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葬儀

2024.04.24

7回忌の香典の金額相場!香典袋の書き方や渡し方、欠席時は?

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7回忌になっても香典には香典袋の書き方や渡し方などの守らなければならないマナーがあります。
おそらく一番の悩みである香典の金額もくわしく解説していきます。

マナーを知らずに親戚の前でも恥をかくことのないようにこの記事を読んでマナーを身につけましょう。

漢数字は旧字体で書く
香典やお布施の場合には漢数字は旧字体で書くようにしましょう。
この記事で解決される疑問

七回忌の香典の相場は?

七回忌の香典袋の書き方は?

七回忌に参列できない場合の香典の渡し方は?

そもそも7回忌とは?

7回忌とは故人が亡くなってから満6年たった命日に行う法要のことで、3回忌の次に行われます。

仏教では故人が亡くなった日を忌日1日目と考えるので、故人が亡くなってから6年後に行います。

つまり、7回忌は故人が亡くなってから 7年目 に行います。

1周忌だけ回忌ではなく周忌といいますが、意味や時期はほかの回忌と変わりありません。

1周忌の後、3回忌、7回忌と行われるのは「3」と「7」が縁起のいい数字であると考えられているからです。

日本人は語呂であっても縁起の悪い数字を避ける傾向があるので、できるだけ縁起の悪い数字を法要で使用するのは避けましょう。

法要の内容は1周忌や3回忌と変わりませんが、香典の金額や招待する人数などが多少異なります。
名称 時期 招待
1周忌 満1年 遺族・親族・友人
3回忌 満2年 遺族・親族・友人
7回忌 満6年 遺族・親族
13回忌 満12年 遺族
17回忌 満16年 遺族
23回忌 満22年 遺族
27回忌 満26年 遺族
33回忌 満32年 遺族
50回忌 満49年 遺族
33回忌と50回忌の間には37回忌や43回忌、47回忌がありますが省略されることが多くあります。
1周忌と3回忌ではみんなで供養、焼香と会食をしますが、7回忌以降は故人を供養するのみとなります。

表からわかるように法要は故人が亡くなってから年月が経てば経つほどに 簡略化 される傾向があります。

7回忌の香典の金額相場

7回忌を迎えるにあたって最も悩みの種になるのが、香典の金額のはずです。
香典とはお線香やお花などの代わりに霊前に供えられる金品のことです。

香典はあなたと故人の間柄によって大きく変わってくるため、この記事でしっかり確認していきましょう。

香典の金額相場(親族または配偶者の場合)

20代 30代 40代以上
両親 3万~10万 5万~10万 5万~10万
配偶者 1万~10万 3万~10万 5万~10万
兄弟姉妹 3万~5万 5万 5万
祖父母 1万 1万~3万 3万~5万
叔父叔母 1万 1万~2万 1万~3万

香典の金額相場(血縁関係なし

20代 30代 40代以上
友人 5千 5千~1万 5千~1万
友人の親 3千~5千 3千~1万 3千~1万
恩師 3千~5千 3千~1万 3千~1万
ご近所 3千~5千 3千~1万 3千~1万
同僚 5千 5千~1万 1万~
しかし、これらは7回忌の香典の金額相場です。
お通夜や葬儀の場合には、会食もありますのでその法要の香典の金額相場に少し上乗せして渡したほうがよいでしょう。

夫婦で出すとき
7回忌の香典を夫婦で出すときは上記の金額に上乗せして出します。

また夫婦で会食に出席するときはいくらか上乗せしていきます。
故人との関係が密接なほど、香典の金額相場は高くなっていきます。

ここで注意していただきたいのが上記の金額はあくまで 目安 であって、香典に決まった金額指定はありません。

そして香典の金額でも「4」や「9」などの縁起の悪い数字は避けるようにしましょう。

宗派・地域別の金額差異

仏教の中でも宗派によって金額が異なるのではと気になる方もいらっしゃると思います。

ですが、宗派によって香典の金額相場に大きな違いはありません。
むしろ香典の金額相場に違いが見られるのは地域差のほうです。

地域でどう異なるのか
香典の金額相場の地域差は大きく分けて東日本と西日本の間で見られます。

その違いとは「通夜振る舞い」や「新生活運動」などと言われるものです。

通夜振る舞いとは個人とのお別れの後にふるまわれる食事会のことで、現在では故人との思い出や人柄について話し合いながら故人への供養とお清めの意味合いが含まれています。

そして新生活運動とは戦後の群馬県周辺に強く根付いた冠婚葬祭の費用を少しでも削減しようとした習わしの残りです。

「通夜振る舞い」のある地域では香典の金額相場は少し高めになり、「新生活運動」のある地域では香典の金額相場は低くなります。

この「通夜振る舞い」や「新生活運動」が西日本では残っていないまたはもともとなかったのでこれらを考慮しない香典の金額となります。

7回忌とそれ以外で香典金額は変わる?

7回忌とそれ以外で香典の金額相場は 異なります。

葬儀や告別式と7回忌などの法要では香典の金額は異なりますし、初7日や49日と7回忌などの法要も異なります。

香典の金額相場の高い順に並べてみると、上から順に
葬儀・告別式
初7日・49日
1周忌・3回忌
7回忌以降
となります。
しかし、これらは一例ですので他にもいくつかの法要があります。

冒頭でも述べたように、法要は故人が亡くなってから年月が経てば経つほどに簡略化される傾向があります。

それに伴って香典の金額も年月とともに減少していきます。

そして7回忌以外の法要でも夫婦で香典を出す場合には金額を上乗せして出します。
また会食に出席する場合も同様に金額を上乗せしていきます。

7回忌の香典袋の書き方

香典袋の書き方は7回忌だけでなくほかの法要においても言える話です。

香典袋には以下のことを注意しましょう。

外袋

外袋には表書きと名前を記入します。

表書きは市販の香典袋には印刷されていることが多くあります。

実は表書きは故人の宗派や香典を渡す時期によって異なります。
仏教
そして、香典袋を 白と黒または銀色の水引 で結ぶようにしましょう。

水引とは和紙で作られた糸のことを指します。
水引はよく冠婚葬祭の場や季節の挨拶で目にすることがあると思います。

水引は用途によって結び方や使用する色が大きく異なるので、必ず用途に合わせた適切なものを選べるよう調べておきましょう。

また、水引はお布施の場合には不要と言われていますが、地域によって異なるので調べておきましょう。
浄土真宗
故人が浄土真宗を信仰していた場合は 御仏前 と書きます。

浄土真宗では人が亡くなることは浄土に召されて仏になると言われています。

ですから、故人が浄土真宗を信仰しているのに香典袋に御霊前と書くとマナー違反になってしまいます。
神道
故人が神道を信仰していた場合には御榊料(さかきりょう)や御玉串料または神饌料(しんせんりょう)と書くのが一般的です。

神道では香典は神に捧げるものですので、御仏前とは書きません。
より詳しく表書きについて知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

中袋

中袋には香典返しの際に参考となるように、中袋の裏側に金額と住所を記入します。
中袋にはいくつかの細かなルールがあります。
漢数字は旧字体で書く
香典やお布施の場合には漢数字は旧字体で書くようにしましょう。
旧字体
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
100 佰 ・ 陌
1000
10000
なお、 円は圓 と書きます。

7000円なら七阡 圓と書きます。
30000円は三萬 圓と書きます。
また、数字の前に「金」を書きます。
横書きの場合は算用数字で書きます。

包む金額によっては水引が印刷された封筒の形をした香典袋があります。このような香典袋の場合は中袋や中包みがついていないことが多いです。

中袋がない場合は香典袋の裏側に住所と氏名を書きます。
書き方は中袋の裏側と同じ書き方で構いません。

名前の書き方

個人で出すとき
個人で香典を出すときは香典袋の水引の下の真ん中に自分の名前を書きます。

代理で香典を出すときには、名前の横に「代」と書きます。

2,3人で出すとき
2人で香典を出すとき、個人の時と同じように香典袋の表側に名前を、裏側に住所を書くことができます。

目上の人が真ん中に来るように書き、左に並んで記入します。

しかし、夫婦で出すときは 夫の名前だけ を記入します。

3人で出すときは、外袋に名前を書き、別紙に住所と名前そして包んだ金額を記入します。

4人以上の連名で出すとき
表書きに〇〇一同と書き、別紙に住所と名前と金額そして会社名と部署名も記入するようにしましょう。

代表者を決めて出す場合は、真ん中に代表者の名前を書き、左下に「外一同」、右側に会社名または団体名を記入しましょう。

使用する墨

香典袋などに記入する際には 薄墨 を使用するのが一般的です。

薄墨は悲しみや涙を表すため、故人の死への悲しみを表現することができます。
どうしても薄墨がない場合はサインペンなどを使用しても構いません。

最近では印刷済みの香典袋も売られているので、そちらを利用してもいいでしょう。

7回忌の香典の渡し方・マナー

ここでは以下のことについて紹介していきます。

香典を渡すときのマナー

7回忌でも香典は 袱紗(ふくさ)に包むんで渡す のがマナーです。

そして受付の方の前で袱紗から香典を取り出すのが決まりです。

香典を袱紗から取り出したら受付の方から見て香典が正面を向くようにして渡しましょう。

香典のお金の入れ方

たとえ7回忌であっても 新札を使用するのは避けたほうが良い でしょう。

7回忌はあらかじめ日程が決まっていますが、弔事ですので新札の使用は避けるべきです。
どうしても新札しかない場合には、折ってから包んでも構いません。

また弔事ですので、 お札を手に取った時に肖像画が下に来る ようにします。
袋に入れる時には中袋の裏側が正面に来るようにして入れます。

弔事とは遺族や親族の死別などのお悔やみ事全般のことです。
弔事の対義語は慶事と言い、結婚式などの祝い事のことです。

慶事の際にはお札は弔事とは反対向きに入れます。

7回忌に欠席するときの香典

もしどうしても7回忌に出席することが難しい場合は以下の方法で香典を渡すことができます。

香典を郵送する
スケジュールが合わなかったり、遠方でいけない場合は郵送も一つの手段です。

郵送をする場合は弔電を打ち香典を送る。
または、弔電を打ち供花を贈る。
などがふさわしい対応だと思います。
代理人に預ける
参列する知人に香典を預けるの方法もあります。

しかし、人づてにお悔やみの挨拶に行かせるので、目上の人や上司に頼むことは無礼であると思われてしまうので気を付けましょう。

後日伺う
後日に日を改めて伺う方法もあります。

ただし、後日伺う場合はマナーを求められます。

それは 表書きの書き方 です。
7回忌のように49日を来れていれば御仏前と書かなければなりません。
反対に49日よりも前であれば、御霊前と書きます。

一般的に葬儀等に参列できない場合は後日伺うか代理人に預けるのがマナーとされています。
7回忌では、遺族・親族のみで行われることが多いのでそこまで気する必要もないように思われます。

7回忌について

この記事の結論は以下の通りです。    
七回忌の香典の相場は身内なら5千〜3万円、身内以外なら5千〜1万円です。4と9が付く金額は避けます。

七回忌の香典袋の表書きの上半分には、仏教なら御仏前、神式やキリスト教ならご霊前と記入し、下半分に自分の氏名をフルネームで書きます。中袋は表に香典の金額、裏に自分の住所と名前を書きます。

香典を郵送する場合は事前に弔電を打っておきます。また代理人に預けるか後日伺って渡す方法もあります。
7回忌とは故人が亡くなって7年目に行う法要のことで、1周忌や3回忌よりは簡略化される傾向があります。

そして簡略化された7回忌であっても守らなければならないマナーはしっかりと守りましょう。
何回も言うようですが、 7回忌の香典の金額相場はあくまで目安 です。

あなたと故人がどのようなつながりがあったのかによって金額も大きく変わってきます。

また、地域の風習によっても相場とは異なる場合がありますので必ず7回忌を迎える前に確認しておきましょう。

七回忌の香典の相場は?
相場は3000円から10万円です。故人との関係によって増減します。

七回忌の香典袋の表書きはどう書く?
表書きには仏教では御仏前・神道では御玉串料と書きます。また、水引の下側に氏名を書きます。

七回忌の香典のマナーは?
袱紗に包んで持っていき、取り出して渡すマナーがあります。また、新札は一度折ってから使います。

七回忌の香典の郵送方法は?
現金書留の封筒を用いますが、中に不祝儀袋に包んで入れます。また、参列できなかったことをお詫びする内容の手紙を添えます。詳しくはこちらをご覧ください。

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