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葬儀

2024.11.29

直葬の気になる費用とプラン、家族で話し合っておきたいポイントとは?

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直葬は、通夜や告別式を省略し、故人を直接火葬するシンプルな葬儀形式です。

一般葬や家族葬と違う形式であることから親族への説明が必要で、事前の準備が足りない場合トラブルに発展することもあります。

この記事では、直葬を検討する際に家族で話し合うべきポイントや準備のコツ、安心して送り出すための手順を解説します。

直葬は、通夜や告別式を省略し、故人を直接火葬するシンプルな葬儀形式です。

一般葬や家族葬と違う形式であることから親族への説明が必要で、事前の準備が足りない場合トラブルに発展することもあります。

この記事では、直葬を検討する際に家族で話し合うべきポイントや準備のコツ、安心して送り出すための手順を解説します。

直葬とは?一般的な葬儀との流れや費用の違い

直葬は費用や時間を抑えられますが、親族全員の同意を得るまでのプロセスに手間がかかることが想定されます。

直葬を検討しているなら葬儀の流れや、費用、家族で話し合った方がいいポイントを押さえておきましょう。

直葬の定義と一般葬や家族葬との違い

直葬とは、通夜や告別式などの葬儀を省き、亡くなった方を直接火葬するシンプルな葬儀形式です。

シンプルな分、準備にかかる時間や費用を押さえられる傾向があり、小規模な式が選ばれています。

一般的な葬儀の費用は全国平均で約118.5万円と言われています。
これに対して直葬は40万円前後が相場で、経済的な負担が軽い選択肢として注目されています。

直葬を選ぶ人の割合は?

お葬式に関する全国調査の結果、葬式の割合は、家族葬が50%、一般葬が30%、一日葬と直葬がそれぞれ10%前後であることがわかりました。

コロナの影響で、一時期は一般葬を選ぶ割合が大幅に減り小規模な家族葬が増えましたが、現在はコロナ前と同じ水準に戻っているようです。

全体の割合で見ると、通夜や告別式のある葬儀と比べて直葬を選ぶ割合は少ないようです。

直葬を選んだ際のメリットと注意点

直葬は、参加者への返礼品や料理が不要なので、費用はもちろんのこと、準備や運営にかかる手間が軽減され、精神的・体力的な負担が軽減されます。

シンプルな式のため、一般葬と比較して関係者とのやり取りも少なく済み、静かな形式を希望する場合に最適です。

一方で、火葬までの工程が少ない分、時間が制限され十分にお別れできないと感じることもあります。

また、伝統的な葬儀の形式を重視する人と意見が食い違ってトラブルにつながる可能性があります。

直葬を選んだ際に家族に配慮すべきこととは?

直葬は費用の軽減や遺族の負担軽減など、多様な理由で選ばれるシンプルな葬儀形式ですが、親族や関係者への十分な説明が必要です。

故人の意思確認や菩提寺との調整、費用負担の共有などについて事前に話し合うことでトラブルを回避できます。

直葬の際に家族に配慮すべきこと

直葬を選ぶ理由は様々です。
費用の軽減や故人の希望を尊重するケースもあれば、遺族が体力的・精神的な負担を軽減したいという場合もあります。

また、葬儀の時間が短いこともあり「十分にお別れができなかった」と感じるリスクがあるため、十分な説明が必要です。

特に、直葬に慣れていない親族からは「形式を省いて故人に失礼ではないか」という意見が出ることもあります。

親族や関係者への事前説明のコツ

直葬は「故人の遺志を尊重するシンプルな葬儀」であることを伝えましょう。

親族や関係者の間でのトラブルを防ぐために、事前説明として以下のような内容で伝えてみましょう。

理由を明確に伝える
経済的な理由、故人の希望、遺族の状況などを真っ先に伝えます。

別の形で追悼の場を広く提案する
火葬後に小規模な会食や供養を予定することを伝えると、納得が得られやすくなります。

第三者の意見を取り入れる
葬儀社や宗教者など、専門家からの助言を伝えることで説得力が増します。

上記のように、直葬が無駄を省き、家族や近しい人々との静かな時間を重視する新しい選択肢であると説明するといいでしょう。

例えば、「故人が派手な式を好まなかった」「家族だけで穏やかに送り出したい」といった故人中心の理由を伝えると、理解してもらいやすいはずです。

家族で確認しておくべき4つのポイント

直葬を選択する際に、家族間で話し合うべき重要な内容は以下の通りです。

故人の意思確認
故人が直葬を希望しているかどうか、どのように考慮するか検討しましょう。
エンディングノートや遺言書に予定が記載されている場合は、それを参考に決めるといいでしょう。

親族や友人への説明方法
親しい友人や親族へどのように連絡をするか相談します。

菩提寺への確認
菩提寺がある場合、納骨や供養の方法を把握しておくことでトラブルを防げます。
特に納骨や供養に関連する宗教的な儀式についての確認を怠らないようにしましょう。

費用負担と予算管理
直葬にかかる費用を誰がどのように負担するか、事前に協議しておくとスムーズです。

直葬を選ぶ際には、菩提寺や親族に事前に相談しておく必要があります。

直葬の具体的な流れと費用の内訳

直葬は一般的な葬儀と比べてシンプルで費用の相場も低いですが、事前の準備と確認事項が重要です。

遺体の安置場所や火葬場の選定などは、早めに手配しておくといいでしょう。

臨終から火葬までの基本的な流れ

直葬の基本的な流れは以下の通りです。

死亡診断書取得
臨終後は医師により死亡診断書が発行されます。
これは火葬手続きや手続きの搬送に必要になるため大切に保管しておきましょう。

葬儀社への依頼
直葬を提供する葬儀社に手続きを依頼します。

荷物の搬送と設置
自宅または施設で保管をします。
搬送には専用の車両が必要で、葬儀社に依頼するのが一般的です。

火葬
火葬場で親族が立ち会い、故人を見送ります。

火葬の日時・場所を事前に決める、親族全員に同じ情報を共有する、予算や新族間での役割分担を明確にするといった作業も必要です。

家族で確認しておきたい費用と手配事項

直葬の平均的な費用は40万円前後となり、以下の項目に対して費用がかかることが多いです。
・遺体搬送費用
・火葬場利用料
・施設使用料
事前に見積もりを取り、家族全員で共有しておくとトラブルを避けられます。

安置場所や火葬場の選び方

遺体を安置する場所は自宅か葬儀場、葬儀ホテルなどの施設から選びます。
火葬までに数日かかる場合、費用はかかりますが、冷蔵施設を利用する方が安心です。

自宅安置は経済的ではありますが、遺体の保護のため、ドライアイスや専用の冷却装置が必要になります。
ドライアイスは12時間ごとに交換が必要で、1日あたり数千円の費用がかかることを想定しておきましょう。

また、火葬場は地域や季節によっては予約が取れなくなる場合があるため、希望の日時の枠が埋まってしまう前に早めに予約しておきましょう。

直葬を希望するなら事前に家族に相談する

直葬は、通夜や告別式を省略した分、一般葬と比較して約半分以下の費用で実施できるシンプルな式です。

経済的な負担が軽減されるだけではなく、静かなお葬式をしたいという故人の望みを叶えてくれるものでもあります。

一般葬や家族葬と内容が異なるため、事前に流れを把握しておき、親族や周囲の方への説明や準備も行うようにしましょう。

ご家族が安心して送り出せる直葬を計画してください。

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