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葬儀

2024.04.24

永代供養の費用相場・値段はいくら?内訳は?永代供養墓・納骨堂・樹木葬別に紹介

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永代供養とは故人の家族に代わって寺院が一定期間お墓の管理・供養を行う比較的新しいスタイルの埋葬方法のことです。

この記事では永代供養の種類別、地域別、宗派別相場・費用やその内訳を紹介します。
また、永代供養を行っている納骨堂の説明もします。

永代供養の費用内訳を解説

永代供養では初期費用を払えばその後は追加費用を払わなくて済むところがほとんどです。
初期費用には永代供養料、納骨法要、刻字料が含まれているのが一般的です。

永代使用料
納骨法要
刻字料
墓石代
管理費

永代使用料
永代供養してもらうための料金です。
永代使用料に税金はかかりません。

納骨法要
納骨する際に故人の冥福を祈って行われるのが納骨法要です。
読経などを行うため、お布施が必要です。

刻字料
墓碑や墓誌に故人の名を刻字してもらうときにかかる料金です。

墓石代
合祀墓では墓石代は基本的に不要です。
ただし、単独墓・夫婦墓の場合は墓石代が必要です。

管理料
遺骨を管理する料金です。
多くの場合、初期費用に含まれていますがお寺によっては別途必要となります。

永代供養の費用相場・値段は合祀墓・集合墓・単独墓で変わる

この項では、永代供養の相場、費用を中心に見て行くことにします。
以下の3つの場合別に解説していきます。

合祀墓
集合墓
単独墓・夫婦墓
近年お墓を受け継ぐ方がいない、子孫に迷惑をかけたくないといった理由で永代供養を選ばれる方が増加しています。
初期費用を支払った後は基本的には管理やお布施などを支払わなくてよいという特徴があります。

永代供養にかかる費用は お墓の種類 によって変わります。
ご自身の価値観、経済状況によって適当なタイプを選びましょう。

永代供養①合祀墓

生前顔見知りでなかった方達とも同じ1つのお墓に入って共同で埋葬されるお墓を合祀墓と言います。
最も経済的なタイプで、 平均相場は3〜10万円 です。
注意点としては一度合祀墓に遺骨をいれると、取り出すことができなくなることです。
合祀墓・合同墓については以下の記事を参照してください。

永代供養②集合墓(骨壷で納骨)

それぞれ分かれて骨壷に収納された遺骨をまとめて埋葬するタイプです。
合祀墓と基本的には変わりませんが、各個人の遺骨で仕切りがあります。
見ず知らずの方と同じお墓に入ることになりますが、遺骨ごとに個別の空間があります。
平均相場は合祀墓と集合墓の中間で、約10〜40万円 です。

永代供養墓に関しては、こちらの記事でも取り扱っていますので参考にしてみてください。

永代供養③一般墓(単独墓・夫婦墓)

個人、またはご夫婦で遺骨を埋葬するタイプです。
平均相場は100〜200万円 です。
この場合は墓石を建立するので、二人のお好きなデザイン・場所を自由に選ぶことができます。
お墓には夫婦の名前が刻まれます。

見ず知らずの方と同じお墓に入ることに抵抗がある方におすすめです。
ただし、一定期間(例えば三十三回忌など)が過ぎた後は合祀墓と同様に、一括で遺骨が安置されることに注意してください。

永代供養付き納骨堂の費用相場・値段

墓石を建立するのではなく、骨壷に入った遺骨を安置する場所が納骨堂です。
墓石を建立するよりも費用がかからず、交通アクセスのよい場所に設置されていることが特長です。
室内ですので天気を気にせずいつでも参拝できるという利点もあります。
1スペースに入る遺骨は一人用から家族用まで寺院によって様々です。

タイプは主に3種類あります。

1.自動搬送式
2.ロッカー式
3.仏壇式

納骨堂①自動搬送式

参拝者が専用のカードをかざすことで参拝場所に遺骨が運ばれてきます。
施設によっては24時間いつでもお参りができます。

プライベートな空間で参拝できることが強みです。
相場は一人用で50〜100万円程度です。

納骨堂②ロッカー式

ロッカーのように仕切られたスペースに遺骨が安置されます。
参拝場所が別に用意されている施設もあります。

相場は一人用で10〜20万円程度です。

納骨堂③仏壇式

上のスペースに仏壇があり、下のスペースに遺骨を安置します。
仏壇にはお供え物もできますが、施設ごとのルールに従ってお供えする必要があります。

相場は一人用で30〜40万円程度です。
タイプ別の納骨堂の特徴や価格、おすすめの納骨堂の選び方などについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

永代供養付き樹木葬の費用相場・値段

樹木葬とは墓石の代わりに木を墓標として遺骨を埋蔵する方法です。
樹木葬も継承の必要がない永代供養です。

費用の内訳は永代供養料+埋葬料です。
年間管理費はかからない場合が多いです。

平均相場は50〜80万円です。
ただし、費用は一人ひとりにかかるのでご家族で一緒に埋葬する時など、お墓を建てるのと同じくらいの総額になってしまうこともあるので注意してください。
樹木葬について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

宗教別の永代供養の費用相場・値段

浄土宗
日蓮宗
曹洞宗
浄土真宗
宗派が変わっても、永代供養の相場・費用に大きな違いはありません。
ただし、宗派によっては永代供養自体がなかったり、名称が異なったりします。

多くの寺院が宗派を問わず永代供養を受け入れてくれます。

浄土宗
項目    料金
合祀墓    3〜20万円
集合墓    10〜100万円
単独墓・夫婦墓    50〜150万円
日蓮宗
項目    料金
合祀墓    10〜50万円
集合墓    10〜100万円
単独墓・夫婦墓    50〜100万円
曹洞宗
項目    料金
合祀墓    3〜10万円
集合墓    10〜30万円
単独墓・夫婦墓    70〜150万円
浄土真宗
浄土真宗では永代供養がない代わりに、永代経法要があります。
というのも、浄土真宗では人は亡くなるとそのまま成仏できるという考えに基づいているため追善供養の一つである永代供養が必要とされないからです。

そのかわりにお経を永代に渡って読み、仏の教えを受け継いでいきます。
永代経法要の平均費用は 10万円程度 です。

永代供養の費用相場・値段は地域によって変わる?

北海道、東京、名古屋、福岡と地域による永代供養の相場・費用の違いはほとんどなく、どこも2〜300万円程度となっています。
永代供養の相場・費用を上下させる要因は地域よりもお墓の種類・個々の寺院などにあります。

永代供養の注意点

永代供養では遺骨を取り出せないことが一番の注意点です。
「経済的な理由で合祀墓にしたけれど、余裕ができたのでお墓を建てよう」といったことはできません。

個人墓・夫婦墓でも一定期間をすぎると合祀墓に入り、以降 遺骨をとりだせなくなる ので注意してください。

永代供養の相場・費用を知って、検討してみては?

近年大注目の永代供養について解説しました。
少子高齢化が進む現代においては今後もますます需要が高まる形式です。

パートナーやご家族としっかり話し合ってご自身に一番適した埋葬方法を見つけてください。
生前申し込みも可能ですのでぜひご検討ください。

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