが販売されるようになります。
こうした冷却スプレーの中には、足用のスプレーもあるのです。
こうしたスプレーを活用して、ストッキングの上から足を冷やせば、熱さもある程度は我慢できるようになります。
におい対策
におい対策は、ストッキングを履く前から対策しておきましょう。
足の臭い用のデオドラントグッズを活用しましょう。 ストッキングを履く前に、足の指の間をきれいにしておくのも有効です。
デオドラントグッズには、足だけでなく、靴に使うタイプもあります。こうしたタイプの活用も効果的です。
冬のお葬式で出来る工夫
冬の場合、夏とは逆に寒さの対策が重要になります。
ストッキングのデニールは決まりに反しない範囲の物を選んでおきましょう。
この他、 靴用のカイロを活用するのもおすすめです。
女性の礼服というとスカートが多いですが、パンツスタイルも存在しています。
どうしてもつらい場合は、パンツタイプの喪服で参加するのも良い方法です。
ただ、場合によってはあまり良い印象を持たれない可能性もあります。
お葬式の前に相談できるなら、参列者の方達に相談しておきましょう。
おすすめのお葬式用ストッキング
最後に、通販で購入できるお葬式用の黒ストッキングをご紹介します。
用意する際は、こちらのストッキングを参考にご用意ください。
[グンゼ] ストッキング サブリナ なめらかゾッキPS 3足組
[グンゼ] ストッキング サブリナ なめらかゾッキPS 3足組 SP76 レディース ブラック 日本 M-L (日本サイズM-L相当)
[グンゼ] ストッキング サブリナ なめらかゾッキPS 3足組 SP76 レディース ブラック 日本 M-L (日本サイズM-L相当)
1080円
www.amazon.co.jp
amazonで商品を見る
20デニールの黒ストッキングが3枚セットになったタイプの商品です。
これ一つでストッキングの準備が完了します。
お葬式の際に持っておくのにもおすすめです。
ATSUGI STOCKING(アツギ ストッキング) 引きしめて、美しい【夏】
[アツギ] ストッキング ATSUGI STOCKING(アツギ ストッキング) 引きしめて、美しい。【夏】 〈3足組〉 レディース FP8863P ブラック 日本 S~M (日本サイズS-M相当)
[アツギ] ストッキング ATSUGI STOCKING(アツギ ストッキング) 引きしめて、美しい。【夏】 〈3足組〉 レディース FP8863P ブラック 日本 S~M (日本サイズS-M相当)
659円
www.amazon.co.jp
amazonで商品を見る
夏用黒ストッキングです。
吸汗効果やUV加工等がされており、夏場でも快適に過ごせるようになっています。
お葬式のストッキングは無地の黒を用意して
お葬式のストッキングはマナーが細かく決まっています。マナーを正しく守って、適切なストッキングを選べるようになりましょう。
また、ただ用意するだけでなく、いう時の予備も忘れず用意するようにして下さい。