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葬儀

2024.05.01

葬儀のお布施の相場は?封筒の書き方や渡し方も解説

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葬儀では、僧侶に渡すお布施を用意する必要があります。

ところが多くの場合、具体的な金額が示されておらず、更に封筒の書き方や渡し方もよくわかりませんよね。

今回はそんな迷いがちな葬儀のお布施について、本来のお布施の意味から、封筒の書き方や渡し方まで、一挙に解決していきます。

お布施に関して分からないことがあるあなたは、是非これを読んで解決してください。

この記事で解消される疑問!

葬儀のお布施とは?

葬儀のお布施の相場は?

葬儀のお布施の渡し方は?
葬儀のお布施を渡す意味
通夜 葬儀
お布施は葬儀に限らず、様々な場面で僧侶や寺院に渡すお金のことです。
そんなお布施には、本来どのような意味があるのか、あなたはきちんと説明できますか?

まずはお布施の本来の意味について、考えてみましょう。

感謝の気持ち
仏教の信仰心を示す
感謝の気持ち
お布施とは、弔事や慶事の際に感謝の意味を込めて渡す金品のことを言います。
葬儀の場合であれば、読経や戒名などに対する謝意を伝えるために用意するものです。

多くの場合お布施は菩提寺や僧侶に渡しますが、読経や戒名に対する料金という意味はありません。

あなたの感謝の気持ちを込め、ご本尊にお供えするのが本来のお布施なのです。

仏教の信仰心を示す
お布施には、仏教の信仰心を示す役割もあります。
これは「お布施をする」という行為自体の意味に関係しています。

そもそもお布施とは、仏教の六波羅蜜(ろくはらみつ)の一つのである「布施」のことを指します。

六波羅蜜とは悟りを開くために行う6つの修行のことであり、仏教においては特に重要な実践するべき項目です。

その中でも布施は、更に細かく、財施(ざいせ)・法施(ほうせ)・無畏施(むいせ)の3つに分かれています。

財施 お金や衣服、食料などの財を施すこと
法施 仏の教えを広めること
無畏施 災難などに遭った人の恐怖心を慰めること
葬儀などで用意するお布施も、財施にあたる行いです。
つまりお布施を用意することは、あなたの仏教への信仰心を示すことにもなるのです。

葬儀のお布施とは葬儀代金ではない
! 注意
お布施とはご本尊にお供えする財施の一つです。
葬儀の際に僧侶に渡すお布施も、もちろん財施にあたります。

ところが、葬儀でお金を用意して渡す行為は、どうしても葬儀代金だと受け止めてしまいがちですよね。

そのような間違った認識を持たないためにも、まずはお布施の意味について正確に理解しましょう。

とは言え、自身の感謝の気持ちや仏教への信仰心を金額で示すのは、とても難しいことです。
そこで次項では、一般的な基準で見るお布施の相場についてご紹介いたします。

葬儀のお布施の相場価格【宗教別】
費用
宗派    相場
浄土宗    30万円~50万円
浄土真宗    20万円
真言宗    30万円以上
曹洞宗    30万円~60万円
日蓮宗    30万円前後
宗派ごとに分けた場合の費用の相場は上記の通りですが、どの宗派も相場はあくまでも目安です。

あなたのお住まいの地域や、葬儀の規模によっても金額は異なります。
お布施の金額に迷った場合は、一度葬儀屋に相談してください。

また、それぞれの宗派にはお布施に関する特徴もあります。
各宗派ごとに見ていきましょう。

浄土宗
浄土宗の葬儀のお布施は、30~50万円が相場です。
また浄土宗のお布施の場合、年収の10%~20%が相場であるとも言われています。

ただし、頂く戒名の位によってはこの範囲には当てはまらず、更に高額になる場合もあります。

浄土真宗
浄土真宗のお布施の相場は、20万円程度と他の宗派よりも安くなる傾向があります。
これは、浄土真宗が元々は農民や一般庶民に広まった宗派であるからです。

もちろん地方による相場の差はありますが、全国的に見ても浄土真宗の相場は他の宗派よりも低くなります。

真言宗
真言宗では、お布施の相場は30万円以上です。

真言宗もまた、戒名の位によって金額に大きな差が生まれます。
上位の戒名の場合は、戒名を頂くだけで100万円以上必要な場合もあります。

曹洞宗
禅宗のひとつである曹洞宗のお布施の相場は、30万円~60万円。
曹洞宗もまた、戒名の位によって相場に差が生まれる宗派の一つです。

更に曹洞宗の場合、葬儀に複数の僧侶をお呼びすることが一般的です。

脇導師など補佐役の僧侶にもお布施を包みますので、僧侶の人数によっても金額は異なります。

日蓮宗
日蓮宗では、お布施の相場が1回あたり5万円とされています。
お通夜や葬儀、火葬に加えて、戒名を頂くので、相場は約30万円前後と考えておきましょう。

もちろん、寺院の格やあなたと寺院の関係性など、金額を左右する要素は他にも沢山あります。

葬儀のお布施の相場価格【地域別】
金額
2017年に日本消費者協会が報告した「葬儀についてのアンケート調査」によると、各地方別のお布施の平均額は以下の通りでした。

地域    平均額
北海道    33万円
東北地方    60万円
関東地方    50~55万円
東海地方    65万円
近畿地方    46万円
中国・四国地方    40万円前後
九州地方    29万円
この金額は、あくまでもアンケート調査で得られた各地方のお布施の平均額です。
そのため、この額がそのまま各地方の相場に当てはまるとは限りません。

しかし葬儀でのお布施の額が地方によって大きな差があることが、この表からも見て取れます。

地域による相場は身近な人や葬儀屋、もしくは寺院に相談する
このように、お布施の相場は宗派ごとに分けても、地域ごとに分けても異なります。
これらの要因をあなた自身が加味し、最終的なお布施の金額を決めるのはとても難しいことです。

また上記の表はあくまでも各地方の平均額ですので、あなたの地域に当てはまるとは限りません。

相談方法
そこでお布施の金額を決めるためには、身近な人やあなたの住む地域の相場を知る人に尋ねる必要があります。

例えば親族や同じ菩提寺で葬儀を行った人、葬儀屋に相談してみましょう。
身近に葬儀を行った親族もおらず、葬儀屋も相場が分からない場合は、寺院に尋ねるのも一つの方法です。

ただし初めに説明した通り、お布施は本来あなたの感謝の気持ちであるので、金額は決まっていません。

「他の方は、どの程度用意されているのですか?」など、寺院側が金額を答えやすくなるような尋ね方になるよう、工夫すると良いですよ

法要のお布施の金額相場は?袋の選び方・渡し方も紹介!【専門家監修】
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葬儀でのお布施を入れる封筒とは?
白封筒
お布施の金額が決まったら、封筒を用意しましょう。
お布施を包むためには奉書紙(ほうしょし)または、白封筒を用意します。

奉書紙
白封筒
奉書紙
奉書紙は、コウゾで作られた厚手の和紙のことです。
お布施を包む場合、奉書紙を用いることが正式な形式です。

奉書紙にお布施を包む場合、まずは中包みとして、半紙か中袋を使用します。
その後、奉書紙を用いて更にもう一度包みます。

なお、奉書紙を使用する際には、2つの注意点あります。

まず1つ目は、奉書紙や和紙には裏表があることです。

表面はツルツルしており綺麗に字を書くことが出来るので、包む際には外表にして包んでください。

もう1つの注意点は、葬儀の場合であってもお布施は不祝儀ではないということです。
包む際には、慶事用の折り方で包みましょう。

奉書紙とは?使い方は?費用相場・販売場所も!半紙との違いや表裏も
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白封筒
奉書紙を用意できない場合は、白封筒でも構いません。
白封筒に入れる場合は中袋に入れず、直接封筒にお金を入れましょう。

白封筒を選ぶ際にも、注意点があります。
それは、何も印刷されていない無地の白封筒を用意するということです。

まずお布施は郵便物ではありませんので、郵便番号欄が印刷されているものは避けます。

また奉書紙と同じく不祝儀用ではありませんので、蓮の花などが印刷されているものも相応しくありません。

水引も不要ですので、お布施に使用する封筒は白無地と覚えておきましょう。

葬儀でのお布施の封筒の書き方
香典 金額 書き方
封筒の表書きやその他の記載内容にもマナーがありますので、注意が必要です。
墨色から書き方まで、詳しく見ていきましょう。

普通墨を使う
表書きは「お布施」
下半分に名前を記入
住所と連絡先を明記する
金額を記入する
普通墨を使う
封筒の種類で説明した通り、お布施は不祝儀ではありません。
そのため葬儀の場合も、薄墨や色の薄いペンを使用する必要はありません。

表書きも中袋も、普通墨や通常のペンを使用して書きましょう。

薄墨を使用するのは初七日まで
不祝儀袋において、普通墨と薄墨の使い分けは混乱しがちですよね。
不祝儀袋では必ず薄墨を使用すると勘違いしている人も多くいますが、それは間違いです。

薄墨には「悲しみの涙で墨色が薄まった」、「急いで駆け付けたので、墨を満足にすれなかった」などの意味があります。

そのため不祝儀袋で薄墨を使用するのは、お通夜、葬儀、初七日の期間のみです。
初七日を過ぎた場合は、不祝儀袋であっても普通墨を使用しましょう。

表書きは「お布施」
表書きは、「お布施」または「御布施」と記入します。

お布施を入れる袋に水引はありませんが、表書きを記入する位置は水引がある封筒の表書きと同じ位置です。

下半分に名前を記入
「お布施」と表書きを記入したら、下半分にはあなたの氏名を記入します。
葬儀の場合、主に施主または喪主の名前、もしくは「〇〇家」と記入します。

表書きと同じくらいの大きさか、わずかに小さめに記入すると、全体がバランスよく見えます。

住所と連絡先を明記する
住所と連絡先も、忘れずに記入しましょう。
奉書紙の場合は中袋の裏面に、白封筒の場合は封筒裏面に記入します。

どちらの場合も、裏面の左下に記入してください。
この時裏面にも喪主氏名を記入しておくと、より丁寧になります。

特に表面に「〇〇家」と記載した場合や、奉書紙に包んだ場合は、喪主の氏名を記入することをおすすめします。

お布施を渡した人が誰なのかはっきりと分かるように、裏面や中袋も丁寧に記入しましょう。

金額を記入する
お布施の金額を記入する場合は、奉書紙は中袋の表面に、白封筒は住所の右側に漢数字で記入します。

金額を記載するかどうかは、地域によっても差があります。
ですが、葬儀のお布施は高額になる場合が多いので、金額が記載されている方がより丁寧であると言えます。

お布施の書き方に関しては、こちらも参考にしてください。

【図解】お布施の書き方!表書きや中袋は?筆・ペンのマナーとよくあるQ&A集
第三人生編集部

葬儀でのお布施の渡し方とは?
切手盆
用意したお布施は、喪主が直接僧侶に渡します。
葬儀で忙しい中ですが、マナーに沿った渡し方を心がけてください。

袱紗に包む
切手盆にのせる
渡すタイミングに決まりはない
袱紗に包む
お布施は袱紗に包んでおきましょう。
お布施の他に御車代や御膳料などを用意する場合は、一緒に包んでおきます。

通常、お布施を渡す際には袱紗から取り出し切手盆に乗せて渡しますが、切手盆がない場合は袱紗で代用します。

僧侶側から見て正面が向くように持ち、お礼の言葉と共に渡しましょう。

切手盆にのせる
より正式にお布施を渡す場合は、切手盆に乗せて渡します。
切手盆とは、お布施や不祝儀袋などの封筒が乗る大きさの、黒色の小さなお盆のことです。

葬儀の場合は葬儀屋が切手盆を貸し出すこともありますので、必要な場合は相談してみましょう。

渡すタイミングに決まりはない
お布施を渡すタイミングには、決まりはありません。
多くの場合は、葬儀が始まる前か、一連の儀式が終わり僧侶が帰る前に渡します。

葬儀前後で喪主や親族の手が空かない場合は、葬儀が済んだ翌日に寺院へお布施を持参しても構いません。

また、葬儀屋がお布施を渡すタイミングを教えてくれる場合もあります。
迷った場合は、葬儀が始まる前にお布施を渡すタイミングについて相談しておきましょう。

タイミングに関しては、こちらも参考にしてください。

お布施を渡すタイミングは?マナーや渡し方も詳しく解説
第三人生編集部

葬儀のお布施とはあなたの感謝の気持ちを表すもの
この記事に関しては、こちらも参考にしてください。

葬儀のお布施とは、仏教への信仰心を示し、僧侶を通して菩提寺に感謝を表すために納めるお金です。
葬儀のお布施の相場は全国で見ると北海道は30万円程度で最安、関東では50万円以上が平均です。
宗教別の相場は、浄土宗(30万円~50万円)・浄土真宗(20万円)・真言宗(30万円以上)・曹洞宗(30万円~60万円)・日蓮宗(30万円前後)です。
葬儀のお布施の渡し方は、白封筒にお金を入れて袱紗に包み、切手盆にのせて渡します。
葬儀で渡すお布施は、つい葬儀代金や戒名料と考えてしまいがちですよね。

ですが本来のお布施の意味は、六波羅蜜の一つ「布施」でした。

悟りを開くための重要な修行であり、あなたの信仰心や感謝の気持ちをご本尊にお供えするのが本来のお布施の意味なのです。

ところが仏教には様々な宗派があるので、お布施の相場にも差があるのが現状です。
更に地域によっても包む金額が異なるので、お布施を用意する側は迷うことも多いですよね。

迷った場合も本来のお布施の意味をよく思い出し、正しい意識をもってお布施を用意するようにしましょう。

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