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葬儀

2024.04.30

仏壇へのお供えは果物がおすすめ?選び方やのしについても解説

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お供え物として定番の果物。
しかし、日持ちしないものや冷蔵品はダメ、のしについてなど、マナーにも注意して選ばないといけないので、どれにしようか悩んでしまいますね。

そこで今回は、お供えものに果物がおすすめな理由、選び方、そしておすすめな果物などについてまとめてみました。ご先祖様に喜んでいただけるお供え物を選ぶ際の参考にしてみてくださいね!!

仏壇のお供えに果物はおすすめ?
果物
仏教ではお供えは お香・お花・灯燭(とうしょく)・浄水・飲食の五供(ごくう) が基本となっています。お供えする時は、この五つの分類に従ってお供えしたほうが良いとされています。

お供えするものは、この五供以外に特に厳しいルールはありません。
しかし、仏教が禁じている殺生に通づるため、肉や魚をお供え物で持っていくのは避けましょう。

ご先祖様に喜んでいただけるようなお供えものを考え、常温保存が可能なもの、日持ちのするものや親族が集まった際に分けやすいものを選ぶとよいでしょう。

そのため、 あまり早く痛むものやにおいのあるもの、冷蔵保存が必要なものは避けましょう。
かんきつ類など日持ちがして分けやすい果物を選ぶとよいでしょう。

仏壇にお供えする果物の選び方
お盆 お供え
前述したとおり、早く痛んでしまうもの、においのあるもの、冷蔵保存が必要なものは避けましょう。

また、長い間お供えしておくことを考え、すでに熟れているものをお供えするとお供えの途中で悪くなってしまうため、まだ熟れていないものを選ぶとよいでしょう。

果物の中でも、メロンやリンゴ、グレープフルーツやオレンジなど丸い形状の果物が好まれます。これは、魂の形が丸いと言われているためです。

そして、果物の個数については、偶数は割り切れるため、故人との縁が切れるとされることもあります。そのため、 奇数 にすることが多いようです。

また、死や苦を連想させる4と9を除いた3,5,7,11個程度が良いでしょう。

お供え物の相場
お墓掃除代行 費用
お供え物の金額は、高すぎてしまうと遺族に気を使わせてしまいますし、低すぎても失礼にあたります。

お供え物の金額は、亡くなった人と親しい関係にあれば、五千円ほど、それ以外ならば三千円ほどが相場といわれています。

しかし、親族間ですでに決めてある場合や地域によって違いがある場合もあるので、周りと相談しながら決めるのが良いでしょう。

お供えにおすすめの果物
バナナ
場難は夏以外は、変色することもなくお供えしやすい果物です。
また、年中入手しやすいことや分けやすいことを考えてもお供えに向いているでしょう。

夏の暑い時期にはシュガースポットという茶色の斑点が出やすくなります。
シュガースポットが出ると甘みは増しますが、完熟して傷みやすくなります。

りんご
リンゴの旬は10月から12月ですが、収穫後から3か月貯蔵が可能なため長期間売られていて入手がしやすい果物です。
リンゴはそのまま食べてもおいしいですし、リンゴジュースにしてもおいしく頂けるため人気です。

また、リンゴは小さく持ち帰りしやすい大きさというのも人気の理由の一つです。

メロン
高価なイメージのあるメロンですが、比較的安価なものも出回っています。

メロンであれば、仏壇に一つお供えするだけでも豪華になることでしょう。
また、法事後にその場で分けて食べるにもピッタリの食べ物です。

スイカ
スイカは果物ではありませんが、メロンと同様に法事の後にその場で分けて食べるにもピッタリの食べ物で、子供にも人気があります。

夏みかん、ミカン
夏であれば夏みかんが、冬ではミカンなどの柑橘類もよいでしょう。
ミカンは好む人が多く、参列者にも分けやすいお供え向きの果物です。


初夏には桃が売られ始めます。
桃は高級なものも多くあり贈答用も多くあります。

しかし、あまり日持ちのするものではないので法事のあとすぐに食べるのが良いでしょう。

ぶどう
ぶどうには小粒で種のないものや、巨砲のように種があり大粒のものなどさまざまな種類があります。

ぶどうには贈答用も多く出回っていますが、日常のお供えに向いている安価なものもあり、価格帯の広さもぶどうの魅力です。

お供えの果物にのしはつける?
外のし
お供えにのしはつけましょう。

のしはかけ紙にのし・表書き・水引(みずひき)を印刷した紙のことをいいます。贈り物を包むときに使います。

法事に使うお供えの品物には、のしの印刷がないかけ紙を使いましょう。
のしの印刷がないかけ紙を、弔事用のし紙と言います。

のし紙は送り主から相手に対しての礼儀を表すものとして贈り物の包装に使います。

しかし、果物を架籠りのするか箱詰めにするかによって体裁が変わってきます。

水引
果物を箱に入れた場合には、水引が印刷されているのし紙をかけます。

架籠りの場合には、のし紙がかけられないため代わりにリボンを付けます。このリボンの色は白黒や黄白などが多いようです。

表書き
表書きは 御供 、四十九日前の忌明け前なら 御霊前 、忌明け後ばら 御仏前 となります。

果物のお供えのみを贈る場合は 御供 や 御仏前 、 御霊前 どちらでも良いです。
お金も一緒に包む場合には、お金に 御仏前 もしくは 御霊前 、果物に 御供 として区別しましょう。

果物の箱詰めであっても籠盛りであっても表書きに変わりません。
箱詰めと違い、籠にはのし紙かけることができないので、籠盛りの場合は短冊を付けましょう。

名前
水引の下に、贈り主の名前を入れましょう。

贈り主が1人の場合はその人の名字のみ、親族の集まりなどで名字が同じ人が多く集まる法事では、下の名前だけを書く場合も多いようです。

ご夫婦など同じ名字の方々が名前を入れる場合は、男性はフルネーム、女性は名前のみを入れるのが一般的のようです。

果物のかご詰めなどで短冊を用いる場合は書くスペースが小さいため、 〇〇一同 のように書いたほうが良い場合もあります。

外のし・内のし
内のしは箱に直接、のし紙をかける包みかたです。
式典に出席せず、お供え物のみを送る場合にのし紙が破損しないようこのかけ方をする場合が多いです。

外のしは包装紙の外側にのし紙をかける包み方です。
式典などに出席してお供えを直接渡す場合には送り主を分かりやすくするため、この渡し方をすることが多いです。

お供えした果物は食べていい?
お盆のお供え
お供えした果物は、仏壇へのお供えが終わった後親族や家族で食べます。

お供え物を食べることを 仏さまからのおさがりをいただく と言います。仏壇に食べ物をお供えするのは、仏様に食べ物に困らずに生活できていることに感謝を表すためです。
その御下がりを食べることで、仏様と交流してお供え物を通して仏様に感謝を伝えるという意味合いがあります。

【コラム】お供えにはお菓子もおすすめ?
個包装されているお菓子は分けやすいので、お供え物として人気となっています。
お菓子のほうが日持ちをするものが多い、個包装されているものが多いなどの理由でお供え物としては人気になっています。

お供え物のお菓子については、こちらも参考にしてみてください。

お供え物におすすめのお菓子 選び方は?のしは?
第三人生編集部

喜んでいただけるようなお供え物を
今回の記事では以下のことについて書きました。

仏壇のお供えに果物はおすすめ?
仏壇にお供えする果物の選び方
お供え物の相場
お供えにおすすめの果物
お供えの果物にのしはつける?
お供えした果物は食べていい?
【コラム】お供えにはお菓子もおすすめ?
やっぱり、お供え物はご先祖様にも御下がりとして食べるご家族にも喜んでいた避けるものを選ぶのが一番だと思います。

お菓子や果物など悩む方も多いと思いますがこの機会にお供え物についてじっくり考えてみてはいかがですか?

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