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葬儀

2024.04.24

お盆のお供えに最適な花を紹介!選び方・注意点・費用など詳しく解説

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お盆は故人や先祖をもてなすための古くからの習わしです。
お盆にお供えする花は、線香や提灯とともに、亡くなった人を供養するものとして大切なものです。

この記事では盆花に適した花や選ぶ際の注意点をご紹介します。
初盆にお供えする花の贈り方なども分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

この記事で解消される疑問!

お盆のお供えに適した花は?

お盆のお供えの花の注意点は?

お盆のお供えのお花を贈るときの相場は?

お盆の花をお供えする理由

お盆のお花をお供えする理由は、故人や先祖の霊を供養するためです。
お盆に故人やご先祖様をもてなすために、お供え物を行うという風習ができました。

お線香や提灯と共に、お花も故人や先祖を供養する大切なお供え物とされています。
花は仏教において、仏様の尊さを伝えるものとされ、美しく咲く姿は命のはかなさを表しています。

また、亡くなったひとだけでなく、お供えする私たちの心も清めてくれるものです。
それでは、お盆のお供えに適した花はどのように選べば良いのでしょうか?

次から説明していきます。

お盆のお供えに適した花の選び方

お盆のお供えに適した花の選び方について解説していきます。

本数
お盆にお供えする花の本数は奇数が良いとされています。
1つの花束に含める本数は奇数(3本・5本・7本)にしましょう。

その理由は、割り切れない数字は縁起が良いという古代中国に由来する考え方からくるものです。
奇数のお花を用意した上で、仏壇やお墓の花立が対になっていますので、同じ花束を1対(2束)用意しましょう。

新盆の場合は白1色で揃える
新盆に飾るお花の色は白1色で揃えます。
しかし、基本的に白色を中心とした、淡く明るい色で揃えれば問題はありません。

どんな花が良いか悩んでしまう方は、色々な種類の白色のお花で見繕ってもらうのがよいでしょう。

仏花の選び方・飾り方はこちらも参考にしてください。

お盆のお供えの花で避けた方がいいものは?

お盆の花をお供えする際にもマナーがあるので注意が必要です。
盆花で避けた方がいいものについて以下の3点をご紹介します。

香りがきつい花
色が奇抜な花
棘がある花
では、一つずつ詳しくみていきましょう。

香りがきつい花
香りがきつい花はお供えには向いていません。
祭壇に飾ったときに部屋に匂いがこもってご迷惑になるので避けましょう。

仏花として用いられることのあるユリも香りが強いです。
ユリを用いる際には本数を減らすなどの工夫をしましょう。

色が奇抜な花
新盆では故人が亡くなってあまり日がたっていないため、あまりにも奇抜で華美な色の花は避けましょう。
故人や遺族を偲び、悲しみに寄り添う気持ちが大切です。

しかし新盆以外のお盆では、必ずしも白を基調としたもので揃える必要はありません。
お墓を美しい花で彩ってあげられるように、赤やオレンジ、黄色を混ぜた方が良いともされています。

故人が好きだった花を飾っても良いですね。

棘がある花
バラなどの棘がある花は縁起がよいものではないとされています。
また、お花の準備をする段階でも、棘があるとケガをしてしまう恐れもあります。

準備をする遺族のためにも、仏花として選ばない方が良いでしょう。
故人がバラが好きでどうしてもお供えしたい場合は、棘をとったバラを用意すると良いでしょう。

お盆のお供えに造花はいいの?

お供え用の花として造花を用いても大丈夫です。
造花には、虫の発生もなく、水を換えたりする手間もないというメリットがあります。

近年は墓地や霊園で、衛生管理の面から生花のお供えを禁止するところもあり、造花をお供えすることが増えてきています。
造花でも生花でも、大切なのは送るひとの気持ちです。

しかし、人によっては造花を良しとしない考えの方もいます。
心配な場合は事前に親族やお寺などに確認することをおすすめします。

造花に関しては、こちらも参考にしてください。

お盆のお供えにおすすめの花

お盆にお供えするお花はどんなものが良いのでしょうか?
おすすめの仏花は以下の6点です。


リンドウ
キンセンカ
トルコキキョウ
カーネーション
ユリ
では、一つずつ特徴をみていきましょう。


菊はお供え用のお花として一般的なものです。
高貴な印象で、邪気を払うといわれる力のある菊は仏花としてもピッタリです。

また、長持ちするお花なのでお供えした後も手間がいりません。
花言葉は色によって違いますが、白色のものは「ご冥福をお祈りします」という意味を持ち、赤色のものは「愛情」という意味です。

このような花言葉の意味からも、白色の菊を用いる方が良いでしょう。

リンドウ
リンドウは秋に咲く青紫の花でキキョウとともによく知られています。
お盆の時期から長く花を咲かせてくれるので、お供え用として選ばれることが多いです。

リンドウの花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」という意味を持っており、お供え用としても適していますね。

キンセンカ
キンセンカは黄色やオレンジの色をしたキク科の植物で、菊の花によく似ています。
菊と同じく、丈夫で長持ちなので、仏花に適しています。

花言葉は「別れの悲しみ」という意味を持っており、このことからもお供え用のお花として人気があります。

トルコキキョウ
トルコキキョウは結婚式でも用いられるような可愛らしいお花で人気です。
花持ちが長く、お供え用のお花としても適しています。

また、通年流通しており、いつでも手に入るということも人気の一つです。
花言葉は色によって違いますが、紫は「希望」、白は「思いやり」、青は「あなたを思う」という意味を持っています。

カーネーション
カーネーションは母の日のイメージが強いですが、お供えとしても用いられるお花です。
花言葉は「無垢で深い愛」という意味を持っており、故人への変わらぬ愛情を伝えてくれます。

また色によってもそれぞれ意味があり、赤は「母への愛情」「真実の愛」、白は「純粋な愛」「私の愛は生きています」、ピンク「感謝の心」「あたたかい心」という意味を持っています。

ユリ
ユリは上品で気品があり、お供え用としても用いられています。
花言葉は「純潔」「無垢」という意味があります。

お手入れもしやすく人気のある花ですが、香りが強いため用いる際には1、2本に留めておく方が良いでしょう。

お盆のお供えの花の相場価格は?

お盆のお花の価格はどのくらいでしょうか?
気になる相場を見ていきましょう。

スーパー    花屋さん    お花を贈る
300円~    300円~    5000円~10000円
スーパー・花屋さん
スーパーや花屋さんでもお供え用の花が手に入ります。
日々のお供え用のお花も、300円くらいから手に入ります。

お盆の時期は混みますので、送るお花を購入する場合はネットの生花店を利用するのがおすすめです。

お花を贈る場合
お盆のお花を送る場合は5000円~10000円くらいが相場となっています。
地域によっても違いますが、基本的にはこのくらいの値段が贈り先の負担になることもないでしょう。

お花は花束や鉢入りのものと合わせて、最近ではお手入れの負担の少ないフラワーアレンジメントも人気です。
予算に合わせて選んでみて下さい。

お届け先の遺族に気を遣わせないためにも、安すぎず、高すぎない花を選んで贈るようにしましょう。

お盆のお供えの花を贈るときの注意点

お盆のお花を贈るときには、以下の2点について注意が必要です。

お盆の2日前から前日に届くよう手配する
一言メッセージを添える
一つずつ詳しくみていきましょう。

①お盆の2日前から前日に届くよう手配する
生花の場合はあまり早い時期に贈って枯れてしまってもいけません。
お盆の2日前から前日に届くように手配しましょう。

地域によってはお盆の時期が異なる場合もあります。
全国的には8月15日の前後に行われますが、中には1か月ほど前から行う地域もあります。

送り先のお盆の様子が分からない場合は、事前に時期を確認してから贈るとより良いですね。

②一言メッセージを添える
お花を贈る際は一言メッセージを添えましょう。
絶対にやらなければいけないマナーではありませんが、一言添えるだけで気持ちが伝わるのでおすすめです。

故人を偲ぶ気持ちや、遺族を思いやる気持ちを言葉にして表してみましょう。

例文1
○○様の新盆を迎えるにあたり、改めましてご冥福をお祈り申し上げます。
心ばかりですが、お花を贈らせていただきました。

ご仏前にお供えいただければ幸いです。
例文2
改めましてお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
当日はお参りに行くことができず、遠方より合掌させていただきたいと思います。

お盆にお供えするお花は適したものを選びましょう

この記事の結論は以下の通りです。

お盆のお供えに適した花は、棘や強い匂いがなく淡い色の菊やリンドウなどです。
お盆のお供えの花の注意点は、2束1対にして奇数の本数にします。初盆の時は白一色にまとめます。
お盆のお供えのお花を贈るときの相場は、5千円から1万円です。
お盆にお供えする花は、故人を偲ぶ気持ちを表すものとして大切なものです。
花ひとつをとっても、様々なマナーがあります。

遺族に喜んでもらえるように、マナーを守って適したお花を贈りたいものですね。
お盆のお花に関しては、こちらも参考にしてください。

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