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葬儀

2024.04.30

遺骨で作るアクセサリー!おすすめ商品や注意点、素材を解説

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近年、注目を集め始めている遺骨アクセサリーですが、その選択の幅は非常に広くなっています。

素材やデザインはの豊富さは勿論のこと、ダイヤモンド加工まで、通常のアクセサリーとほとんど差がないところまできています。

ここでは、遺骨アクセサリーとは何なのか、どのような素材があるのか、また注意点まで細かく紹介しています。

遺骨アクセサリーとは?
骨壷 遺骨
遺骨アクセサリーとは、一般的に メモリアルジュエリー などとも呼ばれ、 手元供養の一種 として人気を集めています。

自宅で骨壷や仏壇などを用いて供養するよりも、さらに 身近 に、 常に故人を感じていられる という点で一定の支持を受けているのです。

遺骨アクセサリーの仕組みとしては、大きく分けて以下の 3つ が挙げられます。

故人の遺骨や遺灰の一部 を アクセサリーの中 に詰めるもの

特殊な樹脂 を用いてアクセサリーに 直接 埋めるもの

遺骨の炭素 を用いて 人工の宝石に加工 するもの

近年では、仕組みだけでなく、 デザインや素材 も 多様化 してきています。
普段のコーディネートを邪魔することなく身につけられるもの が多く販売されています。

遺骨アクセサリーは、 そこまで沢山の遺骨を必要としない ので、多くの場合は 分骨した上で一部の遺骨を用いてアクセサリーを制作する 形をとります。
そのため、決断にも そこまでの負担がない ので、少しでも興味のある方は検討してみることをオススメします。

遺骨アクセサリーで使われる素材
ペット 遺骨
遺骨アクセサリーの素材にも、通常のアクセサリーで用いられる素材と同様の種類があります。

これから、

チタン
ステンレス
UVレジン
ガラス
シルバー
ゴールド
ホワイトゴールド
を例に挙げて、順に説明していきます。

チタン
チタンには、

軽くて耐久性が高い
金属アレルギーが起きにくい
傷がつきにくく錆びにくい
という特徴があります。

特に、アクセサリーは 常に身につけるもの なので、 傷がつく心配がない 点に関しては非常に安心です。

ステンレス
ステンレスには、

傷がつきにくく錆びにくい
金属アレルギーが起きにくい
汗による変色がしづらい
という特徴があります。

ステンレスは、貴金属としての価値は高くないものの、このような特徴から 身近な生活用品に多く使用されている 素材です。

UVレジン
UVレジンとは、 耐久性のある特殊な樹脂に紫外線を当てると硬化する 素材です。

UVレジンには、以下のような特徴があります。

遺骨をしっかりと封じ込めてくれる
カラーの幅が広がる
遺骨を封じ込めることで、 湿気による遺骨の劣化を防いでくれます 。
また、様々な色を用いることで 鮮やかに 仕上がります。

ガラス
ガラス製の遺骨アクセサリーには、

スタイリッシュなデザインに仕上がる
ペンダントの中に入っている遺骨をみることが出来る
という特徴があります。

他の素材に比べて耐久性は劣るものの、 自身のコーディネイトを邪魔しない デザインであることや、 外からも中が見えて、中からも外が見える というガラスならではの特徴から、多く使われています。

シルバー
シルバーには、 白色の柔らかく優しい光沢 があります。

シルバーの特徴は、以下の通りです。

強度が高い
生活防水に対応
お手入れのたびに風合いが増す
シルバー製の遺骨アクセサリーの多くは、 銅と混ぜて合金にする ことで耐久性を高めています。

また、シルバーは防水性の高い金属ではありませんが、 生活防水には対応 しているので、 毎日つけることが可能 です。

ゴールド
ゴールドの特徴は、以下の3点です。

強度が高い
生活防水に対応
明るい色合いと高級感
遺骨アクセサリーに用いられるゴールドは 14K など、通常のものより 強度が高い ことが多くなっています。

価格は、その他の金属と比べて高くつくことがほとんどではありますが、ゴールどならではの 高級感 があります。

ホワイトゴールド
ホワイトゴールドは、 柔らかく優しい輝きが魅力の金属 です。

ホワイトゴールドの特徴は、以下の通りです。

強度が高い
生活防水に対応
ロジウムメッキ加工
ゴールドの遺骨アクセサリーと同様に、 通常のゴールドよりも強度の高いもの を使用しているため、 耐久性 の心配は無用です。

ホワイトゴールドには特殊な加工が施されているので、お手入れする際には 優しく磨いてあげる ことが重要です。

おすすめ遺骨アクセサリー【ブレスレット】
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ブレスレットタイプの遺骨アクセサリーの多くに見られるのが、ブレスレットに付いている、 ネジ式のシリンダーやカロート の部分に遺骨を納めるというものです。

多様なデザインがありますが、主なものは、

金属でできたチェーン のもの
水晶玉を使った数珠 のようなもの
革製のファッショナブルなもの
バングル のようなもの
の4つです。

遺骨を納めた部分のネジが緩んでしまう という可能性があるので、 専用のネジ緩み防止剤 などをつけておきましょう。

チェーンタイプ
遺骨ブレスレット ニューヨークブレスレット 太チェーンタイプ

数珠タイプ
ソウルジュエリー 念珠ブレスレット 防水タイプ トラメ Mサイズ 遺骨アクセサリー 分骨用 手元供養 メモリアル

バングルタイプ
YITONG チタン ブレスレット バングル メンズ ファッション アクセサリー ブレスレット シンプル バングル トアクセサリー チタン製(シルバー)

革タイプ
ソウルジュエリー ノイ シルバー SV925 リストブレス ブレスレット キュービックジルコニア 手元供養 メンズ

おすすめ遺骨アクセサリー【ネックレス】
ペット供養 ネックレス
遺骨アクセサリーの中で、現在 最も種類が豊富 なのが ネックレス です。

デザインが多種多様 のため、自分好みのものが見つけやすくなっています。

ネックレスタイプの遺骨アクセサリーでは、 粉末状にした遺骨をネックレスのトップの部分に詰める という形がほとんどです。

これもブレスレット同様、遺骨を納める部分が ネジ式のカロート になっているケースが多いです。
その場合には ネジ緩み防止剤 を使用するようにしましょう。


おすすめ遺骨アクセサリー【リング】
指輪
普段あまりアクセサリーをつけないという方からの人気を集めているのが、 リングタイプ遺骨アクセサリー です。

リングタイプには、 常に身につけていても邪魔にならない という魅力があります。

また、デザインも スタイリッシュなもの から、 女性らしい可愛いデザインのもの まで、シンプルでありながらも自身の好みに合わせて選択できます。

リングタイプの遺骨アクセサリーは、 粉末状にした遺骨をリングの内側にある穴に詰めて、加工して蓋をする というものがほとんどです。
中には ねじ式で蓋をする ものもあります。

遺骨のリングに関しては、こちらもご覧ください。

【口コミ】遺骨指輪の良さとは?種類・材質別の金額相場とおすすめ商品も
第三人生編集部

低価格の遺骨アクセサリー
アクセサリー
遺骨アクセサリーの値段 は、一般的にその 素材 によって決まります。
分骨 を行った 一部の遺骨を気軽に身につけていたい 、という方には、比較的 安価でリーズナブルなもの がオススメです。

素材では、 チタンやステンレス のものは比較的 安く 手に入れることができ、対して ゴールド製 は素材の価格に伴って費用がかさみます。


遺骨アクセサリーの加工方法
葬儀
遺骨アクセサリーは、仕組みごとにいくつかの種類に分けることができます。

ここでは、種類ごとに 細かい仕組みと作り方 を紹介していきます。

遺骨カプセル
遺骨カプセルとは、その名の通り、 パウダー状になるまで粉骨した遺骨をカプセルに詰める というものです。
イメージとしては 手のひらサイズの骨壷 という表現が近いかもしれません。

アレンジは多様で、

そのまま鞄などにしまって持ち歩く
チェーンなどをつけてペンダントにする
金具をつけてキーホルダーにする
などの多くの方法があります。

また、何も知らない人が見たら、 遺骨が入っているとは気づかないようなデザイン のものが多く出てきており、 通常のアクセサリーと大差なく 使えます。

費用 は 素材によって様々 で、安いものであれば 千円前後 で購入することが可能です。

作り方は単純で、 遺骨を粉骨したのちに、購入したカプセルに詰めれば完成 です。

樹脂加工
樹脂加工とは、 遺骨を特殊な樹脂で硬化し、直接アクセサリーの一部に埋める という方法です。

特徴として、

アクセサリーのデザインに 自由度が高い
防水性 に優れている
耐久性 に優れている
ことが挙げられます。

遺骨カプセルと異なり 直接アクセサリーに埋め込むタイプ のため、 遺骨がデザインの一部 となっており、 直に見れる ようになっています。

アクセサリーへの加工を依頼する業者によっては、 希望の誕生石と一緒に遺骨を加工してくれるところ もあります。
唯一無二のお気に入りの一品となることでしょう。

価格は業者によって異なる ため、 直接確認 してみることが必要です。

ダイヤモンド加工
ダイヤモンド 指輪
合成ダイヤモンドの制作は約50年前にアメリカで始められました。
それが現在では、 遺骨や遺灰から科学的に抽出した炭素 を用いて ダイヤモンドへ加工 することが可能となりました。

巷では、 メモリアルダイヤ などと呼ばれており、 天然のダイヤにも負けないほどの美しさと輝き を放ちます。

対して、一度ダイヤモンドへ加工してしまうことのデメリットは、

DNAが残らず、誰の遺骨かの判断ができなくなってしまう
遺骨から作られるダイヤモンドはサイズが小さいため紛失しやすい
海外委託に限られてしまうことから、 50万円程 かかる
の3点です。

ですが、故人との思い出を 永遠の輝き として残せる点に、注目は集まり続け、 今後も需要が高まっていく ことは間違いないでしょう。

遺骨で作るダイヤモンドについては以下の記事で取りあげています。

【口コミ有り】遺骨からダイヤモンドを作るダイヤモンド葬とは?値段や作り方も解説
第三人生編集部

また、ご遺骨をダイヤモンドにする供養方法を ダイヤモンド葬 といいます。
ダイヤモンド葬については以下の記事を御覧ください。

ダイヤモンド葬とは?おすすめの業者や依頼方法!時間・費用も
第三人生編集部

【口コミ】遺骨アクセサリーは実際どうなのか?
上記では、遺骨アクセサリーに関して詳しく見ていきました。
では、実際作成された方はどう感じたのでしょうか?

そこで、実際に遺骨アクセサリーを作成された方の口コミを紹介します。

口コミ
40代 男性
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母を病気で亡くし、父と2人で遺骨指輪を作りました。 肌身離さず、一緒なので私をいつも見守ってもらえているように感じています。 遺骨指輪で沢山の力をもらいながら日々前進しています。
口コミ
50代 女性
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主人が亡くなり、なかなか立ち直る事が出来ませんでした。 そんな時に、息子から遺骨をアクセサリーにできることを聞き、作成をすることに決めました。 外出する時も一緒にいるような感じがして、安心して生活できています。
口コミ
40代 女性
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0.0
先月娘を亡くしました。 娘とずっと一緒に居たいと思い、遺骨指輪の作成を依頼しました。 出掛ける際に娘と共に出掛けられる事を嬉しく思っています。
遺骨アクセサリーの注意点
! 注意
上記では、遺骨を作成された方の生の声を紹介しました。
遺骨の行き先としてはとてもロマンチックな遺骨アクセサリーですが、その際にはいくつかの注意が必要です。

紛失の危険性
遺骨アクセサリーの魅力は、 肌身離さず持ち歩く ことができ、 常に故人を感じていられる という点です。

その反面、常に身につけるため 紛失の可能性 が高まります。

アクセサリーの ネジの緩み や、 チェーンが切れてしまう といったこともあるので、あらかじめネジの部分に 専用の緩み防止剤や接着剤 を使っておくことをオススメします。

また、女性に多く見られるのが、チェーンが切れてしまうことを心配して、 カバンの中にアクセサリーを入れて持ち歩く というものです。
これは、 カバンの中の他の荷物と混ざってしまい紛失する ケースも少なくないため控えた方が良いでしょう。

その他にも、貴金属の変色などを避けるために、 長時間水に浸ってしまう温泉や海水浴 では遺骨アクセサリーは外します。

アクセサリーのその後
常に身につけているであろう遺骨アクセサリーですが、 自分の身に万が一のことがあった時に、遺骨アクセサリーをどうするか を 事前に決めておく ことも重要です。

いつまでも故人と一緒にいたいという気持ちから、遺骨アクセサリーを 自身の棺に一緒に入れて欲しい という声も存在します。

そのような自身の希望はもちろん、 遺骨アクセサリーが納得の行かない形で処理されることがないようにする ためにも、自分の身に何かあった際の対応を 親族に話しておく のが良いでしょう。

遺骨のアクセサリーを身に着けるのはよくない?
はてな
遺骨のアクセサリーが批判される理由
これまで遺骨のアクセサリーに関して詳しく紹介してきました。

しかし、中には 遺骨のアクセサリーを身に着けることをよくないことだと思っている 人もいます。

それは、 仏教の四十九日の考え方 に由来しています。

四十九日の法要は、 亡くなった方の魂が、自身の肉体である遺骨から離れてあの世へ行く 契機となる法要です。
そのため、故人の魂ではなく肉体である遺骨を持ち歩くことは、 故人への執着 となってしまうのでよくないと思われがちです。

遺骨のアクセサリーは正しい供養方法の1つ
ダイヤモンド ネックレス
現代では、 故人をいつも身近に感じていたいという想い が 尊重 され、遺骨のアクセサリーの需要が高まっています。

遺骨のアクセサリーは、 宗教的・法的にも何の問題もありません 。
また、 分骨も昔から行われているもの なので、よくないのではないかと心配することはありません。

もし反対された場合
人によって考え方は異なるので、無理に遺骨のアクセサリーを作ることを親族に押し付けるのはよくないでしょう。

もし遺骨のアクセサリーを作ることに対して反対された場合は、遺骨のアクセサリーが正しい供養方法であることを 丁寧に説明 するようにしましょう。

遺骨を使わずに遺品などでアクセサリーを作る方法 や、 持ち歩かずに自宅でアクセサリーを保管する方法 もあるので、みんなが納得する形での供養をするようにしましょう。

【コラム】ペットの遺骨をアクセサリーに
犬たち
近年では、ペットを家族同然に扱い、愛情を注いでいる飼い主の方も少なくありません。

遺骨アクセサリーにできる遺骨は、人間のものに限った話ではなく、 ペットの遺骨も勿論アクセサリーにすることが可能 です。
業者によっては、 動物をモチーフにしたアクセサリー を作ってくれるところもあります。

自身のペットのイメージに合ったものを探してみてはいかがでしょうか。

ペットの遺骨をアクセサリーにすることについては以下の記事で記述があります。

ペットの遺骨をどうする?自宅で保管・手元供養・散骨など解説!
第三人生編集部

あなたらしい遺骨アクセサリーを
故人を常に身近に感じていられる 上、 非常に手軽 な遺骨アクセサリーは、 お墓や納骨堂との分骨 は勿論、 墓じまい を考えている人にまで、需要の輪が広がっています。

その需要の高まりに伴い、遺骨アクセサリーは最早、 通常のアクセサリーとほとんど変わらない ところまできています。
その中には、きっと自身の好みにあったものがあるはずです。

ぜひ、 あなたらしい遺骨アクセサリー選び の参考にしてみてください。

❓ 遺骨のアクセサリーはどのように加工されたもの?
遺骨を加工したアクセサリーを指します。遺骨の一部をアクセサリーに詰める・埋め込む・遺骨の炭素を宝石に加工するといった方法があります。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ 遺骨アクセサリーの種類は?
ブレスレット・ネックレス・リングがあります。最も種類が多いのはネックレスで、遺骨の粉末を封入します。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ 遺骨アクセサリーで注意することは?
紛失や劣化の懸念があるため、ネジの緩み防止剤を使う必要があります。また、自身が亡くなった後の扱い方も決めておくと良いでしょう。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ ペットの遺骨はどう供養する?
アクセサリーに加工する以外にも、少量骨壺に入れて手元供養する方法があります。また、散骨や埋葬での供養もできます。詳しくはこちらをご覧ください。

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