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葬儀

2024.04.30

直葬とは?費用相場は30万円?流れや服装、香典、おすすめの業者も紹介

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直葬は、通夜式や告別式を行わない火葬のみの葬儀です。
都市部を中心に、孤立化した人々の需要が高まっています。

一般の葬儀より経費がかからず、時間や労力を大きくおさえられるのです。
この記事では、直葬に興味がある方に向けて、直葬の費用相場や一般の葬儀との流れの違いなどをご説明します。

直葬とは
火葬場 遺骨処分
直葬は火葬だけ行う葬儀の事。
参列者は 故人の身内やごく親しい友人 の限られた人達です。

お通夜や告別式は儀式の行程に組まれていません。
その為火葬だけで1日で完了するのです。

開催費用をかなりカット出来るのは勿論。
遺族は急逝したばかりで気持ちが落ちてしまっています。

そんな中で頭を切り替えて取り組まねばならない葬儀。
行程がシンプルな為、精神をすり減らす事がありません。

直葬と一般の葬儀との違い
違い
主な相違点は以下です。

葬式種別    お通夜/告別式    開催期間
一般の葬式    あり    2日連続
直葬式    なし。火葬のみ    なし
一般の葬儀の流れ
流れ    行う事
①    故人が永眠する
②    葬儀社の車が来る
③    移送
④    ご遺体を保管
⑤    お通夜と告別式を行う
⑥    火葬
直葬とは⑤の点で異なります。
直ぐに火葬に向かうところが、お葬式ではお別れの儀式を経るのです。

お通夜で遺族が故人の死を悼み、告別式には彼ら以外の人々を呼びます。
親族全般や、故人の元職場の同僚や上司、学生時代の旧友等。

故人の立場や肩書きによっては、数百を超す参列者が別れを告げに訪れます。

直葬の流れ
流れ    行う事
①    故人が永眠する
②    葬儀社車両が来る
③    保管場所に搬送
④    24時間は保管
⑤    火葬場に移動、火葬
1日以内でお別れとお見送りが済むとはいえ。
直ぐに火葬場へ運ぶ事は不可能です。

故人が亡くなってからはお宅にそのまま置きます。
24時間経って初めて、葬儀社が寄越した専用車両が搬送しに来ます。

しかし火葬場へは行きません。
遺体を置いておく場所は他に用意するので、そちらに運ぶのです。

納棺が済み、あの世に旅立つ支度を施してあげたら、出棺へ。
火葬に直行する事が多いですが、場合によっては住職を呼びます。

お別れの祈りを捧げて頂き、火葬に移るのです。
火葬だけなので、参列者は限られます。

火葬に関しては、こちらも参考にしてください。

火葬にかかる時間と流れ!火葬中の過ごし方やマナー、手続きも解説
第三人生編集部

直葬が選ばれる理由
理由
高齢化社会
家族構成の変化
近所の付き合いが減り、参列者が皆無
経済的事情
直葬が選ばれる理由①高齢化社会
直葬自体、元々は貧困層の人や親族に絶縁された人の為にあったのです。
近年になると高齢化が進行し、事情が変化します。

大体の人は多くが 定年退職し、社会と縁遠くなる のです。
外向的だったり余暇活動を日頃からしている場合を除き。

大半の高齢者は家にこもりがちになります。
配偶者がいても、あまり関係ありません。

特に単身の場合、 社会との関係性が無い場合、参列する人がほぼいない のです。
90代に差し掛かると、友人等がいても彼らが既に息を引き取っている事もあります。

この事情は特定の人に限った事ではありません。
多くの高齢者が、直葬を検討し始めているのです。

高齢化に関しては、こちらも参考にしてください。

少子高齢化の問題点8選!社会への影響と対策もわかりやすく解説!
第三人生編集部

直葬が選ばれる理由②家族構成の変化
都市圏を中心に、家族の形が変化したのも直葬の利用が増えた理由です。
両親に子ども1~2人という核家族化 が大多数を占めるようになりました。

核家族化すると、自分達、家庭だけの世界に意識が向きがちです。
特に都会だと、元々の他人に干渉しない性質からこと関心を持たなくなります。

そうすると近所付き合いも希薄になるのです。
マンション等だと、お隣さんが誰か知らないなんて事が当たり前。

近隣との関係性に加え、自分の身内とも疎遠になる人もいます。
普段離れて暮らしているのもあり、滅多に会いません。

連絡も必要が無い限り取らないので、葬儀にも影響するのです。
参列客に、わざわざ親戚を呼ぶ事は気が引けます。

直葬はそのニーズに完全に適応しているのです。
核家族化による直葬の増加は確実です。

直葬が選ばれる理由③近所の付き合いが減り、参列者が皆無
独身者の増加も直葬の需要 に影響しています。
①とも類似しますが、結婚しないで老後も一人を選ぶ人が増えているのです。

高齢者となるとまれでは?と思うところですが。
様々な事情で一人になる事がこの時代ではあり得えます。

30~40代の人で非婚または未婚を選択、貫く人が多いものの彼らの年代はまだ死に直面しません。

それが60代以上になると変わります。
自分の死後を考えざるを得なくなるのです。

アクティブな高齢者なら、単身でも何かしら居場所や繋がりがあります。
しかしそうでない場合、 地域との交流や親族と連絡を取らず孤立した状態 になるのです。

孤独な中で亡くなると、葬儀でも参列者が一人も来ない可能性があります。
その状態はあまりに悲痛すぎる為、当人達はシンプルに火葬だけを行う手を検討。

そこで、自分一人だけの葬儀、直葬が浮上してくるわけです。

直葬が選ばれる理由④経済的事情
故人が 経済的に貧しいと、葬儀そのものの開催が困難な場合 があります。
厳しい金銭事情から、あまり出費せずに儀式を行いたい。

ここで直葬が救世主となります。
貧困層にとっては頭が痛い、葬儀に掛かる諸経費。

それがほとんど省かれる為、 葬儀開催の実現性も高まる のです。
あるいは家族の生活が苦しい状態も関係しています。

しかし逆に裕福であっても、本人のこだわりから 葬儀に大事なお金を使いたくない という信念にも、直葬がしっかりと応じてくれます。

直葬の流れ
葬儀 花
故人があの世へ旅立つ
葬儀社からの専用車両が遺体を運ぶ
然るべき準備をした後、火葬場へ
火葬後、お骨上げを行う
直葬の流れ①故人があの世へ旅立つ
臨終では、以下の流れが一般的です。

順位    内容
①    故人が永眠したことが明確になったら、 葬儀社に電話
②    どこに葬儀を行ってもらうか決まっていらその会社に
③    そうでないなら故人が亡くなった先の病院に仲介を頼む
注意点は、故人が自宅で息を引き取っても、 自分の判断で運ばないで下さい 。
自己判断で移動すると、警察から事件性を疑われるからです。

必ず葬儀社に一報入れて下さい。

安置場所を決める
安置場所は、 故人が亡くなってから24時間保管する場所 です。
息を引き取ってすぐに火葬場に移るのは法律で禁止されています。

行先が決まれば、遺体は葬儀社が寄越した車で運ばれて行きます。
故人宅に保管できるのであれば、そちらに向かう場合も。

この時点で移動先が無くても、葬儀社に頼めばご遺体を保管してもらえるのです。

直葬の流れ②葬儀社からの専用車両が遺体を運ぶ
安置場所に保管した後、葬儀社の送迎車両 が来ます。

納棺および出棺
②から翌日。
葬儀社から担当スタッフが安置場所から、火葬場へ行く為の準備を施します。
遺体を 棺に移す納棺を行い、霊柩車に載せます 。

これは出棺と言う作業です。
この間、遺族は見守るだけでなく、希望すれば納棺作業の補助ができます。

喪失感に襲われるのが怖い人は、手を動かす事で悲しみが紛れるのです。
準備が全て整ったら、 火葬場に向けて発車 します。

直葬の流れ③然るべき準備をした後、火葬場へ
火葬前に、遺族は故人と対面します。
故人の肉体がある状態では最期の別れとなるのです。

プランによっては僧侶が同伴し、あの世へ旅立つ為冥福を祈ります。
遺族が各々故人への思いを告げたら、ご遺体は火葬、魂の状態に。

ご遺体の火葬は1~2時間掛かるので、遺族は別室で待機します。

直葬の流れ④火葬後、お骨上げを行う
③が完了すると、 遺族による遺骨を拾う作業 に入ります。
お骨上げと言い、故人のお骨を箸で拾って骨壺に保管するのです。

故人は魂だけの状態になり、物質的な存在として遺骨を納める必要があります。
参列者全てが骨壺に納めたら、 終了 です。

お骨上げに関して詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

骨上げとは?手順や拾う順番!遺族が一人の時は?お骨拾いをしないことは可能?
第三人生編集部

直葬の費用相場は30万円?
お金 相場
直葬にかかる費用は、以下の内訳から

火葬場の使用料金
遺体を納める棺代
遺体を運ぶ自動車代
20~30万円が標準的 です。
一般的な葬儀に掛かる1割の負担で実行できます。

この情報だけではまだ想像がつかない場合。
次項以降詳しい内訳を載せています。

一般の費用相場、比較一覧表を見たら驚愕です。
直葬がどれほど安価で済むか、物語っています。
一般的な葬儀にかかる費用
一般の葬儀の費用相場は、およそ 200万円 です。
これには、

項目    費用
参列者に出す飲食代    2割
お坊さんへのお布施    3割
葬儀の開催費用    5~6割
以上の内容が含まれています。
直葬の費用とどれだけ異なるかは、葬儀の種類別で見るのです。

一目で把握できます。
以下の一覧表をご覧下さい。

葬儀の形式    費用相場
一般葬    15万円弱
一日葬    平均70万円
家族葬    平均90万円
直葬    平均30万円
いかがですか。
あまりの金額の差につい言葉を失ってもおかしくありません。

直葬と似た形式の一日葬や家族葬より、何十万も安いのです。
最早抜きん出ています。

詳細を知らなくても、この金額だけで直葬の長所を理解します。
ちなみに掛かるのは火葬式の開催費用だけ。

今までの何十倍も削減出来ます。
これは検討したくなるかと思われます。

直送の費用相場についてさらに詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。

直葬の費用を解説!平均相場と内訳、直葬後の費用と注意点も
第三人生編集部
直葬を取り扱う業者おすすめ5選
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直葬を検討される場合に、ぜひチェックして頂きたい5業者をリストアップしました。
想定地域は、東京都新宿区に設定。

よりそうのお葬式
プラン名    火葬式プラン
費用総計    254,800円
火葬場使用料    15,000円
小さなお葬式
プラン名    小さな火葬式
費用総計    260,900円
火葬場使用料    40,000~60,800円
イオンのお葬式
プラン名    「イオンのお葬式」 セットプラン火葬式
費用総計    262,500円
火葬場使用料    15,000円
アーバンフューネスコーポレーション
プラン名    シンプル火葬プラン
費用総計    425,068円
火葬場使用料    59,000円以下
はじめてのお葬式
プラン名    はじめての火葬式
費用総計    300,032円
火葬場使用料    15,000円以下
直葬のメリット
メリット
遺族の負担軽減
コストカット
葬儀に掛かる時間が短い
返礼品は絶対必要ではない
直葬のメリット①遺族の負担軽減
家族が逝ったら、まずは葬儀の手配。
大切な人を亡くしたばかりなのに、悲しみに暮れる暇も無い。

それが従来の遺族の心境でした。
直葬だとその心情も180度変わります。

葬儀の手配で一番手間で煩わしい点、参列者への連絡。
よく知らない人、長年会っていない人にも報せを出さなきゃいけません。

直葬は 故人と心を通わせていた、腹心の友位を呼べば良い。
そう思った瞬間、心に重くのしかかったものが幾分か軽くなります。

自分達家族と、とても親しかった人数名だけで。
気を使いすぎず、自分達の哀惜の情を噛みしめながら、故人を見送れます。

直葬のメリット②コストカット
金銭面でも時間面でも大幅にコストカットできます。
お通夜や告別式には数百万単位ものお金が出ていきます。

それが数十万円程度で済むとなったら、ぜひ検討したいと思うのです。
葬儀の費用では大部分を占める、お坊さんや参列客。

直葬の性質上必然的に削減できるので、 気負う事なく儀式に臨める訳です。

直葬のメリット③葬儀に掛かる時間が短い
火葬に至るまでの時間が、驚くほど早いのです。
普通葬儀のプロセスで最も時間を食うのは、お通夜と告別式。

または食事会。
この3つの行事をスキップし、1日の間に火葬まで行います 。

仮に住職による読経を含めても、1時間長くて2時間で終わるのです。
遺族にとって体力をセーブできるだけでなく、気持ちを無理に上げる必要もありません。

直葬のメリット④返礼品は絶対必要ではない
返礼品は、葬儀の参列者全てに渡す物です。
しかし直葬では、 参列者に必ずしも返礼品を渡す必要はありません 。

ここを知るだけで、胸の重みが取れる人はとても多いのです。

直葬のデメリット
デメリット
直葬後に弔問する人が増える
遺体を安置する場所を探しておく
菩提寺に安置してもらえない?
事前に親戚に承諾してもらう
直葬のデメリット①直葬後に弔問する人が増える
直葬はお通夜と告別式を執り行わないため、参列者はお線香を上げられません。
直葬の後に、 あらためて故人宅を訪ねて線香をあげる のです。

その場合、遺族は参列客が訪問する度にもてなさければいけません。
また、直葬の参列者は遺族か血縁者です。

当日 立ち会えなかった人によっては、それを気にするかもしれません 。
そうした方の為にも、お参りの対応を検討するのは大切です。

弔問の対応に関しては、こちらも参考にしてください。

弔問客の自宅でのもてなし方!手土産のお返しや挨拶についても解説
第三人生編集部

直葬のデメリット②遺体を安置する場所を探しておく
故人が亡くなってから24時間以内は、ご遺体を保管する場所を探さなければいけません。
永眠直後は病院の霊安室に移されますが、1日となると困難です。

その際は、 故人の家か民間の安置施設への搬送を検討 します。

直葬のデメリット③菩提寺に安置してもらえない?
火葬が終わった後は、お骨は菩提寺に保管して頂きます。
注意したいのは、 あらかじめお寺に直葬することを伝えておく事 です。

その点が抜けると、お通夜や告別式がない事でお寺側に不審に思われます。
そうなると、双方の 信頼関係に支障が出る のです。

菩提寺に関しては、こちらも参考にしてください。

菩提寺とは?入檀のメリット・デメリット!檀那寺との違いも
第三人生編集部

直葬のデメリット④事前に親せきに承諾してもらう
都市圏では直葬の認知度は高まっています。
しかし、まだ他の地域では従来の葬式観念が根強い事が多いです。

直葬を検討する時は、 地方にいる親戚にも相談するか打ち明けます 。
もし何も言わずに実施すると、思わぬ誤解を招くのです。

【図解】直葬の服装のマナー
49日の参列者の服装
直葬での服装は、参列者が家族に限られるため一般葬と全く同じではないです。
絶対に喪服とは決まってはいませんが、 黒系のシックな服装 が無難。

服装で気になるのが、直葬の喪主から 「平服でお越しください」 と言われた場合。
この平服は、どんな服装なら適しているのでしょうか。

平服(普段着)
「平服でお越しください」は、 「略喪服で参列すること」 を意味しています。
略喪服は、落ち着いた色調の服装を言うんです。

具体的には、濃灰色やネイビーなどの色のイメージで、男女によって服装の基準が少し異なります。

男性
男性 平服
直葬の男性の略喪服は、以下がポイントです。

物    色/柄    備考
靴    黒    
靴下    黒    
Yシャツ(レギュラーカラー)    オールホワイト    ボタンダウンタイプはNG
スーツ    濃灰色またはネイビー    
ネクタイ    黒系で無地か織り柄    
女性
女性 平服
直葬の女性の略喪服は、以下がポイントです。

服    色/柄    柄    備考
スーツ    黒、グレー、紺        
アンサンブル    スーツと同色        露出は控える
ワンピース    スーツと同色    水玉、ストライプ、チェック    ノースリーブや衿ぐりが開いたものはNG
平服に関しては以下をご覧下さい。

【図解】平服とは?女性・男性の葬儀での平服を解説!バッグや化粧も
第三人生編集部

直葬に香典は必要?その際の相場は?
お金 相場
直葬では、参列者から香典を受け取るか否かは、喪主が決めます。
通常は 一般の会葬者を招かないので、遺族側も香典は受け取りません 。

直葬には香典は必要かの判断
喪主から香典を用意しなくていいと聞いたら、 用意は不要 です。
特に知らせがなければ、こちらの真心として香典を準備します。

しかし、実際に喪主に渡そうとして辞退されたら、押し通さず控えて下さい。

直葬の香典の相場
直葬における香典の相場は、故人と親族間の関係性で異なります。
あなたが故人の身内、特に施主と同一の戸籍にあるなら、 香典は頂く立場 です。

ご自身での香典の用意は不要です。
あるいは、あなたが施主と親戚関係にあるけれど、戸籍が別の場合。

香典相場は以下のようになります。

あなたと喪主との関係    相場
親族    1~3万円
兄弟姉妹    3万円前後
両親    7万円前後
祖父母    2万円前後
施主とは血縁関係でなく、職場の人間だったり近所の知り合いだったりした場合。
3~5千円 が標準的です。

香典は高額だと、施主に負担をかけてしまう事もあり得ます。
気持ちが大切なので、そこは取り違えないよう注意です。

直葬の香典に関しては、こちらも参考にしてください。

直葬に香典は必要!金額相場や注意点、渡し方のマナーなど解説
第三人生編集部

直葬のその他のマナーまとめ
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直葬のマナー
戒名の印字を望む
檀家の場合
直葬のマナー
直葬で気を付けるべき立ち振る舞いは以下です。

場面    注意点
お骨上げ    二人一組で行う
遺骨の数と納め方    二つ程。骨壺に入れる
納めた後    次の組に箸を手渡す
拾う骨の場所    地域によって異なるので、確認する
分骨を希望する場合    葬儀前に葬儀社から承諾を得ておく
会食    食事は行わない
地域ごとにお骨の拾う場所が違うのは、例えば関東であれば全身、関西なら喉仏です。
分骨を希望する場合、葬儀社にその旨を伝えましょう。

当日に骨壺が二つ用意されます。
直葬では食事はしませんが、もし行うなら自宅などでシンプルに済ませるのです。

戒名の印字を望む
直葬は一般の葬儀のような流れは経ません。
ですが、 戒名は望めば印せます 。

その点については、お寺に相談するのです。
相談前には、依頼料として25万円前後を用意します。

住職に連絡する時は、以下の文言を言うとスムーズです。

直葬ですが、今後四十九日法要も検討しているので戒名が必要です。
お寺側で提案していただけないでしょうか
直葬自体、普遍的な葬儀の手順を省いています。
それを踏まえた上でのお願いとして、 決して尊大でなく誠実な態度 で臨んで下さい。

戒名に関しては、こちらも参考にしてください。

戒名とは?宗派別の付け方やランク別の値段を解説!生前戒名も
第三人生編集部

檀家の場合
あなたの家がお寺の檀家だった場合、 直葬でも戒名は印します 。
そうしなかった場合、菩提寺にお骨を保管してもらうのは拒否されるのです。

この点はよく注意しながら直葬の手続きをしてください。

檀家に関しては、こちらも参考にしてください。

檀家とは?檀家になるには?やめるには?かかる費用やメリット・デメリットも解説
第三人生編集部

直葬は現代のニーズに合った葬儀のあり方
現代社会は昔とは大きく様変わりしています。
お悔やみ事でも、社会の影響による変化は避けられません。

直葬はそんな時代に現れた流星のような存在です。
費用も参列客も、従来の半分以下の低コストで実現できます 。

故人が貧困にあっても、孤独でも関係なく。
住職に祈祷を頼めば、あの世への旅立ちは見送ってもらえます。

直葬は、現代の無縁社会に最も適した葬り方なのです。
その意義はとても奥深い。

実際に参列してみないことには、検討してみないことには理解できません。
当記事が直葬の良さを少しでも伝えられたら本望です。

直葬に関しては、こちらも参考にしてください。

葬式をしないで火葬のみは可能?理由や直葬の流れや金額、弔い方も

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