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葬儀

2024.11.29

葬儀社の選び方:後悔しないための完全ガイド

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葬儀は、頻繁に経験することのない出来事です。
ですので、葬儀に詳しくないという方が多いのではないでしょうか。

また遺族の方などであれば、大切な人を亡くした悲しみで、何からどう手を付けていいかわからない状況に陥ることもあるでしょう。

そのような際に、大切な人の葬儀を任せる葬儀社を慎重に選ぶことは簡単ではありません。

ですが、事前に葬儀社について少しでも知っていれば、いざというときにできることは大きく変わってきます。

というわけで、今回は「葬儀社の選び方」というテーマで解説します。

葬儀社とは?

そもそも葬儀社というのは、故人のご遺体を安置し、葬儀に関する一切の手続きや運営を代行する専門業者です。

遺族の方の負担を軽減し、故人を尊厳をもって送りだすためのプロフェッショナルです。

葬儀社の種類

葬儀会社
そんな葬儀社は、大きく分けて4種類に分類されます。
・葬儀専門業者
・冠婚葬祭互助会
・JAや生協などの協同組合
・葬儀仲介サービス業者
それぞれ特徴や強みが異なるため、ご自身の状況や希望に合った葬儀社を選ぶことが大切です。

葬儀専門業者

その名の通り、葬儀を専門に扱っている業者です。葬儀社の中では最も一般的なのではないでしょうか。

葬儀に関する専門知識や経験が豊富なことはもちろん、葬儀に必要な関連業者と連携をとり、葬儀に関する全てのことを任せられます。

かみ砕くと、故人を送りだすための総合ディレクターと言ったところでしょうか。

葬儀には家族葬や一日葬、一般葬などの種類がありますが、葬儀専門業者によって得意とする葬儀が異なっていたりするので、事前にホームページで確認しましょう。

冠婚葬祭互助会

冠婚葬祭互助会は、葬儀や結婚式などの冠婚葬祭に備えて、毎月一定の会費を積み立てます。

それによって、葬儀や結婚式を行う際の費用をある程度負担してくれるのです。

積み立てたお金は、利息も付かなければ途中で積み立てた現金を引き出すこともできません。(解約する場合を除きます)

ですが、葬儀や結婚式を行うには、決して少なくない費用が必要です。

そして葬儀は事前に予定が決まっているわけではなく、突然その時が訪れます。そんなとき、急な出費に不安があっても、冠婚葬祭互助会で毎月積み立てを行っていれば対応しやすくなります。

また、互助会の会員だけが受けられる割引や特典が豊富なことも特徴です。

JAや生協などの協同組合

協同組合が運営する、組合員向けの葬儀サービスです。専門業者に依頼する価格と比較すると、低価格で利用できる場合が多くあります。

また組合員向けのサービスではありますが、出資金を支払うなどの条件を満たすことで、組合員ではない方でもサービスを利用することができます。

葬儀仲介サービス業者

葬儀仲介サービス業者は、インターネット上で、複数の葬儀社や葬儀プランを提案・紹介してくれる業者です。葬儀自体は行っておらず、あくまで仲介ですのでその点は注意してください。

基本的に仲介料は発生しませんので、葬儀をどこに依頼すべきか悩んでいる場合は、こちらの業者に頼んでみるのも良いでしょう。

ただし、仲介サービス業者の言うことを全て鵜吞みするのではなく、どのように故人を送りだしたいか、どのぐらいの費用をかけられるか、といった要望をしっかりと伝えましょう。

葬儀社を選ぶポイント

チェック項目
葬儀社を選ぶことは、人生において非常に重要な決断の一つです。後悔のない選択をするためにも、費用、プランの柔軟性、立地、アフターフォローなど様々な観点から、しっかりと検討しましょう。

希望する葬儀の形式に対応してくれる

葬儀には、下記のように様々な種類があります。
・一般葬:通夜・告別式を含む従来型の葬儀形式。
・家族葬:家族や親族中心の少人数で行う葬儀。
・直葬(火葬式):通夜や告別式を行わず、火葬のみを行う形式。
・一日葬:通夜を行わずに、告別式と火葬を一日で行う形式。
・無宗教葬:葬儀の種類や形式に捉われず、自由な演出で行う形式。
故人や遺族の方が希望する葬儀に対応できるかどうかは、必ず確認するようにしましょう。

葬儀費用が明確である

葬儀費用が明確であることは、葬儀社を選ぶ上で最も重要なポイントの一つです。

事前にわかりやすい見積もり書を提示してくれるのはもちろん、そこに何が含まれ何が含まれていないのか、追加料金が発生する場合はあるのか、といったことも明確にしてくれる葬儀社を選びましょう。

葬儀費用が明確ではない場合、後から追加料金を請求される可能性もあり、遺族側に大きな負担がかかることになります。

遺族の希望をよく聞き、適切な提案をしてくれる

当たり前と感じるかもしれませんが、遺族の希望をよく聞き、それに基づいた適切な提案をすることに重きを置いてくれている葬儀社を選びましょう。
・遺族側の希望や想いを聞こうとせず、一方的に葬儀の提案をばかり行っていないか
・低価格な葬儀を選んだとしても、しっかりと丁寧に対応してくれるか
最後の別れを、遺族が心から満足できる形で執り行うためにも、この点はしっかりと見極めながら進めましょう。

支払期日と支払方法の確認

葬儀は突然訪れるものです。
ですので葬儀費用の支払期日を事前に確認し、支払期日に余裕があるか否かという観点も葬儀社を選ぶポイントになります。

元々は葬儀の当日に支払うことが主流でしたが、それでは遺族側の負担が大きすぎるということで、最近は後日払いがほとんどです。

後日払いとはいっても葬儀社により異なり、3日以内のところもあれば1カ月以内というところもあります。

葬儀費用は決して安くはありませんので、こちらも事前に確認しておきましょう。また事前にどのような支払方法が使えるかも併せて確認してください。

現金だけなのか、クレジットカードが使えるのか、分割払いは可能なのか。柔軟な支払い方法を選べることで、経済的な負担は幾分か軽くなるでしょう。

葬儀社の信頼性

もちろん葬儀をお願いするならば、信頼できる葬儀社が望ましいですよね。しかし、何をもって信頼できると判断するのかは難しいものです。

そんなときの判断基準となるのが、葬儀社の口コミや評判など、実際にその葬儀社を利用した方々の客観的な生の声だと思います。

ですが、口コミはすべてが事実とは限りませんし、そもそもサービスを受けた方によって解釈は異なります。

ですので「葬儀格付機関」の評価を参考にすることも一つの手です。

一般社団法人日本儀礼文化調査協会(JECIA)という協会が、消費者の方に代わって葬儀社の評価を行っているのですが、こちらの協会はISO9001という品質保証の認証を受けているので、そういった意味で信頼できる協会と言えるでしょう。

複数の葬儀社を検討しましょう

葬儀社を選ぶポイントをお伝えしてきましたが、できるだけ複数の葬儀社を比較検討しましょう。
比較検討することで、相場感が掴めるだけでなく、より希望に沿った葬儀プランを見つけたりすることもできます。

後悔のない葬儀にするためにも、ここでお伝えしたポイントは最低限確認することをお勧めします。

葬儀に関するトラブル事例

葬儀会社スタッフ
親族が亡くなられた場合、遺族は精神的に不安定な状態であることが多く、かつ短期間で様々なことを判断しなければなりません。

そのような状況では、葬儀に関するトラブルは少なからず起こります。
よくあるトラブルとしては、下記のようなものがあります。
・高額な追加料金の請求
契約時に提示された見積りから、知らない間にオプションが追加されており、大幅に高い料金を請求された。

・サービス内容が異なった
説明を受けていた契約内容とは異なるサービスが行われた。
トラブルは葬儀社とのコミュニケーションのすれ違いや、葬儀前後のドタバタによって発生することが多いです。

これらを防ぐためにも、事前に情報収集を行い、葬儀社選びは慎重に進めましょう。

後悔のない葬儀を執り行うために

希望に沿った葬儀社を選ぶことは、簡単ではありません。

しかし、遺族や故人にとっても後悔のない葬儀にするためには、ここでお伝えしたことを参考にしつつ、早めに葬儀社選びに取り掛かり、いざその時が来た際も落ち着いて臨めるようにしましょう。

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