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葬儀

2024.04.30

職場の人やご家族の香典相場は?渡し方や書き方、注意点も解説

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社会人になり仕事をしていると、会社関係などで関わった方の葬儀に参列することや香典を出すこともあります。
会社の同僚や上司、取引先の方など様々です。
または身内の葬儀などがあった場合にどのように渡せばいいのか、相場はどれくらいなのか、香典袋の書き方などについて詳しくご説明したいと思います。

働いていれば会社関係者の訃報を耳にすることも少なくありません。

社内の方が亡くなった場合、香典はどうするのか、いくらくらい包んだらいいのか迷うこともあるでしょう。

その時どう判断したらよいのかご説明します。

職場の方の葬儀に参列する場合
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同僚や上司などが亡くなられた場合、親しかった、お世話になったなどの場合には参列するのがよく、一方でほとんど面識がなかったという場合などには参列しなくても問題ありません。

どちらともいえない場合には会社の慣習などによって異なるため、上司に相談するのがよいでしょう。

大きな会社だと社長代理で直属の上司などが参列したり、親しい社員が参列します。

小さな会社の場合ほとんどの社員は面識があるため、ほぼ全員が参列することもあります。

ですがあまりのも人数が多すぎると、遺族の方に御迷惑にもなりかねないので、代表者が参列する、通夜、孤高別式にわけて参列するなどの工夫をしているところもあります。

会社の規模や会社の慣習によって異なりますので、参列するのかしないのか悩んだ場合には上司に相談して決めてください。

職場の人が亡くなった時の香典の相場
故人が会社の社員、同僚、部下、上司の場合の香典相場は 5千円程度 です。

3千円という見方もありますが、通常香典返しが2500円~3000円くらいなので、それらを考慮すると5000円が適切ラインだと考えられます。

ただし、香典を渡す方が40代や50代など年齢高いと金額相場が上がります。

あなたの年齢と亡くなった方との関係別に相場を以下にまとめました。

亡くなった方    あなたが20代    30代    40代
勤務先の上司    3千円~5千円    5千円~1万円    1万円以上
勤務先の同僚    3千円~5千円    5千円~1万円    1万円以上
勤務先の部下    5千円前後    5千円~1万円    1万円以上
生前に個人と非常に親しかった場合などは少し多めに包んでも構いません。

香典は少なすぎてもよくないですが、多すぎてもよくないです。

遺族の方が香典返しに困ってしまうこともあるのである程度金額を考えて包むようにしてください。

香典金額のマナー
香典の金額には偶数など割り切れる数字は縁起が悪いとされていて避ける傾向にあり、 割り切られるということは故人とこの世のつながりが切れてしまう ということを連想させてしまうためと考えられています。

それによって4や9といった数字の金額も 4は死、9は苦を連想させるため と言われていて、お悔やみの際には避けるべきです。

しかし近年では偶数の金額など気にしない方も増えているといわれています。

ですが個人の方の遺族の中に年配者がいらっしゃる場合には、不快な思いをさせないためにも避けるべきです。

お札のマナー
香典の額が決まったらそのお金を用意します。
ですが気を付けなくてはいけないことがあり、包むお金は新札やピン札は避けましょう。
新札やピン札を包むことで亡くなることがわかっていた、亡くなるのを待っていたと捉えられるためです。

かと言ってボロボロのお札も失礼にあたるので新札には見えない少しシワがある程度のお札を選びましょう。

職場の人が亡くなった時の香典の書き方
香典 会社
会社の慶弔費で香典を出すときに会社名だけで香典を出すことはしません。

遺族に対して故人との関係性が関わるよううに、会社名と氏名を書いて出すのが基本です。

会社の社長の名前で香典を出す場合に、香典袋の中央に社長の名前がくるように書き 代表取締役○○○○ と記入し、その右下に氏名よりも小さく会社名を記入します。

もし社内の複数人で香典を出す場合には社名を中央に記載し、 株式会社○○一同 と記入します。

または部署でまとめて香典を出す場合には、 ○○部一同 と中央に記入、右側に小さく会社名を記入します。

連名の書き方
社内の仲間だけで連名で香典を出す場合にはどうしたらいいでしょうか。

表向きの連名には 多くても3名 までの氏名を書くのがマナーです。
会社名を書いてから右から順に目上の人、目下の人の順番で名前を書きます。
それ以上の人数の名前を書いてしまうと、見づらく相手にも失礼になります。

もし3名以上になってしまうという時には 代表者の氏名を中央に記入し、左に他一同 と記入するようにしてください。

香典 連盟
また3名以上の名前は別紙に全員分の氏名、住所を記入して香典袋の中に入れておきます。

後で遺族の方が香典返しをする際に宛名や宛先がわかりやすく、準備に困らなくなります。

連名で香典を出した場合に1人当たりの金額が少ないのであれば、「お返し等のお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます」など一言書いて添えておくと良いです。

中袋の書き方
香典袋には中袋があり、遺族の手間を軽減するため、金額、郵便番号、住所、氏名を必ず書いてください。

中袋には香典の金額を書きますが、表面と裏面に書くという二通りあります。中には金額を書く欄が設けられているものなどもありますので、書く欄がある場合にはそこに書きます。

香典 中袋 表書き 裏表
金額を書く際には 旧字体の漢数字 で書きます。

簡単な漢数字の「一」「二」は後から線を付け足せたりと簡単に不正ができてしまいます。

なので旧字体の漢数字が用いられます。

例・・・3万円の場合は参萬円也または金参萬圓也
などと書きます。

ちなみに円は圓どちらでも構いません。

金額の後につける也(なり)は「ちょうどの金額で端数がありません」という意味ですが、つけてもつけなくても構いません

職場の人が亡くなった時の香典の渡し方
香典手渡し
香典を渡すタイミングが難しいと思う方もいらっしゃると思いますが、香典は何度も渡すと 不幸が重なる ということを連想させるため、自分が弔問するタイミングで渡すようにしましょう。
ですが通夜前夜など急ぎで弔問する場合には香典を渡す必要はありません。

渡し方
葬儀会場にて受付がある場合は記帳をすませ、「ふくさ」から香典を取りだし「このたびはご愁傷様です」などとお悔やみの言葉を添えてから両手で渡します。

この時お悔やみの言葉はハッキリと言わず、最後が聞こえないくらいにしましょう。

また香典を渡す際に係りの人から名前が読めるようにして向きを変えて渡します。

もし受付がない場合には拝礼の際に御霊前に供えるか、直接遺族に手渡しします。

職場の人の家族が亡くなった時の香典の相場
相場
会社の上司や同僚などの親などが亡くなった場合に、香典は出すべきなのか、相場はいくらくらいなのか悩んでしまいますし、特に会社の方の家族となると色々なケースがあって困ってしまいますよね。

一般的に会社関係であれば5千円が無難な金額で、自分の年齢、立場、相手とどれだけ親しいかなどで金額は上下します。

例えば自分の地位が高い管理職や役員といった場合には1万円包むということもあります。

ただ、地域などによっては考えなども違い、香典相場も異なります。
冠婚葬祭費用が低い地域などでは、香典の金額が2千円~3千円というところもあります。

例えば職場の人の親が亡くなった場合の相場はこちらです。

亡くなった方    あなたが20代    30代    40代
勤務先の上司の親    3千円~5千円    3千円~1万円    3千円~1万円
勤務先の同僚の親    3千円~5千円    3千円~1万円    3千円~1万円
勤務先の部下の親    5千円~1万円    5千円~1万円    5千円~1万円
個人で出される場合には会社関係だからということではなく、自分の気持ちの問題で、その社員と個人的に親しかったり、同じ部署だったり何かしらの接点があれば出す方向で考えましょう。

ですが最近では家族だけで行う「家族葬」なども少なくありません。
その場合に香典を辞退されるということもあります。
なのでもし香典を辞退された場合には特に何かをする必要はありません。

職場の人の家族が亡くなった時の香典の書き方
香典
一般的に香典は個人で出すものですが、会社によっては部署ごとでまとめて連名でだすこともあります。

どこの会社にも就業規則がありますが、その中に慶忌規定というものがあり、会社はその規則に基づいて香典を出します。

出す場合に会社名や社長名、部署名、役職名(部長であれば部長) など、香典を出す場合それぞれ立場と関係性に応じた方針に従うようにします。

もし会社名で香典を出す場合、記帳の際に会社の住所を記入します。

また会社からではなく個人的に香典を出す場合、会社で取り決めている香典の出し方があるかもしれませんので事前に上司に確認するといいでしょう。

職場の人の家族が亡くなった時の香典の渡し方
香典を渡す女性
葬儀場が近い場合には参列し、受付に渡すというのが一般的ですが、どうしても参列できない場合には、参列する同僚に預けて渡してもらうケースと、後日出社してきたタイミングでわたすケースがあります。

どうしても参列できない場合に会社の同僚などに渡してもらうよう頼んだりするもの一つの手ですが、ただ頼む場合に上司に頼まないのが基本です。
それは上司に対して失礼に当たります。

また後日渡すことは失礼ではないですが、この時気を付けなくてはならないのは 相手に葬儀後初めて会社で会う 時にします。

そして「遅れて申し訳ないです」など一言添えましょう。

職場の人やご家族の香典の注意点
注意点
職場の人やご家族の香典の注意点があります。

宗教の確認
表書きを書く時のペン
表書きの種類
宗教の確認
香典袋には会社や宗教に異なって色々な書き方があります。

まず大事なのが個人の宗教を確認することで、訃報の連絡を受けた際には先方の宗教を確認することを忘れないようにしましょう。

ですがやむを得ない理由などで確認ができない場合には、どこの宗教でも使える 不祝儀袋 を選びます。

どの宗教にも使える不祝儀袋は白無地に表書きは御霊前と書いてあります。

この御霊前は通夜と葬儀のどちらでも使えます。

袋の水引きは白黒が一般的ですが、まれに双銀の結び切りを使用されています。

表書きを書く時のペン
表書きを書く際には薄墨の筆ペンを使用します。

薄墨には 表書きを書いていいる時、涙がこぼれてしまい墨が薄くなってしまった ということを意味しています。

表書きの種類
表書きには、御霊前、御香典、御香料、のどれか一つを使います。

ですが四十九日より前は故人の御霊がまだこの世にいると考えられているため御霊前と書きますが、四十九日以降は故人が成仏されているため御仏前といいます。

また蓮の花が描かれている香典袋は仏教以外には使えないので注意してください。

職場の香典で恥ずかしくない行動をしましょう
香典
会社関係者へ渡す香典相場、香典袋の書き方、中袋のマナーについてご紹介いたしました。

葬儀に参列したことがないからわからない、相場はどれくらいなのか、香典を出す場合に会社で出すのか個人で出すのか、とわからないことだらけの方もいるでしょうし、今年から社会人という方もいると思いますので、もしもの時にこの記事を読んでおくといいでしょう。

❓ 職場の人への香典の相場は?
相場は5000円ほどです。また、自身の年齢によって相場は変わります。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ 職場の人への香典の書き方は?
自身の会社名と共に名前を書きます。また、会社や部署でまとめて出す場合一同と記入します。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ 職場の人の家族が亡くなった際の香典の相場は?
相場は3000円から5000円です。しかし、目上の方の場合は1万円と相場がたかくなることもあります。詳しくはこちらをご覧ください。

❓ 職場の相手への香典返しのマナーは?
香典の名義が会社の場合は香典返しをする必要はありません。しかし、個人名義の場合は香典の半額を、部署など名義の場合は菓子折りを持参します。詳しくはこちらをご覧ください。

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