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葬儀

2024.04.30

骨壷のサイズ・価格相場は?おすすめの商品や処分方法も解説

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終活には、お墓の形や大きさ、また、故人の供養方法など、考えなければならないことがたくさんあります。
終活のなかであまり注目を浴びるものではない骨壷ですが、その種類や形状などは様々で、そんな中から最適なものを選ぶことはとても大切なことです。

こちらの記事ではそんな「骨壷」に関して詳しく解説していきます。

骨壷とは
骨壷 遺骨
骨壷とは、故人の遺骨を収納するための 壺 のことをさします。
現在では人の遺骨だけではなく、ペットの遺骨を骨壷に入れて供養するという方も少なくありません。

また、一口に骨壷といっても、その中には様々な 種類 、 形 、 素材 、 大きさ があります。
こちらではまず、骨壷について、

素材

の二つに分けて解説していきます。

素材
骨壷の違いの一つとして、その素材の違いが挙げられます。
主な素材の種類としては、

陶磁器
陶磁器の骨壺はもっとも馴染みのある素材として幅広い支持を集めています。
また、あでやかでなめらかな素材でもあるため、とてもさわり心地のよい骨壺です。

大理石
大理石の骨壺は大変耐久性に長けているのが特徴的です。

しかし、大理石ですのでどうしても重く感じてしまうことがあります。

ガラス製
ガラス製の骨壺はとてもアート性に長けています。

しかし、その一方でガラスであるがゆえに多少骨壺が傷つきやすいのが特徴的です。

木製
木製の骨壺の特徴は何といっても、温かみです。

木をそのまま使用しているため木本来の温かみに触れることができます。

 
などが挙げられます。
火葬後のような、 熱を持った遺骨 を納める場合には、耐熱性が必要となるため、 陶磁器や大理石 で作られているものが主に使われます。

また、一度骨壷に入れた遺骨を手元供養や分骨などの目的で、別の骨壷に移す場合もあります。
その際には、耐熱性を必要としないため、 ガラス製 で作られたデザイン製に富んだものや、 木製 で漆塗りなどがされているものを選択することができます。


一般的に骨壷の形は、 円柱型 です。
円柱型にはその蓋に違いがあり、簡単に蓋を引き上げることで骨壷が開くものや、蓋と骨壷の口に凹凸があり、噛み合せることでロックすることができます。

円柱型が一般的と書きましたが、最近では球体のものなど、様々な形の骨壷があります。
故人や遺族の好みに合ったものを選びましょう。


骨壷のサイズ
骨壷では、大きさの単位として、 寸 を用います。
寸は 約3cm で、骨壷の直系の大きさを示す時に用いられます。

また、骨壷の大きさは地域によっても異なります。
ここでは東日本、西日本に分けてご説明していきます。

東日本
主に東日本では大きいものを用いることが多く、その平均サイズは、 7寸 (直径約21cm)です。

骨壷が大きい理由としては、東日本を中心とした地域では、 故人のお遺骨を全て回収する ところが多いということが挙げられます。

西日本
それに対し、西日本を中心とする地域では、小さめのものが使われる場合が多く、そのサイズは平均して 3〜5寸 (直径約9〜15cm)です。

西日本では、 お遺骨の一部を回収する ことが多いため、小さめの骨壷がよく使用されます。

ですが、東日本の中でも分骨のために小さな骨壷を用いる場合もあり、西日本でも、遺骨を全て回収することもあります。

どの大きさの骨壷を用意すべきかわからない場合には、地域や、親戚の方に確認しておきましょう。

分骨とは?費用や分骨証明書の手続き、おすすめの骨壷も紹介!

骨壷の価格相場
お墓掃除代行 費用
これまで、骨壷には様々な種類があることがわかりました。
ではそんな骨壷の価格は一体いくらほどになるのでしょうか。

ここからは、骨壷の相場に関して、

陶磁器
大理石
ガラス製
木製
に分けて解説していきます。

陶磁器
陶磁器の場合、骨壷の平均相場は7寸のもので 3000円〜4000円 程度です。

大理石
大理石の場合、骨壷の平均相場は7寸のもので 2万円〜3万円 程度です。
陶磁器に比べて比較的高価な値段にはなりますが、 風化に強い というメリットもあります。


ガラス製
ガラス製は、基本的に 分骨 する際や、 手元供養 に用いられるものが多く、7寸のような大きいものは少ないです。
ガラス製の場合、骨壷の平均相場は 3万円 前後になります。

木製
木製の場合、そのままのものもありますが、漆塗りなどの加工をしてあるものもあります。
また、木製もガラス製と同じように、 分骨や手元供養 に用いられるものが多いです。

木製の場合、骨壷の平均金額は 2万円〜3万円 程度です。


骨壷の種類に分けて解説してきましたが、安いものでは1000円台から販売しているものもあります。
また、デザイン製に富んだものなど、様々な工夫が凝らされたものでは、20万円を超えるものまであります。

サイズによっても大きな価格の変化があるので、骨壷を購入する際には、 安いからといって小さすぎるものを選ばないように気をつけましょう。


骨壷の選び方
選択
ここからは、骨壷の選び方について解説していきます。
骨壷の選び方の判断基準は主に、

大きさ
供養方法
見た目
価格
の4つです。
ここからはこの4つの判断基準に沿って解説していきます。

大きさ
骨壷を選ぶにあたって、大きさは大きなポイントです。
遺骨は小さなものでは2寸(直径約6cm)からあります。

ペットの遺骨 であったり、 手元供養や分骨 に用いる場合は、 2〜4寸 (直径約6cm〜12cm)の大きさの骨壷を用いることができます。

反対に 8寸 や、1寸の10倍の大きさの 1尺 ほどの大きさのものもあり、こういった大きなサイズのものは、改葬やカロートの整理などの際に いくつかの遺骨を一つにまとめる 際に用いられます。

供養方法
供養方法によっても骨壷の種類は変わってきます。
一般的なお墓に納骨する場合には、骨壷も通常のものを用いて、お墓参りなどをしながら供養していきます。

ですが、中には 手元供養 といって、遺骨の一部、または全てを手元に置いて供養していくという方法もあります。
その際に用いられるのが、自宅に置いてあっても違和感のない、デザイン製のある骨壷や、漆塗りなどの加工が施された置物としても遜色ない骨壷です。

また、最近注目されている ミニ骨壷 と言われるものもあります。
これは大きさが10cm弱もので、比較的手頃な価格で手に入れることができます。

見た目
一般的なお墓に納骨する場合には、骨壷は普段見えることはありません。
しかし、先にもありましたが、 自宅に骨壷を置く場合には、見た目も大きな判断基準に入ると思われます。

現在では本当に数多くのデザイン性のある骨壷があります。
中には、全く骨壷を感じさせないようなものもあります。

個人の好みや、自宅に今後置いておくことも考えながら、最適な骨壷を見つけましょう。

価格
自身の予算に合った骨壷を選ぶことも大切です。
相場のところでも記しましたが、安いものでは1000円台のものから購入することができます。

ただし、ここで注意しておかなければいけないことは、骨壷の性能に関してです。
骨壷は、お墓の納骨室に入れてから中の骨壷が湿ってしまったり、空気が入れ替えができなかったりしてカビが生えてしまうことがあります。

そうならないためにも、骨壷に空気孔を作るなどの工夫が施されていることもありますが、中にはそういった工夫がない場合もあります。
カビが生えてしまうと、遺骨が損傷してしまい、遺骨の洗浄業者に依頼してもらう必要が出てくる場合もあります。

そうならないためにも、購入の際には そういった工夫がされているか などは確認しておくといいでしょう。


おすすめの骨壷
これまでにいくつかの項目に分けて骨壺を解説してきましたが、どのような骨壺が欲しいのかによっておすすめの骨壺が変わってきます。

それでは、骨壺をタイプ別に紹介していきます。

実用性を求める人におすすめの骨壺
最近では下の商品のようにセットで販売しているところも珍しくありません。

また、陶磁器は耐久性があるため遺骨を拾ってすぐでも骨壺が熱くなりにくくしっかりと火葬を終えることができます。


デザイン性を求める人におすすめの骨壺
大理石の骨壺
大理石も非常に艶やかなデザインですので非常に人気の骨壺です。

大理石製の骨壺には白や黒のタイプの骨壺が一般的です。

ガラス製の骨壺
やはりデザイン性でいうと、ガラス製の骨壺は大変人気があります。

また、ガラス製ですので非常にお洒落な印象を与えられます。

そして、ガラス製のもっとも特徴的なのがなんといってもバリエーションの豊富さです。
ガラス製ですので、デザインの工夫がとてもしやすく好みの骨壺を購入することができます。


手作りの骨壷
自分の手でオリジナルのものを作ることもできます。
オリジナルのものといっても、主に2つの作り方あります。

既存のものをアレンジするタイプ
一つ目は、 既にできている骨壷に、絵を書き足したもの です。
生前に故人の家族や、子供などに書いてもらったり、お気に入りの作家に依頼するなどして、オリジナルの骨壷に仕上げていきます。

骨壺自体を造るタイプ
もう一つは、 骨壷自体を自身の手で作る という方法です。
故人が、亡くなる前に自身の手で骨壷を作ったり、配偶者や子供たちで骨壷を作るということもできます。

こういった方法で、世界で唯一の骨壷を作ってみるのはいかがでしょうか。


骨壷の処分方法
お墓掃除代行業者
お墓の整理をする際や、墓じまいを行うなどして、 骨壷を処分しなくてはならない 場合があります。
中の遺骨に関しては、合祀墓に埋葬したり、納骨室の下の土に埋めるなどの手段がありますが、骨壷はどのように処分すればいいのでしょうか。

処分方法は主に2通りです。

それは、

自身の手で処分する
菩提寺や、業者に依頼する
の2つです。
ここからは、その2つに沿って、骨壷の処分方法を解説していきます。

自身の手で処分する
自身の手で処分する際、故人の名前が骨壷に書いてある場合があります。
故人の名前がわからないように自身の手で骨壷をハンマーなどを用いて割り、 故人を特定できないような状態にしておきましょう。

その骨壷の素材や、大きさなどの違いや、地域の回収の取り決めなどによっても変わってきます。
事前に確認して、トラブルが起きないようにしましょう。

菩提寺や、業者に依頼する
故人が眠っていた骨壷を割ることに、抵抗がある方も少なくないでしょう。
そういった方におすすめなのは、二つ目の、菩提寺や業者に依頼するという方法です。

墓じまいやお墓の整理を、業者を呼んで行っているのであれば、骨壷の処分を一緒に行ってくれる場合もありまし、骨壷の処分だけを依頼するということもできます。
その際には、 料金が発生する 場合もあるので、確認しておきましょう。

菩提寺とは?入檀のメリット・デメリット!檀那寺との違いも

【コラム】ペット用の骨壷
犬たち
ここまでも度々出てきましたが、最近では ペットの遺骨を骨壷に入れて供養する という方も少なくありません。
小鳥やリスのような小動物に適したものから、大型犬のように大きな動物まで、様々な大きさに骨壷は対応しています。

ペットと同じお墓に入りたいという方もいますが、霊園の中には人間以外の遺骨を納骨することを禁止しているところもあります。
ですが、そういった方の要望に応えて、 ペット霊園 という動物専用の霊園も増えており、そこに飼い主の方も入るということあります。

共に暮らし、愛していたペットを、人と同じように供養してあげるのも、 新たな愛情表現の形 と言えるでしょう。


ペット用の骨壷に関しては、こちらもご覧ください。

ペット用骨壷の人気・おすすめランキング8選!選び方や保管方法も解説

故人や遺族の意見を尊重して、最適な骨壷を選びましょう!
ここまで骨壷について、

骨壷とは
骨壷のサイズ
骨壷の価格相場
骨壷の選び方
おすすめの骨壷
骨壷の処分方法
【コラム】ペット用の骨壷
という順に解説してきました。

一口に骨壷といっても、本当に様々な種類があることがわかりました。
また、供養方法や故人の希望によっても骨壷が変わってくるということがわかりました。

骨壷を選ぶにあたって考えなければいけないことはたくさんありますが、1つ1つ丁寧に取捨選択して、最適な骨壷を選びましょう。

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