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葬儀

2024.04.30

火葬にかかる費用と内訳!直葬(火葬式)を行う場合の費用相場も解説

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火葬を行う際には、いくつかの選択肢が存在します。

火葬場の運営元や火葬スタイル、そのような選択によって費用は大きく変わってきます。

ここでは、それぞれの火葬でかかる費用から、その内訳までを説明しています。

今人気の火葬式にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。

火葬にかかる費用相場
費用
火葬を行う場所は、大きく分けて自治体と民間業者の2つが挙げられます。

ほとんどの火葬場は自治体が運営してるものですが、東京都では公営のところより民営のところの方が数が多くなっています。

ここでは、自治体の火葬場で火葬を行う際と、民間の火葬場で火葬を行う際での費用を紹介していきます。

公営の火葬場
公営の火葬場の場合、その自治体に住んでいる人であれば費用が無料というケースも少なくないようです。

ですが、民間同様に費用がかかるという公営の火葬場も存在し、公営の中でも最も高額なのが 東京の瑞江葬儀所の58,000円 です。

一般的に、公営の火葬場では、その自治体に住んでいない人の火葬も行ってくれるものの、料金が1.5倍から2倍かかってしまうという傾向があります。

先ほど例に挙げた瑞江葬儀所では、 都民外の場合の火葬料金は7万1280円 となっています。

費用が変わる理由
自治体に住んでいるか否かで費用が変わってくる理由としては、公営の火葬場は国の援助を受けずに、その自治体に住んでいる人の税金のみで火葬場を運営していることが挙げられます。

そのようなこともあり、 新しい火葬場や、住民の多い自治体の火葬場は料金が高くなる傾向にあります。

このように公営の火葬場の火葬費用は自治体によって大きく変わるため、平均や相場ではあまり参考になりません。

自治体が運営している火葬場での火葬を考えている場合には、実際の費用を確認してみるのが良いでしょう。

民間の火葬場
民間の火葬場で火葬を行う際には、多くの場合で、火葬の他に納骨の儀式やお別れの儀式など最低限の儀式を含めた火葬式(直葬)になるでしょう。

火葬式は、家族葬や一般葬と比べて遥かに安く抑えられ、安価なもので 10万円以下、高額なもので40万円以下、全国平均は20万前後 となっています。

火葬の費用内訳
費用
ここでは、火葬場に支払う費用、葬儀業者に支払う費用(火葬式の際にかかる費用)の2つに分けて、実際の内訳を説明していきます。

火葬場に支払う費用
火葬料
待合室
霊安室
骨壷
火葬料
火葬費用の主を占めるのが火葬料 で、内容としては火葬炉で遺体を焼却する際に必要な費用です。

火葬料は故人の年齢によって異なり、主に大人・小人・死産児で分けられていることが多いのですが、その区切り方は自治体によって様々です。

また、公営の火葬場は前項でも述べたように費用に大きな幅がありますが、目安としては以下の通りです。

故人の種別    公営    民間
大人    0〜60,000円程度    50,000〜100,000円程度
小人    0〜59,000円程度    30,000〜80,000円程度
死産児    0〜6,000円程度    20,000円前後
待合室
待合室とは、 遺体を火葬している間に、遺族や参列者が待機する部屋のことです。

火葬を行う際には、待合室を用意する必要があるので、その部屋を取るための費用がかかります。

公営の火葬場と民間の火葬場での費用の目安は以下の通りです。

公営    民間
0〜10,000円程度    20,000円前後
霊安室
霊安室とは、 遺体を一時安置するための部屋になります。

逝去後24時間は火葬を行ってはいけないことが決まっているので、自宅に安置するのが難しい場合には火葬場の霊安室で安置することとなります。

以下、公営の火葬場と民間の火葬場での霊安室にかかる費用の目安です。

公営    民間
3,000円前後(24時間)    5,000〜10,000円前後(24時間)
骨壷
骨壷とは、 遺体焼却後の遺骨を納める壷のことです。

基本的に、骨壷は業者の方で用意されており、その分の費用が火葬費用に含まれているというわけです。

公営の火葬場と、民間の火葬場での費用の目安は以下の通りです。

公営    民間
4,000円前後    12,000円前後
葬儀業者に支払う費用
火葬の他に最低限の葬儀を行った際にかかる費用の内訳は以下の通りです。

項目    費用
葬祭品(棺/棺用布団/骨壷/仏衣)    5万〜8万円
ドライアイス    1万円前後/日
搬送費(病院→安置所)    1万5千円〜
搬送費(安置所→火葬場)    1万6千円〜
安置室使用料    5千〜2万円
火葬手続き代行費    5千円
スタッフ人件費    3万円〜
火葬料    無料〜5万円
火葬式では、故人の棺に飾り付ける用の花束や遺影などが含まれていないことがほとんどです。

そのため、必要な人は上記の他に追加でオプション料金が発生します。

火葬式とは
葬式 花
火葬式 とは、 直葬 とも呼ばれる葬儀の方式のことをさします。

一般的な葬儀では、お通夜と告別式を行ったのちに、出棺し火葬を行います。

対して火葬式(直葬)では、お通夜と告別式を行わずに、納棺から直接出棺、そのまま火葬を行います。

火葬式の流れ
火葬式(直葬)の場合の流れは以下の通りです。

葬儀社へ連絡・葬儀社の安置場所や自宅で安置
納棺
出棺
火葬
骨上げ
葬儀社へ連絡
ご臨終されたら葬儀社へ連絡をし、迎えに来てもらいます。

納棺
逝去して24時間は火葬できない決まりがあるため、一度葬儀社の安置場所や自宅で安置をしたのち、納棺と出棺を行います。

納棺では故人を棺に詰め、お花などで飾り付けをしながら、故人との最後の時間を過ごします。

納棺に関しては、こちらも参考にしてください。

納棺とは?流れやかかる時間、副葬品!儀式の出席者の範囲や服装も
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出棺
納棺を終えたら火葬場へ出棺して火葬を行います。

その際には、火葬場に僧侶を呼べば、お経を読んでもらうことも可能です。

出棺に関しては、こちらも参考にしてください。

出棺の手順・挨拶・マナーを解説!出棺時に流す音楽や出棺式も
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火葬
火葬自体は、一般的に1時間程度で終了します。
火葬に関しては、こちらもご参考ください。

火葬にかかる時間と流れ!火葬中の過ごし方やマナー、手続きも解説
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骨上げ
最後に骨上げを行って遺骨を骨壷に詰めれば、火葬式(直葬)は終了になります。

骨上げに関しては、こちらも参考にしてください。

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火葬式の特徴
火葬式は、お通夜や告別式などを行わずに火葬のみを行う形のため、内容が コンパクト で比較的 安い予算 で済ませられるというメリットがあります。

コンパクト の言葉の通り、納棺の儀式やお別れの儀式など、故人へ感謝の気持ちを伝えるために 必要最低限のもの だけで構成されるのが特徴です。

故人と生前親しかった親族のみが参列し、故人を偲びお別れすることが目的とされているので、参列者は1人〜5人程度が一般的です。

葬儀に多くの費用をかける経済的余裕のない方や、遺族に負担をかけたくないという故人の生前の意思、無宗教の方、参列者が少ない、などの場合には火葬式がオススメです。

火葬式(直葬)に関しては、こちらも参考にしてください。

直葬に香典は必要!金額相場や注意点、渡し方のマナーなど解説
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【コラム】ペットの火葬にかかる費用
ペット 骨壷
ここまで人間の火葬にかかる費用について見てきましたが、ペットの火葬を行うにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。

こちらも人間の火葬同様、火葬を任せる場所や、火葬のスタイルによって変わってくるので、順に紹介します。

自治体に依頼する
民間の合同火葬
民間の個別火葬
自治体に依頼する
自治体の衛生担当に、動物の火葬を依頼することができます。

ですが、個別での火葬は行ってもらえず、他のペットや、亡くなっていたところを拾われた野良猫や野良犬などとの合同火葬になります。

費用の目安は5,000円前後とかなり安価ではありますが、遺骨も帰ってこないため、家族同然に愛情を注いでいた人にとっては辛いかもしれません。

民間の合同火葬
自宅までペットを引き取りにきてもらい、立会いせず業者へ一任して行われる合同火葬です。

合同火葬のため遺骨は帰ってきませんが、火葬されたのちは、依頼した火葬場に併設されている供養塔などに納骨されます。

費用の目安は1万円前後です。

民間の個別火葬
個別に火葬を行ってもらい、遺骨も返してもらえる火葬方法です。

遺骨は小さめの骨壷に入った状態で返され、自宅に持って帰る、もしくは火葬場に併設されている納骨堂や供養塔に納めるかを選択できます。

費用はペットの大きさや、火葬に立ち会うか立ち会わないかによって前後するものの、大体の目安は1万〜8万円程度です。

ペットの葬儀に関しては、こちらも参考にしてください。

ペット葬儀の種類や流れ!費用相場やマナー、おすすめ葬儀社も紹介
第三人生編集部

まとめ
ここまで、火葬場の運営別の費用や、その内訳について紹介してきました。

費用の内訳を理解することは、自身により適した火葬の形を見つける手がかりとなることでしょう。

また、火葬に最低限の儀式を付け加えた形の火葬式は、近年多くの人気を集めています。

この記事を参考に、みなさんが納得のいく火葬を行えることを祈っております。

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