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葬儀

2024.05.01

水葬は日本でも可能?アメリカで注目のアルカリ加水分解葬も解説

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馴染みの薄い「水葬」と言う、供養形式をご存じですか。
この記事では、今国内でも実施できるのかなど、水葬に関する様々な情報をご案内します。

アメリカで普及し始めている新しい水葬や、人気の高い海洋散骨についてもご紹介しています。
加えて、現時点で水葬を行っている海外の国を知りたい方も、必見の内容です。

この記事で解消される疑問!

水葬は日本で可能?

水葬の代わりの方法は?

アルカリ加水分解葬とは?
水葬は日本では違法行為にあたる
×
水葬とは、海や川、湖に遺体を沈めて流す供養形式です。
国や地域によって、水葬のやり方も様々です。

例えば、一度土葬した遺体を、川や海に流す地域も存在します。
また、遺体を船に乗せて流す地域もあれば、そのまま海に沈める地域もあります。

宗教や地域にもよりますが、日本では水葬することで、海のかなたにある常世国に渡れるとされていました。
加えて、精霊流しや灯籠流しの由来とも言われています。

では、今国内で水葬を実施出来るのでしょうか。
次で詳しく解説します。

現在は刑法190条で禁止
今国内で水葬の実施は、できません。
刑法190条により、死体遺棄罪に該当すると定められています。

ですが、国内でも昔は馴染みの深い供養形式の1つでした。
次で詳細をご案内します。

昔は可能だった
国内では、古墳時代から、水葬が実施されていたと言われています。
加えて、以下の種類がありました。

舟葬
海葬
次で種類別に解説します。

舟葬
遺体を乗せた小船を、川や海へ流す供養形式です。
船葬と呼ばれることもあります。

国内では、奄美大島を始め、南方地域で多く実施されていたと言われています。
船型の棺に埋葬する船葬墓とは、異なる供養形式です。

海葬
遺体をそのまま海に流す供養形式です。
地域によっては、死期の近い人を子船に乗せて、海に流したとされています。

溺死者を見つけた時には、疫病予防のために、そのまま沖へ流す法律もあったと言われています。

日本で水葬が許されるケース
船舶
国内で水葬が許されるケースを、次で見ていきましょう。

船舶の航行中
日本船籍の船は、船員法第15条により、船長の権限で水葬が実施されます。
しかし、船内の人間が死亡した場合に限られています。

さらに、以下の条件を全て満たす必要があります。

船舶が公海にある。
死亡後24時間を経過している。(伝染病による死亡は除く)
衛生上死体を船内に保存できない場合。(正当な事由があるときは除く)
医師が船内にいる場合は、医師が死亡診断書を作成した場合。
伝染病による死亡の場合は、十分な消毒を行った場合。
加えて、下記を行う事も法律で定められています。

死体が浮き上らない様な処置を講ずる事。
遺族のために本人の写真を撮影する事。
遺髪や遺品となるものを保管する事。
海洋散骨なら可能
ペット お墓 散骨
現時点で、国内での水葬の実施は不可能ですが、海洋散骨であれば可能です。
海洋散骨とは、遺体を火葬し、その遺灰を海に撒く供養形式です。

加えて、自然に還る供養形式としても人気を集めています。
しかし、下記の注意点があります。

条例で反対している地域もある
お参りができない
次で詳細を解説します。

条例で反対している地域もある
海の好きな場所を選んで、散骨をする事はできません。
なぜなら、条例で散骨を禁止している地域があるからです。

そのため、専門業者に依頼する方がほとんどです。

お参りができないデメリットを理解する
遺灰を海に撒く供養形式なので、散骨後の遺灰のありかは不明となります。
つまり、一般墓の様に遺骨に向かい、お墓参りができない事を理解しておきましょう。

アルカリ加水分解葬とは?
疑問
水葬の1種である、アルカリ加水分解葬をご存じですか。
そこで、以下の項目別に解説していきます。

アメリカで普及しはじめている
アルカリ加水分解の方法
アルカリ加水分解葬のメリット
アメリカで普及しはじめている
アルカリ加水分解葬は、1990年代頃から、アメリカで普及し始めた水葬の1種です。
無炎火葬やエコ火葬とも呼ばれています。

現在では、複数の州で法的に認められています。
また、ペット供養でも人気が高いです。

アメリカでは、土葬や火葬に次ぐ供養形式として、注目を集めています。

1800年代の特許がきっかけとなった
死体や排泄物の処理に、アルカリ加水分解を利用する特許が、1888年にアメリカで認められました。
100年後には、2人の博士が技術の近代化に成功します。

技術の近代化によって、一般の方も気軽に利用出来る、新たな供養形式が誕生しました。

アルカリ加水分解の方法
方法
まずは、アルカリ性溶液で満たした専用機械に、遺体を水葬します。
専用機械は、直径70センチメートル程度の円筒形が一般的です。

機械に遺体を入れたまま、数時間程度放置します。
すると、以下がアルカリ性溶液で分解され、茶色の液体へと変化します。

タンパク質
血液
脂肪
液体以外に残るのは、骨と歯の詰め物等の金属片です。
続いて、機械から液体を排水します。

遺体が分解される迄の時間は、機械の種類毎に様々で、2時間から16時間迄と幅広いです。
遺灰は、火葬と同様に遺族に渡されます。

アルカリ加水分解葬のメリット
メリットは、以下の2つです。

墓地が必要ない
火葬による有毒ガスが発生しない
次で各詳細を解説します。

墓地が必要ない
アメリカでは、土葬を選択する方も多いです。
ですが、土葬の場合は遺体の入った棺を埋葬するために、大きな墓地を準備する必要があります。

アルカリ加水分解葬なら、大きな墓地を用意する必要がありません。
それゆえ、土葬と比べると、費用が大幅に安くなります。

火葬による有害ガスが発生しない
火葬と異なり、有毒ガスの発生の心配がない点も、大きなメリットです。
そのため、環境に優しい供養形式としても注目されています。

加えて、アメリカでは火葬を残酷な行為と考える人も多いです。
ですが、火葬に抵抗を感じる人も、水葬には抵抗を感じにくいと言われています。

水葬を行っている国もある
移住 海外
今国内では禁止されていますが、現時点で水葬を実施している、海外の国は存在するのでしょうか。
次で詳しくご案内します。

インド
インドのガンジス川周辺では、今でも水葬が実施されています。
その理由は、インドでは、多くの方がヒンズー教を信仰しているからです。

ヒンズー教では、遺体や遺骨をガンジス川に流す事によって、苦しみから解放されるとされています。
加えて、悟りの境地に至れると考えられています。

さらに、全ての源と考えられているガンジス川は、聖なる川です。
それゆえ、産湯としても使われた川へ、亡くなった後にまた帰るという意味もあります。

アメリカ
アメリカの15以上の州が、水葬の1種である、アルカリ加水分解葬を法的に認めています。
他の供養形式と比較して、費用が安い点や環境に優しい点が支持されています。

加えて、他州でも法的に認められると、一気に普及が広がるでしょう。

水葬について詳しくなろう
この記事の結論は以下の通りです。

水葬は現在の日本では刑法190条で禁止されています。ただし航海中の船舶において船員法に基づく場合は船長の権限において可能です。
水葬の代わりの方法として海洋散骨があります。ただし散骨が禁止されている区域があることや散骨した後のデメリットを理解する必要があります。
アルカリ加水分解葬とは近年アメリカで普及していて、遺体を液状処理する方法です。
日本人にとって水葬は、過去の供養形式となり、馴染みの薄い存在となりました。
しかし、海に還ることが出来る海洋散骨なら、現在でも実施可能です。

また、いつの日か日本でも、新しいスタイルの水葬が誕生するかもしれません。
様々な供養形式の最新情報を集め、納得出来る供養形式を見つけましょう。

水葬に関連が深いものに海洋散骨があります。

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