13回忌の香典の金額相場!香典袋の種類や書き方、渡し方のマナーも
13回忌法要の際には、どれほどの金額を香典を包めば良いのでしょうか。
また、香典袋はどのように用意すれば良いのでしょうか。
こちらの記事では、故人との続柄から見た香典の金額の相場や、宗教別で見る香典袋の用意の仕方など、13回忌法要に関して細かく解説していきます。
この記事で解決される疑問
13回忌の香典の相場は?
13回忌の香典袋の書き方は?
13回忌の香典の渡し方は?
そもそも13回忌とは?
13回忌とは、 故人が亡くなってから満12年目の祥月命日に行われる法要のこと です。
13回忌当日には、僧侶や親戚を招いて法要が行われます。
当日が平日の場合は、前の休日に行われることが多いです。
後の休日に遅らせることは、失礼という考えもあるので気をつけて行いましょう。
13回忌について広く知りたい方は以下の記事をご覧ください。
13回忌の香典の金額相場
13回忌の香典は、他の法要における香典と同じように、故人との続柄で相場が変化していきます。
ここからは、13回忌の場合における香典の金額の相場について、
- 自身が故人の息子・娘の場合
- 自身が故人の孫の場合
- 自身が故人の親戚の場合
- 自身が故人の友人の場合
- 夫婦で出席する場合
以上の5つに場合分けをして、解説をしていきます。
その中で、法要後に会食がある場合とない場合にも触れながら、金額を選ぶ上での数字の注意点についても解説していきます。
自身が故人の息子・娘の場合
まずはじめに、自身が故人の息子・娘の場合の金額の相場から解説していきます。
会食が行われないときの相場は、 1万円〜5万円 です。
会食が行われるときの相場は、 2万円〜5万円 です。
香典の金額の相場の幅が大きいのは、故人との関係が近く、法要の行い方や、その時の自身の状況などによって変化することが大きな理由としてあげられます。
その時々にあった香典を用意しましょう。
自身が故人の孫の場合
続いて、自身が故人の孫の場合の香典の相場に関して解説します。
この場合の、会食が行われない時の相場は、 1万円〜2万円 です。
会食が行われる場合の金額の相場は、 2万円〜3万円 です。
香典とは別に、供物料を捧げることもありますが、その場合でも香典の相場の金額は同じものと考えて良いでしょう。
また、供物料を「孫一同」として捧げる場合もあります。
その場合には、孫同士で香典の金額について相談するのも良いでしょう。
自身が故人の親戚の場合
13回忌法要後に会食がない場合の香典の金額の相場は、 5000円〜2万円 です。
会食がある場合の香典の金額の相場は、 1万円〜3万円 です。
親戚の場合は、その故人との関係性によって変化します。
また、金額の違いからトラブルに発展してしまうこともあります。
そういったことを未然に防ぐためにも、事前に親戚同士で香典の金額を相談しておくのも良いでしょう。
自身が故人の友人の場合
自身が故人と友人である場合、13回忌法要後に会食が行われない時の香典の金額の相場は、 5000円〜1万円 です。
会食が行われる場合の香典の金額の相場は、 1万円〜2万円 です。
一般的に親戚のみで行われることが多いので、友人の方であれば、故人との関係は深かったものと思われます。
しかし、必要以上に香典の金額を包む必要はありません。
こちらの場合も、他に友人で出席する方がいれば、金額の相談をすると良いでしょう。
家族で出席する場合
13回忌法要に夫婦で出席する場合、会食がない時の金額の相場は、 2万円〜3万円 です。
未成年の子供がいる場合には、一人当たり5000円程お包みすると良いでしょう。
また、会食が行われる場合には、一人当たりプラス5000円〜1万円お包みすると良いでしょう。
金額を選ぶ上での数字の注意点
13回忌法要での香典の金額を選ぶ上で、避けなければならない数字というものがあります。
それは、 「4」、「9」、「偶数」 です。
「4」「9」はそれぞれ、「死」、「苦」を連想させてしまうことから、縁起の悪い数字とされています。
また「偶数」は、数字が割切れることから、故人とこの世との繋がりが切れてしまうことを連想させてしまうと言われており、こちらも縁起が悪い数字と言われています。
ただし、2万円という数字は比較的に用いられることが多く許容されています。
このような、避けるべき数字にも気をつけながら、香典の金額を考えましょう。
香典の金額のマナーについては以下の記事で取り上げています。
13回忌の香典袋の種類
ここまで、13回忌の香典の金額に関して解説してきましたが、ここからは、そのお金をお包みする熨斗袋や水引き(不祝儀袋などに用いる帯紐)に関して解説していきます。
13回忌で用いる香典袋は、いくつかの条件によって用いるべきものが異なります。
以下では、金額の違い、宗教の違い の2つから、用いるべき香典袋に関して解説します。
金額の違い
熨斗袋や水引きは、香典の金額によって変化します。
金額が1万円未満の場合、水引きが印刷されているものを用います。
1万円未満の中でも、金額が5000円以上の場合は、「多当おり」と呼ばれる折り方がされているものを使いましょう。
1万円以上の場合は、多当おりがされており、水引きが実際にかけられているものを用います。
さらにその中でも金額の大きなものであれば、水引きをより豪華なデザインをしたものにすると良いでしょう。
水引については、こちらを見てください。
宗教の違い
続いては、宗教の違いによる13回忌での香典の熨斗袋や水引きに関して、
仏教、神道、キリスト教、宗教がわからない場合 の4つに分けて解説します。
仏教
仏教の場合に用いる熨斗袋は、 無地のものか蓮の花が印刷されているもの を用います。
なぜ蓮の花かというと、仏教では極楽に蓮の花が咲いていると説かれているためです。
また、水引きに関しては、 黒白、または黄白の水引きのもの を用いましょう。
故人が亡くなってから四十九日までは、基本的に黒白の水引きが用いられますが、それを過ぎると黄白の水引きも用いられるようになります。
関西では黄白を使うのが一般的とされており、地域による水引きの違いもあります。
不安な場合は、地域の方や親戚の方に事前に確認しておくと良いでしょう。
神道
神道では、熨斗袋は 無地のもの を用いましょう。
また、水引きは 黒白、双白、または双銀のもの を用いることが一般的です。
キリスト教
キリスト教の場合、用いられる熨斗袋は、 無地のもの、または、十字架が描かれているもの 選びましょう。
また、キリスト教の場合は、 水引きは必要ありません 。
もし水引きをつけるとしても、その色に特に指定はありません。
キリスト教の香典については、こちらを見てください。
宗教がわからない場合
宗教がわからない場合は、 無地の熨斗袋 を用いましょう。
また、水引きには、双銀、または、黒白のものを用います。
この香典袋は、故人が無宗教の場合にも用いることができますので、その際には参考にしてください。
13回忌の香典袋の書き方
香典袋には、いくつか記入しなけらばならないことがあります。
ここからは、表書き、名前、中袋 の順に、香典袋の書き方を解説していきます。
表書き
香典袋の表書きは、宗教によって書き方が異なります。
具体的な書き方の違いを以下の表にまとめました。
表書きを書く際には、参考にしてください。
宗教 |
表書き |
仏教 |
*御香典、御霊前、御香料 |
神道 |
御玉串料、御榊料、御神饌料 |
キリスト教 |
御花料 |
宗教がわからない場合 |
御香典 |
*仏教の中でも浄土真宗では、「御霊前」は用いない。
名前
香典袋には、水引きよりも下の部分に名前を記します。
基本的には、本人の名前を記入しますが、場合によっては、連名で出す場合もあります。
その際には、3名以下の場合は、右から順に目上の人の名前から書きましょう。
4名以上の場合は、代表者を書き、その横に「他一同」と書きます。
その場合には、全員の名前を書いた紙を同封すると良いでしょう。
香典の連名に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。
中袋
香典袋に包む前のお金を包む際に用いる袋を中袋と呼びます。
中袋には、金額・住所・氏名を記載します。
中袋のおもて面に金額を記入し、裏面に住所と氏名を記入します。
中袋については、こちらも見てみてください。
以下の記事では、香典袋の書き方についてわかりやすくまとめているので、見てみてください。
13回忌の香典の渡し方・マナー
ここからは、13回忌法要での香典袋の渡し方やマナーに関して解説していきます。
法要の会場に受付などがあれば、そこでお悔やみの言葉を添え、丁寧に両手で差し出します。
この際に、袱紗(ふくさ)と呼ばれる、四角い布で香典を包んで用意するのがマナーとされています。
香典の準備する際に、袱紗も用意しておくと良いでしょう。
袱紗の包み方は以下の図をご覧ください。
香典のマナーに関しては、こちらの記事を参考にして下さい。
【コラム】13回忌と他の法要で香典の額は変わる?
他の法要と13回忌法要では、香典の額はどれほど変わるのでしょうか。
自身が故人の息子・娘である場合の金額を例に見ていきましょう。
故人が亡くなってから四十九日までの間に行われる忌日法要では、香典の相場は3万円〜10万円 とされています。
そして、年忌法要に入り、 一周忌、三周忌での香典の相場は、3万円〜5万円 とされています。
ここで解説した13回忌以外の、 7回忌、17回忌、23回忌、33回忌香典の相場は、1万円〜5万円 とされており、13回忌の香典の相場と変わりません。
これらを比較してわかるように、香典の金額は時が経つにつれてその相場は下がります。
法要に合わせて、金額を考えましょう。
香典の金額に関しては、こちらの記事を参考にして下さい。
13回忌の香典を故人との続柄や関係性、宗教などにも気をつけながら選びましょう
13回忌の香典の相場は身内なら5千〜3万円、身内以外なら5千〜1万円です。4と9が付く金額は避けます。
13回忌の香典袋の表書きの上半分には、仏教なら御香典、神式は御玉串料、キリスト教はお花料と記入し、下半分に自分の氏名をフルネームで書きます。中袋は表に香典の金額、裏に自分の住所と名前を書きます。
香典は袱紗に包んで持参します。
自身の故人との関係性や、宗教によって、用意すべき金額やものが異なることがわかったと思います。
13回忌の香典を用意する際には、ここで解説したことを参考にし、快く法要を迎えられるようにしましょう。
13回忌の香典の相場は?
香典の相場は、1万円から5万円です。故人との続柄や会食の有無によって細かく変化します。
13回忌の香典袋の選び方は?
香典袋は、1万円未満なら水引が印刷されたデザインを、1万円以上なら実際に水引がかけられたものを選びます。また、宗教によっても適したデザインが異なります。
13回忌の香典の表書きは?
宗教によって表書きの文字が変わりますが、御香典と書くことで対応しやすくなります。渡す本人の名前を下半分の位置に記載するのもポイントです。
13回忌の香典の中袋の書き方は?
中袋の表面には金額を、裏面には名前と住所を記入します。金額は旧字体で記入するのが重要です。詳しくは
こちらをご覧ください。