妊婦さんが葬儀に参列する時の注意点
! 注意
妊婦の方が葬儀に参列する場合は、どのような点に注意したらいいのでしょうか?
妊婦さんでも近親の方の不幸を聞いた際には、お葬式に参列するのが常識です。
その際に、注意してほしい点が多々あるため見ていきます。
ここでは、6つ紹介していきます。
匂いに注意する
妊娠していることを伝える
季節や場所に注意する
なるべく妊娠5ヶ月以降に参列する
故人の親族に参列可能か確認する
臨月の時期は参列を避ける
匂いに注意する
妊娠しているときは、妊婦の方は匂いに敏感になります。
線香の匂いは、思っているより消えなくそれにより妊娠中の方の体調が悪くなるという可能性も考えられます。
特につわりがひどい方などは、より注意することが必要になります。
無理をせず、厳しい場合は葬儀中でも近くの方に声をかけるようにしましょう。
妊娠していることを伝える
親族の方や顔見知りの方には、妊娠中ということを知らせるようにしてください。
理由としては、妊婦の方に何かあった際にすぐに対応できるためです。
また、災害などがもし起こった場合にも対応することが可能になります。
妊娠初期の場合でも、いつ何があるかわかりません。
妊娠していることがわかっている場合は、必ず伝えるようにしましょう
季節や場所に注意する
妊婦の方が葬儀に参列する場合は、季節や場所にも注意しなければいけません。
妊婦の方は、いつもより体温が高く汗をかきやすいです。
そのため、夏は一般の方よりも熱中症になりやすいです。
また、冬には寒さにより血流が悪くなるため手足がむくんだり、風邪を引きやすくなるため注意をすることが必要です。
葬儀場が室内であればそんなに問題ありません。
しかし、屋外で執り行われる場合もあります。
そのため、体調を崩さないように注意しましょう。
事前に、葬儀を行う場所をあらかじめ確認しておくと安心です。
なるべく妊娠5ヶ月目以降に参列する
妊娠5ヶ月目以降は、安定期に入ります。
そのため、それまでよりは不安なく過ごせるかと思います。
妊娠5ヶ月目に達していなく不安な方は、お葬式に参列することを辞退することをお勧めします。
無理をすると、お葬式に参列している方達にも迷惑になります。
そのため、無理をしないようにしましょう。
故人の親族に参列可能か確認する
お葬式を何事も問題なく終えたいため、妊婦の方の参列を断るというケースも考えられます。
そのため、事前に妊娠している事を伝え、それと同時にお葬式に参列可能か聞くようにしましょう。
断られた場合は、お葬式が終わって、妊娠の期間が終わった後に改めて訪問することをお勧めします。
臨月の時期は参列を避ける
臨月の時期は、いつ出産になってもおかしくない状態です。
そのため、参列することは避けることをお勧めします。
また、妊婦の方が急に具合悪くなり、お葬式が中断してしまっては、親族の方や参列者の方に迷惑がかかります。
臨月の際には、その都度をお伝えし、参列を辞退しましょう。
妊婦さんが葬儀に参列する時の服装
では、妊婦の方は葬儀の場合にはどのような服装をすればいいのでしょうか?
まずは、体を締めつけすぎない服装を選ぶようにすることがお勧めです。
葬儀では、立ったり座ったりを繰り返すことが多いです。
そのため、お腹周りに余裕をもたせられるワンピースなどの着用をお勧めします。
また、体を冷やさない服装をする事を心掛けましょう。
妊婦 喪服
腹巻きなどお腹を冷やさないアイテムを持っている方は、着用すると風邪を予防できます。
特に夏の暑い日には室内では冷房が効いています。
そのため、体温が下がりやすくなり血流が悪くなるため、妊婦の方にしてみれば良い状態ではないです。
また、厚めのストッキングを着用することもお勧めです。
理由としては、体温が下がると、足元は特に冷えやすくなるからです。
そのため、少しでも体温を上昇させるためにも足の暖かさを確保すると良いです。
しかし、ストッキングの締めつけが嫌だという方もいらっしゃるかと思います。
そのような方は、無理に着用をしなくても良いです。
また、妊婦の方が転んでしまっては、母体に影響が出てしまいます。
そのため、 できるだけかかとの低い靴を選ぶことが重要です。
光沢が入っている靴はマナー的に禁止です。
シンプルな黒の靴を履くようにしましょう。
妊婦さん以外の服装についてはこちらで詳しく説明してます。
【図解】葬儀・通夜の服装を女性・男性・子ども別に!夏冬や平服の時も解説
第三人生編集部
妊婦さんが葬儀に参列する時の持ち物
参列者
妊婦の方が葬儀に参列する場合は、どのような持ち物を持参して行ったらいいのでしょうか?
ここでは、お勧めの持ち物を2つ紹介します。
膝かけ
お菓子
膝かけ
葬儀の会場は、冷房が効いているところもあります。
妊婦の方にとって、体を冷やすことは厳禁です。
また、体が冷えすぎることによって風邪を引いてしまう心配もあります。
特に冷える下半身を、ひざ掛けなど体を覆ったくれるものを使用し、体を温める事を心掛けましょう。
ストッキングなど体に身に付ける物とは異なり、締めつけられる心配がありません。
そのため、安心して使用する事ができます。
お菓子
ガムやグミなどのお菓子を持参することはお勧めです。
理由としては、妊婦の方はつわりで具合が悪くなったり、低血糖によりめまいを起こしたりすることが多いからです。
そのような際に、音やニオイなどを気にしないで食べることができる小型のお菓子を持っていると、体調が悪くなる事を防いだり、和らげたりすることができます。
しかし、葬儀の最中にお菓子を食べることはマナー的によくありません。
そのため、事前に断りを入れてから食べるようにしましょう。
一般の方の持ち物
葬儀 持ち物一覧
妊婦さんでも一般の方の持ち物、つまり普通の持ち物を持っていく必要があります。
主に画像のようなものは持っていくことをお勧めします。
さらに詳しい持ち物は以下の記事を参考にしてください。
葬式の持ち物をチェックリストで解説!香典・袱紗・数珠、服装も
第三人生編集部
葬儀の途中で体調不良になったら
では、葬儀の途中で体調不良になった場合はどのような対処をするのが正しいのでしょうか?
基本的に、葬儀の最中に退出することは失礼になります。
しかし、妊婦している方の場合には体調が悪くなりやすく、やむを得ず退出しなければいけないという場合も考えられます。
そのような場合には、遺族の方へなるべく失礼のないように退出しなければいけません。
やむを得ず途中で退席する場合には次の4つのことに注意しましょう。
可能ならば、お葬式が始まる前に喪主の方へ葬儀を途中退席するかもしれない旨を伝える
受付で香典をお渡しする際、葬儀社のスタッフへ途中退席するかもしれない旨を伝える
葬儀会場では迷惑にならないように後方の端の席へ座るようにする
焼香をした後は、雰囲気を壊さないためにも静かに会場を出るようにする
葬儀の最中の退席は基本的に避けたいです。
しかし、やむを得ない場合は、無理をせず静かに退席するようにしましょう。
会場のスタッフへの方へ事前に妊娠していることを伝えておくと、退席しやすい末席を用意してもらえる場合もあります。
途中退席する場合は、遺族の方や周りの雰囲気を壊さない事を心掛けましょう。
妊婦さんが葬儀に欠席する時
葬儀の欠席
妊婦の方が葬儀を欠席する場合は、どのような点に注意すればいいのでしょうか?
基本的には、一般の方とあまり変わりません。
妊婦の方は、自分の体調を考慮した上でお葬式を欠席するという選択することもあります。
お葬式を欠席する事は仕方がないことであるため、無理をする必要はありません。
しかし、欠席した場合には、弔意をしっかり示すようにしましょう。
弔意を表す方法は、3つあります。
弔電を送る
香典をやお悔やみ状を送る
葬儀後に直接弔問する
葬儀後に、直接弔問することが1番丁寧な方法です。
弔問する際は、事前に親族の方に連絡してからの方が良いです。
葬儀に欠席する場合は、早めに連絡した方が良いです。
欠席するのが分かった時点で、連絡するようにしましょう。
弔電については、こちらの記事を参照してください。
弔電の送り方は?どんな時に送ればいい?料金、文例、注意点も
第三人生編集部
妊婦さんの体を第一に
この記事では以下のことについて見ていきました。
妊婦さんが葬儀に参列する時の注意点
妊婦さんが葬儀に参列する時の服装
妊婦さんが葬儀に参列する時の持ち物
葬儀の途中で体調不良になったら
妊婦さんが葬儀に欠席する時
妊婦の方の場合には、一般の方より注意しなければいけない事が多いです。
まずは、お腹の中にいる赤ちゃんのためにも無理はしないようにしてください。
体を冷やさないようにすることが大切になってきます。
風邪などにも十分注意するようにしましょう。
体調が悪くなった場合は、無理をせず近くのスタッフや知り合いの方に助けを求めるようにしてください。
また、少しでも体調に不安がある場合には、葬儀に出席する事を検討するようにしてください。