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葬儀

2024.04.30

ミニ盆提灯の費用相場・販売場所!飾り方・お手入れ方法も解説

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ご先祖様の霊が現世に帰るといわれるお盆の時期は、霊が道に迷わないで帰ってこれるように盆提灯を飾るのが習わしです。最近はコンパクトに飾れるミニ盆提灯も登場しています。

今回はミニ盆提灯の費用相場・買えるお店や、飾り方など解説していきます。

盆提灯とは
お盆の時期はあの世にいる霊が現世へと戻ってきますが、帰る場所が分かる道標となるのが盆提灯になります
家によってはお盆に霊のための送り火や迎え火を行うこともあり、盆提灯はそれらと同じ役割を担っているのです。

若い世代では詳しく知らない人が増えているので、お盆に提灯を用意しない家も多くなっています。提灯は死者の冥福を祈る供養方法の1つであり、亡くなった方への最も良いお供えとなるので用意しておくと故人にも喜んでもらえます。

最初の年は華やかにして出迎える
提灯
故人があの世から現世へ初めて里帰りする新盆は、盛大に故人を迎えてあげることになっています。 家族が用意した盆提灯だけではなく故人と親しかった人も贈り、たくさんの提灯に火を灯し故人が周りに慕われていたと表します。

故人の友人知人からは絵柄の入ったものを贈り、仏壇の前や精霊棚などに飾っておきます。
基本は一対ですが、一対でなくても大丈夫です。

提灯の種類について
新盆を迎えた家では吊るすタイプの白い提灯を用意し部屋の窓際や玄関に飾りますが、吊るし型は「御所提灯」といいます。
床に置くタイプは主に回転行灯と呼ばれていて、中にある回転筒の絵柄がクルクルと回るのが特徴です。

吊るすタイプ・床置きタイプはマンション住まいの人でも使えるように、従来よりも全体的に小さいミニタイプが出ています。
家により宗派が色々と異なりますが、特に宗派の違いで種類が制限されることはありません。

ミニ盆提灯の魅力
盆提灯 和室
マンションやアパートだと大きなものを置けない、洋室中心の家だから提灯が浮いてしまうと頭を悩ませている人にミニタイプはとてもおすすめです。
小さくて飾りやすい上に、見た目もオシャレでちょっとしたインテリアになります。

ミニ盆提灯の魅力①コンパクトで邪魔にならない
高さが50㎝程度のものから、小さな仏壇の中に飾れるくらいコンパクトな10㎝程度のものまで選べます。
細長いデザインが多いので幅も小さく、圧迫感を全く感じません。

従来のタイプは幅も高さもありますが、ミニタイプはその心配がなく部屋を狭くしたりしないです。
ミニ提灯はコードレスタイプのものが多いので置き場所の制限がなく、どこにでも飾れます。

ミニ盆提灯の魅力②デザインがオシャレで洋室にも合う
基本的に和風デザインではありますが、シンプルでモダンなものが中心なのでシャレています。
コードレスタイプは火の代わりとなるのがLED照明なので、つけるとまるでインテリアのようです。洋室においても違和感がありません。

照明の光をやわらかく見せるように、照明を覆う紙は上質の和紙が使われています。
提灯を彩る和紙を変えられるタイプもあり、好みの色に変えることもできます。

土台にラインストーンが飾られた女性向けのタイプも揃っているので、カワイイものが好きな方にも気に入る提灯がきっと見つかるでしょう。

ミニ盆提灯の費用相場
お金
吊るすタイプと床に置くタイプでは、吊るすタイプの方が安くなります。
相場としては3千円~8千円程度となり、大きさや材質の良い紙を使っているかが値段に影響します。

置くタイプは5千円~1万円程度が相場であり、一対を買うのなら1万円~3万円程度になります。 こちらもミニ盆提灯の大きさと材質で、値段は変わります。
足が木製で作られている大内行灯のような高級提灯だと、本体価格自体が高く相場が1万円~2万円程度です。

絵柄や家紋を手書きで入れてもらう場合だと、4万円前後の費用になると考えておきましょう。
職人が丁寧に時間をかけて制作するので、どうしても手書きは高くなってしまいます。

手書きは1対を買うと8万円程度かかってしまうので、オリジナルのものが欲しいのでなければ負担の少ない相場内の提灯が良いです。

ミニ盆提灯の販売場所
仏具5
いざ買うとなると必要になるのが、ミニ盆提灯がどこに売っているかです。
スーパーや雑貨店などに置いているものではなく、専門のお店で買わなくてはいけません。

次にご紹介する所だと、スムーズに購入できます。

仏具店
仏具に含まれるものなので、仏具店でも取り扱われています。
仏具店は仏壇の他に仏具全般、供養品など幅広くあるので目当ての提灯を探し出せます。

仏具屋を利用するメリットとしては各宗派に必要な仏具を揃えているので、家が信仰する宗派のものを用意したい場合に便利です。
店員は仏具に関する知識が豊富なので、分からないことがあれば相談できます。

ECサイト
ネット上には仏具専門業者が管理するECサイトがあるので、そちらから通販の形で買う方法もあります。
デザインがオシャレなタイプが多いので、見た目にこだわる人はECサイトが向いています。

仏具店より値段が安くお得なので、コストを抑えて良いものが手に入れられます。
商品を送ってもらえるので、自分で持ち帰るより楽です。

ミニ盆提灯の飾り方
戒名
盆提灯には飾る場所や、個数、飾っておく期間などの決まりがあります。
家に帰ってくる霊魂を迎えるものなので、正しい飾り方で待っていてあげましょう。

家の中で飾る場所
個数はいくつか?
飾る期間はいつまでか?
家の中で飾る場所
基本的に霊魂への「供物」であり、仏壇の両脇や盆棚の前に飾ります。
和室があるのなら仏壇を和室に置いて、そちらに飾るのが望ましいです。

家に洋室しかない場合には、絨毯や床の上に置いて飾っても問題ありません。
新盆で初めてこの世に里帰りする魂を迎える時は、帰る場所がよく分かるように玄関の軒先に吊るして飾ります。

ミニ提灯が盗まれないか心配なら、外には吊るさず室内の窓際に置くタイプを飾ってください。

個数はいくつか?
個数は1個よりも2個一対にして飾る方が好ましく、4個二対で飾る家もあります。
仏教の教えにある「中道」から、対にして飾るのが推奨されてきました。

住宅事情では飾る個数が多いと日常生活のスペースが狭くなってしまう際は、2個一対にこだわらず1個だけにしても大丈夫です。
個数が少なくても真心を込めて選んだものなら、何より霊魂のためになるお供え物になります。

飾る期間はいつまでか?
7月がお盆の地域は7月13日~16日までが、8月がお盆の地域は8月13日~16日までが盆提灯を飾る期間となります。
この期間中はずっと提灯を飾り、霊魂をお迎えしてあげましょう。

迎え火は1日中つけていると熱をもってしまうので、LED照明や電気式のものはつけっぱなしにしないように注意です。

ミニ盆提灯のお手入れ方法
お墓掃除代行オススメ
盆に霊魂のために飾るミニ提灯は、ほこりや汚れがつかないようにキレイに保つのが大切です。
素材によってお手入れ方法も違うので、適した方法でお掃除していきます。

和紙が使われているタイプ
ビニールが使われているタイプ
しまう際の注意点
和紙が使われているタイプ
高級な提灯は上質の和紙が貼られているので、紙の部分が破れないように優しくハタキをかけます。 紙はチリやホコリがつきやすいので、丁寧に汚れを払ってあげましょう。

外に吊るし雨で濡れてしまったら、直射日光を避けて風の通りが良い場所に置いて乾かします。
日光にあたると紙の色があせるので、見た目の質が落ちることがあります。

中の部分もホコリが溜まると送り火がキレイに映えないので、ハタキなどで軽く汚れを取り除くのがおすすめです。

ビニールが使われているタイプ
耐久性を考えたミニ提灯だと、ビニールが使われていることがあります。
和紙と同じくハタキをかけて、表面につくチリやホコリをキレイに払います。

あまり強い力でやるのは厳禁ですが、破れにくいので少々力を入れてお掃除しても壊れません。
雨で濡れてしまった場合は、こちらも風通しの良い日陰部分で乾かします。

しまう際の注意点
飾る期間が過ぎてしまう時には、虫に食われないように紙でしっかりと本体を包みます。
和紙は特に虫に食われやすいので、すき間なく密封してください。

しまう箱に防虫剤を入れておくと、虫食いリスクをさらに低下させられます。

ミニ盆提灯の処分方法
円覚寺
ミニタイプの盆提灯は日常のインテリアにも可能である、繰り返し使えるオシャレなものが多いです。
それでも壊れてしまったら、処分しなくてはいけません。

盆提灯を処分するには、以下の方法などがあります。

お寺でお焚き上げを頼む
霊魂は仏様でもあるので、仏様にお供えした提灯はお寺でお焚き上げするのが理想的です。
依頼するお寺は菩提寺が最も良く、住職さんに相談してお焚き上げできないか確かめましょう。

菩提寺は遠いという人は、近くのお寺で探してみてください。
盆提灯のお焚き上げをお寺によってはしていない所もあるので、いきなり持って行かずに電話で事前にきいて約束を取っておくようにします。

自治会の収集サービスを利用
全地域であるサービスではないのですが、地域によって自治会が盆に飾ったものをまとめて収集しています。
収集した飾り物はお寺に持って行かれ、お焚き上げされます。

お寺でお焚き上げを頼むのと同じ処分方法ですが、自分でお寺に持って行かなくて良いので手間がかかりません。

ゴミとして処分する
自治体の決めたゴミ出し方法で、不要になった提灯もゴミとして出せます。
ゴミとしてポイっと捨てたりしないで、塩を振りキレイな白い紙で包んで出しましょう。

ゴミに出すとしても、お供えした神聖なものになります。
清浄作用のある塩と白い色で浄める意味を込め、霊魂を導いてくれた提灯に誠意ある対応をし処分してください。

ミニ盆提灯を上手く使ってお盆の準備を
昔は大きく立派な盆提灯を飾っていましたが、核家族化が進み住宅環境や習慣が変化した現在ではミニサイズの小さな提灯が最適です。
コンパクトといっても洗練されたデザインや、火の代わりになるLED照明や電気の光が新しい提灯の魅力を生み出しています。

死者の魂が里帰りする道標となる大切なものなので、マンション暮らしで飾りたくてもできなかった人などは小さい提灯を飾り霊魂の帰りを待っていてあげましょう。
タイプにより多少の差はありますが、費用もお手頃価格の提灯なら3千円~5千円で用意できます。

お供え物である提灯は帰ってくる人を想って心を込め飾ってあげることが、霊魂にとっても何よりのプレゼントになります。
飾る期間は状態を常にキレイに保って、帰る人が心地良く過ごせるようにしてあげます。

仏具店や通販を利用して、自宅に飾るのにぴったりな提灯を見つけてください。
小さな提灯は魂の帰り道を優しく照らし、戻る人が道に迷わないための助けになってくれます。

盆提灯全般についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

【図解】盆提灯の意味・種類・選び方!飾り方や値段相場、処分方法も解説
【図解】盆提灯の意味・種類・選び方!飾り方や値段相場、処分方法も解説

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