この記事の結論
シニアカーをレンタルする際にかかる金額費用は、全て自己負担の場合だと(2万円~3万円)です。介護保険次第では自己負担額は1~2割程度になります。
外出手段にはシニアカーレンタルがおすすめ
老後 シニア
高齢者の自動車運転による交通事故が増えてきています。
車を手放し、長時間の外出に不安感じている方も多いですよね。
そんな高齢者の外出をサポートするのがシニアカーです。
シニアカーの使い方やレンタルがおすすめの理由を紹介します。
電動車いすのように使えるため扱いやすい
免許がなくても一人で運転できる
歩行者扱いになるため車道を使わず安全
旅行先でレンタルすれば外出しやすくなる
電動車いすのように使えるため扱いやすい
「操作が難しいのでは?」と思われがちのシニアカーですが、実際は 簡単に運転することができます 。
ジョイスティックやハンドルのため、電動車いすの操作ができれば問題ありません。
免許がなくても一人で運転できる
シニアカーは歩行補助具であり、歩行者扱いの為、免許は必要ありません。
施設によってはシニアカーのまま利用できたり、電車に乗れたりと活用の幅が広がってきています。
シニアカーが浸透していない地域もあるので、施設や電車で利用する場合は事前に確認することをおすすめします。
歩行者扱いになるため車道を使わず安全
シニアカーは歩行補助具の扱いのため、歩道を走ることができて安心です。
とはいえ 最高速度は時速6キロと成人の早歩き程度の速さ が出るため、歩行者への配慮は必要です。
旅行先でレンタルすれば外出しやすくなる
「旅行は楽しいけど、長い距離の移動が疲れる。」と旅行の楽しみより疲れることを先に考えてしまい、旅行を諦めてしまう人も多いです。
シニアカーのレンタルがあると知っておくだけで移動のストレスが軽減され、旅行を楽しむことができます。
レンタル時に、シニアカーでも回りやすいコースを聞いてみるとイメージしやすいのでおすすめです。
また、 介護保険を利用してシニアカーをレンタルをする場合は、ケアマネージャーのケアプランが必要になります。
シニアカーのレンタルについて、ケアマネジャーに確認してみましょう。
シニアカーのレンタルサービスの選び方
選択
シニアカーをレンタルする際に重要なポイントをいくつかご紹介します。
自宅の近くに店舗があるか
利用料金
電話やネットで予約できるか
自宅の近くに店舗があるか
シニアカーをレンタルする店舗まで距離があると、レンタルするまでの距離を考えるだけでに外出が憂鬱になってしまいます。
「近くに取り扱い店舗があるか」といった点は最も重要です。
すぐにレンタルできる場所を調べておくと便利です。
利用料金
シニアカーをレンタルする時は、実費の場合と介護保険を適用できる場合があります。
介護保険が適用されず、実費負担の場合は月額20,000円~になることが多いです。
後で詳しくお伝えしますが、介護保険が適用される場合は1割負担になるので2,000円~になります。
実費になると10倍の費用がかかります。
介護保険が適用になるのか、事前に調べることをおすすめします。
電話やネットで予約できるか
「シニアカーレンタル」と検索をすることでネットや電話での予約、問い合わせができるところが多くあります。
また、下記に記載している「シニアカーレンタルのおすすめ3選」からもホームページに移動することができるので活用ください。
シニアカーのレンタルの値段の相場
お金 節約
シニアカーのレンタルは取り扱い店舗によって料金が異なります。
また、介護保険の活用によっても料金が大きく変わってくるので、詳しくご紹介していきます。
すべて自己負担だと月に20,000~30,000円
シニアカーをレンタルしたい目的が旅行などの場合は自己負担になります。
活動の幅が広がりますが、料金が介護保険適用時の10倍になるのを覚えておきましょう。
介護保険が適用されるのに申請していないがために実費になってしまうケースもあります。
レンタルする前に介護保険を一度確認してみましょう。
介護保険の第1号・第2号被保険者は1割負担
介護保険を利用すると1割負担で利用することができます。
1ヵ月20,000円~の料金が2,000円~レンタルすることが可能になるので、まずは介護保険を利用できるかどうかを確認していきましょう。
被保険者 対象者
第一号被保険者 65歳以上の方
第二号被保険者 40~65歳未満で、※16種類の病気によって要支援以上の状態の方
※16種類の病気の一部は下記の通りです。
ガン末期
リウマチ
骨粗しょう症
パーキンソン病
筋委縮性側索硬化症
シニアカーのレンタルの種類
老人
シニアカーをレンタルする方法として「介護用品センター」「レンタルサービス」「レンタルサイト」があります。
3つの特徴を1つずつ説明していきます。
介護用品センター
遊園地やパークのレンタルサービス
介護用品レンタルサイト
介護用品センター
介護用品センターでのレンタルが一番身近ではないでしょうか。
実際に店舗に行き、シニアカーを見てレンタルできることが一番の魅力です
使い方や充電方法、返却時などのわからないことを直接聞くことができるので安心ですよね。
遊園地やパークのレンタルサービス
普段は必要ないけど、外出する時にシニアカーがあると便利という方は一時的なレンタルがおすすめです。
テーマパークでは、ベビーカーや車いすなどの貸し出しサービス同様、シニアカーの貸し出しサービスがあります。
テーマパークでレンタルする一番の魅力は手軽さです。
必要な時間帯のみレンタルで済ませられますし、その場で返却することができます。
車いすやベビーカーのようにシニアカーのレンタルサービスは普及していません。
レンタルサービスを行っているかの確認が必要になります。
介護用品レンタルサイト
レンタルサイトでレンタルするメリットは、自分に合っているシニアカーを選択できることです。
「荷物を置きたいからカゴの大きいもの」「共交通機関を利用したいから小回りの利くもの」と自分に合ったシニアカーを選ぶことができます。
時間をかけて選ぶことができるという部分もメリットといえるでしょう。
シニアカーのレンタルサイトおすすめ3選
夫婦 シニア
おすすめなシニアカーのレンタルサイトは以下の3つです。
シニアカーの車種やレンタル料などを比較してみましょう。
WHILL
ダスキンヘルスレント
D-cart
WHILL
WHILLのシニアカーは身体の状態に関わらず、 誰もが乗りたいと思うデザイン性 が魅力です。
空港や駅など、様々な場所で自由に移動できるコンパクトなデザインになっています。
WHILLのHPはこちら
レンタル料
介護保険未使用時の場合は、27,000円からレンタル することができます。
介護保険を使用した場合は、金額が十分の一程度 になります。
レンタル機種
機種は Model C、Model CR、Model A と3種類あります。
どの機種もコンパクトで小回りができるものとなっています。
発送料
8,000円以上の場合は送料が無料 となります。
配達範囲
一部の地域を除き、 全国対応 しています。
オプション
スティック型コントローラー、ジョイスティック、アームパッド、クッション など、自分の身体に合ったものをオプションとしてシニアカーにカスタマイズすることができます。
ダスキンヘルスレント
ダスキンヘルスメントはシニアカー以外の多くの福祉用具を取り扱っています。
他の福祉用具を一緒にレンタルできることが、一番の魅力です。
一度レンタルをすることで、シニアカー以外の福祉用具を借りるときのイメージがわきやすくなります。
「何かあった時」すぐにレンタルができる場所を知っていると安心ですよね。
365日フリーダイヤル対応が設置されていること、全国に店舗があることもおすすめの理由です。
ダスキンヘルスレントのHPはこちら
レンタル料
介護保険未使用時の場合は22,600円からレンタル することができます。
介護保険を使用した場合は金額が十分の一程度 になります。
レンタル機種
機種は遊歩スマイル、遊歩スキップNEO、スズキセニアカー、WHILL Model CK。
メーカーにこだわらずに幅広く扱っています。
発送料
送料は基本料金に含まれているため 無料 となります。
配達範囲
一部の地域を除き、 全国対応 しています。
D-cart
シニアカーの専門店であるD-cart は、荷物を入れるカゴやステッキホルダーなどのオプションが可能です。
バッテリーやタイヤの点検、保証サービスがあります。
介護保険を使用しない場合は、他の2社に比べてレンタル料が安く設定されています。
レンタルだけではなく、シニアカーの購販売も行なっています。
シニアカーの購入を検討している方にもおすすめです。
ⅮーcartのHPはこちらから
レンタル料
介護保険未使用時の場合は8,900円からレンタル することができます。
介護保険を使わない方は、比較的安くレンタルすることができるので確認してみてください。
レンタル機種
スズキ ET4D、スズキセニアカーET4D7-1、ホンダ モンパルML200等が主ですです。
シニアカーの専門の為、タイヤ、バッテリーの点検も定期的に実施しています。
発送料
レンタル料金が安い分、 発送料は17,000円から24,000円 と高く設定されています。
配達範囲
関東のみの対応 となっています。
オプション
フロントバケット(カゴ)、ステッキホルダー、松葉杖ホルダー など、最低限必要なものをオプションとして付けることができます。
シニアカーをレンタルすることで活動の幅が広がる
シニアカーを使うと、今まで行くことが難しかった「ちょっとそこまで」の距離を出かけられるようになります。
外出することで筋力の低下の防止はもちろん、人や環境から刺激を受けることができます。
歩行が不安定、体力がなくなってきていることで外出を控えている方こそ使用を検討してみてはいかがでしょうか。
シニアカーの購入に関しては、こちらも参考にしてください。
おすすめシニアカー7選!値段相場や選び方!レンタルも可能?
第三人生編集部