20代の女性の喪服
女性 喪服 洋式
20代の女性の喪服は様々なデザインが存在します。
基本的には以下の3つのタイプの中から選びます。
アンサンブル
ワンピース
スーツ
20代の女性が着る喪服であれば、 どこか可愛らしく若々しい印象を与えるデザインのものを選ぶのがおすすめです。
20代に一番おすすめな喪服はこのアンサンブルタイプのものです。
丸みを帯びた短めの丈のジャケット は女性らしく可愛い印象を与えますし、 切り替えの位置が高くスタイルがよく見える仕様 があったりと 20代向けのおしゃれなデザインが豊富です。
またリボンがついたデザインのものもあり、20代の若々しさを象徴できます。
この リボンは着脱可能 なものが多く、20代を過ぎてもリボンを外すことで問題なく着用し続けることができるのも利点です。
ワンピースタイプの喪服
ワンピースタイプの喪服は体型を隠したい方におすすめです。
ふんわりとしたシルエットが気になる体型をカバーしてくれます。
ワンピースタイプのものはどの年代でも着こなしやすいデザインです。
スーツタイプの喪服
スーツを着用しても構いません。
女性がスーツを喪服として着用する際、インナーは黒色のものにします。
20代だと喪服やスーツに慣れていないことも考えられます。
お葬式の場では色々と動き回ることも多いため、スカートはタイトのものより 動きやすいフレアタイプのものがおすすめ です。
ボタンが一列のシングルの方が費用がやすい傾向にあるため、お金の余裕がない20代の方にはそちらがおすすめです。
またお葬式は正座をする機会が多いので、タイトすぎない少しゆとりのあるものを選ぶと良いです。
男性が喪服のスーツを着用する際の小物
ネクタイ・靴下・靴は全て黒一色で揃えます。
この時、光沢がない布製のものを選ぶようにします。
また、ネクタイピンやカフスなどの光沢のある装飾品は全て外します。
20代向けの喪服の購入場所
ネット注文
20代向けの喪服の選び方が分かったところで、次はその購入場所を紹介します。
喪服は主に以下のように店舗やネット通販で購入することができます。
喪服を取り扱う実店舗
ネット通販
ネット通販の喪服専門店
それぞれを利用する際の利点などを順番に紹介していきます。
喪服を取り扱う実店舗
実店舗で購入する利点はやはり試着がその場でできることが魅力です。
喪服は以下のような場所で購入できます。
百貨店(デパート)
ショッピングモール
スーツの量販店
20代にとって百貨店の礼服は高価
百貨店では品質の確かな格式高い喪服が豊富に取り扱われています。
しかし、 品質が良いぶん相場が5万円から10万円ほどと高価になってしまいます。
そして 相場が高いぶんやはり取り扱いは30代〜50代向けの喪服が多く、若者向けのデザインは少ないと言えます。
金銭面で余程の余裕がない限り、百貨店で購入する必要は無いと言えます。
20代はショッピングモールや量販店で喪服を購入するのがおすすめです
百貨店に比べ、ショッピングモールは手の出しやすい安い価格帯から高級なものまで幅広く存在します。
モールの規模によって商品の取り揃えや価格などにばらつきはありますが、一度見にいってみると良いでしょう。
また、 有名な紳士服量販店であるAOKI(アオキ)や洋服の青山などにも礼服は取り扱われています。
就活の際のスーツをこちらで購入したという方も多いのではないでしょうか。
量産店の価格の安さの割に質が高く、長持ちするのが特徴です。
もとは紳士服専門店のため、女性用の礼服の品揃えが若干他に比べて薄いように感じる方もいらっしゃるようですが、初めて喪服を選ぶ20代ならそれほど気にする必要は無いです。
ネット通販
家にいても手軽に喪服を購入できるのがネット通販の利点です。
お店を急いで回らなくても良いため、忙しい人にもおすすめです。
ベルーナ や ニッセン といった有名なオンラインショップは、喪服の取り扱いも豊富です。
または楽天やアマゾンなどの通販サイトを通じても手に入れることができます。
しかしやはり通販という性質上、届くのが即日ではないため、 手に入れるのに時間がかかってしまう というデメリットがあります。
そのため、 急な葬儀には向いていません。
また、店頭で直接商品を見たり販売員の話を聞けるわけではありません。
購入する際は商品の口コミやレビューの評価が高く、なおかつ新しいものを選ぶと失敗は少ないと言えます。
ネット通販の喪服専門店
上に書いたような通販のデメリットを払拭してくれるのがネット通販の中でも喪服を専門に取り扱うネットショップです。
急に必要になることが多い喪服でもその専門店なら対応しているところが多く、 最短で翌日届く ショップも存在します。
また、 質問がある場合に電話で対応してくれたり、マナーを教えてくれるショップもある のが魅力的です。
ここではおすすめの喪服通販専門店の名前を紹介しておきますので、気になるサイトを確認してみて下さい。
フォーマル専門店 TISSE
フォーマル専門店 メアリーココ
ブランノワール
20代向け喪服の費用相場
20代はまだ学生だったり、社会人になりたてだったりとお金にそれほど余裕がないことも考えられます。
若いということもあり、年増の方に比べるとそれほど高価で質の良い喪服を着用することは求められません。
一般的に20代の喪服の費用相場は2万円〜3万円です
この値段の中からでも若者向けのものは豊富なデザインが取り揃えられています。
喪服の着こなしの注意点【20代】
ポイント
喪服を購入しいざ着用となった時、やはり注意するべき点が存在します。
まず、喪服は着崩さないというのが第一です。
男性の喪服着こなし注意点
スーツのジャケットの袖丈はワイシャツの袖が1〜2センチ程度見えるように着ます。
これはジャケットを選ぶ際にも注意しましょう。
パンツもサイズの合ったものを選び、腰履きせずきちんとベルトを締めましょう。
シャツやジャケットにシワがついていたらアイロンをかけてきちんと伸ばしましょう。
また、見落としがちな靴下にも十分注意を払います。
お葬式では靴を脱いで座敷で会食をするという可能性がありますから、 靴下に穴や破れがないか、また柄がついていないか も十分チェックします。
女性の喪服着こなしの注意点
女性は露出を避けるため、 スカートは膝の隠れる丈で履くようにします。
素足はあまり好ましくないので、ストッキングも着用するようにしましょう。
このとき 厚手のタイツは避けるべきだとされているので注意が必要です。
しかし、寒い時期や地域ではその限りではないので、臨機応変に対応します。
喪服はタイツ?ストッキング?女性の喪服マナーや夏・冬別の対策も
第三人生編集部
また 胸元は大きく露出しないようにインナーのデザインには注意を払います。
20代の喪服にあわせるカバン・アクセサリー
アクセサリー
喪服に合わせるカバン
カバンは黒色の布製のものを選びます。
また、金具など光沢があるものは避けます。
お葬式に参列するときは、毛皮や革製のものは選ばないでください。
これは 動物の毛皮や革は殺生を連想させ、人の死を悲しむ葬儀の場に適切ではない と言われるためです。
香典や数珠、財布・携帯、ハンカチなどが入るサイズのものを選びます。
一般的には 小ぶりなハンドバック型 のものを選ぶ人が多いようです。
喪服用のカバンは一度購入して何度も買い換えるものではありませんので、 長く使えるシンプルなデザインのもの を選ぶことをおすすめします。
喪服に合わせる女性のアクセサリー
喪服を着用する際は基本的に結婚指輪以外のアクセサリーを外すという原則があります。
髪が長い場合はまとめる必要がありますが、その際の髪飾りも無駄な装飾のない茶色や黒などのバレッタなどに留めます。
しかし、 パールのアクセサリー はつけても良いという例外が存在します。
パール(真珠)は涙の象徴と言われ、つけていてもマナー違反にはなりません。
若い20代の女性でしたらネックレスやピアス・イヤリングなどをつけても良いでしょう。
葬式用の真珠のアクセサリーのマナー!選び方・色の注意点も解説
第三人生編集部
20代に適した喪服選びを
この記事では20代の男女向けの喪服の選び方や、着こなしの注意点、そして購入場所などを紹介してきました。
20代は初めて葬儀に参列するという方も多い年代でしょう。
喪服を購入するのも初めてで、その購入場所や選び方に困る方も少なくありません。
喪服は一度買ったら頻繁に買い換えるものではありません。
急な葬儀に備えて、是非20代のうちに長く着ることができるお気に入りの一着を手元に用意しておきましょう。