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葬儀

2024.04.24

切手盆とは?使い方、色・柄・サイズ!販売場所や費用相場も

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切手盆について皆さん、ご存知でしょうか。
「切手盆?」「お盆に使う切手のこと?」など切手盆になじみのない方も多いのではないでしょうか。

切手盆とは、袱紗などを渡す際に使うお盆のことです。
今回の記事では、切手盆に関して具体的な商品も交えてご紹介します。

この記事の結論

切手盆は葬儀や法事の際、僧侶にお布施を渡す時に使用します。黒塗りのものが一般的です。切手盆がない場合は袱紗に包んで渡します。

切手盆の相場価格は2千~4万円程度です。切手盆はホームセンターや専門店、通販サイトで購入することができます。
切手盆とは
切手盆
切手盆(きってぼん) とは、 ご祝儀やお布施などの金品を渡す際に用いられる、縦横20㎝程度の漆塗りのお盆 のことです。

家紋が描かれたものや松などの絵が描かれたものなどなど柄があったり、用途によってサイズが異なったりと様々です。

葬儀や法要などでお坊さんにお布施を渡す際に乗せてお渡しします。
「それって必要なの?」と思うかもしれませんが、必要です。

というのも、 お布施は直接手渡しすることはマナー違反 だと考えられています。

切手盆を説明するにあたって、加えて広蓋もご紹介します。

広蓋(ひろぶた)
広蓋とは主に関西で、ご祝儀の品物などを渡す際に用いられるお盆のことです。
縦横40㎝前後あり、切手盆よりも一回り大きいサイズになっています。

関西では広蓋を使うことが礼儀ですが、より手軽で容易に使うことができるものとして、一回り小さいサイズの切手盆が出てきました。

切手盆は広蓋に比べて略式となります。

切手盆の使い方
方法
切手盆を用いた渡し方をご紹介します。
渡す際の流れは以下の通りです。

切手盆を自分の方に向ける(家紋は左下になるようにする)
その上にお布施など品物を乗せる(品物も自分側に向ける)
掛ふくさがある場合はその上に掛ける
左下と右上を持ち90度時計回りに回転させる
右手を上、左手を下に持ち替えさらに時計回りに回転させる
相手を見て切手盆ごとお渡しする
お布施などを自分の向きに向けたから相手の向きに回転させてお渡しします。

渡す際の注意
畳やお座敷などで座った状態で相手に切手盆を渡す際は、 畳などを滑らせてお渡しすることに注意しましょう。

この行為は、多くの方が何かとやってしまいがちだと思います。
床を滑らせてお布施などを相手の前に移動させる行為はマナー違反 だと言われています。

切手盆の色・柄・サイズ
ポイント
切手本の基本情報を紹介していきます。



サイズ

切手盆の色は、 黒塗りが基本 です。
内側が朱色、外側が黒色のものもあります。

それ以外にも、縁が金色のものもあります。

「弔事では内側が朱色のものや縁が金色のものだと良くないのではないか?」と思うかもしれません。

これは地域によって、問題ないと考える場合や不適切と考える場合もあり様々です。

分からない場合は地域やお寺に伺っておくとよいでしょう。


黒塗りで柄のないものもありますが、切手盆の下側に家紋が描かれたものもあります。

家紋は金色で描かれたものが多いですが、弔事用として銀色で描かれたものもあります。

中には家紋ではなく、松や鶴などの絵が描かれたものもあります。

サイズ
切手盆のサイズは以下の3つがあります。

7寸(号)
8寸(号)
9寸(号)
7寸(号)
7寸は縦21㎝×横15㎝ です。
高さは2㎝程度です。

7寸はお布施を渡す際に用いられます。
一方、祝儀での品物などは7寸の切手盆はあまり使用されません。

弔事だけでの用途でしたら7寸でもいいでしょう。

8寸(号)
8寸は縦24㎝×横17㎝ です。
高さは同様に2㎝程度です。

8寸は切手盆で最も購入されるサイズ です。
というのも、 結婚式などの祝儀としても使用できますし、お布施などの不祝儀としても使用することができる からです。

特にこだわりがないようでしたら、8寸サイズをお勧めします。

9寸(号)
9寸は縦27㎝×横19㎝ です。
高さは同様に2㎝程度です。

9寸の切手盆は、祝いの際の品物だけでなく、結納の際や名刺受としても使用できます。

一方、弔事の場ではあまり使用されません。

切手盆の代替品
49日の持ち物ふくさ
切手盆の代用品として以下の2点が挙げられます。

袱紗
切手盆以外のお盆
袱紗
切手盆の代用品として無難なのが 袱紗(ふくさ) です。
袱紗とは慶事や弔事の金封を包むためのものです。

香典やお布施を持ち運ぶ際は、必ず袱紗に入れて持ち運びます。
例えば葬儀の場合、葬儀会場に切手盆をカバンに入れて持ち運ぶわけにはいきませんよね。

そこで切手盆ではなくお布施の上に乗せてお渡しすることも可能です。
あくまで、切手盆を持ち運ぶことができない場合の代用方法となります。

自宅での法事など、切手盆を用意できる場合はそちらを用いましょう。
袱紗に関しては、こちらの記事も参考にしてください。切手盆の色・柄・サイズ
ポイント
切手本の基本情報を紹介していきます。



サイズ

切手盆の色は、 黒塗りが基本 です。
内側が朱色、外側が黒色のものもあります。

それ以外にも、縁が金色のものもあります。

「弔事では内側が朱色のものや縁が金色のものだと良くないのではないか?」と思うかもしれません。

これは地域によって、問題ないと考える場合や不適切と考える場合もあり様々です。

分からない場合は地域やお寺に伺っておくとよいでしょう。


黒塗りで柄のないものもありますが、切手盆の下側に家紋が描かれたものもあります。

家紋は金色で描かれたものが多いですが、弔事用として銀色で描かれたものもあります。

中には家紋ではなく、松や鶴などの絵が描かれたものもあります。

サイズ
切手盆のサイズは以下の3つがあります。

7寸(号)
8寸(号)
9寸(号)
7寸(号)
7寸は縦21㎝×横15㎝ です。
高さは2㎝程度です。

7寸はお布施を渡す際に用いられます。
一方、祝儀での品物などは7寸の切手盆はあまり使用されません。

弔事だけでの用途でしたら7寸でもいいでしょう。

8寸(号)
8寸は縦24㎝×横17㎝ です。
高さは同様に2㎝程度です。

8寸は切手盆で最も購入されるサイズ です。
というのも、 結婚式などの祝儀としても使用できますし、お布施などの不祝儀としても使用することができる からです。

特にこだわりがないようでしたら、8寸サイズをお勧めします。

9寸(号)
9寸は縦27㎝×横19㎝ です。
高さは同様に2㎝程度です。

9寸の切手盆は、祝いの際の品物だけでなく、結納の際や名刺受としても使用できます。

一方、弔事の場ではあまり使用されません。

切手盆の代替品
49日の持ち物ふくさ
切手盆の代用品として以下の2点が挙げられます。

袱紗
切手盆以外のお盆
袱紗
切手盆の代用品として無難なのが 袱紗(ふくさ) です。
袱紗とは慶事や弔事の金封を包むためのものです。

香典やお布施を持ち運ぶ際は、必ず袱紗に入れて持ち運びます。
例えば葬儀の場合、葬儀会場に切手盆をカバンに入れて持ち運ぶわけにはいきませんよね。

そこで切手盆ではなくお布施の上に乗せてお渡しすることも可能です。
あくまで、切手盆を持ち運ぶことができない場合の代用方法となります。

自宅での法事など、切手盆を用意できる場合はそちらを用いましょう。
袱紗に関しては、こちらの記事も参考にしてください。

ふくさとは?弔事用の色や不祝儀袋の包み方!購入場所や代用品も
ふくさとは?弔事用の色や不祝儀袋の包み方!購入場所や代用品も
お墓・霊園比較ナビ編集部
切手盆以外のお盆
切手盆以外のお盆を代用とする場合です。
これは原則、僧侶の方などへの失礼にあたります。

どうしても用意することができないなどの理由がない限り、極力用意しましょう。

切手盆以外のお盆は以下のものが好ましいです。

角がないもの
長方形
地域にもよりますが、切手盆に角があるものだと失礼にあたることがあります。
角張ったものではなく、角が丸みのあるものを選びます。

また、丸いお盆ではなく長方形の方がふさわしいです。
繰り返しになりますが、どうしても用意できない場合のみにしましょう。

それ以外では、なるべく用意することをお勧めします。
続いて用意するにあたって購入できる場所を見ていきます。

切手盆の販売場所
買い物
切手盆を販売している場所は以下の3つが挙げられます。

専門店
ホームセンターやスーパーなど
通販サイト
専門店
最初に挙げられるのが、仏具店などの専門店です。
切手盆は結納などにも用いられますので、結納専門店などでも購入することができます。

専門店での購入するメリットは以下の4つが挙げられます。

商品を自分の目で直接確かめることができる
ホームセンターなどに比べて品ぞろえが多い
安価なものから高価なものまで選ぶことができる
家紋などの模様を直接依頼することができる
一方、デメリットは以下の2点です。

お店に直接行く必要がある
通販サイトに比べて品数に限りがある
ホームセンターやスーパーなど
2つ目に挙げられるのが、ホームセンターやスーパーなどです。
比較的、安価なものが多いのが特徴です。

メリットは以下の2点です。

商品を自分の目で直接確かめることができる
安価なものが多い
一方、デメリットは以下の2点です。

お店に直接行く必要がある
家紋などの模様を依頼することができない
品数が少ない
通販サイト
最後に挙げられるのが、Amazonや楽天などのインターネット通販サイトです。

それ以外にも専門店がインターネット通販を行っており、そちらからも購入することができます。

メリットは以下の3点です。

品数が多く安価なものから高価なものまで選ぶことができる
家紋などの模様を依頼可能
お店に行く必要がない
一方、デメリットは以下の2点です。

商品を自分の目で確認することができない
家紋などの模様を直接依頼することができない(インターネットや電話、FAX経由)
切手盆の費用相場
お金
切手盆の費用相場はピンキリなのが実情です。

というのもホームセンターなどで買い求めることができるものもあれば、輪島塗など認知度が高いブランドとして販売されているものもあるからです。

手頃のものですと、3千円程度が相場だと考えられます。
安価なものですと、1千円未満で購入できるものもあります。

ブランドものだと相場は以下のようになります。

切手盆    金額相場
紀州塗    2千円~1万円
越前塗    1万円
輪島塗    1万円~4万円
柄や色が同じでもサイズが大きくなるにつれて金額も上がります。
続いて、具体的な商品を挙げながらおすすめの切手盆をご紹介します。

おすすめの切手盆3選
購入
具体的な商品も交えてブランド別に切手盆を見ていきます。
ここでは以下の3つを挙げます。

紀州塗
越前塗
輪島塗
紀州塗
最初に挙げるのが 紀州塗 の切手盆です。

紀州塗とは和歌山県を中心として生産されており、会津塗(福島)・輪島塗(石川)など、三大産地の1つとして知られています。

輪島塗に比べて安価なものとなっています。
今回挙げる商品は、黒塗で金縁などは特になく8寸サイズのものです。

弔事だけでなく慶事にもお使いいただけます。

越前塗
2つ目に挙げるのが 越前塗 の切手盆です。
越前塗は福井県鯖江市で生産されており、漆器の産地として有名です。

同様に、柄などがない黒塗で8寸サイズのものです。
紀州塗に比べて高価となっておりますが、壊れた場合修理を行うことが可能です。(修理費用は必要です。)

輪島塗
最後に挙げられるのが 輪島塗 の切手盆です。
輪島塗は石川県輪島市で生産されており、全国的にも有名な産地です。

NHK連続テレビ小説「まれ」(2015年)では輪島市が舞台となっており、ご存知の方も多いかと思います。

輪島塗は他の漆器に比べて非常に高価な特徴が挙げられます。
その分、頑丈さや漆塗りの仕上げが美しく国内だけでなく国外からも高く評価されています。

今回の商品も他と同様、柄などがない黒塗で8寸サイズのものです。切手盆を持っておくと良い
今回の記事では、慶弔時に用いられる切手盆について以下の流れで見てきました。

切手盆は慶弔の金封を渡す際に使用する
基本的に黒塗り、柄や家紋などがあるものも、サイズは3種類
袱紗が代用品として使える、他のお盆はどうしようもないのみ
専門店、ホームセンター、インターネット通販などで購入可能
手頃なもので3000円程度、1000円以下のものや4万円に上るものも
紀州塗、越前塗、輪島塗の商品を紹介
切手盆を持っていないかと思います。
祝いの席だけでなく、不祝儀にも切手盆は使われます。

この機会に1つ持っておくと便利かもしれません。
ぜひ今回の記事をご参考下さい。

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