お墓の花立ての選び方①素材
お墓用の花立ては、今では ステンレスが一般的 となりましたが、他にもいろいろな素材でできたものがあります。
素材ごとに、どんな特徴があるのか見てみましょう。
ステンレス
陶器
合金
銅
プラスチック
1. ステンレス
ステンレス製の花立ての特徴は、なんといっても 腐食に強く丈夫 なことです。
現在お墓用の花立てにもっとも多く使われている素材になります。
サビに強いので お手入れしやすい のが人気の理由です。
2. 陶器
どこか 温かみを感じる のが陶器製の花立てです。
味わいがあって根強い人気がありますが、割れやすいため取扱に注意する必要があります。
扱いにさえ気をつければ、 錆びることもない ので長く使用することが可能です。
3. 合金
合金でできたお墓用の花立ては、ステンレス製の花立てと比べると、 やや重い のが特徴です。
ステンレスに取って代わられ、近年あまり見かけなくなりました。
金属なので丈夫ですが、ステンレス製ほどサビに強くはありません。
4. 銅
独特の赤褐色をしているのが特徴なのが、銅製の花立てです。
銅は 水の変質を防ぐ 性質があるため、切り花を飾るときにも花瓶の中に入れられたりします。
お花が長持ちし、水が腐りにくいため ボウフラなどが湧きにくい のもうれしいですね。
5. プラスチック
もっとも軽く扱いやすいのがプラスチック製の花立てです。
安価のため気軽に購入できますが、 経年により劣化しやすい ため買い替えの頻度はどうしても高めになります。
扱いに注意しないと、 金属製と比較すると割れやすい ので、穴に差し込む時には気をつけましょう。
お墓の花立ての選び方②設置方法
業者 遺骨処分
それでは次に、お墓に 花立てを設置するときの方法 にはどんなものがあるのか確認しましょう。
花立ての設置方法には、大きく分けて以下の3通りがあります。
落とし込み式(中入れ式)
ネジ式
地刺し式
墓石に 花立て用の穴があいているのか などによって、選ぶタイプが違ってくるので、事前に確認するようにしてください。
1. 落とし込み式(中入れ式)
墓石にあけられた 花立て用の穴に落とし込んで使用 するタイプです。
購入するときには、事前に墓石の穴のサイズを確認して、穴に合ったものを選ぶ必要があります。
お墓に持っていったら入らなかったり、逆に小さすぎて穴から落ちてしまうということも考えられるので、サイズには十分注意しましょう。
2. ネジ式
お墓の石材に 台座を取りつけて、金属のネジで花立てを固定する のがネジ式です。
ネジを外すと台座から取り外せるので、手軽にお手入れができます。
時間がたつと、ネジが劣化してきて外れにくくなることがあるので要注意です。
こちらも落とし込み式と同じく、サイズが合わないと設置できないので、事前に必ず墓石を確認するようにしてください。
3. 地刺し式
お墓の前の 地面に直接突き刺して使う タイプの花立てです。
墓石に花立用の穴があいていない場合でもお花を飾れます。
お墓のある場所の地面が固いと差し込むのが大変なのと、お手入れが少々難しいのが地刺し式の難点です。
お墓の花立の金額相場
金額
お墓の花立ては 種類によって値段もさまざま です。
どれくらいの金額で購入できるのか相場を見てみましょう。
素材 金額相場(一対)
ステンレス 2,000円〜3,000円前後
陶器 1,000円〜2,000円前後
合金 2,000円前後
銅 10,000円前後
プラスチック 1,000円前後
やはり プラスチック製が安価 ですね。
ただし耐久性はあまりよくないので、その点も考慮して花立を選びましょう。
銅製は高価で手を出しにくいですが、お花のもちはよくなってボウフラも湧きにくいので、 予算が許すなら選択肢に入れてもよい ですね。
お墓用の花立てを買うときには墓石の穴を事前に確認
花立てには素材やその設置方法によって、さまざまな種類があることがわかりました。
それぞれ特色があるので迷うところですが、まずは花立てを設置する墓石に、 花立てを差す穴が開いているのか、確認する ことから始めましょう。
穴が開いているならその サイズもきちんと確認 しないと、持っていってからサイズが合わないと慌てることになります。
もし穴が開いていなくても、地刺しタイプの花立てもあるので、お墓にお花が飾れないということはありません。
お墓参りに行くときには、故人が好きだった花や季節のお花を選んでお供えし、ご冥福をお祈りしましょう。