喪服に合わせるコートを男性・女性別に解説!色や丈、マナーや販売場所も!
喪服のコートを選ぶことには、どういったポイントに注意しておくべきでしょうか。
こうした場に慣れていない人は、コートならとくに意識をして選ばなくても良いと考えてしまうかもしれません。
喪服のコートでも色や素材などを重視する必要があるのです。
最適な喪服のコート選びなどについて詳しく解説していきます。
そもそも喪服とは?
そもそも喪服とはどういった服を指しているのでしょうか。
意外に知っているようで理解していない人が多いはずです。
とくに喪服用のコートとなると、難しく考えている人も多いでしょう。
喪服とはその名の通り、喪に服している格好になります。
礼儀を意識するべき服装である必要があります。
つまり、そうした喪服とは礼服を意味しているのです。
例えば男性として考えれば、喪服とはモーニングやブラックスーツ、和装などがイメージできるはずです。
女性の場合にも、基本的な考え方は同じに成ります。
あくまでも礼服に合うコートを選んでおけば間違いありません。
一般的には無地でブラックのコートを選ぶことになるはずです。
喪服のコート【レディース】
それでは喪服のコート、レディースの色やデザインをご紹介します。
紺色の喪服コート
レディースの場合には、とくに喪服のコートには注意しておくべきでしょう。
場違いなコートのカラーを選んでしまうと、非常識な人と言う見方になってしまいます。
一番問題のないカラーはやはり紺色です。
そもそも、喪服のコートはレディースに限らずメンズにおいてもしっかりとした規定はありません。
礼服用コートとして考えれば、紺を選んでいくことが一番問題ありません。
どのような場面でも活用できますので、まずは紺色を選ぶことを想定してみてください。
紺色のコートであれば、しまむらなどでも簡単に購入できますので、ぜひ探してみてください。
茶色の喪服コート
喪服のコートに茶色を選ぶのには少し抵抗を感じてしまうかもしれません。
喪服や礼服は紺のカラーのイメージ強いため、茶色と聞くと場違に感じてしまうかもしれませんが、こげ茶のようなカラーであれば問題はありません。
茶色の他にもキャメルなどのカラーもそれほど大きく場違いな喪服のコートにはなりませんので、こげ茶系のカラーも選んでみてください。
選んではいけないコート
アクセサリー付きコート
喪服用のコートにアクセサリー付きのタイプを選ぶこともNGです。
コートの中にはデザインを重視していなくてもアクセサリーなどが付いており、見た目によっては派手に見えてしまうタイプもたくさんあります。
離れてみればアクセサリーは目立たないから良いと言うことではなく、そもそも喪服にアクセサリーはいけません。
これは喪服だけではく、直接身に着ける物でもアクセサリーは厳禁なので、必ず注意しておきましょう。
喪服のコート【メンズ】
それでは次にメンズ用の喪服のコートをご紹介します。
ブラックコート
やはり男性の場合には、喪服のコートはブラックコートが一番です。
一番、そのシチュエーションにしっくりとくるだけではなく、大人のイメージも出してくれますので、喪服用に限らず礼服としてブラックコートは持っておくべきでしょう。
こうしたブラックコートはユニクロなどでも簡単に購入することができます。
ウールやカシミヤを使用したデザイン
では、男性用の喪服のコートの場合には、どのような素材を重視するべきでしょうか。
これは女性用もそうですが、素材はウールやカシミヤがベストです。
コートによってはナイロン系のタイプもありますが、そうしたコート素材は光沢が出てしまいますので、喪服用としては適切ではありません。
カラーも重視するべきですが、素材も含めたデザインで考えておくことが重要なのです。
NGなコート
フード付きコート
コートを着る場面は、当然寒い時期になりますので、フード付きのコートでも問題はなく感じるかもしれませんが、喪服の場合においてはこのフード付きのコートはよくありません。
一見すると目立つようなものではないと感じますが、やはり喪服用のコートにフードが付いていることで、カジュアルな印象になってしまうのです。
カジュアルに見せないことは、喪服用のコートとしては必須なので、フード付きの喪服用コートは必ず避けましょう。
トレンチコート
トレンチコートはとくに問題がないように感じます。
大人の雰囲気に見えるトレンチコートなので、カジュアルな印象ではなくむしろフォーマルな印象をもたらせてくれます。
しかし、このトレンチコートも喪服用のコートとして考えるときには選ぶことは避けましょう。
トレンチコートもおしゃれなコートの部類なのです。
トレンチコートにもさまざまなタイプがありますが、いずれにしてもデザイン重視のコートなので避けるべきです。
喪服のコート【子供用】
子供用の喪服のコートはどうでしょうか。
子供用は大人用と違い、選びにくと感じるかもしれませんが、考え方としては大人のコートの選び方と基本は同じです。
それでは詳しく見ていきましょう。
紺色の喪服コート
紺色の喪服コートは、子供用にとってはベストはコートになると言えるでしょう。
子供用の場合には、完全なブラックコートにしてしまうと、かなり堅苦しいイメージが出てしまいますので、こうした子供らしい紺色の喪服コートを選ぶことをおすすめします。
喪服専用の子供用のコートを探すことはとても難しいので、子供用に至ってもしまむらやユニクロで探してみましょう。
紺色のコートであれば、比較的たくさんあります。
茶色の喪服コート
茶色の喪服コートも子供用であれば全く問題はありません。
この茶色も、こげ茶のような少し濃い茶色であれば、とくにカジュアルに見えることもなく子供用の喪服コートとして十分通用するでしょう。
どうしても茶色のコートは喪服用としては適さないと思ってしまうでしょう。
しかし、とくに子供用の場合には、このカラーの範囲であれば問題ありません。
Pコート
Pコートは大人用の喪服コートとしては間違いなく不適切
と言えます。
しかし、子供用の喪服コートであれば、このPコートは許される範囲だと考えておきましょう。
子供用の喪服コートを選ぶことはとても難しい面があります。
どのくらいまでが許されるのかと悩むことが多いかもしれませんが、ダーク系のカラーであればこうしたPコートでも子供用の場合には十分許されると考えておいて問題ありません。
要注意 アクセサリー付きコート
では、アクセサリー付きコートはどうでしょうか。
アクセサリー付きのコートは、子供用の喪服用のコートであっても避けるべきです。
とくにそのアクセサリーが外せるようなタイプの場合には必ず外して着させましょう。
ダーク系のカラーであれば、子供用の喪服コートの場合には許される範疇が広くなりますが、アクセサリー付きはできるだけ避けるべきです。
喪服のコートのマナー・注意点
喪服のコートを選ぶときには、最終的にはどのようなことを注意しておくべきでしょうか。
喪服のコートであれば、とくに意識する必要はないと考えている人も多いかもしれませんが、コートであってもマナーとして、必ず意識して選ぶことが重要なのです。
まず、重視しておくべきポイントは、やはりカジュアルでないと言うことです。
カジュアルな見た目になってしまうと、それは既に喪服のジャンルからは大きく外れてしまうことになります。
カラーに関しては、白や赤などの派手なカラーは、喪服用のコートとしては完全に使ってはいけないカラーです。
こうしたカラーの喪服用コートを着て行くことで、明らかに場違いになってしまうことはイメージできるでしょう。
全体的にはダーク系のカラーでも、一部こうした白や赤が使われているコートに関しても、選ぶべきではないカラーだと覚えておきましょう。
喪服において、「色」はとても重要な意味を持っていますので、必ず重視しましょう。
そして、素材にも注目しておくべきです。
カラーを重視すれば素材はとくに意識する必要はないという人も多いかもしれませんが、例えばレザーの素材や毛皮、さらには女性の場合にはファーがついたようなコートは喪服用のコートとしてはNGです。
とくに、レザー系は葬儀の場では殺生をイメージさせてしまいますので、完全な場違いだと覚えておきましょう。
また、カジュアルに見えてしまうような光沢のある素材についても、必ず避けましょう。
喪服のコートのおすすめ4選
ここでは、おすすめの喪服コートをご紹介します。
専門店で探せば、喪服とともに喪服用コートもあるでしょう。
例えば、洋服の青山ではこのようなコートも販売しております。
迷った場合は店員にアドバイスを受けるのも良いでしょう。
ユニクロ ウールカシミヤチェスターコート
暖かい素材であることはもちろん、喪服コートとしも一切違和感がないユニクロウールカシミヤチェスターコートは、さまざまな場面で活用できるコートです。
これだけ優れた素材を使っていながら、価格は20,000円以下なので、とてもお得です。
ユニクロ ブロックテックステンカラーコート
ユニクロのブロックテックステンカラーコートは、オンでもオフでも着こなすことができるコートとして人気があります。
気軽に着こなすことができますので、さまざまな場面で活用できます。価格もコートにしてはお手頃価格です。
喪服のコートのレンタル
喪服のコートはめったに使わない人も多いでしょう。
とくに若い人であれば、礼服用のコートとして選んでも、数年に一度しか着ることがないと言うことも珍しくありません。
こういった状況で、高価な喪服のコートを購入するのは抵抗を感じるときには、喪服のコートのレンタルサービスを利用してみましょう。
こうしたサービスを利用することは、最近では比較的ベーシックな方法であり、簡単に、そして安く利用できるメリットから多くの人が活用しているのです。
インターネットからサイズやデザイン、そして用途に至るまで細かく選んでいき、翌日には自宅に贈られてきますので、急な葬儀などでも十分利用可能です。
ただし配送トラブルなどですぐに届かない場合もありますので、レンタルする際は事前に配送日時についてはきちんと確認しましょう。
また、レンタルでも新品同様のコートが贈られてきますので、礼服は綺麗なものでなくては困ると考えている人でも安心です。
こうしたレンタルサービスは、さまざまな会社が行っています。
ユーザーとしても、多くのサービス会社から選んでレンタルすることができますので、自分の好みの喪服のコートをレンタルしている会社や、リーズナブルな価格でレンタルできる会社など、じっくりと選んでみてください。
喪服のコートはどこで買える?
レンタルなどではなく、自分に合った喪服のコートを購入したい場合には、どういった店舗で購入するべきでしょうか。
喪服用と言うわけでなく、礼服用、正装用としてのコートと言う視点から探せば、さまざまな場所で購入することができます。
最近ではインターネットを利用して購入するのが主流になっています。
楽天やアマゾンなどのインターネット通信販売なら、かなりたくさんのタイプの中から選ぶことができます。
また、どうしても実際にコートを見て購入したいときには、実店舗で選ぶことも検討してみましょう。
安く、そして安心できる素材の喪服のコートを選ぶのであれば、ユニクロやしまむらはおすすめです。
コートは喪服用に限らずどうしても高価になりますので、安く質の良いユニクロやしまむらは、とても心強い存在になってくれるはずです。
いずれにしても購入を検討しているときには、長く使い続けることができる素材にも注目して選ぶことが基本です。
喪服のコート選びは時間かけて検討する
喪服のコートなんでも良いと言うわけにはいきません。
とくに葬儀に参列する場合には、その場に合った服装に心がけることは、最低限のマナーです。
コートにおいてもそれは同じなので、喪服のコートを選ぶときには、必ず時間をかけて検討することをおすすめします。
また、喪服のレンタルサービスも最近では充実していますので、レンタルも視野に入れて検討してみてください。