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葬儀

2024.04.30

【例文多数】告別式の挨拶を喪主別に!文作りのポイントや言葉のマナーも

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大切な親族が亡くなってしまい、気持ちの整理をする間も無く、お通夜に葬式に告別式にのぞまなければいけません。

告別式では挨拶をすることになり、どんなことを話せばいいか経験がなくて全くわからないという方はぜひ、これを参考にしっかりと挨拶ができるようにしましょう。

告別式での挨拶のタイミングはいつ?
はてな ?
告別式での挨拶は、故人の出棺前ということもあり非常に重要な儀式であるため、失敗は何としても避けなければいけません。
また何よりも参列していただいた方に失礼の内容にしなければいけません。

その一方で、身内の死去は人生において、ほとんど経験することがないはずです。
ですので、事故など急死であった場合を除いては、前もってある程度段取りをつけておくなどの準備はしたほうがいいかもしれません。

受付
出棺時
精進落としの席
僧侶の方へ
具体的に喪主が挨拶をするタイミングは、大きく分けてこの 4つの場面 になるでしょう。
受付での応対は、長々とした挨拶ではなく、 簡潔にお礼を述べる ようにしましょう。


告別式の挨拶の例文【喪主別】
挨拶
告別式の挨拶において、参列くださった方に伝えるべき点は以下の通りです。

参列くださったことへの感謝(葬儀や告別式を無事に終えられたことへの感謝)
故人への生前のお世話に対する感謝
故人のエピソードや故人への思い
これ以降の支援、指導のお願い
この4点は挨拶文の中に組み込むようにしましょう。

また、親族ではありますが、故人との関係性も述べるようにしましょう。

一般的な挨拶
遺族を代表いたしまして、ひとことご挨拶をさせていただきます。
本日はお忙しい中、○○の葬儀にご会葬くださいましてありがとうございます。
おかげさまで葬儀・告別式も無事に執り行うことができ、これより出棺の運びとなります。
こうしてみなさまからお別れの挨拶を賜り、故人もさぞかし喜んでいる事と存じます。
私ども遺族は、未熟ではございますが、今後とも故人と同様、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。
喪主が故人の妻の場合
故人○○の妻、△△でございます。
遺族を代表いたしまして、みなさまにご挨拶をさせていただきます。
故人は、□歳で、もっと長く生きて欲しかったという思いは当然ありますが、持病を抱えながらも、いつも楽しそうに微笑んでいたことを思い出しますと、非常に幸せな生涯であったと存じます。
これから、残された家族で支え合って生きていきたいと思いますが、依然として未熟な私どもではございます。
これからもみなさまのご指導のほどよろしくお願いいたします。
本日は、会社、友人の皆様、お忙しい中ご会葬いただき誠にありがとうございました。
喪主が故人の夫の場合
故人○○の夫の△△でございます。
遺族を代表いたしまして、告別式のご挨拶をさせていただきます。
故人の○○とは、結婚してから□□年付き添い、毎日私のため、息子たちのために、良き妻、母として家庭を守ってくれました。
常に私たちのそばで笑顔でいてくれた○○が亡くなったという事実を実感することができず、今も我が家で、○○が待ってくれているとさえ思ってしまいます。
これからは、○○との思い出を胸に、残された家族で精一杯生きていきたいと思います。
本日は、友人、ご近所の皆様、お忙しい中ご会葬いただき、心よりお礼申し上げます。
喪主が故人の子の場合
私は、故人○○の長男の△△でございます。
本日はお忙しい中、父○○の葬儀にご会葬頂きましてありがとうございました。
昨日の通夜、本日の告別式を無事執り行うことができたのも、みなさまのおかげであると同時に、故人も喜んでいると存じます。
父○○は、□歳で人生の幕を閉じましたが、定年まで仕事に没頭し、私たち家族を支え続けてくれました。
そんな父を思うと、自分の未熟さを痛感すると共に、一人の人として尊敬してやみません。
ですが、そんな父の人生も、皆様の支えがあってこそであったと存じます。
父に対しての皆様のご厚情に心より感謝いたします。
これからも父の生前同様にご厚誼をいただき、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました。
喪主が故人の親の場合
故人○○の父の△△でございます。
お忙しいにも関わらず、○○の葬儀並びに告別式にご参列していただき誠にありがとうございました。
おかげをもちまして、無事告別式を執り行うことができました。
これより、出棺の運びとなります。
◯◯は、先日、不幸な事故に遭い、□歳という若さでこの世をさることとなりました。
いつも自分のことよりも周りのことを気遣う優しい子でした。
まだ、○○が亡くなった事実を信じることができません。
残された家族で全力で助け合い乗り越えたいと存じます。
本当に突然にも関わらず、多くのお友達に集まっていただけたことを、家族、親戚一同御礼申し上げますとともに、○○も喜んでいることと存じます。
本日は誠にありがとうございました。
遺族代表と喪主が異なる場合
遺族代表の○○でございます。
喪主の△△に代わりまして、告別式の挨拶をさせていただきます。
本日はお忙しいところを、□□の葬儀並びに告別式に運びいただきまして誠にありがとうございました。
こうして皆様に出棺までお見送りいただけましたこと、故人もさぞ喜んでいる事と存じます。
故□□の生前中は、ご厚誼にあずかりましたこと、深く御礼申し上げます。□□家の親戚一同、故人が亡くなってしまってことを未だに受け止め切れてはいませんが、支え合い生きていこうと存じます。
□□の生前同様、皆様のご厚情、ご指導のほど賜りますようお願いいたします。
本日は、誠にありがとうございました。
告別式の挨拶において、喪主と遺族代表が異なる理由が、喪主の気持ちや体調などの問題である場合は、告別式を執り行える状況ではないということを最初に伝えることも大事です。

ご僧侶に対する挨拶
ご僧侶への挨拶は、基本的には二回あり、葬儀の前に出迎える際とお見送りの際です。

出迎えの際は、葬儀・告別式にきてもらったことに対して、見送りの際は、無事に式を執り行うことができたことについて感謝を述べます。

出迎えの挨拶
本日はお忙しいところ、ご足労頂き誠にありがとうございます。
私どもは、何分不慣れでございます。
今後ともご指導いただきますようお願いいたします。
お見送りの挨拶
大変ご丁寧なお勤めを賜り、誠にお世話になりました。
おかげさまで、無事に葬儀を執り行うことができました。
些少(さしょう)ではございますが、お納めください。

告別式の挨拶の文作りのポイント
葬儀において、遺族として挨拶をする場面は、先ほども述べたように何回か存在します。

しかし、実際、亡くなった方を思うと、平静でいることができない場合の方が多いかと思います。

必死に文章を考えていたとしても、いざ、葬儀や告別式で挨拶をする場面になると、ちゃんと全て話すことができるかはわかりません。

当然、葬儀や告別式に参列した人たちも、喪主が故人との思い出などを完璧に話せるとは思っていません。

ですので、文章の長さではなく、まずは、参列してくださった方々への 感謝 を確実に伝え、故人との思い出を 素直な言葉 で挨拶できることが重要だと言えます。


告別式の挨拶のマナー・注意点
! 注意
上で述べたように、自分の言葉で感謝や故人との思いを伝えることが大事ですが、やはり、葬式や告別式の挨拶においては、 最低限のマナー が存在します。

ですので、この点にだけは注意して挨拶ができるようにしましょう。

重ね言葉
重ね重ね
くれぐれも
ますます
返す返すも etc...
葬儀や告別式、結婚式などの場合でも、使ってはいけないと言われる 重ね言葉 です。

不幸が重なってしまう という意味から避けるべき表現なのです。

普段から敬語を意識して使っていて、「ますますのご健勝」であったり、「返す返すも悔しくてならない」などとっさに口に出してしまう方もいると思います。

ちょっと気にかけながら話すようにしましょう。

忌み言葉
次に
追って
死亡
浮かばれない etc...
これらは 忌み言葉 といい、重ね言葉とも意味合いは似ていますが、忌み言葉とは、直接的に 死や苦を連想 させてしまったり、 縁起が良くない とされる言葉のことです。

「次に」→「新たに」
「追って」→「後ほど」
「死亡、死んだ」→「ご逝去」
というように忌み言葉は一切使わないというより、 言い換えて 文章の中に入れるようにするといいでしょう。

忌み言葉と重ね言葉は、宗派などによっても変化したり、 年配の方 などで非常に気にする方もいます。

使ったからといって、最悪な挨拶だというわけではありませんが、参列してくださった方を不快にさせないためにも注意してくださいね。


【コラム】告別式の参列者側の挨拶のマナー
マナー
人生において決して頻度は多くない、告別式への参列ですので、わからないことも多いでしょう。
当日バタバタして、喪主や遺族の方々に失礼の内容にしましょう。

受付では、一礼し、お悔やみの言葉を述べます。

「この度は御愁傷様です。」
「大変お気の毒でございました。」
などです。

挨拶の後、香典を袱紗(ふくさ)ごと受付の台に置き、喪主の目の前で開け、向きが相手にとって正面になるように両手で差し出すようにしましょう。
基本的に葬式の後に告別式がありますので、 どちらも参列 するのが原則です。


告別式での挨拶は凝った文ではなく感謝の思いを優先して
今回の記事では、告別式での挨拶について述べました。
凝った文章で、感動を誘う必要もありませんし、挨拶する立場として毅然とし続けなければいけないわけではありません。

とにかく、大切なことは、参列してくださった方への 感謝を誠意を込めて伝える ということです。
ぜひこれを参考に故人を心を込めて送り出せるような挨拶にしましょう。

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