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健康

2024.10.18

血管年齢若返り!飲み物リスト

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人は加齢に伴い血管も老化していきます。「血管年齢を若返らせて、若々しい体を目指したい」と思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、血管年齢を若返らせる効果が期待できる飲み物を紹介します。
身近な飲み物を取り入れることで、血管の健康を維持し、若々しさを保つことができるでしょう。さらに、血管年齢を悪化させる飲み物についても解説しているので、ぜひ参考にして、健康的な生活を送るための第一歩を踏み出しましょう。

血管年齢とは?

血管年齢とは?
血管年齢とは、血管の健康状態を年齢で表現した指標です。
実際の年齢と比較することで、自身の血管の状態を把握することができます。血管年齢が実年齢より若ければ血管が健康で、高ければ血管の老化が進んでいると考えられます。

血管年齢は、主に動脈の硬さ(動脈硬化の程度)や血管内皮機能、血流の状態などから算出されます。測定方法には、脈波伝播速度(PWV)の測定や血管内皮機能検査、超音波検査などがあります。
健康な血管は弾力性があり、スムーズに血液を送り出すことができます。しかし、年齢とともに血管は硬くなり、弾力性が失われていきます。これが血管の老化であり、血管年齢が上がる原因となります。

血管年齢が高いと、高血圧や動脈硬化、心臓病や脳卒中などの循環器疾患のリスクが高まります。
逆に、血管年齢を若く保つことで、これらの疾患リスクを低減し、健康寿命を延ばすことができます。

血管年齢を高める原因とは?

血管年齢を高める原因は多岐にわたりますが、主に以下のような要因が挙げられます。

不健康な食生活
過度な塩分摂取や脂肪の多い食事、糖質の過剰摂取は血管に悪影響を与えます。特に、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の多い食品は、血中コレステロール値を上昇させ、動脈硬化を促進します。また、過剰な糖分摂取は血糖値の急上昇を引き起こし、血管内皮を傷つける可能性があります。

運動不足
適度な運動は血流を促進し、血管の弾力性を維持するのに役立ちます。運動不足は血液循環を悪化させ、血管の機能低下を招きます。

喫煙
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は血管を収縮させ、血液の粘性を高めます。また、喫煙は酸化ストレスを増加させ、血管内皮を傷つけます。

過度の飲酒
適度な飲酒は血管に良い影響を与える可能性がありますが、過度の飲酒は血圧を上昇させ、血管に負担をかけます。

ストレス
慢性的なストレスは、ストレスホルモンの分泌を促進し、血圧の上昇や血管の収縮を引き起こします。

睡眠不足
質の良い睡眠は、血管の修復と再生に重要です。
睡眠不足は、炎症マーカーの上昇や血圧の上昇につながり、血管の健康に悪影響を与えます。

肥満
過度の体重は、血管に余分な負担をかけます。また、内臓脂肪の蓄積は、炎症性物質の分泌を増加させ、血管の炎症を促進します。

高血糖
持続的な高血糖状態は、血管内皮を傷つけ、動脈硬化を促進します。糖尿病患者は特に注意が必要です。

高血圧
持続的な高血圧は、血管壁に過度の圧力をかけ続けることで、血管の弾力性を失わせ、動脈硬化を促進します。

環境要因
大気汚染や紫外線による酸化ストレスを通じて血管の老化を促進する可能性があります。

これらの要因は単独で作用するだけでなく、複合的に影響し合うことで血管年齢を高めていきます。
したがって、血管の健康を維持するためには、総合的なアプローチが必要です。
バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙、ストレス管理、十分な睡眠など、健康的なライフスタイルを心がけることが、血管年齢を若く保つ最も効果的な方法といえるでしょう。

血管年齢を若返らせる!おすすめ飲み物

血管の健康を良くするために効果的な、日常生活に取り入れやすい飲み物を紹介いたします。

トマトジュースで血管年齢を若返らせよう!

トマトジュース
トマトジュースを毎日摂取することで、血中の中性脂肪値の改善が期待できるという研究結果が明らかになっています。東京医科歯科大学などが行った調査では、40代から60代の女性95名を対象に、毎日トマトジュースを飲用してもらう実験を実施した結果、血中の中性脂肪値の低下が見られました。

効果的な飲み方
朝と夕食前にコップ一杯(200mL)ずつ飲むことを習慣にしましょう。食事の前にトマトジュースを飲むことで、満腹感を得やすくなり、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。さらに、トマトジュースに含まれるリコピンは、抗酸化作用が高く、生活習慣病の予防にも役立ちます。
ただし、トマトジュースは食塩無添加のトマトジュースを選ぶようにしましょう。塩分の過剰摂取は、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高める要因の一つだからです。食塩無添加のトマトジュースを選ぶことで、健康的な食生活を送ることができます。

緑茶は血管年齢の若返りに効果的!

お茶に含まれるカテキンは、優れた抗酸化作用を持つことが知られており、動脈硬化の原因となるLDLコレステロールの酸化を抑える働きがあります。特に、ガレート型カテキンと呼ばれるカテキンは、コレステロールの吸収を抑制する効果も期待されています。

効果的な飲み方
1日3〜5杯の緑茶を飲むようにしましょう。食事と一緒に飲むと、脂肪の吸収を抑える効果が期待できます。
緑茶の健康効果についてはこちらの記事でも解説しています。あわせてご覧ください。

コーヒーも血管年齢に良い影響を与えます!

コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、ポリフェノールの一種として知られており、その抗酸化作用から健康効果が期待されています。クロロゲン酸には血圧を下げる効果も期待されており、血管の健康維持に役立ちます。

効果的な飲み方
1日1〜2杯のコーヒーを適度に飲みましょう。ただし、コーヒーにはカフェインが含まれています。覚醒作用や利尿作用もありますので、就寝前の摂取は控えるようにしましょう。飲む時間帯は午前中がおすすめです。

お酢ドリンクで血管年齢を改善!

酢に含まれる酢酸には、血圧を下げる効果が期待されています。酢酸は、血管を拡張させる働きがあり、血圧の上昇を抑える効果があると考えられています。

効果的な飲み方
そのままでは飲みにくいので、水やお湯で薄めて飲むと良いでしょう。(濃度は3〜5%程度)1日大さじ1〜2杯を目安に摂取します。
食前に飲むことで、食後の血糖値上昇を抑える効果も期待できます。

血管の若返りに効果的な食べ物は?

飲み物以外にも食べ物についても少しふれておきます。
血管の若返りを促すためには、抗酸化作用の高い食品を積極的に摂取することが重要です。抗酸化作用のある物質は、体内の活性酸素を除去し、血管の酸化を防ぐ働きをします。ビタミンACE、βカロテン、リコピン、ポリフェノールなど、様々な抗酸化物質を含む食品を食事に取り入れることで、血管の健康を促進することができます。
また、血管の柔軟性を高めるためには、EPAなどのオメガ3脂肪酸を摂取することも良いでしょう。血中の中性脂肪を減らし、血行を改善する効果が期待できます。魚介類、特に青魚に多く含まれているため、積極的に摂取しましょう。
さらに、水溶性食物繊維も血管の健康に重要な役割を果たします。コレステロール値を下げ、血圧を安定させる効果があるので、海藻、きのこ、こんにゃくなど、水溶性食物繊維を豊富に含む食品を意識して摂取しましょう。

血管年齢を悪化させる飲み物とは?

以下の飲み物は血管年齢を悪化させる可能性があるので注意が必要です。

アルコール
過剰なアルコール摂取は、脂質代謝や血圧に悪影響を与え、動脈硬化を促進する要因となります。一日あたりのエタノール摂取量が89gを超えると、虚血性心疾患のリスクが上昇するという研究結果も報告されています。

ジュースなど砂糖入りの飲み物
砂糖入りの飲料を日常的に摂取すると、血中の糖質や中性脂肪の濃度が上昇し、動脈硬化のリスクを高める可能性があります。
国立がん研究センターの調査では、コーラやジュースなどの清涼飲料水をほぼ毎日250ml程度摂取する女性は、ほとんど摂取しない女性と比較して、脳梗塞の発症リスクが1.8倍高いという結果が出ています。

まとめ

血管年齢を若返らせるためには、トマトジュースや緑茶、コーヒーなどの健康的な飲み物を積極的に摂取することが重要です。これらの飲み物は、血管の健康を維持し、老化を防ぐ効果が期待できます。一方で、アルコールや清涼飲料水などの飲み物は血管年齢を悪化させる可能性があるので、摂取量に注意しましょう。健康的な飲み物を意識して生活することで、血管年齢を若返らせ、健康的な体作りを目指しましょう。

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