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葬儀

2025.04.16

家族のみの初盆・新盆の法要の服装

近年、家族のみで初盆(新盆)の法要を行うという方も増えてきています。
では、身内だけで行われる初盆(新盆)の法要の服装は普段着でも良いのでしょうか。

結論からいうと、最低限の礼儀を守った、平服がギリギリのラインと言えるでしょう。

具体的には、男性では色目を抑えたスラックスに襟付きシャツ、女性であれば暗めな色合いのワンピースなどの服装が適切です。

身内しかいないとはいえ、ジーンズやTシャツ、色や柄が派手なものやキラキラとした光り物のアクセサリーなどは避けるのがマナーです。

初盆(新盆)の法要自体、カジュアルな行事ではありません。
そのため、参列者が誰であろうと一定の礼儀を意識した服装であることが大切です。

【男性・女性別】初盆法要招く側の服装は喪服または暗い色の洋服

男性 喪服・黒のスーツ
女性 喪服・暗い色のワンピース
初盆法要を施主の立場で行う場合、標準的な喪服を着用することが一般的です。

男性は黒いスーツに無地の黒いネクタイ、白いワイシャツを着用します。
女性は黒いワンピースや黒いスーツ、ツーピースなどが適しています。

迷った場合は、葬儀の際に着用した服装をそのまま着用すると良いでしょう。

【男性・女性別】招かれた側の初盆の服装は案内状に従うのが基本

男性 黒色のスーツ
女性 暗い色のワンピース
初盆法要に招待された際の服装選びは、案内状に記載された指示に従うことが基本です。

案内状に「平服」や「略喪服」と指定されている場合、男性は黒やグレー、紺などのスーツを、女性は同様の色合いのワンピースやスーツを着用してください。
これらの指定は、普段着ではなく、略式の喪服を意味しますので、服装選びには注意が必要です。

また、招かれる側としては、施主や参列者よりも格式の高い服装にならないよう調整する必要があります。
案内状に服装の指定がない場合は、施主や遺族に直接確認を取り、マナー違反とならないように心がけましょう。

【子供】初盆・新盆の服装は服装またはフォーマルなもの

制服あり 学校で指定されている制服、またはダークカラーのズボンやスカートに白いシャツ
制服なし ダークカラーのズボンやスカートに白いシャツ
中学生や高校生で制服がある場合、制服がフォーマルウェアとなり、初盆法要には適切な服装です。
制服がない場合や未就学児は、黒やグレーを基調とした地味な服装を選びます。

男の子の場合

白いワイシャツやポロシャツに黒いズボンを合わせ、カーディガンやジャケットを羽織ると良いでしょう。
暖かい季節なら半ズボンでも大丈夫です。

靴下はホワイトやブラックで、派手な靴は避けます。
可能なら黒い靴が望ましいですが、カジュアルなスニーカーでも問題ないでしょう。

女の子の場合

黒や紺の暗い色のワンピース、または白いブラウスと黒いスカートを組み合わせた服装が適しています。

柄が多い服は避け、トップスとボトムスの色を合わせるとフォーマル感が増します。
小物は華やかな色を避け、シンプルなものが好ましいです。

墓参りのみの初盆の服装に定義はない

初盆の際に法要を行わず、お墓参りのみを行う場合、特に決まった服装の定義はありません。

しかし、故人への敬意を示すため、露出の多い服装や派手なデザインは避け、落ち着いた色合いの服でまとめることが一般的です。

また、未舗装の道を歩くことが多いため、歩きやすい靴を選ぶと良いでしょう。
運動靴を選ぶ際には、赤や黄色などの鮮やかな色を避け、黒やグレーなどの落ち着いた色合いのシンプルで落ち着いたデザインを選ぶことをお勧めします。

こうすることで、故人への敬意を示しつつ、その場に相応しい装いになります。

初盆の服装において注意すべきことは「カジュアル過ぎず、露出が少ないこと」

初盆(新盆)の法要に参列する際の服装について、以下の点に注意しましょう。

カジュアルすぎる服装はNG

案内状に「平服でお越しください」と記載されている場合、普段着での参列が許容されると考える方もいらっしゃいますが、実際には「平服」とは略礼服を指し、Tシャツやジーンズなどのカジュアルな服装は適切ではありません。

そのため、初盆の法要には、男性は黒やグレー、紺などのスーツを、女性は同様の色合いのワンピースやスーツを着用することが望ましいです。

装飾品や華美なアイテムは控えめに

弔事の場では、過度な装飾品や華美なアイテムの使用は避けるべきです。
男性の場合、ネクタイピンやカフスなどの装飾品は外して参列することが礼儀とされています。

女性も同様に、過度なアクセサリーや装飾は控えめにし、シンプルで落ち着いた印象の服装を心がけましょう。

露出度の高い服装は避ける

肩を露出するデザインやタンクトップ、キャミソールなどの露出度の高い服装は、初盆の法要には適していません。

気温が高い場合でも、袖のあるトップスや、必要に応じて薄手のカーディガンを羽織るなど、肌の露出を抑える工夫をすると良いでしょう。

華やかな足元は禁止

足元は、サンダルやミュール、オープントゥの靴など、かかとやつま先が露出するデザインは避け、つま先からかかとまでしっかりと覆われる靴を選びましょう。

また、スニーカーもカジュアルすぎるため、避けることが望ましいです。

初盆に必要なお香典とお供え物の準備ガイド

初盆に向けて、お香典やお供え物の準備は大切なマナーの一つです。
故人を偲び、心を込めた贈り物を選ぶためのポイントを押さえて、失礼のないように準備しましょう。

香典の相場は故人との関係性により異なる

初盆(新盆)の際にお渡しするお香典の不祝儀袋には、表書きとして「御仏前」または「御供物料」を記載します。

金額の相場は、親戚の場合で1万~3万円、友人の場合で5千~1万円程度が一般的です。
ただし、地域や宗派、故人や遺族の意向によって異なる場合がありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

初盆のお供え物は「五供(ごくう)」が多い

初盆(新盆)の際のお供え物には、「五供(ごくう)」が一般的です。

「五供」とは、香、花、灯明、水、飲食のことであり、例えば、お線香、ローソク、お花、旬の果物、お菓子、日持ちする乾麺や昆布、海苔などの食品が挙げられます。

これらは故人への敬意と参列者への配慮を示すものです。

お菓子の詰め合わせは定番のお供え物では、日持ちするクッキーやおせんべい、和菓子、季節感のあるゼリーや羊かんなどが適しています。
地域によっては、法要後に参列者で分ける風習があるため、個包装されたものが好まれます。

お花は白を基調にした淡い色合いが一般的で、地域によって異なることもあるため、地元のお花屋さんに相談するのが良いでしょう。

また、提灯を贈る風習があり、初盆には「白提灯」が一般的ですが、近年では「御提灯代」を包むこともあります。

初盆に適した服装で法要に参加し、故人を偲びましょう

初盆に招かれる側と招く側の両者に共通する重要なポイントは、故人を偲ぶ心を大切にし、慎ましさと敬意を持った服装を選ぶことです。

服装は「平服」や「略喪服」が一般的で、黒や紺、グレーなどの落ち着いた色を選び、派手すぎる装飾やカジュアルすぎる服装は避けるべきです。

また、露出度の高い服装も避け、適度な礼儀を守った装いが求められます。
両者とも、法要の場で失礼のないよう、気を配った服装を心掛けることが大切です。

故人を敬い、心を込めた服装で、初盆の法要に臨みましょう。

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