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健康

2025.02.17

高齢者が大変なことやよくある困りごとは?対処方法やQOL向上で意識すべきことを解説

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この記事では、シニア世代が大変なことやよくある困りごとについて解説します。対処方法やQOL向上で意識すべきこともご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

歳を重ねると、体力的な疲れや筋力の低下などに伴い、ゴミ出しや普段の料理など日常のさまざまなことで困りやすくなります。

そのため、日頃から運動習慣を取り入れるなど何らかの対処をすることが大切です。

この記事では、シニア世代が大変なことやよくある困りごとについて解説します。対処方法やQOL向上で意識すべきこともご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

高齢者に多い大変なこと・困りごと

膝を痛めるシニア情勢と介護士
60代を超えた方に多い大変なこと・困りごとは以下の通りです。
・ゴミ出し
・階段の上り降りや立ち座り
・料理
・疲れやすい
・人とのコミュニケーションが少ない
それぞれの内容について詳しく解説します。

ゴミ出し

まず挙げられるのはゴミ出しです。歳を取り、筋力が落ちたり疲れやすくなるとゴミ出しのような少し重いものをもって運ぶ動作が難しくなります。

ゴミ出しでは生ごみをはじめ、燃えないごみや粗大ごみなどを取り扱うこともあるでしょう。家族に手伝ってもらえる場合は問題ありませんが、1人で運ぶとなると困難なものもあります。

環境省のアンケート調査によると、現在34.8%の地方公共団体で高齢者ゴミ出し支援制度が導入※1(令和3年1月現在)しているとのことです。サービスを上手く活用して処分するのもよいでしょう。

参照: 環境省 高齢者ごみ出し支援制度導入の手引き

階段の上り降りや立ち座り

建物内での移動も歳を重ねると困りごとにつながります。これまでは問題なかったことでも、身体的な衰えによって難しくなるためです。

例えば、階段を上り降りするのが疲れたり段差につまずきやすくなったりなどが挙げられます。ほかにも、手をつかないで立ち上がるのが難しい、歩き続けるのが苦しいということもあるでしょう。

これらは、主に筋力や体力の低下が原因として考えられます。そのため、日常的な運動を習慣づけたりスクワットなどの簡単な筋力トレーニングを取り入れてみるのがおすすめです。

下記記事では、60代を迎えた方からでも始められる筋力トレーニングについて解説していますので、ぜひ参考にしてください。

料理

毎日の料理で困っているシニア世代の方も少なくありません。調理が面倒というだけでなく、調理でキッチンに立ち続けることが難しかったり、無理をしてケガをしてしまったりなどさまざまです。

また、中には自炊に慣れていない方もいるでしょう。自炊に慣れていない方は、料理のレパートリーだけでなく味付けや栄養バランスの面でも困りがちです。

まずは、ケガをしにくいようIHクッキングヒーターや自動調理鍋を活用したり、ヘルパーさんに作り置きしてもらうことをおすすめします。ほかにも、宅配弁当のサービスを活用してみるのもよいでしょう。

疲れやすい

60代を超えてくると体力の低下によって疲れやすくなります。疲れやすいことで、日常生活や日々の動作の中で気怠さを感じることも多いでしょう。

例えば、ここまで解説した料理であったり階段の上り降りであったりも疲れやすさが原因で大変だと感じやすくなります。体力の低下を最小限に抑えるための運動を日頃から取り入れられるかが大切です。

人とのコミュニケーションが少ない

年齢に関係なく、社会人になってからは「コミュニケーションを取る相手が仕事関係の人だけだ」という方もいらっしゃるでしょう。

さらに60代を超えてくると、仕事関係の人と会話することも少なくなっていき、自分から積極的に動かなければ人とのコミュニケーションも少なくなってきます。

定年を迎えた方であれば、家族以外で会話することがないということもあるでしょう。

人とのコミュニケーションが少なくなると認知症リスクが高くなるとされています。日常生活の中で人とのコミュニケーションを取る機会をどう生み出すかが大切です。

例えば、自分が好きなことや始めてみたいことを趣味として取り入れてみましょう。絵画や手芸、料理やスポーツなど趣味を始めることで同じ趣味を持った人とのコミュニケーションが図れます。

趣味によってはさまざまな年代の人とのコミュニケーションが図れるため、より充実した日々を過ごせるでしょう。

下記記事では、おすすめしたい習い事や趣味を解説していますので、ぜひご覧になってください。


シニア世代がQOLを意識する上で大切なこと

二世帯家族の集合写真
QOL(クオリティオブライフ)は、直訳すると「生命の質」「生活の質」となり、いきがいや生活の満足度というような意味があります。

シニア世代がこのQOLを意識する上で大切なことは、以下の通りです。
・安否確認できる状態を整える
・生活サポートのサービスを利用する
・家電を見直す
それぞれの内容について詳しく解説します。

安否確認できる状態を整える

どのくらいのサポートが必要なのかは、人それぞれで異なります。サポートの重要性が高い方の場合、まずは安否確認できる状態を整えることが大切です。

例えば、一人暮らしの方であれば、「見守りサービス」などの安否確認サービスがおすすめです。定期的に巡回に来てもらい様子を確認してもらうだけでなく、センサーやカメラを使用して、状況を把握してもらうことができます。

自分に何かあったときに備えて利用を検討してみましょう。

生活サポートのサービスを利用する

生活サポートのサービスを利用するのもおすすめです。生活サポートを利用することで、自分が苦手とする家事を楽に済ませられる可能性があります。

該当するサービスとしては、例えば「家事代行サービス」があります。家事代行サービスは、高い家事スキルを有した方に掃除や料理などを代行してもらうサービスです。

自分が無理に動かなくても栄養バランスのとれた食事を食べることや、きれいな部屋を維持することなどが可能です。

上手く活用しつつ、定期的に自分でも家事してみることで、より充実した生活を送れるでしょう。

家電を見直す

日常生活を快適に過ごすため、家電製品を見直すのも1つの方法です。家電を上手く活用すれば、大変なことでも簡単に済ませられる可能性があります。

例えば、毎日掃除するのが苦手・大変だと感じる方の場合、お掃除ロボットを導入することで楽にできる可能性があります。

ほかにも、料理が苦手な方であれば全自動調理器を使うのもよいでしょう。スマートフォンなどで電子レンジで簡単にできるレシピを調べて手早く作るのもおすすめです。

最初は家電製品の使い方を覚えることに苦労するかもしれませんが、日常生活を快適にするためにも、ぜひ見直しをおすすめします。

困りごと・大変なことを解決に導く対処法

健康とお金
困りごとや大変なことというのは、人それぞれ異なると思いますが、少なからず健康やお金に関する悩みを抱えているのではないでしょうか。

ここではそんな悩みのタネを解決に導くための対処法を紹介します。
・運動を生活習慣に取り入れる
・資産運用や生活費の管理を意識する
それぞれの対処方法について詳しく解説します。

運動を生活習慣に取り入れる

体力的な疲れを解決するために運動を生活習慣に取り入れるのがおすすめです。運動不足に陥ることで、生活習慣病や転倒増加の原因にもつながります。

厚生労働省でも運動が推奨されており、以下のような個人目標が設定されています。
▼年齢や能力に応じて以下の社会参加活動のうち1つ以上行う
・能力や体力に応じた仕事(フルタイム、パートタイム)
・知識や経験を生かした地域活動やボランティア活動
・知的文化的学習活動 興味や関心を生かした趣味や稽古ごと

▼年齢や能力に応じて以下の運動のうち一つ以上行う
・ストレッチングや体操を1日10分程度行う
・散歩やウォーキングを1日20分程度行う
・下肢および体幹部の筋力トレーニングを1週間に2回程度行う
・レクリエーション活動や軽スポーツを1週間に3回程度行う
運動はいつから始めてもメリットのある習慣です。身体に負担がかからないよう、無理のない範囲でゆっくりと始めていくことをおすすめします。

資産運用や生活費の管理を意識する

お金の面で困ったり悩みを抱えていたりすることもあるでしょう。少しでも不安を和らげるため、資産運用や生活費の管理を意識することが大切です。

例えば、老後資金の準備の1つとしてつみたてNISAがあります。60代から積み立てNISAを始めても全然遅くはありません。

今の段階で使う予定のないお金などを資産運用に回すことでお金の面で少し不安を減らせる可能性があります。

また、生活費の管理を意識するのもおすすめです。毎月どれくらいの生活費がかかっているのか把握することで、節約を意識できたり定年後で仕事を探す場合でも収入の目安を立てやすかったりします。

下記記事では、NISA含めた老後の資産形成について解説していますので、参考にしてください。

まとめ

60代を超えると、体力的な疲れやすさから日常的な動作・家事が難しくなってきます。料理や掃除だけでなく、階段の上り降りや立ち座りなど簡単な動作でも疲れを感じやすくなるでしょう。

対処方法としては、運動習慣をつけることです。シニア世代にも向いているスポーツや簡単な筋トレを取り入れることで健康的な状態を長く維持できます。また、金銭的な不安に関しては資産運用などがおすすめです。

この記事の内容を参考に、大変なことや困りやすいことの解決に必要な情報を把握し、日々を快適に過ごしましょう。

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