神棚の雲とは
神棚
神棚の雲とは知っていますか?
まず始めに、神棚とはなにか見ていきます。
神棚とは、小さい神社のような「宮形」にお札を納めた「札宮」を置くための「棚」のことを指します。
最近ではこの「宮形」の事を指して「神棚」と呼びます。
基本的な形は、神社の祠を縮小したような形で3つの扉がある三社造りや、1つの扉がある一社造りといった形です。
また、住んでいる地域によってはお札を宮形にしまわずにそのまま祀っておく事もあります。
神棚は、大きさや形が決まっていません。
部屋の広さやインテリアなどに合わせて選ぶ ようにしましょう。
また最近は、置く場所が空いていない問題もあり、神棚を置く人が減っています。
そのため、知らない人も多くいらっしゃるかと思います。
神棚の雲とは、神様を祀るときの作法の1つです。
神棚の雲は、全ての家に置かなければいけない物では無いです。
では、どのような場合に必要なのでしょうか?
自分が住んでいる上の階に誰かが住んでいる際に必須です。
マンションや集合住宅では必須です。
マンションで最上階の人は基本的に必要無いです。
1戸建ての家に住んでいる際も、一階の部屋に置く場合は必須です。
雲の意味とは?
雲
神棚も雲とは神様が人の上にいることを表現するために、神棚の上に書かれる文字です。
神棚の雲というのは最近になってできた言葉でもあります。
現在は、昔と違い平屋の家を建てる人は少なく、一戸建ての家を建てる際でも2階や3階の家を建てる事が普通になってきました。
また、マンションに関しては10階以上が当たり前になってきました。
マンションに住む人が増加して、人の下に人が住むことが当たり前になりつつあります。
そのため、考え方次第では「神様が人より下にいる」とも考えられます。
よって、それでは失礼だと考えられています。
対応策として、文字が書かれた物を神棚の上に貼る事で、「神棚の上に存在するのは雲だけで、後は天のみだ」という環境を便宜的に作る事で、神様への敬意を示す事になっています。
しかし、この風習は昔からあった訳では無いです。
階数が多い建物が増加傾向にあることで、できたものです。
地域の風習により「天」や「空」などの雲と似ている言葉を用いる場所もあります。
神棚の雲の種類
種類は大きく2つに分けられます。
雲字
雲字とは、「雲」を書いた紙や木の板の事を言います。
市販されている物は、一般的に木製です。
神具店では、文字の形に沿って掘った物や木の板に雲が掘っている物が販売しています。
雲板
雲板とは、「雲」の装飾がされている板の事を言います。
棚板(神棚を取り付けるための板)の上に合わせてつけるケースが多く、基本的に棚板を購入すると付いてきます。
あくまでも雲をイメージした板のため、雲を表していると分からない場合も出てきます。
雲字は、雲の文字が強調されるため、お部屋の見映えを崩してしまう可能性もあります。
しかし、雲板の場合は雲字と比較して強調が弱いため、雲板を選ぶ事をお勧めします。
神棚の雲の書き方
雲の種類には2種類あると上記で説明しました。
用意の面を考慮すると、雲字が容易です。
雲字を書く際には、字体や文字の大きさには明確な規定はないです。
相応しい文字が記載されていれば構いません。
ネットで購入したり、パソコンでプリントアウトしても良いです。
しかし、神様への敬意を示すために行う事です。
時間があれば手書きのものを用意した方が良いです。
手書きの物を用意するためには、以下の3つの方法があります。
自分で書く
神舎の方に依頼する
いつもお世話になっている人に依頼する
自分で書く
この方法が1番容易です。
マジックで記載しても構いません。
丁寧にする際は、半紙や和紙を用い、筆で書くようにします。
神社の方に依頼する
2つめの方法は、神社の宮司様に依頼して雲字を代わりに書いてもらう方法が挙げられます。
書いてもらえないケースも多々あります。
まずは近くの神社に聞いてみる ようにしましょう。
いつもお世話になっている人に依頼する
3つめの方法は、目上の方や、いつもお世話になっている方、または自分が尊敬している方に依頼する方法が挙げられます。
上の立場の方に書いてもらったほうが、丁寧で良いです。
神棚の雲の貼り方
基本的には、神棚の上の天井に貼ります。
しかし、決まった貼り方はないです。
向きや方向も禁止されていることは無いです。
オススメの貼り方は、神棚と垂直に貼ると良いです。
理由は、垂直に貼る事で見た目も良く、神様からも見えやすくなるからです。
また 貼る際はセロハンテープやノリを使用しても構いません 。
神棚の雲の交換時期
時期
交換時期も規定は無いです。
そのため、必ず1年に1回張り替えないといけない事は無いです。
しかし、 紙に書く事が多いため、できることなら毎年変える事がオススメです 。
少なくとも3年に1回は変えるようにしてください。
時期は、年末の大掃除の時期に張り替える事が多いです。
【コラム】おしゃれな神棚の雲
! 注意
では、次にオススメの神棚の雲の商品を紹介します。
①神棚 国産 ひのき 『 雲 』 日本インソール工業
北海道の檜を使用しているため、耐久性にみ優れています。
また、貼って剥がせるため何回でも場所を変更する事が可能です。
一般的な形のため、迷われた方はこちらを選ぶ事がオススメです。
また、こちらの商品はどんな壁でもしっかり貼る事ができます。
サイズ→15×13×0.1cm
本体重量→5g
材質→檜(ひのき)、紙、粘着剤
生産国→日本(北海道)
付属→貼ってはがせる粘着剤
発売日→2016年5月20日(大安)
神棚 神具 国産 ひのき 『 雲 』 15×13cm (貼ってはがせる粘着剤付き)
神棚 神具 国産 ひのき 『 雲 』 15×13cm (貼ってはがせる粘着剤付き)
800円
www.amazon.co.jp
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②モダン神棚 神棚セットNegai(ねがい) アムティー
木工職人が1つ1つ手作りで仕上げている商品 です。
また、画鋲で取り付けられるように、三角吊カンが付いています。
賃貸の物件やマンションでも簡単に取り付け可能です。
デザインも雲形のためお部屋の見映えを損なう心配がありません。
また、軽量のため、女性でも安心して取り付けられます。
色、デザイン、大きさの異なる商品が様々あります。
自分の好みやお部屋の見映えにあった神棚をお選びください。
サイズ→W295(棚240)×H180×奥行105mm(棚95mm)
材質→木製
生産国→日本
付属→神具セット付(榊立x2 ・水玉・高杯お米・盛塩)
モダン神棚 雲形の神棚 壁掛け神棚 はじめての神棚セットNegai(ねがい) 賃貸 石膏ボード壁に配慮した おしゃれ 神棚 KUMO-SN アムティー
モダン神棚 雲形の神棚 壁掛け神棚 はじめての神棚セットNegai(ねがい) 賃貸 石膏ボード壁に配慮した おしゃれ 神棚 KUMO-SN アムティー
6,590円
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③壁掛け用神札立【一社仕様:金斗雲桧・雲彫り】仏縁堂
空に浮かぶ雲のような形をしているため、場所を選ばず設置する事が可能です。
また、ネジがいらないため取り付け簡単です。
サイズもコンパクトなため気軽にお祀りする事が可能です。
また、雲の彫刻は職人さんが一つ一つ丁寧に造っているため、細部にまで技を駆使していて、雲が波打つ先端部分や 陰影のある雲の渦巻きは立体的でとても魅力的です。
また、木札は使用できませんので注意が必要です。
そのため、一般的な神札を使用してください。
サイズ→ 高さ8cm×幅22.3cm×厚さ約3cm
材質→絵
生産国→中国
付属→壁掛け専用金具
送料→無料(但し沖縄・離島は別送料かかります)
仏縁堂ブランド:壁掛け用神札立(神棚)【一社仕様:金斗雲(きんとうん)桧・雲彫り】神棚・祖霊舎 神道 祭事 神様 神札 便利グッズ・神具
仏縁堂ブランド:壁掛け用神札立(神棚)【一社仕様:金斗雲(きんとうん)桧・雲彫り】神棚・祖霊舎 神道 祭事 神様 神札 便利グッズ・神具
8250円
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④天 切り文字 くり抜き 神棚用 やまこう
くり抜いた「天井の天」になります。
金色の生地に浮かぶ「天」の切り文字と四角形の雲形が、お祀りするお宮に華を添え、非常に魅力的な商品です。
高級な神棚や大型のものを設置される方にはお勧めです。
しかし、壁がコンクリートや土壁の場合は使用できない事もあるため注意が必要です。
サイズ→ 高さ11.0 幅11.0 厚さ1.0 cm
材質→木製
付属→専用の両面テープ、釘4本
送料→無料
天 切り文字 ■ 雲の板 ■ 黄金生地貼り ■ くり抜き 天 神棚用 ■ 天井の 雲 雲板 送料無料
天 切り文字 ■ 雲の板 ■ 黄金生地貼り ■ くり抜き 天 神棚用 ■ 天井の 雲 雲板 送料無料
2280円
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家の雰囲気にあった物を選ぼう
この記事では、神棚の雲について見ていきました。
最近では、昔と違い平屋の家を建てる人は少なく、一戸建ての家を建てる際でも2階や3階の家を建てる事が普通になってきました。
またマンションやアパートに住む人が増加して、人の下に人が住む事が当たり前になり、神棚の雲を使用する事が必須になりました。
家は、人生の中で1番多く滞在する場所です。
そのため、家の見映えを壊さないように家の雰囲気にあったものを選択するようにしましょう。
また、自分で記入するのが1番容易です。
マジックなどを使用し、記入する事がオススメです。
神棚に関しては以下の記事を参考にしてください。
神棚を設置する位置で正しいのは?置き場所や方角、タブーを解説!