喪中はがきとは?いつまでに出す?内容・例文紹介!切手や印刷方法も
年末が近づいてくると用意しておきたいものの一つに、年賀状があります。
しかし、家族に不幸があった場合、喪中はがきを出さなくてはなりません。
この記事では喪中はがきの出し方、内容等、どのように用意すれば失礼にならないかについてまとめています。
もしもの時、慌てなくても良いように準備しておきましょう。
喪中はがきとは
喪中はがきとは分かりやすくいえば、 年賀欠礼のお知らせの挨拶状 です。
身内に突然不幸があったことを知らせるため、また喪に服していることを知らせるためのはがきです。
年賀状をくださる方、お付き合いのある方には喪中はがきを出して、不幸があったことを知らせておきましょう。
喪中はがきとは身内に不幸があり、翌年の年賀状を失礼することを知らせるためのはがきです。
年賀状を出さないこと、年賀状を書かないことを知らせるものになりますので、新年、年賀等の慶事に通じる言葉は用いません。
また、家族のこと等、近況を報告する文言も使用してはいけません。
喪中はがきに記載する文言で困った時は印刷済の喪中はがきを買い求めることをおすすめします。
喪中とは
一般的に、死は穢れのあるものとされています。
そのため、一定期間、家にこもり、喪に服することが必要とされています。
それが喪中であり、この期間を喪中期間と呼びます。ちなみに、喪中期間とは家族が亡くなってから約1年の期間です。
喪中はがきの販売場所
喪中はがきをどこで買い求めれば良いのか、迷う方も多いでしょう。
喪中はがきの販売場所について分かりやすく説明します。
はがきといえば郵便局での購入が一般的です が、喪中はがきを購入できる場所は以下の通りです。
郵便局
コンビニエンスストア
書店
文房具店
スーパーマーケット
量販店
通販ショップ
ご自宅のお近くにある店舗、ショップで購入できます。
しかし、 店舗、ショップによって、扱う商品が異なり、割高になる場合があります。
また、 商品ごとに1パックの入り数に違いがあります ので、費用が気になる場合は注意しましょう。
喪中はがきの購入場所に関しては、こちらも参考にしてください。
喪中はがきの価格は?
通常はがきは1枚85円です。
自分ではがきを買って書く、あるいは印刷するという方法以外にも、印刷サービスを利用するという手段もあります。
複数の専門業者が喪中はがきプリントを代行していますので、ぜひ調べてみましょう。
宛名面も印刷してくれる業者が多いので、文字の手書きに自信がない方にとっては安心です。
値段は業者によって異なりますが、多くは「早割」など早期に注文をすると割引をするキャンペーンを実施しています。喪中はがきの印刷を専門業者に依頼する場合は早めがお得です。通常よりも安い料金で印刷することができますよ。
他にも枚数によって値段が異なります。多く枚数が必要な場合は、さらに割引対象となることもあるのでチェックしてみてください。
こちらの記事で、郵便局の喪中はがきカタログ掲載の値段をご紹介しています。あわせて参考にしてみてください。
自分で作ることも可能
喪中はがきは以下のはがきを使用すれば、 自分で手作りすることが可能 です。
官製はがき(郵便局他で販売)
私製はがき
例えば、郵便局で販売されている官製はがきです。
官製はがきであれば、自宅プリンターで印刷ができ、切手を貼る手間が要りません。
ただし、喪中はがきに記載する内容を考えなければなりませんので、前もって調べておきましょう。
私製はがきはどのような用紙でも問題ありませんが、弔事用切手を貼らなければなりません。
自宅プリンターで手作りする時は印刷によるにじみ等がないよう、注意しましょう。インクの擦れ、全体的に薄い、文字がにじんでいる等が見られる喪中はがきは失礼にあたります。
自宅プリンターを使用する場合はインク残を確認し、1~2枚試し刷りを行ってから印刷するなど、十分に気をつけることをおすすめします。
綺麗な印刷ができない場合は予算を確認した上で、専門業者に依頼してはいかがでしょうか。
喪中はがきに貼る切手
私製はがきを用いて喪中はがきを作成する場合、どのような切手を貼れば良いのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
弔辞用の切手を貼る
まず、 最も一般的な切手が、郵便局等で販売されている弔事用切手です。
郵便局で販売されている弔事用切手として「弔事用85円普通切手」があります。
紫色のシンプルな切手になります。
色、デザインを見れば、不幸があったことが分かるデザインとなっています。
できれば、喪中はがきにはこちらの弔事用切手を購入して貼るようにしましょう。
最近では通常の切手でも問題ない
最近の傾向として、喪中はがきに貼る切手は弔事用切手でなくても構わないという方も少なくありません。
その場合は慶事を想像させるような華やかなデザインの切手は避けておきましょう。
ちなみに、 近年は故人が好んだ花や鳥、景色等がデザインされた切手が人気のようです。
喪中はがきに貼る切手の販売場所
喪中はがきに貼る切手は、以下の販売場所で購入できます。
郵便局
郵便局オンラインストア
コンビニエンスストア
喪中はがきに貼る弔事用切手は郵便局、郵便局オンラインストアで購入できます。
コンビニエンスストアでも購入できますが、店舗によっては取扱いがない場合があります。
前もって問い合わせてから出向くことをおすすめします。
喪中はがきの切手に関しては、こちらも参考にしてください。
喪中はがきはいつまでに出す?
喪中はがきはいつまでに出せば良いのか、悩む方も多いでしょう。
喪中はがきは一般的には10月中旬から11月下旬までとされています。
遅くとも12月初旬には出しておきましょう。
喪中はがきは年賀状をもらわないようにするための年賀欠礼の挨拶状になります。
相手の方が年賀状を用意してしまう時期に届いては、相手に失礼にあたります。
必ず、10月中旬から11月下旬、遅くても12月初旬には出しておきましょう。
忘れてしまっては…と考え、早い時期に出しておきたい気もちになるものですが、それはおすすめしません。
早く届いてしまった場合、相手の方が忘れてしまうかもしれません。
ですので、 相手の方が年賀状を用意する時期に届くよう、喪中はがきを出すことをおすすめします。
喪中はがきに記載する内容
喪中はがきに記載する内容にはどのようなものがあるのか、詳しく説明します。
喪中のため年賀状を出さない旨
まず、喪中であるため、年賀状が出せないことをお知らせし、お詫びする必要があります。
喪中期間は慶事を避けなければならないので、新年をお祝いするといった文言は避けなければなりません。
喪中の内容
次に、身内に不幸があったことを知らせます。
内容は、例えば、父親が亡くなったとしましょう。
父親の氏名、亡くなった日、亡くなった時の年齢等を記載します。
生前のお礼や挨拶
最後に、故人が生前中にお世話になったお礼を伝えます。
息子として、また、遺族の代表として、これからもよろしくの言葉を書き入れます。
更に丁寧な内容にしたい時は、相手への心遣いを書き入れましょう。
その 左側には喪中はがきを出す年月、差出人の住所、氏名、連絡先を記載します。
喪中はがきの例文として、こちらの記事で3パターン紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
喪中はがきを出す範囲
身内が亡くなると喪中はがきの準備をしなければなりません。
しかし、喪中はがきを出すとなると、どの範囲まで出せば良いのか、迷う方も多いと思います。
喪中はがきを出す範囲について、分かりやすく説明します。
2親等以内の親族
喪中はがきは一般的には2親等までとされています。
2親等とはご本人から数えて二世にあたる人物のことをいいます。
例えば、ご本人がお父さまであるとしましたら、1親等は配偶者、子ども、本人の父母、配偶者の父母になります。
2親等は孫、孫の配偶者、兄弟、姉妹、兄弟・姉妹のそれぞれの配偶者、本人の祖父母、配偶者の祖父母です。
生活を共にしていたかを目安に
喪中はがきは一般的には2親等までとされていますが、同居していない場合は臨機応変に考えましょう。
生活を共にしていないのであれば、縁が切れていると考える方も多い でしょう。
その場合、出さないことを選択しても問題ありません。
年賀状のやり取りをしていたかを基準に
年賀状のやり取りを毎年していたような深い関係であれば、喪中はがきを出す準備を行いましょう。
いきなり年賀状が届かないと、相手に余計な心配をさせてしまうかもしれません。
故人が生前お世話になった方もいるでしょうから、忘れずに用意しておきましょう。
ビジネス関係の相手には出さない
喪中はがきで悩むのが、ビジネス関係者です。
一般的にビジネス関係、関係者への喪中はがきは出さなくても構わないとされています。
その理由は2つあります。
1つは、喪中はがきを出すことで余計な気を使わせてしまうからです。
もう1つは、仕事は公のものであり、個人のものではないからです。
ビジネス関係については、例年通り、年賀状を出しても差し支えないとされています。
喪中はがきは、失礼のない時期に出すのがおすすめ
喪中はがきは差し出す相手に失礼のないよう出すのが、基本です。
印刷が刷れてしまう、文字が滲んでいる、切手を逆さまに貼る、敗れた切手を使用する等のないよう、注意しましょう。
そして、喪中はがきは自分でも作成できますが
専門業者に依頼して作ると様々な手間が省けスムーズに作成できます。
喪中はがきを専門業者に依頼する場合は、早めの注文がお得です。
依頼した専門業者の店舗がご自宅の近くにある場合は、店頭で仕上がりを確認することをおすすめします。
店舗が近くにない場合は宅配が便利です。
昨今は、パソコンからだけでなくスマートフォンから注文できるようになっています。
注文する時期が少しでも早い方がお得なので、10月初旬から業者を選び始め、希望の予算を合う業者があれば、そのまま注文しましょう。
そうすれば忘れずに済み、もしも何かしらの手違いがあった場合でも、再度作り直すことができます。
喪中の知らせ方に関しては、こちらも参考にしてください。