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葬儀

2024.04.23

葬儀の準備は喪主を決めることから!臨終~遺体の安置・訃報連絡も

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万が一家族が亡くなった場合、皆さんは葬儀の準備はどうやって行えばいいかご存知ですか?
葬儀の準備には喪主の選定や葬儀社の選定、参列者の案内状など数日間に多くのやることがあります。

家族を失うことは考えたくありませんが、知っておくとなにかと準備もスムーズかと思います。
今回の記事では、流れを踏まれて葬儀の準備について見ていきます。

葬儀の準備では喪主を1番に選定
喪主(もしゅ)とは遺族の代表者として葬儀を取り仕切る人 のことを指します。

喪主が葬儀を行う上での中心となる存在です。
葬儀の準備を行う際は、まず喪主を決めない限り進みません。

最初に喪主を1番に選定します。

喪主の選定方法
喪主の選定する要因として 最も有力なのが故人の遺言 です。
遺言に喪主が指定されている場合は、それに従って喪主が決まります。

特に遺言での指定がない場合は遺族の中から喪主が選ばれます。
遺族の中でも、喪主の優先順位があります。

以下の表にまとめました。

優先順位    続柄
1    配偶者
2    息子(長男→次男…)
3    娘(長女→次女…)
4    両親
5    兄弟
6    友人
故人に喪主となる遺族がいない場合、故人の友人が行うことが多いです。
現代では、かつてほど優先順位に縛られることはありません。

長男ではなく次男などが行うケースもあります。

準備の前に喪主が知っておきたこと
喪主が葬儀の準備を行う前に知っておいてほしいことは以下の2点です。

世話役
葬儀までの流れ
世話役
故人が亡くなってから喪主は葬儀まで非常に忙しくなります。
そのため、世話役を置くこともあります。

世話役とは喪主をサポートする存在 です。
葬儀に関して喪主の相談相手や葬儀の進行・受付などを喪主の代わりに行います。

世話役は頼りがいや経験がある方を選びます。
主に親戚や会社の上司などが選ばれます。

喪主に選ばれても何をすればいいのか分からないという方も最近では多いのが実情です。

不安な場合は、世話役を置くことを選択肢に入れておくとよいと思います。

葬儀までの流れ
葬儀までの流れを知らないのに葬儀の準備を行うことはできません。
一般的に故人が亡くなってからの流れは以下の通りです。

流れ    行うこと
亡くなった当日    お亡くなり→搬送→安置
2日目(午後)    納棺→お通夜
3日目(午前)    告別式→出棺
3日目(午後)    火葬→精進落とし
葬儀は故人が亡くなってから24時間経過するまで行うことはできません。
お通夜も考えて葬儀を行えるのは、3日目以降となります。

そのため、2日目にお通夜、3日目に告別式・火葬が一連として行われるのが一般的です。

ただしこれは葬儀会場や火葬場がスムーズに予約できた場合です。
特に都心部などでは会場の予約が取れないなどで上記の日程で行うこともあります。

それ以外にも、初七日法要を葬儀と同日に「繰り上げ初七日」として行うケースもあります。

それでは、喪主が行うべき葬儀の準備を見ていきます。

葬儀の準備【ご臨終~ご遺体の安置】
霊柩車
故人が亡くなってから遺体を安置するまでの流れです。

葬儀社・菩提寺に連絡
故人が亡くなったら最初に葬儀社を決める 必要があります。
多くの場合、葬儀社を決めておくのは故人が危篤状態の時です。

危ない場合、あらかじめ決めておいて亡くなったら葬儀社に連絡します。

突然の逝去の場合はそこから決める必要があります。
病院側が紹介してくれることもあります。

葬儀社は24時間対応してくれることも多くあります。
夜遅い場合でも連絡できそうならばしておきましょう。

菩提寺がある場合は同様に連絡します。
菩提寺がない場合は、まずは葬儀社に連絡です。

死亡診断書
故人が亡くなったら医師から死亡診断書をもらいます。
故人が亡くなってから7日以内に、死亡診断書と必要事項を記入した死亡届を役所に届けなければいけません。

死亡診断書とは?発行方法・料金・期限は?再発行に関しても解説
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遺体搬送
亡くなった遺体が病院などにある場合は搬送する必要があります。
搬送先は自宅か葬儀社のどちらかが一般的です。

遺体の搬送は葬儀社に任せることが多いですが、自分たちの車で搬送することもできます。

搬送先を葬儀社に伝えておきます。
また、搬送する際は犯罪と疑われないよう死亡診断書を携帯しておきましょう。

遺体搬送の料金・流れは?自家用車は使用可?死亡診断書も解説
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遺体安置
安置場所に遺体を搬送したら、枕飾りを行います。
基本的に枕飾りは葬儀社が行ってくれます。

遺体を安置する際は枕元に枕飾りが置かれたり遺体を北枕にしたりなど決まりごとがあります。

枕飾りが終わったら、僧侶の方に枕経を行ってもらいます。
最近では枕経は省略されることも多くなっています。

喪主の準備【訃報連絡】
手紙
訃報連絡はなるべく早くに行います。
遺体の安置する中で喪主以外の他の遺族の方に行ってもらっても良いでしょう。

訃報連絡の優先順位
訃報連絡する

優先順位    関係
1    家族を含めた親族
2    故人の友人、会社・学校関係など
3    遺族の友人、会社・学校関係など
4    隣近所など
親族は3親等程度までは早急に連絡しておくます。
また上の優先順位に関係なく、葬儀に参列する方で遠方の方には早めに連絡しておきましょう。

訃報連絡の連絡手段
連絡手段は主に以下の3つです。

電話
メール
はがき・手紙
親族など早急に連絡する必要がある方には 電話で連絡します。
友人や知人に連絡する場合は、メールが使われます。

ただし、メールを良く思わない方もいらっしゃいます。
目上の方には気をつける、メール後に電話でも連絡するなど行いましょう。

その他には、はがきや手紙も用いられます。大勢に知らせる際には便利です。

訃報とは?伝えるタイミング・範囲まで!書き方や対応の仕方も解説
第三人生編集部

葬儀の連絡内容
訃報連絡はなるべく 手短に済ませます。
特に以下の3点を忘れずに伝えます。

故人との関係
誰がいつ亡くなったか
連絡先
訃報と一緒に葬儀の連絡ができる場合は一緒に伝えます。
以下の2つを述べます。

通夜・葬儀の日程・場所・様式
喪主はだれか、故人との続柄
葬儀の準備【葬儀内容】
null
遺体の安置が終わったら、葬儀社と葬儀の内容を打ち合わせする必要があります。
打ち合わせる内容は以下の通りです。

葬儀の規模・形式
日程・場所
通夜振る舞い・精進落とし
各所に連絡
葬儀の規模・形式
「親族、友人・知人、仕事で関係のあった方、隣近所などまで参列してもらう一般葬」「身内だけで済ませる家族葬」「お通夜は行わない1日葬」など葬儀の規模・形式を選択します。

それに従って葬儀会場などの場所を決めていきます。

日程
葬儀の日程は以下を確認して決めます。

会場の空き状況
お寺の都合
火葬場の空き状況
友引以外
葬儀社と相談の上、以上の項目を考慮して日程を調整していきます。

お通夜はいつ?日程の選び方!亡くなった時間で日にちが変わる!
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通夜振る舞い・精進落とし
通夜振る舞いとは通夜に出される食事、精進落としとは葬儀または火葬場に出される食事のこと です。

食事の内容や振る舞うべき人数の決定などを行います。

通夜振る舞いの所要時間や料理は?喪主の挨拶や参加者のマナーも解説
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各所に連絡
親族や友人などの関係各所に、日程・場所の連絡を行います。
訃報連絡と合わせて行う方もいらっしゃいます。

生前に葬儀の準備を進める
葬儀 花
生前に葬儀を決めることを生前予約と言います。
生前予約を選択する方が最近は多くなっており、5人に1人が行っていると言われています。

生前予約ですること
生前予約ですることは以下の通りです。

形式の決定
会場の下見
費用の見積もり
親族だけでなく友人や仕事の関係者も呼ぶのか、家族だけで済ませるのか、お通夜を行わず1日葬で済ませるのかなど、葬儀の内容を決定することができます。

また、どの会場で行うか、どの程度の費用がかけるのかを決めます。

生前予約のメリット
メリットは以下の通りです。

故人の納得できる葬儀が行えることができる
葬儀の費用があらかじめ分かる
信頼できる葬儀社を選択できる
喪主の負担を減らすことができる
今回の記事の内容である「葬儀の準備」を事前に決めていますので、喪主などの遺族は非常に負担が減ります。

それ以外にも葬儀社の対応を事前に知ることができるなど多くのメリットがあります。

生前予約は家族のためにもなる
葬儀の準備に関して喪主に着目してみてきました。
故人の逝去後、喪主は大変忙しくなります。

役所への届や葬儀社との打ち合わせ、親族や友人・知人などへの連絡などを行います。

最近では葬儀を事前に準備しておく生前予約を行う方が増えてきています。

生前予約は自身の納得いく葬儀にできるだけでなく、忙しさが多少軽減されるなど家族にとってもメリットがあります。

ぜひこの機会に考えてみてはいかがでしょうか。

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