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葬儀

2024.04.30

遺品整理の料金相場を解説!特殊清掃は?料金を抑えるコツも

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遺品整理の料金の相場をご存知でしょうか?
普段生活している中で、遺品整理の料金に関わることはほとんどなくわからないという方もいらっしゃることと思います。

今回の記事では、部屋の間取り別料金相場や料金を抑える方法について紹介します。

遺品整理の料金相場

お金
まず遺品整理とは 故人の残した私物の整理をすることです。
遺品処理や遺品処分とも言われます。

整理するものは、衣類や家具、家電製品だけでなく日記や写真なども同様に行います。
価値のあるものは 形見分けをしたり換金を行います。

遺品整理の方法は、自分で行う場合と業者に頼む場合、大型家具などの処分のみを業者に頼む場合などに分かれます。

以下では、 自分で行う場合 と 業者に頼む場合 で分類し料金相場を見ていきます。

形見分けに関しては、こちらも参考にしてください。
自分で行う場合
遺品整理を自分で行う場合の料金は、基本的には処分代のみであるため家具が少なければほとんど料金はかかりません。

大きさ    料金相場
1DK    10,000~30,000円
1LDK~2DK    30,000~50,000円
2DK~3DK    50,000~70,000円
3LDK~4DK    70,000~90,000円
市営・都営住宅    90,000~130,000円
戸建て    150,000~250,000円
業者に頼む場合
遺品整理を業者に遺品整理を頼む際の料金は、遺品の量や立地、部屋の大きさなどにより異なりますが、基本的には以下の通りです。

大きさ    料金相場
1DK    30,000~100,000円
1LDK~2DK    80,000~200,000円
2DK~3DK    10,000~250,000円
3LDK~4DK    170,000~300,000円
市営・都営住宅    200,000~450,000円
戸建て    300,000~800,000円
遺品やごみの量、エレベーターの有無などによっても、料金に大幅な違いが生まれます。

遺品整理業者の料金の決め方

費用
それぞれの遺品整理業者で料金の決め方は異なります。
主な料金の決め方は以下の5つです。

遺品整理の範囲の広さで料金を決める
遺品整理で使う車のサイズと台数で料金を決める
遺品整理の物品ごとに料金を決める
遺品整理の作業希望日によって料金を決める
建物や立地環境よって決める
以下で詳しく見ていきます。

遺品整理の範囲の広さで料金を決める
間取りだと部屋の大きさによって広さが変わるため、遺品整理の料金を 施工面積で計算する 方法です。
具体的には、平方メートルごとに料金が設定されていて広さを元に料金を計算します。

広さの割にものが少ない場合には割高になりますし、反対に覆う場合は割安になる傾向があります。

遺品整理で使う車のサイズと台数で料金を決める
搬出の際に使うトラックなどの 大きさと台数によって料金を決める 方法です。
1台に収まりきらず、2台目に少し載せるなどの場合は割高になります。

かなり大雑把な計算方法ではありますが、見積もりに時間がかからないなどのメリットがあります。

遺品整理の物品ごとに料金を決める
遺品整理の物ごとに料金が設定されていてそれを元に料金を決める 方法です。
明細がクリアであり、ものが少ない場合は少額に抑えられる一方、見積もりが出にくいことや、ものごとの料金が高い場合に割高になってしまうことが挙げられます。

一般ごみなどは自分たちで整理して、 タンスや机など処分に手間がかかるものだけ依頼する 場合などに有効です。

遺品整理の作業希望日によって料金を決める
これは、あくまでも料金を上下させる要因にすぎませんが、 作業希望日によっても料金は変動します。

具体的には、賃貸の解約日の関係で明後日までに終わらせてほしいという案件よりも、今月中に作業を完了させて欲しいなど、作業日までに余裕があり、かつ日程の希望が少ない方が料金が安くなる傾向にあります。

建物や立地環境よって決める
建物や立地環境によって料金が変動します。
マンションなど集合住宅に住んでいる場合は、高層階に住んでいるほど高くなりますし、エレベーターの有無によっても異なります。

また、建物の近くに車を駐車できるかによっても異なります。
これは、 作業効率に大きく関わるため 追加料金がかかる可能性があります。

遺品整理の料金相場【特殊清掃】

特殊清掃は、 孤独死や自殺、事件などにより亡くなった方の清掃を行うことを指します。
特殊清掃員は、スキルや特殊な清掃道具を用いて行うため、普段関わりのない人が行うには厳しいでしょう。

特殊清掃の内容
具体的に、特殊清掃で行われる内容は以下のものがあります。

消臭・汚れ落とし
害虫駆除
リフォーム
以下で詳しく見ていきます。

消臭・汚れ落とし
遺体があった場所の床や壁などの汚れを落とすだけでなく、体液が付着した家具なども片付けていきます。
特殊な機材やオゾンなどの消臭剤を使い、臭いを取り除きます。

害虫駆除
遺体から流れ出した体液は、ゴキブリなどの害虫を発生させる原因となります。
害虫が外に出ないようにしながら、 殺虫剤を散布し駆除します。

リフォーム
場合によっては、汚れを落とすだけでなく体液が染みついた床や壁を新しいものに変えます。
状況により、壁紙の裏の石膏ボードや、床の板そのものを交換する場合もあります。

孤独死で発見された場合の料金相場
特殊清掃の料金相場は以下の通りです。
これは、遺品整理とは別に孤独死などにより特殊清掃しなければならない場合に発生する追加料金です。

そのため、遺品整理の料金相場に加算した金額が請求されます。

内容    料金
床清掃    30,000円~
浴室清掃    30,000円~
消臭    10,000円~
畳の撤去    3,000円/枚
オゾン脱臭    30,000円/日
汚物撤去    20,000円~
害虫駆除    10,000円~
人件費    20,000円~
遺品整理の料金を抑えるコツ
ポイント
遺品整理の料金を抑えるコツは以下のものが挙げられます。

日程を幅広く設定する
可能な限りごみを自分で処分する
数社から見積もりを取る
遺品の買取により値引いてもらう
以下で詳しく見ていきます。

日程を幅広く設定する
前述しましたが、 作業を希望する日程を幅広く持つことで費用を抑えることができます。

来週引っ越ししなければならないなど、緊急性の高いものよりも、今月中に作業を完了させてほしいなど、作業日までに余裕があり日程を縛らないことで安くすることができる場合があります。

可能な限りごみを自分で処分する
遺品整理の料金は、 処分量が少なければ少ないほど少人数 で行います。
そのため、前もって遺族側で不用品を処理することで大幅に抑えられます。

数社から見積もりを取る
1万社以上あると言われている遺品整理業者の一部には、 過剰請求する業者も少なくありません。
そのため、依頼する際は見積もりが相場から離れていないかや求めるサービスが受けられるかや追加料金がかからないかなどを含め判断しましょう。

遺品の買取により値引いてもらう
遺品買取を行っている遺品整理業者に依頼することにより、 料金から買取金額を値引いてもらえます。
時計など買取可能なものが出てきた場合に、査定してもらい買い取ってもらえれば最終的に料金が抑えられます。

家にある売れるもの一覧
具体的に、家にある売れるものは以下のものが挙げられます。

時計
貴金属
カメラ
家具・家電

パソコン・スマホ
それぞれについて見ていきます。

時計
時計は、ブランドや経年劣化の度合いに異なりますが、多くの場合は 数万円~数十万円 の価値がつくものもあります。
ケースや保証書がある場合は一緒に査定に出します。

貴金属
指輪やネックレスなど貴金属は高額買取の対象です。
数万円~20万円 前後とものにより異なりますが、基本的に購入額の10分の1ほどで買い取られます。

カメラ
デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラなどのカメラは、希望小売価格が高く、中古でも需要の高いものです。

性能によって買取価格は変化しますが、キャノンやニコン、ソニーの一眼レフは高額で取引される傾向にあります。

家具・家電
物により値段がつかないものもありますが、家電は購入から 5年 未満であれば買い取ってもらえる可能性があります。
シャープやPanasonicなど、大手家電メーカーの家電は人気です。


投資にも使われる金は、高額な値段が付きます。
その相場は、1グラム当たり 4,600~4,900円 で金は取引されています。

また、より高額で買い取ってもらうために 売る時期を見極めることも大切です。

パソコン・スマホ
パソコンやスマホなどのデジタル機器は、とても需要が高く端末にもよりますが高値で取引されます。

パソコンは、性能によって異なりますが 3,000~30,000円 前後、スマホは 7,000~36,000円 と高値で取引されます。
【コラム】遺品整理で料金トラブルにかからないために
ポイント
遺品整理で料金トラブルにならないために、以下の3点に注意しましょう。

高額請求
不法投棄
近所迷惑
以下で詳しく見ていきます。

高額請求
普段生活している中で、遺品の整理をしなければならない状況は滅多にありません。
そのため、 遺品整理の料金の相場はあまり把握されておらず、各ケースにより料金が異なるため相場の把握が厳しい状況です。

それを利用し高額な請求をする業者もいます。

また、処分困難物があった、廃棄する量が多いなど様々な理由で、追加費用の請求を行う業者もいます。

不法投棄
価格設定の低い業者に顕著な 不法投棄が挙げられます。
処分費や手間を減らすために、山中や川に投棄する業者もいるようです。

不法投棄が判明し、個人情報のあるものと一緒に捨てられていた場合、連絡が来てトラブルになる可能性があります。

近所迷惑
不良品回収を兼業にしている会社に顕著なのですが、 近所に迷惑をかける可能性があります。
作業の質が落ち、トラックに物を投げ入れることによる騒音や特殊清掃の際に早く終わらせようと窓やドアから逃がしたり臭いを外に出している業者もあります。

また、遺品を不良品と同じように扱う人もいるため、心情的に避けたい方は専門にしている業者を選択しましょう。

遺品整理の料金相場はわかりにくい
今回の記事では、遺品整理の料金相場について以下の内容で説明しました。

遺品整理の料金相場
遺品整理業者の料金の決め方
遺品整理の料金相場【特殊清掃】
遺品整理の料金を抑えるコツ
【コラム】遺品整理で料金トラブルにかからないために

遺品整理の料金は、間取りだけでなく部屋自体の大きさや処分する量の多さなど様々な要因によって決められます。

見積もりを出してもらうまではいくらかかるのかわかりません。
そのため、良い遺品整理業者を探すことは厳しい状況であると言えます。

複数の業者から見積もりを出してもらうことで、自分の場合の相場を見極めることができると思います。

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