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葬儀

2024.04.30

葬儀での心づけとは?相場は?渡す時の挨拶や封筒を解説!注意点も

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心づけとは、お世話になった方や感謝を伝えたい方に渡す金銭(チップ)のことを指します。
心づけは、結婚式や葬儀において渡すことが多いですが、一体どのくらい必要なのでしょうか?

今回の記事では、葬儀における心づけの金額相場に加えて渡すタイミングや注意点等の疑問点を詳しく解説していきます。

心づけとは
心づけとは 日本の古来から伝わる慣習で、お世話になった方や特別な配慮への感謝を表すために渡す金銭 を指します。
金額については地域で異なり、まったく用意しない地域もあります。

葬儀における心づけは、特に霊柩車やバスの運転手、葬儀場のスタッフ等に 感謝を込めて渡す金銭(チップ) のことを指します。
しかし、公営の施設では職員への心づけを禁止する所が一般的です。

葬儀会社も心づけを含めた料金を設定している業者が多いので追加で用意する必要はありません。

心づけは感謝の気持ちを伝えたいと思う方に特別に渡せばよいでしょう。


心づけを渡す相手と相場
料金
心づけは特にお世話になった方に渡すものです。
葬儀において極めて重要な役割を果たす方を以下に紹介します。

運転手
火葬場スタッフ
葬儀を手伝ってくれた方々
僧侶
運転手
葬儀の際は葬儀場、火葬場の移動を車でします。
そのため、霊柩車、寝台車、マイクロバス、ハイヤー等の運転手の方にはとてもお世話になります。

心づけの相場はそれぞれ異なるので、以下で解説します。

相手    金額相場
霊柩車    5千円程度
寝台車    3千円程度
マイクロバス    2千円程度
ハイヤー    千円程度
火葬場スタッフ
葬儀を終え後は火葬場のスタッフの方々がお手伝いしてくれます。
スタッフは火葬場係員・休憩室係員・料理配膳人等担当する作業はさまざまです。

多くの方が葬儀の手伝ってくれるので、一人ひとりに心づけを渡すのは困難です。
こうした場合は代表者の方にまとめて心づけを渡します。

しかし、それではどれくらいの金額を火葬場への心づけとして準備すればよいかわからない方も多いと思いますので、以下で心づけの目安を確認します。

相手    金額相場
火葬場係員    5千円程度
休憩室係員    2千円程度
料理配膳人    千円程度
葬儀を手伝ってくれた方々
葬儀は葬儀会社・火葬会社のみならず、親戚・知人・友人の方々にも手伝ってもらう場合がほとんどです。
その際の作業は受付係・案内係・世話係等さまざまです。

わざわざ手伝ってくれた親戚・知人・友人の方々には 必ずお礼の品を持って挨拶をしに行きます 。
その場合の心づけの金額は以下の通りです。

相手    金額相場
受付係    3千円~5千円
案内係    3千円程度
世話係    3千円程度
なお、各係の中心的な取りまとめ役の方には1万円程度の心づけが妥当でしょう。
また、親戚よりも知人・友人への心づけの方を少し多めに包むというような配慮もできるとよいでしょう。

僧侶
僧侶への心づけはお布施として渡します。
相場は 20万円 程度が一般的です。

葬儀会社に手配を依頼する際はすでにお布施代が含まれる場合もあるので事前に確認しておきましょう。


心づけを渡す時の挨拶
葬儀を手伝ってくれた方々にしっかりと感謝を伝えるため、心づけを渡す際は何か一言添えられると尚よいでしょう。


「この度は誠にありがとうございました。些少ではございますが、どうぞお納めください。」

上記のような心づけを渡す際の決まった挨拶があるわけではありませんが、無作法にならないような注意が必要です。


心づけを渡すタイミング
僧侶、坊
作業の内容が異なるため、心づけを渡す適切なタイミングもさまざまですので、以下の順番で解説します。

運転手
火葬場スタッフ
葬儀を手伝ってくれた方々
僧侶
運転手
運転手の方には 火葬場へ出発する前又は火葬場から戻った後 に渡すのが適切でしょう。
移動ばかりに気をとられて心づけを渡すタイミングを逃さないように注意します。

火葬場スタッフ
火葬場スタッフは人数が多く、一人ひとりに渡すことが困難なため、代表者にまとめて渡すようにするとよいでしょう。
火葬場に到着してすぐ渡す のが適切と思われます。

休憩室係員に対しては案内をしてもらう時 に渡しましょう。
料理配膳人にも同様に席に案内されたタイミング で渡します。

葬儀を手伝ってくれた方々
特に身近な方に手伝ってもらう場合心づけを準備しないケースもありますが、 基本的にはしっかりとお礼をするのが一般的 です。
葬儀の当日は慌ただしく余裕がないこともあるので、 葬儀を終えて落ち着いた翌日に、菓子折り等をもって挨拶回りを行います 。

その際はお礼の言葉をしっかりと伝えられるとよいでしょう。

僧侶
葬儀が始まる前には僧侶に挨拶するタイミング があります。
その時に、お布施を渡します。

僧侶がお布施を受け取らない場合は無理に押し付けず、引き下がります。

相手    タイミング
運転手    火葬場へ出発する前または火葬場から戻った時
火葬場スタッフ    火葬場に到着してすぐ・案内してくれる時
手伝ってくれた人    葬儀の翌日に挨拶回り
僧侶    葬儀が始まる前

心づけを入れる封筒
お布施
心づけを渡す際は金銭(チップ)を直接渡すのではなく、不祝儀袋または封筒等にしっかりと入れた上で渡すのがマナーです。
その際の 封筒は無地の白色の封筒を使用します 。

少額の心づけの場合はポチ袋でもよいですが、金額が5千円以上であれば、白封筒を使用します。
心づけのお札は新札を準備する必要はありませんが、あまりに使い古されたお札は控えた方がよい でしょう。

また、葬儀を行う際には身内の方のみならず、外部の方にもお世話になる機会が多いので、心づけのための封筒等は多めに準備しておくとよいでしょう。

表書き
心づけの封筒には表書きをしっかりと書き込みます。
その際は 薄墨で「志」「心づけ」「御礼」などと記します 。

僧侶に対する心づけは薄墨ではなく、黒のサインペン・筆ペン等で「御布施」と記すかまたは何も記入しないでおきます。
また、封筒の裏側には名前を左下あたりに書いておくとより丁寧でしょう。


心づけの注意点
注意点
心づけは前述したように、必ず渡さなければいけないものではありません。
喪主が葬儀を通してお世話になった方に任意で渡します。

そのため、心づけを強制されることは決してありません。
しかし、葬儀会社の中には必要経費として心づけを追加徴収する業者がいるそうです。

しっかりと見積もりを事前に確認し、信頼のできる葬儀会社に依頼 します。
また、葬儀の段取り等によって心づけをお世話になった方に直接渡せないことも多々あります。

こうした場合は他の方に代わりに渡してもらうこともできますが、 不要なトラブルを避けるためにも心づけは自らが直接お世話になった方に渡す ことをお勧めします。

ポイント    説明
①    事前に明細をしっかり確認する
②    心づけは直接渡す

思いやりの心づけ
今回の記事では葬儀における心づけについて金額相場や渡し方、注意点等を詳しく説明してきました。
故人がなくなられて、気持ちの整理がつかない状態で行う葬儀は経済的・精神的な負担が多くあることでしょう。

だからこそ、お世話になった方感謝を込めて心づけを渡します。
協力者ごとに適切な金額があるので事前にきちんと確認しておきます。

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