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葬儀

2024.04.30

法事・法要の案内状の例文・テンプレートと書き方のマナー、送り方

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法事・法要の案内状を書く際には、書く内容や送り方、やってはいけない注意点などの決まりがあります。例えば、頭語+結語や時候の挨拶を入れなくてはいけない、などがあります。案内状の書く流れ、いつまでに出すのか、やってはいけない注意点について例文を用いて説明していきます。

法事・法要の案内状の書き方
法事・法要の案内状の書き方に関しては以下の項目に沿って解説していきます。

書く前に知っておくべきこと
頭語+結語
時候の挨拶
故人との続柄および名前
日時と場所
法事・法要の内容
会食(お斎)について
差出し人の住所、氏名
書く前に知っておくべきこと
法事・法要の案内状とは
生前にお世話になった方や関係のある方にこれらの儀礼が行われることをお伝えする大事なものです。
(近親者で済ませる場合は、電話などでも大丈夫です。)
ポイントとしては、「誰の」「何回忌(何日忌)」を「いつ」「どこで」行うのかを正確に伝える大事なものです。

やってはいけない注意点
案内状の送るうえで、やってはいけないことが注意点あります。
①書状を封筒で送る際は、二重封筒を使用しない。
 (不幸が重なる、という意味合い)

②文中に句読点を使用しない。
(法事や葬儀が滞り無く進むために途中で区切るための句読点を用いない、などの諸説)

目安としては法事・法要の1か月前あたりに送ります。1か月半前から、書き始めておくとよいでしょう。

それでは書く内容について説明していきます。

頭語+結語
案内状を書く際には、文頭に頭語、文末に結語を入れます。頭語と結語は、決まったセットがあります。
例)
文頭が「拝啓」ならば文末は「敬具」
文頭 が「謹啓」ならば文末は「敬具」など。

時候の挨拶
「時候の挨拶」とは季節を表した挨拶のことです。頭語の後に、時候の挨拶を入れます。
長文になってしまう場合やスペースが足りない場合などは、時候の挨拶は省略できます。その場合、頭語のあとに「皆様におかれましては…」と続きます。

時候の挨拶の一例を紹介します。

1月    厳寒の侯
2月    余寒の侯
3月    早春の侯
4月    陽春の侯
5月    新緑の侯
6月    梅雨の侯
7月    盛夏の侯
8月    残暑の侯
9月    初秋の侯
10月    秋冷の侯
11月    晩秋の侯
12月    初冬の侯
故人との続柄および名前
施主(法事・法要の当主)と故人との続柄と、故人の名前を書きます。

施主と故人の性が同じ場合は、名前だけを書きます。

亡祖父 ○男の〇周忌法要  
亡母 ○子の〇回忌法要 
施主と故人の性が異なる場合は、フルネームを書きます。

亡父 就活○男  
亡祖母 就活〇子
四十九日忌(七七日忌)の場合は、「忌明け」や「四十九日」のどちらかの言い方をします。

忌明けの法要を法要を営みたいと存じます。  
四十九日の法要をとりおこないます。
日時
法事・法要が行なわれる日、曜日、開始時刻を書きます。
通例、西暦はあまり使用しません。

場所
自宅で法事を行なう場合には、「自宅にて」などと記載します。
ホテルなどで行なう場合、住所だけでなく(○○駅南口徒歩〇分)などと書き添えると参会者に配慮が感じられます。

自宅にて  
○○寺(○駅〇口徒歩〇分)  
〇○ホテル(○駅〇口徒歩〇分)
法事・法要の内容
法事・法要は以下のようにいくつかに分かれています。

法要(僧侶の読経、法話、参列者の焼香)
お墓参り
卒塔婆供養
納骨
会食(お斎)
詳細を明記する必要はなく、どのような行事を行うのか内容を明記します。上記の行事をすべて行う必要はなく、主催者側で自由に決めることができます。

納骨に関しては、通例、四十九日に行われます。遅くとも、三回忌までには行われます。

会食(お斎)について
法要後、会食(お斎)を行う場合は、会食(お斎)について記載します。

法要後はささやかではございますが 自宅にて粗宴をご用意いたしております  
法要後は○○ホテルにてお斎を予定しております 
法要と会食(お斎)で会場が異なる場合には、会食(お斎)を行なう場所を記載します。

差出し人の住所、氏名
施主の氏名をフルネームで記載します。
都合により出欠の変更となる場合のために、施主の電話番号を載せます。
往復ハガキの宛名欄に記載するときには、氏名の下に「行」と印字します。

法事・法要の案内状の例文・テンプレート
①一周忌の案内状の例
謹啓 ○○の侯  皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます 
このたび左記日程にて 亡父 ○○の一周忌の法要を執り行ないたいと存じます 
ご多忙中誠に恐縮ではありますがご参会受賜りますようご案内申し上げます
敬具

日時 平成○○年○○月○○日(○曜日)午前○時○分より
場所 ○○寺
住所 ○○市○○町 ○-○-○
電話 ○○○-○○○-○○○○

なお法要後 同所にて供養の粗宴をご用意しております

平成○○年○月

住所 ○○市○○町 ○-○-○
電話 ○○○-○○○-○○○○

お手数ではございますが同封の葉書にて
○月○日までに返信にてご都合をお知らせ下さい
②四十九日の案内状の例
謹啓 ○○の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 
先般、亡父 ○男の葬儀に際しましては ご丁重なるご厚志を賜りまして 誠にありがとうございました
さて、来る○月○日は○男の七七日にあたります
つきましては○月○日(○曜日)午前○時より 菩提寺である○○寺において 四十九日の法要を営みたいと存じます 
法要後は供養のしるしにささやかではございますが 粗餐を差し上げたいと存じます 
その折には亡き父の思い出話などをお聞かせいただければ幸いでございます
お忙しいところ誠に恐縮ではございますがご出席くださいますようお願い申し上げます 
お手数ですが ○月○日までに同封の葉書にて ご返信いただければ幸いです 
敬具

      記
日時  ○月○日(○曜日)午前○時
場所  ○○寺  ○○市○○町 ○-○-○
電話  ○○○-○○○-○○○○

平成○○年○月○日
住所 ○○市○○町 ○-○-○
電話 ○○○-○○○-○○○○○○ ○○
○○ ○○
パソコンなどで作成される方は、一度テンプレートを作っておくと今後便利です。(一周忌、三回忌、、、)上記のテンプレートはご自由にお使いください。

法事・法要の案内状の送り方
喪服
出す際に必要なもの
 案内状を出す場合は、書状を封筒に入れて送るの通例です。その際の封筒は、白い無地の封筒で、二重封筒は避けましょう。
封筒内には、書状と共に、出欠を確認するための返信用はがきも同封します。

白い無地の封筒(二重封筒は避ける)
案内状
返信用はがき
最近では、書状、封筒、返信用はがきをまとめた、往復はがきで送る略式もあります。

いつ頃出すのか
 目安としては法事・法要の一か月前あたりに送ります。

送る前のチェック項目
内容に不備がないか
書面に句読点(、。)が使用されていないか
封筒は白い無地
返信用はがきを入れたか
二重封筒になってないか
マナー上、法事・法要の案内状に句読点は用いません。また、二重封筒も重なっている様子が不幸が重なるとされ、マナー違反になりますので注意してください。

【コラム】一周忌の案内状
一周忌は、亡くなってから満1年目の祥月命日(しょうつきめいにち)に行ないます。特に、一周忌と三回忌は、身内以外にも案内状を出すのが一般的です。
また、納骨は四十九日に行われるのが通例ですが、一周忌法要の時に行なわれることもあります。そういった場合は、案内状には「一周忌の納骨法要」といった表現を記載します。

法事・法要の案内状のポイント
案内状は、「誰の」「何回忌(何日忌)」を「いつ」「どこで」行うのかを正確に伝える大切なものです。

頭語+結語
時候の挨拶
故人との続柄および名前
日時
場所
差出し人の住所、氏名
といった流れで書いていきます。記入に漏れがないか、きちんと記載されているかきちんと確認してから送りましょう。

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