icon-sns-youtube icon-sns-facebook icon-sns-twitter icon-sns-instagram icon-sns-line icon-sns-tiktok icon-sns-etc
SEARCH

葬儀

2024.04.30

葬儀・葬式の心付けは必要?相手別の相場や表書き、マナーも解説

  • facebook
  • twitter
  • LINE

葬儀ではお世話になった方に、心付けをお包みします。
しかし、その心付けは、誰に何円、いつ渡せばよいのか悩む方も多くいると思います。

この記事では心付けについて、必要なものなのか、マナー、相手別の相場など詳しく説明していきます。

葬儀・葬式の心付けとは
心付けは日本の古くからの習慣で、 お世話になった方に感謝の気持ちを表すために差し上げるお金のことです。
外国でレストランやホテルでご飯を食べたときに、感謝の気持ちとしてチップを渡すようなものと考えてもらえれば分かりやすいと思います。

結婚式や葬式などの冠婚葬祭や引っ越しで渡される習わしとなっていました。
この慣習が現代も続いているかは、地域によって異なるため、一律ではありません。

主に葬儀において心付けを差し上げる相手は

霊柩車やマイクロバスの運転者
火葬場の職員
葬儀の案内係や世話係
です。

しかし、注意点として、火葬場において公営斎場で行うときは、心付けなど現金の受け取り賄賂とみなされるため禁止されています。

また、心付けは必ず差し上げるものではありませんが、心付けはより感謝の気持ちが伝えやすくなります。

葬儀・葬式の心付けは必要?
疑問
結論から言うと心付けは必ず必要なものではありません。
また、地域の風習によって大きく異なります。

東京のように必須な地域もありますが、関西では不要であることが多数です。
心配な場合は、親戚や近所の方に聞くのも選択肢の一つです。

しかし、葬儀社や火葬場の職員に聞くのは、失礼にあたることがあるため注意します。
また、 葬儀の費用に心付けの値段が入っている時は、差し上げる必要はありません。

また、葬儀社の中には関係者の心付けをまとめて預かるという名目で多額のお金を要求する業者もありますが信用しないことをお勧めします。
渡さずに、自分たちで使うような悪徳業者もいます。

また、そういったトラブルを避けるために心付けを頂かないと社則で決められている所もあります。
その場合は無理に渡すようなことはせずに感謝の気持ちを伝えるようにしします。

無理に渡すとそれ相応のお返しが送られることもあるため逆に負担になることもあります。

心付けの相手別の金額目安とタイミング
香典金額
心付けを差し上げる人は

運転手
火葬場のスタッフ
葬儀を手伝ってくれた方
です。
以下でそれぞれについて詳しく説明します。

運転手
葬儀では、斎場から火葬場など移動のために何回か車に乗ります。
その感謝の気持ちとして心付けを差し上げます。

運転手の中で心付けを渡すのは

寝台車
ハイヤー
霊柩車
の運転手です。
それぞれについて詳しく見ていきます。

寝台車
お通夜の前に、自宅から葬儀場へ故人を運んでいただくのが寝台車です。

この心付けは 3,000円程度 が多いです。
遺体を車に入れたり、葬儀場で遺体をおろす作業を任せるため、多めにお礼として差し上げます。

渡すのは葬儀場へと移動する時が好ましいでしょう。
喪主は寝台車に乗るため、 車が出発する前に運転手へ渡す と円滑に進みます。

ハイヤー
葬儀の会場に向かうときは、喪主を除き寝台車に乗ることができないためハイヤーを使用します。
ハイヤーとはいわゆるタクシーのようなもので完全予約制になっています。

多くの場合、ハイヤーはタクシーよりも割高になっていますが、タクシーと違い目立つ必要がないため目安黒色で落ち着いた雰囲気の車です。

渡すのは、寝台車と同様に 出発する前 が理想ですが、 料金を払う時に一緒に渡しても問題ありません。

この時の心付けの目安は 1,000円程度 が多いです。

霊柩車
葬儀場から火葬場へ移動する時に、霊柩車を使用します。
ご遺体を乗せ、喪主が位牌を持って乗ります。

この時の心付けは 5,000円程度 が目安です。

渡すのは、寝台車やハイヤーの時と同様に出発する前に渡すと円滑に進みます。

火葬場のスタッフ
火葬場 遺骨処分
火葬場へ到着すると、火葬場のスタッフに手伝っていただきます。
人が多いため、一人ずつ渡すのが困難である時は代表者へ心付けを渡しても問題ありません。

火葬場のスタッフで渡す人は

火葬場の職員
休憩室の職員
料理のウェイター
です。
それぞれについて詳しく見ていきます。

火葬場の職員
火葬場では、遺体の火葬をしてもらって骨壺に遺骨を詰めるための手伝いをしてもらいます。

遺体を直接扱ってもらうため、金額の目安が高くなっています。
渡すときは、火葬場に到着したら代表の方にお渡しします。

火葬場の職員への心付けは 5,000円程度 が目安になっています。

しかし、 公営の火葬場の職員は公務員のため心付けは賄賂とみなされるため渡すことはできません。

休憩室の職員
火葬場の休憩室では、遺体の火葬に時間がかかるため、休憩するに時に使います。

アテンドされたときに差し上げるとよいでしょう。
しかし、喫茶室のように飲み物や軽食が有料の場合はサービス料金に含まれているため不要です。

もしも、幼い子供や車いすなど足の悪い方の世話などを手伝ってもらう場合は多めに包みます。
休憩室の職員への心付けは 2,000円程度 が目安になっています。

料理のウェイター
火葬が終わり、遺骨を骨壺に入れた後は会食として精進落としを食べます。

料理を配膳する人は、料理だけでなくジュースなどの飲み物を運んでくれますし、幼い子供がいる場合はお世話を頼むこともあります。

席に案内されたときにお渡しする と円滑に進みますが、それが厳しい場合でも会食が終了するまでにはお渡ししします。

料理ウェイターへの心付けは一人あたり 1,000円 が目安ですが、人数が分からない場合はまとめて 10,000円 を代表の方にお渡しします。

葬儀を手伝ってくれた方
お葬式やお通夜では、葬儀社のみならず親戚や親しい友人などにも葬儀を手伝っていただきます。

身内であれば心付けを包まない場合もありますが多いにはお礼をします。

その場合に主に渡す人は

世話役
受付
を行ってもらった方にお包します。
以下では、その内容ごとに説明します。

世話役
大規模な葬儀を行う場合は案内役や司会を行ってもらうことになります。

お通夜と葬儀で違う方が世話役を行う場合は、別々に心付けをお渡しします。
世話役の方が会場に着き挨拶と流れの確認が終わった段階でお渡しします。

お世話役代表者には 10,000円程度 、そのほかのお世話係には 3000円程度 ずつお渡しします。

受付
葬儀の受付は、いただいた香典の管理も行うため葬儀社ではなく親戚や親しい知人にお願いすることが一般的です。

当日に受付の説明を行う時にお渡しすると円滑に進みます。
遠くから来ていただく際は、別途御車代や宿泊費を渡すこともあります。

受付の方には3,000円程度お渡ししましょう。

身内や親戚なら 3,000円程度 、知人なら 5,000円程度 が目安です。

渡す人と金額の目安をまとめると以下のようになっています。

渡す人    目安
寝台車の運転手    三千円
ハイヤーの運転手    千円
霊柩車の運転手    五千円
火葬場の職員    五千円
休憩室の職員    二千円
料理ウェイター    千円
世話係    三千~一万円
受付    三千~五千円
葬儀・葬式の心付けの入れ方
封筒 白無地
心付けは現金をそのまま渡すのではなく、 白の封筒など 袋に入れます。

心付けの封筒はお札を折らず入れられるような長さの白い封筒に入れます。
千円などの額の場合はポチ袋を使用することもありますが、多くの場合は白の封筒に入れます。

オキナ ホワイト封筒100 長3 郵便枠無し WP600N 100枚入
オキナ ホワイト封筒100 長3 郵便枠無し WP600N 100枚入
927円
www.amazon.co.jp
amazonで商品を見る
また、白い封筒に表書きを書くのが煩わしい場合は「志」とプリントされた封筒を購入することが可能です。

マルアイ 万円袋 縁のかたち 志 2枚入x10パック ノ-ユカ662x10P
マルアイ 万円袋 縁のかたち 志 2枚入x10パック ノ-ユカ662x10P
2,450円
www.amazon.co.jp
amazonで商品を見る
葬儀・葬式の心付けの表書き
香典
白い封筒の表書きに、 「御礼」もしくは「志」 と書きます。

表書きは、心付けに関しては黒いサインペンでも筆ペンで書いても決問題ありません。

表書きを書かない場合でも心付けの送り主が分かるように 名前を裏に書きます。
フルネームである必要はありませんが苗字を縦書きで書く決まりあります。

連名になる時は、横並びで左から順に書きします。

葬儀・葬式の心付けのマナー
マナー
心付けについてここまで誰に渡すのかや心付けとは何かについて説明してきました。
ここでは、マナーについてみていきます。

葬儀や葬式の心付けのマナーは

手渡しする
新札で渡すのか?
の2つです。
以下ではそれぞれについて詳しく見ていきます。

手渡しする
心付けは直接渡すのがマナーです。
葬儀の手配や故人のことを思うとできる限り煩わしいことは減らしたいと考えるのは自然な流れだと思いますが、人に頼むことなく直接感謝の気持ちを添えて渡しします。

新札で渡すのか?
心付けは、 新札でも旧札でも問題ありません。
新しく新札を用意する必要はありませんが、あからさまに古いと感じるお札は失礼にあたります。

心付けは多くのお札を用意することになるため、早めに準備しておくとよいでしょう。

葬儀の時に大切なもの
今回の記事では、葬儀の心付けについて以下の内容で説明しました。

葬儀・葬式の心付けとは
葬儀・葬式の心付けは必要?
心付けの相手別の金額目安とタイミング
葬儀・葬式の心付けの入れ方
葬儀・葬式の心付けの表書き
葬儀・葬式の心付けのマナー
人が亡くなることはどの人にとっても悲しいことで、その中で葬儀の手配や準備を行わなければなりません。

葬儀は、その人にとって一回しかないのでトラブルや間違いがないように行いたいものです。
そして、葬儀を行う上で多くの人に手伝ってもらう中で感謝の気持ちを持ち、それを伝えることは大切なことです。

RELATED