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葬儀

2024.04.30

お盆が7月と8月にある理由を解説!お盆の期間も公開

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あなたは、7月にお盆を行う地域と、8月にお盆を行う地域があることをご存じですか?

お盆の正式な名称は、盂蘭盆会(うらぼんえ)。
先祖や亡くなった方が現世に戻る為、お墓やお仏壇にお供え物をして祖霊をお迎えします。

一般的には8月に行われるお盆ですが、東京等のごく一部の地域では7月にお盆が行われます。

今回は、お盆が7月と8月に分かれている理由について、解説していきます。

この記事で解決する疑問

お盆が7月と8月にある理由は?

お盆が7月にある地域は?
お盆が7月と8月にある理由
お盆
7月と8月に行われるお盆の内容に、大きな差はありません。
つまり二つのお盆は、行われる時期が1ヵ月ずれているだけなのです。

この二つのお盆が生まれた理由は、お盆の歴史に由来しています。

お盆の歴史
一説によると、606年に推古天皇が日常の行動を抑制し汚れを祓う「斎」を7月15日に設けたことが、お盆の始まりだと言われています。

ただし、お盆と7月15日に行われる斎の関係性は、明らかになっていません。
歴史上「盂蘭盆会」という言葉が初めに記されたのは、657年のことでした。

その後、宮中や貴族等上流階級の人々の間で、7月に盂蘭盆供養が行われるようになります。
これが、日本のお盆の始まりです。

では時系列でみていきましょう。

江戸時代には庶民にお盆が浸透
明治5年に改暦
7月は農繁期に重なる
江戸時代には庶民にお盆が浸透
更に時代が進み江戸時代になると、一般庶民の間でも7月のお盆が浸透するようになります。

お盆が一般庶民に浸透した理由の一つには、ロウソクの安定した生産が可能になったことも挙げられています。

そして江戸時代が終わり明治時代が始まってすぐ、お盆の歴史に大きな変化が訪れます。
それは、明治政府による改暦です。

明治5年に改暦
江戸時代まで日本では旧暦を採用していたため、全ての行事は旧暦で行われていました。
ところが、明治時代になり近代化を進めた日本は、国全体の暦を西洋と同じ新暦へと改暦したのです。

明治政府は明治5年12月3日を明治6年1月1日と定め、日本は新暦の国へと変わります。
この改暦により、お盆も今までより1ヶ月早い新暦7月(旧暦6月)に行われるはずでした。

7月は農繁期に重なる
ところが新暦7月は田植えの時期であり、農家にとって一年の内でも最も忙しい時期です。
そのため、新暦7月のお盆は国内のほとんどの地域で浸透せず、お盆は農業の繁忙期を過ぎた後の8月に行われるようになりました。

新暦の8月とは、旧暦の7月頃にあたります。
つまり、改暦後もほとんどの地域では、旧暦7月頃にお盆を行っていたのです。

7月にお盆を迎える地域は?
仏壇 お盆
7月にお盆を迎える地域は、あまり多くはありません。
7月8月の各月にお盆を行う地域について、見ていきましょう。

お盆を7月に迎える地域
お盆を8月に迎える地域
お盆を7月に迎える地域
お盆の歴史で紹介したように、7月にお盆を迎える地域は、全国的に見てもごく一部のみです。

東京都
神奈川県横浜市
静岡県静岡市
石川県金沢市
北海道函館市や熊本県熊本市の一部
明治政府がおかれた東京都や近隣の神奈川県では、政府の改暦を遵守する傾向がありました。
その為、関東の都心部では新暦に変更後も、新暦7月にお盆が行われたのです。

その他にも、都市部を中心に7月にお盆を行う風習が残っています。

お盆を8月に迎える地域
基本的には、東京都と神奈川県を除くほぼ全ての地域で、8月にお盆を迎えます。

ただし、8月のお盆も、旧暦7月のお盆の日を新暦に換算して行う訳ではありません。
新暦と旧暦では仕組みが異なる為、旧暦7月を新暦に換算すると毎年大きな日にちのずれが生じます。

お盆を旧暦7月に迎える地域
8月にお盆を迎える地域の中で、沖縄県と奄美地方のみ、現在でも旧暦7月を新暦に換算した日にお盆を迎えます。
つまり沖縄県や奄美地方では、毎年お盆の時期が異なるのです。

お盆の時期に関しては、こちらも参考にしてください。

お盆の正しい時期はいつ?お盆休みの時期も解説
第三人生編集部

7月と8月のお盆に違いはない
お盆 お供え
7月と8月に分かれたお盆ですが、行事自体に差はありません。
お盆で行う主な風習について、見ていきましょう。

盆棚を設置する
迎え火を焚く
お供え物をして祖先を供養する
送り火を焚く
浄土真宗だけはお盆の意味が異なる
盆棚を設置する
まずは、精霊棚(しょうりょうだな)とも呼ばれる盆棚を、自宅の仏壇に飾ります。
盆棚に設置する飾りは宗派によっても様々ですので、必要に応じて用意しましょう。

主に設置するものは、果物や仏花、お線香、そして精霊馬などがあります。
仏具屋では必要な道具をセットで販売していますので、あなたの宗派に合わせて購入しておくと便利です。

盆棚に関しては、こちらも参考にしてください。

【図解】盆棚・精霊棚とは?飾る期間や物、飾り方、棚の購入場所!曹洞宗は?
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迎え火を焚く
お盆の初めの日の夕方、自宅やお墓で迎え火を焚きます。
ただし、マンションなど玄関で火をたくことが出来ない住宅の場合、盆提灯で代用する場合もあります。

迎え火・送り火に関しては、こちらも参考にしてください。

お盆の迎え火・送り火とは?時期は?必要な物とやり方を解説
第三人生編集部

お供え物をして祖先を供養する
先祖を迎えたら、果物やお団子などを仏壇にお供えして供養します。
また、僧侶に棚経と呼ばれる読経をしてもらい、先祖供養を行う場合もあります。

先祖の供養の方法は、宗派や各地方、または家庭ごとに風習が異なります。
お盆のお供え物に関しては、こちらも参考にしてください。

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送り火を焚く
お盆の最終日の夕方、送り火を焚いて先祖を送り出します。
夕方に迎え火を焚いた場所で送り火を焚きましょう。

送り火を焚いた後、お盆の飾りつけも片づけます。

浄土真宗だけはお盆の意味が異なる
浄土真宗の場合は、お盆の意味が他宗派とは大きく異なります。
上記のお盆の風習も全く異なりますので、注意しましょう。

浄土真宗の教えでは、人は亡くなった時点で皆等しく極楽浄土に向かうとされています。
その為、故人は霊にはなりませんし、先祖が霊となってお盆に帰ってくることもありません。

つまり、浄土真宗ではお盆に先祖を迎える為の準備は、必要ないのです。

勿論、浄土真宗でもお盆を行う風習はあります。
浄土真宗の教えを良く理解し、正しい形でお盆を迎えるようにしましょう。

浄土真宗のお盆に関しては、こちらも参考にしてください。

浄土真宗のお盆の過ごし方!お墓参りや仏壇の飾り方・お供え物も解説
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2020年のお盆の日にちは?
時期
では、2020年はお盆の日にちは、いつからいつまでになるのでしょうか。
7月と8月の両方について、確認しておきましょう。

7月の地域は7月13日から16日
8月の地域は8月13日から16日
沖縄・奄美地方は8月31日から9月2日
7月の地域は7月13日から16日
2020年の7月のお盆は、7月13日から16日までです。
7月にお盆を行う場合は、7月12日までに盆棚等の準備を整え、7月13日の夕方に迎え火を焚きます。

そして、お盆の時期を過ごした後、7月16日に送り火を焚いて先祖を送ります。

8月の地域は8月13日から16日
2020年の8月のお盆は、8月13日から16日までです。
曜日の並びによって「お盆休み」は毎年少しずれますが、8月のお盆の時期に変わりはありません。

沖縄県と奄美地方は8月31日から9月2日
2020年の沖縄や奄美地方のお盆は、8月31日から9月2日までです。
この日にちは、旧暦7月15日から7月18日までにあたります。

お盆の日付が毎年異なる為、沖縄県と奄美地方ではお盆時期の記載されたカレンダーが多く販売されています。
お盆に関しては、こちらも参考にしてください。

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お盆の過ごし方
お盆 仏壇
7月も8月も、お盆の過ごし方は変わりません。
お盆の代表的な過ごし方には、以下のようなものがあります。

お墓参り
お盆の法要
旅行
8月のお盆時期は長期休暇を取りやすく、旅行を計画する人も多いです。

勿論、お盆の時期にしてはいけない事は何もありません。
旅行や家族団らんを楽しむのも、お盆の代表的な過ごし方の一つです。

お墓参り
多くの人が、お盆にはお墓参りを行います。
特に8月のお盆時期は、夏休みやお盆休みを迎える人が多いです。

その為お盆休みに実家へ帰省し、普段は行けない遠方のお墓参りを行うことが一般的になりました。
お墓参りに関しては、こちらも参考にしてください。

【ご住職監修】お墓参りの手順、持ち物、服装は?マナーやお供え物、頻度や時期も解説
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お盆の法要
お盆の時期に、僧侶に来ていただいて法要を行う家庭もあります。
身内だけで小さな法要を行う場合や、親戚を呼び会食まで行う場合など、法要の形は各家庭によっても異なります。

旅行
7月のお盆の時期に休暇は少ないですが、学校や仕事が休みになる8月のお盆時期は、旅行に出かける人も多いですよね。

お盆休みは、家族とゆっくり団欒出来る時期でもあります。
初盆等の特別な法要がない場合は、家族水入らずで旅行に行くのも良いお盆の過ごし方ですよ。

お盆の過ごし方に関しては、こちらも参考にしてください。

お盆の過ごし方を紹介!おすすめの観光地や自宅での過ごし方も紹介
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7月・8月にあるお盆のイベント
お盆
7月や8月のお盆時期やその前後で、毎年恒例のお盆の行事やイベントが各地で執り行われます。
残念ながら今年は多くのイベントが中止を余儀なくされていますので、参加する場合は事前に良く調べて出かけてください。

7月のお盆のイベント
8月のお盆のイベント
7月のお盆のイベント
7月に行われるお盆のイベントと言えば、七夕や盆踊りがあります。

増上寺七夕祭り
築地本願寺納涼盆踊り大会(中止)
増上寺七夕祭り
増上寺では、毎年7月7日に七⼣祈願会が行われます。

7月のお祭りである七夕は、お盆の準備を始める日でもありました。
盆棚に安置する棚幡(たなばた)の準備を始めるのが、7月7日なのです。

東京タワーを背景に、七夕の短冊飾りがライトアップされる光景はとても幻想的ですよ。
2020年の開催については、HPで確認した上で参加してください。

築地本願寺納涼盆踊り大会(中止)
築地本願寺の納涼盆踊り大会は、東京の三大盆踊り大会の一つです。
昨年は、7月31日から8月3日までの3日間開催されていました。

大勢で踊る盆踊りは圧巻で、東京のお盆のイベントとして多くの人に親しまれています。
残念ながら2020年は7月を待つことなく既に中止が決定しましたが、来年以降の再開が期待されます。

8月のお盆のイベント
8月は夏休みということもあり、沢山のお盆のイベントが行われます。

五山送り火(京都府)
精霊流し(長崎県)
五山送り火(京都府)
京都の五山の送り火は、京都の四大行事の一つです。

大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居の字や絵柄が、夜の京都の山に浮かび上がります。
2020年も、8月16日の20:00より5分おきに順次着火される予定です。

精霊流し(長崎県)
精霊流しは、毎年8月15日に長崎県や熊本県、佐賀県で行われるお盆の伝統行事です。
精霊船と呼ばれる手作りの船を造り、川や海に流して故人を弔います。

長崎の精霊流しでは、様々な形をした精霊船が見どころの一つ。
故人を送る多種多様な船が、夜の長崎の町を練り歩きます。

7月のお盆は全国的には浸透しなかった
この記事の結論は以下の通りです。

お盆が7月と8月にある理由は、明治5年に暦がかわって1ヵ月ずれたからです。
お盆が7月にある地域は、主に東京や神奈川です。
2020年のお盆は、7月13~16日、8月13~16日です。
お盆が地域によって7月と8月に分かれているのは、明治時代の改暦が原因です。
しかし、新暦7月のお盆は農業の問題もあり、日本国中のほとんどの地域で浸透することはありませんでした。

現在でも7月のお盆は東京や神奈川といった、ごく一部の地域で行われています。
勿論、7月のお盆も8月のお盆も、先祖を弔う為の行事に違いはありません。

今年は残念ながらお盆のイベントの中止も相次いでいますので、家族揃って先祖のお墓参りに行ってみては如何でしょうか。
お盆に関しては、こちらも参考にしてください。

お盆とは?意味は?お供えや由来、お盆時期のお墓参りも解説
お盆とは?意味は?お供えや由来、お盆時期のお墓参りも解説

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