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葬儀

2024.04.30

宗旨・宗派とは?宗旨替え、宗派不問と宗教自由の違いも解説

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皆さん宗旨・宗派という言葉を聞いたことはありませんか?

ここでは宗旨・宗派について詳しく説明していきます。

また、宗旨替えや宗派不問と宗教自由の違いについても解説していきたいと思います。

宗旨・宗派とは

まず最初に宗旨・宗派の意味を簡単に説明します。
宗旨・宗派とは、 「宗教の教えや、信仰している教養」 を意味します。

教養の例として浄土宗、曹洞宗、カトリック、プロテスタントなどがあげられます。
もっと細かく説明すると、宗旨は仏教、神道、キリスト教など大きく分けた教養をさし、宗派は仏教のなかでいうと浄土真宗、日蓮宗など、宗旨の信仰ををより詳しくさすことをいいます。

元々はインドで始まった仏教ですが今ではこんなにも多くの宗派があります。

法相(ほっそう)宗
華厳(けごん)宗
律(りっ)宗
天台(てんだい)宗
真言(しんごん)宗
日蓮(にちれん)宗
浄土(じょうど)宗
浄土真(じょうどしん)宗
融通念佛(ゆうづうねんぶつ)宗
時(じ)宗
曹洞(そうとう)宗
臨済(りんざい)宗
黄檗(おうばく)宗
お寺によって信仰している宗派が異なるため宗旨・宗派でお墓を建てるお寺が定められています。
そのためにも自分の宗旨を知っておく必要があります。

宗旨を知らずにお葬式をあげてしまうとお墓によっては納骨を断られ、そのお寺でもう一度お葬式をあげなければならないというケースもあります。
いざという時のためにも親族の方に聞いておくといいでしょう。

宗旨・宗派不問とは
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納骨堂などでお墓を探す際に「宗旨・宗派不問」という広告を見かけたことはありませんか。
では宗旨・宗派不問とはどのような意味をさすのでしょうか。

実は宗旨・宗派不問にはさまざまな意味があることはお存知ですか。
お墓探しを間違えないためにもしっかりと把握しておくことが重要です。

ここでは以下の3つのパターンについて見ていきましょう。

これまでもこれからも宗教を問わない場合
現在仏教徒であれば宗教を問わない場合
これまでの宗派は問わないがこれからの宗派は定められている場合
宗旨・宗派不問パターン①これまでもこれからも宗教を問わない場合
これは文字の通り今までキリスト教を信仰していたが、仏教を信仰することになっても納骨堂を買うことができ、利用できることを意味してます。
通常広告には「宗教宗派一切不問」と書かれていることが多いです。

宗旨・宗派不問パターン②現在仏教徒であれば宗教を問わない場合
現在仏教を信仰している(上記に記載した宗派のどれかに属している)場合であれば利用することを意味しています。
なので、仏教以外であるキリスト教徒、イスラム教徒また創価学会である新興宗教の方は利用することができません。

宗旨・宗派不問パターン③これまでの宗派は問わないがこれからの宗派は定められている場合
お墓を買う前はどんな宗教に入っていても構わないが、買った後はその場所の決められた宗旨・宗派を信仰しなければいけないことです。
これはお寺に多く、檀家になることを意味しています。

宗旨・宗派が最も自由なのは霊園
基本的に民営、公営のお墓であれば宗旨・宗派を問われることはありません。
そのため法事・法要の際にも自分の進行している宗派のお坊さんにお葬式を依頼できます。

お墓を購入する際には「宗旨・宗派不問」の意味を確認しておくことが重要です。

宗旨・宗派不問と宗教自由の違い
香典返し 辞退
宗旨・宗派不問と宗教自由は一見同じような意味であるととらえる方が多いのですが、この2つには違いがあります。
ここでは宗旨・宗派不問と宗教自由の相違点を説明していきます。

まず、宗旨・宗教不問については上記で説明した通り複数の意味をもつことがあります。
その中でも一般的に多く使われるのは、仏教を信仰していれば宗派は問わないという意味が多いです。

しかし、宗教自由の場合は違います。
宗教自由の場合は仏教徒、神道、キリスト教徒などのどんな宗教を信仰していても自由なことです。

また、宗教をもたない無宗教の場合でも問わないという意味になります。
そのためお寺の場合には仏教を信仰していることが前提になるので宗教自由と書かれていることはないでしょう。

お墓や霊園を探す際の広告には十分に注意しましょう。

宗旨替えとは
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宗旨替えとは、宗教の中の宗派を変えることです。
仏教で具体例をあげるとすると、日蓮宗から真言宗へ移ることです。

ここでは宗旨替えによる変更点と宗旨替えの流れについて見ていきましょう。

宗旨替えによる変更点
宗派やお寺を変更するということはお経であったり供養の作法も変わっていきます。
基本的に仏壇、戒名などは変えなくてもいいことが多いですが、宗派によっては戒名をつけない場合もあるのお寺に確認しましょう。

宗旨替え後も元々ある墓石をそのまま使う場合は、彫刻の文字を変えなければいけないこともあります。
宗旨替えはお金のかかることなのでしっかりと調べてから行いましょう。

宗旨替えをする場合の流れ
宗旨を変える際には新しいお寺の檀家になる必要があります。
費用面を考えると新しいお寺のことを知っておくことはとても大切です。

また宗旨替えとは今いるお寺の檀家から離檀することになります。
離檀することはお寺にとって金銭的な援助をしてくれる顧客を失うことになるため良く思われないことが多いです。

トラブルにならないためにも、今までの感謝の気持ちと、離檀する理由をしっかりと伝えましょう。

宗旨・宗派について
今回の記事では

宗旨・宗派とは
宗旨・宗派不問とは
宗旨・宗派不問と宗教自由の違い
宗旨替えとは
についてみてきました。
今回の記事で書いてあるように 宗旨・宗派不問 や 宗教自由 には複数の意味があるのでお墓や霊園を購入する場合には確認してみましょう。

宗旨替えについても新しいお寺の檀家になる場合には下調べをしっかりと行う事が重要です。
また、トラブルにならないために離檀する際にもお寺とのコミュニケーションをしっかりとれるようにしましょう。

❓ 宗旨とは?
宗教の教えとして、特に信仰している教養を指す言葉です。キリスト教ではカトリック・プロテスタントなどがあたります。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ 宗旨不問とは?
宗教に問わず利用できる、という意味合いがあります。仏教であれば、という条件が付いたり、これまでの宗教であれば、と限定されることもあります。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ 宗旨替えとは?
宗教の中で宗派を変えることを指します。お経や供養の方法・マナーが変わることに注意が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ 宗旨替えによって数珠の持ち方はどう変わる?
宗派によって使う数珠が変わり、適した持ち方も変わります。浄土宗では合唱した手の親指に対して引っ掛けて持ちます。詳しくはこちらをご覧ください。

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